大変遅くなりました、申し訳ないです……。
ということで今回は前編と後編に分けて更新したいと思います。
レコーディングが終わった次の日。妙にスッキリとした頭で朝を迎えた。ベットから起き上がり、カーテンを開け太陽の光を浴びた。
「久しぶりに良い朝だなー」
背筋を伸ばし、伸びをしながらカレンダーを見る。今日の日付には赤マルがついていた。
『spaceライブ 香澄、有咲と一緒に観に行く』
そうだったなと思いつつ、時計を見る。そこにはデジタル表示された時間があった。
【11:47】
………。
目をこすり、もう一度見てみる。
【11:48】
壊れてはないみたいだ。
……じゃなくて、もしかして寝坊した?
今日の集合時間は12時だったような気がする……。
とりあえず、香澄に連絡しておこう。
そう思い、メッセージアプリを開くと何通かメッセージが届いていた。
香澄「悠せんぱーい、おっはよーございまーす!」
香澄「あれ?もしかしてまだ寝てますか?」
香澄「先輩?」
香澄「起きたら連絡してくださいね」
香澄「今から有咲と一緒に先輩の家に行きます!」
香澄「もうすぐ着きますよ」
やっぱり……。
とりあえず、着替えておこう。
〈香澄・有咲サイド〉
「ねぇねぇ、有咲ー。玄関のカギあいてるよ?」
「か、香澄!そこは普通インターホン鳴らすだろ!」
「おっ邪魔しまーす!」
「待てよ、香澄!」
「ふむふむ、なかなか綺麗ですね、有咲クン」
「そーだな……って、ちげーよ!」
「先輩の部屋はこっちかな?」
「待てって!ストップ、ストップ!」
「着いた、ここが先輩の…部屋…!」
「……もうどうにでもなれ」
「有咲、3、2、1でいくよ」
「へっ?」
「いっくよー、3…2…1…!」
「え、あ、おい!」
「GO!……って、うわっ!?」
「だ、大丈夫か!香澄!?」
〈悠サイド〉
あれ?もしかして勝手に入って来ちゃった?
……そういえば有咲の時もそうだったよな。
「3…2…」
入ってくるタイミングでドアを開けて驚かせてやるか…。
「1…!」
今だ!
扉が開くと香澄がバランスを崩したのかこっちに倒れ込んできた。
……目の前で人が倒れると少し罪悪感があるな。
「痛いです……」
「大丈夫か?」
「痛いこと以外は大丈夫です……」
「えっと…ごめんな香澄」
「謝んなくて良いよ、悠。コイツがアホなことしただけだから」
「有咲……」
「それにほら、もう元気だぞコイツ」
「先輩!早くライブ観に行きましょう!」
「…な」
「ったく、慌てなくてもライブは逃げねーよ」
まったく、最近は退屈しなくて良いな。
「ほら、先輩早く!先輩が寝坊したから時間がギリギリなんですよ!」
……そうだったな。
「わかった、わかったから引っ張るな!」
〈SPACE〉
「へへー、とうちゃーく」
「香澄、はしゃぎすぎるなよー」
「わかってるよ、有咲ー」
「ぜってーわかってねぇ……」
「先輩?どうかしたんですか?」
「ん?あ、いや、なんでもない」
「…………。」
「どうした、有咲?」
「なんでもねー……」
「……?」
俺たちは受付を済ませ、観客席へと向かった。
さっきスタッフたちを見ていたが、どこか様子がおかしかったような気がする。さっき連絡を取ってたスタッフもいたが……もしかしたら……。でも、俺の出る幕はないだろうけどな。
「あ、悠。またライブ観に来てくれたんだ」
「花、まぁな。……ところで少しトラブってるみたいだな」
「うん…。グリグリがまだ来てないんだ。台風の影響で間に合うかわからないって……」
「……そうか。花」
「何?」
「久しぶりにギターを一緒に弾いてみるのもいいかもな」
「?……!ふふっ。確かに、久しぶりにセッションしようか」
「あの曲でいいか?」
「いいね。私たちの憧れのギタリストから教えてもらったあの曲」
「飲んだっくれの落ちぶれたベーシストだったけどな」
「あの人が教えてくれた言葉」
「覚えてるよ」
「「In the name of BanG_Dream!Yes!BanG_Dream!」」
BanG_Dreamの名のもとに夢を撃ち抜け!
俺と花の憧れの人が教えてくれた言葉。それととある曲のメロディ。歌詞はまだ無い。
「また後でな、花」
「うん、また後で」
つい、花と話し込んでしまった。香澄と有咲からジーっと視線を感じる。しかし、どこか上の空のような……。
「BanG_ Dream……」
「どうしてその言葉を……」
悪いけど、今はライブに集中してもらうか。
「香澄、有咲。もうすぐライブ始まるぞ」
「へ?あ、はい!」
「あ?……おう」
会場全体の明かりが消え、ステージにライトがアップされる。そして、ライブが始まった。
小説版の方の設定も少し入れるようにしたいと思い、こういった感じになりました。