輝くガールズバンド達との高校生活   作:リュグナー

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前回の更新から間が空いてすみません。


第22話「赤(スター)と青(天然)が出会う

 

なんだかんだでGWは過ぎ去り、スマブラをしてると時間ざすぐに過ぎるなぁと感じた。

 

今日からまた、いつも通りに学校がある。文化祭も近づいて来ているし楽しみだ。まだまだ先だけどな。

 

 

 

電車から出て通学していると遠くから声を掛けられた。

 

「あ、悠せんぱーい!おはようございまーす!」

「おはよう、香澄。えらく、上機嫌だな」

「久しぶりの学校ってなんだかワクワクしませんか?」

「わかるかも……」

「はぁ、はぁ。香澄、いきなり走るなよ」

「おはよう、有咲」

「うぇ!?…お、おおお、おはよう、悠」

「お、おう。おはよう、有咲」

「有咲〜このこの〜」

「ちょっ、おま、つつくなー!」

「二人は仲良いんだな」

「はい!」

「……ま、まぁな」

「あー!有咲がデレた!」

「だ、抱き着くなー!」

 

いつも通り、だな。今なら蘭たちが言ってた「いつも通り」がわかるような…そんな気がする。

イチャイチャしている二人を置いて教室に向かった。

 

 

 

〈教室〉

 

教室に入ってクラスメイトたちに挨拶をして、自分の席に座った。紗夜や燐子、彩と話していると授業が始まった。変わらない日常も良いもんだと少し思ってしまった。

 

 

昼休みになり、そういえばアイツらは中庭に居るんだったなと思い出し、有咲のばあちゃんが作った卵焼きを狙いに行った。

すまぬ、有咲。許せ。

 

 

 

〈中庭〉

 

楽しそうに騒いでいる四人組を目指し、歩く。

 

「……私って変態なのかな」

「じゃん」

「確かに変ではある」

「え、えっと……」

「うぅ、そうなんだぁぁぁ!」

「……お前ら何話してんだ?」

「あ、悠先輩!私って変態ですか?」

「……否定は出来ない」

「うあぁぁぁ!」

「えっと、香澄ちゃんは少し変だけど変態じゃないよ…」

「りみ、それフォローになってないぞ」

「それを言うなら有咲だって!盆栽に話しかけてるじゃん!」

「んな!してねーよ!」

「してたよ!『トネガワ今日も可愛いねー、お水あげるねー』って!」

「そんなこと言ってませんー」

「言ってたよ!」

「そんな言い方はしてねぇ!」

「……盆栽とおしゃべりはしてたんだ」

「というかなんでそんな話してるんだ?」.

「同じクラスの花園さんに『変態だ…』って言われて…」

「…花が?……もしかしてランダムスター見せたのか?」

「そうですけど、なんでわかるんですか!?」

「ランダムスターって変形ギターだろ?変形ギターは初心者か癖の強い人が使うモンだからなぁ。その中でもランダムスターは物凄く高いし、数も少ないから変態扱いされやすい…らしい」

「へー。そうだったんですね。んー」

「まぁ、嘘だけど」

「え!?嘘なんですか!?」

「アイツの考えてることは6、7割ぐらいしかわからん」

 

マイペースで天然。口を開けば、オッチャンが〜とか、花園ランドが〜とか、わかるんだけど何のことかはわからない。そもそも花園ランドって何?その予備軍と言われた俺はどう反応すればいい?……なんかパスポートがないとダメらしい。

 

「あ、そうだった。忘れるところだった」

「ん?どうしたんだ、悠?」

「卵焼きはいただいた!」

「ちょっ、勝手に取んな!」

「うん、うめぇ。…あ、コレやるよ」

「おう、ありがとな…ってこれバランじゃねぇか!」

 

(バランとはコンビニやスーパーの弁当に入っている緑色のギザギザしたプラスチックのヤツのことである)

 

「そんじゃ、コレやる」

「唐揚げか。ありがとな。…わざわざボケを挟むなよなー」

「はいはい。話は変わるが…バンドの方は上手くいってんのか?」

「りみりんが仲間になりました!」

「そっか。りみ」

「は、はい…!」

「勇気は……自信はついたか?」

「えっと…少しなら」

「ギターでもベースでもドラムでもなんでもそうだ、やりたいヤツがやるんだ。やりたいって思えばやればいいんだよ。自分のしたいようにすればいい」

「……お姉ちゃんも同じことを言ってました」

「うん、ゆり先輩の受け売り。どう?」

「はい、ありがとうございます。……悠先輩は花園さんとどういう関係なんですか?」

「あ、それ私も聞きたいです!」

「だそうですよ?悠先輩?」

 

どこまで話していいのかわからない。レイのことは隠すべき…?……俺だけの判断で話していいわけないか。簡単なことだけにするか。

 

「小さい頃、同じミュージックスクールに通っていた幼馴染みってだけ」

「そうなんですね…」

「な、有咲」

「お、おい、こっちに話を振るな!」

「…もしかして有咲も?」

「……まぁ、悠とはな」

「ヘぇー、有咲と悠先輩が…幼馴染みなんですね」

「話すのはそれぐらいにしてもう戻らないとチャイム鳴っちゃうよ」

「あ、ホントだ。ありがとう、さーや!」

「げ、マジか。んじゃ、俺はこのへんで」

「悠先輩、ちょっとだけ耳貸して下さい」

「沙綾?」

「……いつになったらパンを買い来るんですか?」

「……わりぃ、今日の帰りに寄る」

「じゃあ、また後でね、先輩」

「あー、はいはい。またな」

 

 

 

 

ちなみに帰りに寄ったやまぶきベーカリーのパンは凄く美味しかったと言っておこう。

 

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