輝くガールズバンド達との高校生活   作:リュグナー

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???「やりきったかい?」


第5話「BanG Dream!」

〈放課後〉

 

「うし、久しぶりにライブ観に行くか」

 

ついでにオーナーに会いに行こう。

今日はグリグリや紗夜もライブに出るらしい。それと燐子はネトゲの友達と会うらしい。

 

 

歩いていると懐かしい道に入った。

この道はまだ小さかった頃に有咲と一緒にご褒美で貰ったシールを貼ったんだよなぁ。

懐かしんでいると見たことのある猫耳…じゃなくて星の髪型をした後輩がいた。

 

「星だ!あれ?あっちにもある!」

 

その後輩は星のシールを追って走り始めた。

ってその先は確か…有咲の家に続いている。

 

「この先に何かあるかも!」

 

とりあえず、香澄を追いかけることにした。

 

 

〈市ヶ谷家〉

 

「ここは?誰か居ないのかな?すみませーん!……空き家かな?」

 

あ!アイツは馬鹿か!不法侵入じゃねぇか。

問題になる前になんとかしないと……。

 

 

〈香澄サイド〉

 

星を追って来たら空き家?に着きました!

なんか蔵っぽいところまで星のシールが貼ってある。

よし!蔵の中に入ってみよう!

 

「ご、ごめんくださーい」

 

少し奥の方にケースがある。それには大きな星のシールが貼ってある。

なんだろ?

 

 

〈有咲サイド〉

 

「調子はどうだー、利根川♪」

 

いつものように盆栽に水をやっていると、蔵の方に人が入って行くのが見えた。

 

「…!誰だ!もしかして…泥棒か!?」

 

だとしたらマズイ。早く捕まえてやる!

 

私は蔵に向かって走った。

 

 

 

〈悠視点〉

 

ん?あれってもしかして…有咲?

 

有咲は香澄が蔵に入っていったのが見えたのだろう。……面白そうだしもう少し待つか。

 

 

「手ー上げな!泥棒!」

「え?は、はい!」

「アンタ名前は?」

「と、戸山香澄です!」

「それ本名?もし、偽名だったら……止めるよ?」

「……お泊まり?」

「違う!アンタを捕まえるって言ってんの」

「ど、泥棒じゃないです」

「その制服……花咲川、うちの学校の」

「同じ学校?何年生?私、高1!」

「違うから!出て!質屋はあっち!こっちは全部ゴミ!」

「ゴミ?じゃあ、あれも?」

「質流れのギターかなんかでしょ!」

「ねぇ、見ていい?触っていい?」

「は?お前なぁ!」

「ちょっとだけ!ちょっとだけ〜!」

「伸びる!伸びる!服引っ張んな!」

「……ったく、触ったら、出てけよ」

「うん、じゃあケース開けるね」

「!すごい、このギター、星の形してる!」

「……そういうギターもあるんだろ」

「鳴った!すごい!聞こえた!?」

「ちっさ……。はい、終わりー」

「待って!もうちょっと〜!」

「終わりっつったろ〜!あのさ、そんなに弾きたいなら楽器屋さんとかライブハウス行けよ」

「!ライブハウス!?どこにあるの!?」

「知らねーよ!」

「わかった!探してくる!」

 

そう言って香澄は真っ赤なランダムスターを抱えて走っていった。

 

「えっ?あ!泥棒ーーー!!」

 

有咲は少し遅れて気づいたようだ。走っていった香澄を追いかけていった。

……有咲と話すのはまた今度にしよう。

俺は急いで[SPACE]へと向かった。

 

 

〈SPACE〉

 

「ようやく来たのかい」

「待たせてすみません、オーナー」

「良いさ、何かあったんだろ?」

「まぁな。もう少ししたら赤いランダムスターを持った女の子二人組が来る。チケットを安く売ってやって欲しい」

「ふん、アンタの頼みなら仕方ないね」

「ありがとう、ライブ観に行ってくる」

「CiRCLEには行かないのかい?」

「今日はグリグリを観に来たからな」

「そうかい」

 

CiRCLEに行くのは明日でいい。明日ならアイツの歌が聴けるから。

 

 

 

〈オーナーサイド〉

 

全く、いきなり変な頼みをしてきたもんだねぇ。

安くチケットを売ってやれ、か。

時代を担うような子でも来るのかねぇ。だとしたら……楽しみだ。

 

 

 

〈悠サイド〉

 

よかった、グリグリの演奏はまだ始まってないみたいだ。

 

熱意のある演奏を聴きながら安堵した。……もうすこしで来そうだな、香澄と有咲。

 

「有咲ー!凄い、人がいっぱい!」

「な、なんでこんなに居るんだ?有名なバンドじゃないらしいのに…」

 

……訂正。もう来ていたようだ。

 

「あ、始まるみたいだよ!」

 

 

グリグリの四人がステージに立った。

 

「SPACE!遊ぶ準備はできてますか!?」

 

きゃあああー!という歓声が沸き起こった。

 

「わ、あの人達、凄い人気だよ!」

「えーと、Glitter *Greenっていうバンドか」

 

「オーケー、いくよ!」

 

グリグリの演奏が始まる。

何度も聞いた曲でつい、口ずさんでしまうようなノリやすい曲。

ペンライトが鮮やかに光る。

 

「……!?!」

「うへぇ……!なんだよ、この盛り上がり……!」

「すごい!すごいね!」

「はあ?何?聞こえない!」

「すごい!!見つけた、キラキラドキドキできるもの……!!」

 

 

うんうん、良かった。求めていた何かを見つけることが出来たようだ。

……俺の目標は『世界を音楽で溢れさすこと』だ。

壮大すぎる目標だということはわかっている。

頭がおかしいと言わざるを得ない目標だということもわかっている。

だけど……見てみたい。音楽で繋がり合う世界を。音楽で語り合うことができる世界を。

ガールズバンドの人気は少しずつ高まってきている。それを爆発させるのは多分…香澄などの新生バンドマン達だろう。

 

 

……覚悟は決まった?

 

さあ、夢を打ち抜こう!

 

 

 

 




次回はCiRCLEが出ます。
Roseliaの話
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