輝くガールズバンド達との高校生活   作:リュグナー

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ドリフェス……終わっちまったな。


第4話「燐子のバブみとキラ星の香澄」

入学式の次の日。

 

いつも通りに登校するはずだったが、日菜が追いかけてきたので走って学校まで行った。

日菜に捕まると学校に遅刻するからな。

 

無事に学校に着くことができ……いや、この言い方だと無事に着けない時があるみたいに聞こえるな。まぁ、何事も無く着いた。

顔見知りに挨拶をしつつ、教室に向かう。

 

……なんか、1年に挨拶されてる気がするが、うん、気のせいだといいなぁ。

 

 

「おはようー」

教室に入り、挨拶をする。紗夜に挨拶するようにと言われてから毎日するようにしている。

 

「おはようー」と何人かから挨拶が返ってくる。

自分の席に座りたかったが……。彩が既に座っていた。

 

「どけ」

「やだ。最近、悠君が構ってくれないもん」

「……紗夜に言いつけるぞ」

「くっ、そ、それでもどかないから」

「燐子」

「うん、分かった……」

「え?燐子ちゃんはそんなことしない…よね?」

「ごめんなさい、彩さん」

「ちょ、はなし……ちから強…!」

 

燐子が彩を俺のイスから引き剥がしてくれた。

……正直、燐子があんなに力があるとは思わなかったがな。

 

そのまま彩は紗夜に引き渡されてどこかに連れていかれてしまった。

イスが空いたので座り、鞄を机に掛けた。

燐子にお礼を言わないとな。

 

「燐子、ありがとう」

「ううん、いつも通りだから。……それと、その…いい?」

「あー。良いよ」

 

そして俺は燐子に抱きしめられた。……慣れてしまったからだろうか、燐子に抱きしめられるとどこか落ち着く。

そんな俺にクラスメイト達は……

 

「ねぇ、写真撮っていい?」

「俺は良いけど、燐子は?」

「うん…!お願いします……!」

 

隠し撮りされるよりかはマシだと判断して許可を毎回出している。隠し撮りはNGだ。

 

クラスメイト達に写真を撮られているとチャイムが鳴った。

いつの間にかそんなに時間が経っていたようだ。あ、そういえば紗夜と彩は……、いつの間にか帰ってきていたようだ。

 

今日からフルで授業がある。はたして春休みボケしている頭は耐えられるのだろうか。

 

 

 

 

〈昼休み〉

 

授業内容が去年のおさらいからだったので、そこまで難しくはなかった。

クラスで朝に撮られた写真が出回っているのを横目に見ながら弁当を取り出す。

もちろん俺の手作りだ。本当はコンビニ弁当でも良いのだが、少しでも節約する為に自分で作っている。

 

「いただきます」

 

あまり凝ったものは作らない。……めんどくさいから。だから冷凍食品は割と使う方だ。

 

今日は玉子焼きに簡単に作ったポテトサラダ、生キャベツ、ウィンナー、あとは冷凍食品の唐揚げ。

 

適当に作っているので味が不安だったが普通に美味しかった。

 

「ごちそうさまでした」

 

昼休みはまだ終わりそうにない。…外の空気でも吸いに行こうか。

 

そう思い、席を立ち教室を出た。

歩いていると入学式の時にあった猫耳後輩に出会った。

 

「あ、悠せんぱーい!」

「よう、戸山」

「もうー、香澄で良いですよー」

「……香澄」

「はい!」

 

アレだな、うん。

友達認定されてるやつだ。

 

「悠先輩、星の鼓動を聞いたことありますか!」

「?星の鼓動ってなんだよ」

「こうー…キラキラー、ドキドキー…みたいな?」

「キラキラ、ドキドキ…ねー」

「だから私、キラキラドキドキすること探してるんです!」

「そうか、見つかると良いな」

「はい!頑張ります!」

 

星か。星?……もしかして

 

「その髪型って星をイメージしてるのか?」

「そうです!良かったー。酷いんですよー、皆は猫耳だーって」

「猫耳にしか見えないけどな」

「そういえば先輩」

「なんだ後輩」

「連絡先、交換しません?」

「ん?良いよ」

 

メッセージアプリの『リネ』に香澄☆という文字が追加された。一応、電話番号やメアドも交換しておいた。

 

「また今度、連絡しますね」

「期待せずに待ってるわ」

「ええ!?そこは期待してくださいよー」

「あー、はいはい」

「むー、……あ、もう昼休み終わりそうなので戻ります!」

「じゃ、またな」

「はい!」

 

結局、外に出れなかったな。

予鈴が鳴るなか教室に戻った。

 




次回、ハジマリノオト
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