輝くガールズバンド達との高校生活   作:リュグナー

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GW10連休も終わりに差し掛かりましたね。
皆さまはどうお過ごしでしょうか?
私は……もうどう過ごせばいいのかわかりません(笑)


ようやくRoseliaが結成します!


第13話「Roselia結成」

 

ある日の学校の昼休みのことである。唐突に友希那からチャットアプリで「バンドメンバーが揃ったから演奏を聴いて欲しい」と、連絡があり、さらに紗夜からも直接言われ、CiRCLEに行くことになった。

 

 

〈CiRCLE〉

「いらっしゃい……あれ?悠君じゃない。それに昨日の……」

「あー、なんか演奏を聴いて欲しいらしくて」

「そうなんだ。じゃあ、はい。鍵」

「ありがとうございます。さあ、行くわよ、みんな」

 

いつの間にか集まっていた4人、紗夜、燐子、あこ、茶髪っぽいギャル(?)の女の子、+俺は友希那の後についていった。

 

 

全員が部屋に入ると軽い自己紹介が始まった。

 

「あー、アタシは今井リサ。友希那の幼馴染でベースやってます。リサって呼んでね?」

 

茶髪っぽい女の子はリサというらしい。

 

「知っているとは思いますが、一応言っておきます。湊さんがボーカル、白金さんがキーボード、宇田川さんはドラム、先程言ったように今井さんはベース、そして私はギターです」

 

紗夜がひと通りの各パートを教えてくれた。なるほどバンドを組むにはメジャーな楽器だな。

 

「そして私たち5人のバンド名は『Roselia』よ」

「どうして『Roselia』なんだ?」

「薔薇はrose、椿はCamellia。その二つから取って『Roselia』よ。イメージは青薔薇よ」

「たしか、花言葉は……」

「ええ、『不可能を成し遂げる』。私たちは必ずFUTURE WORLD FES.に出場してみせるわ」

「そう…。無理し過ぎないようにな」

「いえ、私たち『Roselia』に妥協は許さないわ。少しでも…違うわね。極限まで技術を向上すべきだわ」

「ミュージシャンにとって喉や腕、手や指。身体の全てが消耗品なんだ。演奏出来なくなってからじゃ遅いんだ……!」

「っ!それでも私は…!」

「……わかった。それほどの覚悟があるんだろう。ただし一つだけ覚えておけ。…『Roselia』は友希那1人だけのものではない」

「?…よくわからないわ」

「今は別に気にしなくてもいいよ」

「……わかったわ」

 

友希那と紗夜はストイックだからほかの3人がついていけるか不安ではあるけど……ライブも一度しているみたいだし、今のところは大丈夫かな。

 

「今日来てもらったのは私たちの演奏を聴かせたいと思ったからよ。報告が少し遅れてしまったけれど……」

「じっくり聴かせてもらうよ、5人の音を」

 

さっきから友希那しか喋らないけど……大丈夫か?紗夜はずっと考え事をしているみたいだし、今井……リサはなんかこっちを見てなんか呟いているし、燐子は驚いて目を白黒させているし、あこは目を輝かせているし……。

 

 

「じゃあ、いくわよ。『BLACK SHOUT』」

 

演奏が始まると同時に今まで感じていた不安は消え去った。始まった瞬間に全体の雰囲気が変わったからだ。

『BLACK SHOUT』…黒き叫び、いや……歌詞や友希那のことを考えると『黒き咆哮』というべきかな。

 

不条理を壊し、邪魔するものを振り落とし、甘えを捨てて、覚悟で踏み出す。全ては自分の信じる道の為に……。

 

友希那の信じる道がなんなのかは俺は知らない。けれど、友希那のしたいことは多分わかる。それは…復讐に近いナニカ。

そんな想いが込められた演奏は力強いがどこか危うく、脆いが故に儚く、美しい…。

 

 

「……う。…ゆう。悠!」

「あ、え?ああ、なんでもない」

「…?」

 

いつの間にか演奏は終わっていたようだ。それに気付かないほど引き込まれていたようだ。

 

「凄い演奏だった。演奏技術も高いし、独特の雰囲気というか…緊張感がある演奏だった。……まるで薔薇のような」

「そうかしら…?でもまだ足りないわ。フェスに出るにはもっと技術レベルを上げないと…!」

「そうですね湊さん。…練習あるのみです」

「あこももっと上手に叩きたい!」

「わ、わたしも……皆さんに…負けないように…頑張らないと……!」

「あははー。アタシが一番ヘタだからねー。……もう逃げたりしないから」

 

友希那や紗夜は言わずともストイックだとわかるけど、リサやあこ、燐子も割とストイックなんだなと思った。

バンドを組んでる身としては凄い強敵だけど…俺、個人としては新しいバンドが増えて嬉しい思いだ。

 

「もうこんな時間なのね…。楽しい時間はあっという間ね」

「そうだな。じゃあ、片付けて帰るか」

 

機材やケーブルなどを片付けているとリサに声を掛けられた。

 

「えーと、悠…だっけ?」

「どうしたんだ、リサ」

「あー……。ちょっと話があるんだけど…後で良い?」

「え?別に良いよ」

 

片付けは終わり、帰る支度をしてCiRCLEを出る。リサから話があると聞いていたから皆と別れ、近くの公園に行った。

 

 

〈公園〉

 

俺とリサはベンチに座った。しばらく無言の間があったがしばらくすると、ぽつりぽつりと喋り始めた。

 

「……アタシね、ちょっと前までベース弾いてたんだ。友希那と一緒にライブに出たりとかしてさー…。でも、ときが経つにつれて友希那が求めるレベルは高くなっていって…。アタシは置いてかれないように精一杯頑張った。友希那の近くにいる為に、寄り添う為に…。でも、アタシはついていくことが出来なくなった。結局、ベースやめちゃったんたよね」

「そう、か」

「逃げたの!アタシは友希那から逃げたんだよ!だから、アタシは……!」

「リサは逃げてなんかいないよ」

「そんなことない!逃げたの!」

「逃げてねぇ!」

「っ!」

「リサなりに友希那に寄り添う為に頑張ってたんだろ?リサはちゃんと友希那に向き合おうとしてるし、今度は諦めなければ良い」

「……ありがと。なんか恥ずかしいなぁ。結局、悠に助けてもらったんだね…」

「そんなことないし」

「それに…友希那も。キミと出会ってから友希那はまた笑うようになったんだよね。それに楽しそうに歌ったりするし……。だから、ありがと」

「……別に気にしなくていいし」

「ふーん……もしかして悠ってツンデレ?」

「ちげーし。それに自分じゃわからないから、そういうの」

「それもそっかぁ。……そろそろ帰らないと怒られちゃう」

「そうだな。じゃあ頑張れよ、リサ姉♪」

「ちょ!?」

 

別れ際に少しからかってからいえに帰った。

 

あれ?そういえば、友希那は『不可能を可能にする』って言ってたけど……フェスに出ることを心の何処かでは不可能と考えているのかなぁ?

友希那に限ってそんなことは考えそうにもないだろうから大丈夫だな!

 





そういえば…ドリフェスどうしよう?
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