輝くガールズバンド達との高校生活   作:リュグナー

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お待たせしました!第10話です!

ポピパ回!


第10話「キラ星とお嬢様擬きとパン屋の娘とチョココロネ」

〈花咲川高校 校門前〉

 

今日は週はじめの月曜日。少し憂鬱になりながらも登校していたのだが……。

 

「ふふふーん♪」

「……はぁ」

 

なんで香澄はギターを弾きながら登校してんの!?バカだろ!

 

「あ、悠せんぱーい!おっはようございまーす!」

「ちょ、バカ。声デケェよ」

「え?そうかなー」

 

元気過ぎんだろ……あ、紗夜がいる。いや待って、なんでこっち睨んでるんだ。

 

「あなた、ちょっと良いかしら」

「私ですか?」

「ええ、そのギターは少し預からせていただきます。ギターを弾きながら登校するなんて言語道断です」

「はい…すみませんでした」

「放課後に取りに来るように……それと明日からケースに入れてきなさい。それならば没収はしませんから」

「はい!ありがとうございます!」

 

怒るだけじゃないのが紗夜の良いところだな。いや、こっち見んなし。

 

「悠君、おはようございます」

「あ、ああ。おはよう、紗夜」

「また、あなたは女の子の知り合いを増やしたのかしら」

「えっと……はい」

「まったく…。もう少し節度を持ってください」

「うっ、ごめん」

「それではまた教室で」

「おう、頑張れよ」

 

風紀の鬼、氷川紗夜からお小言をいただいた俺は教室に入り、いつものように過ごした。

 

 

 

〈昼休み〉

 

午前の授業が終わり、昼休みになった。香澄たちは中庭で昼ご飯を食べるって言ってたな。……有咲をからかいに行ってこよう。

そう思い、中庭に移動していたのだが途中の渡り廊下でなにやら中庭を羨ましそうに眺めている女の子がいた。

 

「花、何見てんの?」

「あ、悠。香澄たちがなんか昔の私たちみたいに見えたんだー」

「あそこまで騒いではなかったけどな」

「そうだっけ?……レイ、元気かな」

「元気に決まってるさ、それにまた会おうって約束してるしな」

「うん、まだ覚えてる。『私たちは音楽で繋がっている、また会ったときは約束の歌を歌おう』だったよね?」

「………それだけじゃなかったけどな」

「え?何、聞こえなかった」

「なんでもねぇよ」

 

昔した約束のもう一つ。

 

『この三人でバンドを組んでデビューする』

 

何気なく交わした約束。花も忘れてしまっているこの約束。

思い出させることは簡単だけど……。今の花にはこの約束は足枷になってしまうかもしれない。なら、無理に思い出させる必要はないはず…。ないはずなんだ……。

 

「悠?」

「え?あ、ごめん。ボーっとしてた」

「そう?あ、お昼まだだった」

「だろうな。じゃ、またな」

「うん、はやくハンバーグ食べないと…!」

 

相変わらずハンバーグが好きなんだな、花は。なんか俺だけ取り残されていってる気がする。……ダメだな、こんなんじゃ。よし!有咲をからかいに行くぞー!

 

 

〈中庭〉

 

「よう、有咲!」

「あ、え!ゆ、悠!…さんじゃないですか?どういったご用件でしょう?」

「ぷっ、くくく……いや、ちょっと見かけたもんでね」

「あら、そうでしたの。おほほ」

 

やべー。めっちゃ面白い!有咲に似合わないな丁寧な言葉は。それに「おほほ」って……現実で聞くとは思ってなかったぞ、その笑い方。

あら?そういえば、俺の知らない子が二人もいる。

 

「どーも、初めまして。有咲と香澄の友達の2年の!如月悠です。よろしくな」

「わ、わたしは牛込りみです…」

「あ、私は山吹沙綾です。よろしくお願いします、先輩」

「牛込に山吹、な」

「あ、あの、わたしのお姉ちゃんが三年生にいるからわたしのことはりみでいいです…」

「じゃあ、私も山吹って言いづらいと思うので沙綾って呼んでください」

「わかった。りみ、沙綾」

 

そのあともご飯を食べながら軽い自己紹介をして昼休みを過ごした。連絡先も交換した。山吹ベーカリーというパン屋さんとそのお店のチョココロネをオススメされた。

……たしかモカにも山吹ベーカリーをオススメされてたような?

 

今度行ってみるか。

 




星9、プロスペシャル 様
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