ナティシア ー平凡幼女はハードモードな世界を生きるー 作:かげはし
像と蟻。どちらが怖いのかは分からないモノだ。
単体で見るとするならば像の方が圧倒的に恐怖を感じるであろう。
だがしかし、集団で攻撃をし始める蟻はどうだろうか?
人間のように頭が良かったら?
どのように攻撃すればいいのかを理解していたら?
それが集団で襲い掛かってきたならば――――――どちらが怖いのかは言うまでもないだろう。
ゴーレムの巨体は私やウィスプ、シャドーバットに比べるとはるかに差がある。
シャドーバットが手のひらサイズの蝙蝠で、ウィスプが私より小さな子供の形をした炎の塊。そして私は天井をジャンプしても手が届かないほど広い空間の中にいる。
だというのにゴーレムが来た瞬間から広い空間が狭く感じてしまうほど、奴の巨体は天井スレスレだった。
大きな岩をくっつけてできたようなモンスター。それの攻略方法は爆弾にも似た炎系の魔法か、瞬時に凍らせる氷か水の魔法を使った方が有効だった……って言ってたっけ。私の友達の魔法使いはモンスター攻略オタクだから、いろいろと知ってたのはありがたい。でもどうせなら魔法の使い方でも教えてくれたらよかったのに。いや、魔法は才能がなければ無理な分野かな。料理人の兄さんと同じで魔法が得意という人は限られてるし。
ああ、自分の力に酔いしれてないでもっともっと強くなるために修行すれば良かった。もっともっと強くなればよかった。
「……
身体中の血液が熱くなるほどのスキルを積み重ねて発動させていく。
オレンジの輝きが身体中を走り、時に痛みとなって副作用が出るがそれを気にせずにもっとスキルを積み重ねる。
通常のウィスプとシャドーバットなら一撃で倒せる程度には力を込めている。だがそれでもゴーレムを倒せるような気はしない。
「ぬゥ。俺様と戦う気カ、小娘」
私がスキルを発動している目の前でニヤニヤと笑っているような気配を漂わせながら待っている。それに凄くムカついた。強者の余裕というのかな。私にとって強さとは生きるための力。兄さんを守り抜くために必要なもの。
強くなった分だけ兄さんを守れる気がしていた。最近ではお肉の為に頑張ってたこともあったけどさ。
でも、だからこそムカつく。モンスターごときに気を遣われて、スキル向上を許したこのゴーレムに苛立ちがある。
生き抜くための余裕なんていらない。
戦うために気を遣うことなんて相手を侮辱する行為だ。私の冒険者の友達だったら絶対にこの行為を許さずボコボコにしてただろう。
「ぶっ潰す」
だから、物理系に効かないゴーレムであろうとも、戦ってやる。私が初めて魔法を使わなくてもゴーレムに勝てた戦士になってやる。
身体中の力を抜き、血液のように巡っているスキルの力を身体の一部分へ込めた。両手をだらけさせ、地面へ顔を伏せる。でも眼だけはただひたすらゴーレムを見つめていた。
その後ろにいるウィスプやシャドーバットも敵として、警戒を続けていた。
「戦闘攻撃スキル発動」
音速とはいかないが、ゴーレムと一気に距離を詰めてその腹へ一撃を食らわせる。
余裕そうな雰囲気を漂わせていたゴーレムが一瞬だけ宙へ浮いた。
だが固いし重い。拳から血が噴き出してしまうぐらい痛い。拳で戦った故のカウンターだろう。剣でゴーレムに挑んだ馬鹿が剣を折られて挙句の果てに攻撃した時の振動で腕が痺れたという話を聞いたことがあったんだから。
私はその馬鹿以上になる。もっともっと、もっとだ。更に上へ!!!
「ぬゥッッ!?」
「
何度も拳を振るっているうちに拳の痛みは感じなくなった。青黒く染まってきているから打撲にも似た症状が出ているんだろう。指は動くからまだ骨はイカれてない。
もっと強く力を込めて、もっと攻撃をしていかないと。
「おおぅ、小娘貴様モシや冒険者かッ!」
「うぇ……グローリーさンソれヤバいンじゃ……」
「下がってろ火玉! 俺様に任せロ!! ハハハハハッ冒険者と戦っタことハナイが、レべリングを済ませタこの俺様の力はどノクらいか試さセロ!!」
「あー駄目ダコりゃ……」
「ギギッ……」
腹を殴られている最中だっていうのに、仲間内で話すだなんて本当にむかつく!!
私が絶対にぶっ殺す。私をただの試しの道具として扱わせない。私だって強いんだ。強くなってきたんだ。兄さんの為に、冒険者になれると誘われても蹴って、村で生きてきたんだ。
絶対に許さない。こいつら絶対に村へ行かせない。
「潰す。潰してやる!! 殺してやる!!」
瞬間強化を行う。何度も何度も戦闘能力向上を狙って、拳を振るいながらもぶつぶつとスキルを上げていく。
通常状態で行うスキル共感お限界を何度も何度も繰り返すのは寿命を短くする行為だ。でもいい。兄さんの為なら私はなんだってやる。それにこいつを潰せるならなんだってやる。
たぶんこの戦いが終わったらしばらくの間は副作用で立てる気力すらなくなるだろう。でもそれでもいい。こいつらをぶっ殺して、村を脅威に感じてもらって……そして、兄さんに美味しい料理を作ってもらうんだから!!
「ぐゥ……ヌっ……」
何度も腹に一点集中の攻撃を食らっていたからか、徐々にダメージが与えられていったのだろうか。
ゴーレムが猫背のように身体が九の字に折れていく。私の攻撃への勢いが増して、私の足が衝撃で徐々に後ろへ下がる。
それと同時に、ゴーレムも私の勢いに押されて片足を後ろへ下げていく。
「うアチッ!?」
「うわっ、スイマセン!!」
ゴーレムに悲鳴が入った瞬間だった。
それか後ろのモンスターたちに当たった瞬間。
―――――ああそうだって、気付いたんだ。
私が出来る最大攻撃の隙は、今しかない。
「粉々に砕けろゴーレム野郎!!
「グゥゥッ!?」
スキル全てを拳にぶち込んだ攻撃を食らわせる。
私にとっての必殺技。物理特化を極めた私が出来る最大攻撃。
一気に後ろへ下がったゴーレムが、あいつ―――――ウィスプにあたって背中が燃える。
当たったということはすなわち、ウィスプの魔法にも似た炎に当たって攻撃が入ったということ。その瞬間、ゴーレムの身体である岩の背中から横っ腹にヒビが入ったのを私は確かに見た。攻撃を受けた瞬間のダメージ判定だ。
これならいける。これならやれる!!
「砕け散れ!! 死ね!!」
「ウォォオォォォッ!!!!??」
限界だった私の拳にもう一度叱咤を振るいながらも最大の攻撃をひびが入った個所へ向けて食らわせた。
力強い一撃が決め手となったのだろう。
ゴーレムの身体となっていた岩の、くっついていた部分が剥がれ落ちて崩れていく。
ただの岩山と化していく。
「グローリーさンッ!?」
「ギギッ!?」
ウィスプとシャドーバットが岩山に近づいて嘆きながらも叫んでいるのが聞こえた。
でもこいつらなら私の一撃で倒せるから大丈夫。ああそうだ。今の私はゴーレムに勝ったんだから、強いとダンジョン内にいるモンスターたちに認められたはず。
勝ったんだ。私はあのゴーレム野郎に勝った。軟弱だと思われていた奴に対して、私は戦った。
物理不可だと思われていたモンスターに対して、私は勝つことが出来たんだ。
「ハハッ……はっ……」
思わず込み上げた笑い声が、カタカタと聞こえた不気味な音によってかき消される。
あれ、待って。
なんでゴーレムの身体だった残骸の岩が動いてるの?
ウィスプ達が何かを察したのか岩山から後ろへ下がっていく。
岩がぐらぐらと動いて、黄緑色の閃光を発しながら宙へ浮いてくっついていく。
「……物理不可。魔法でしか対処できないって……ああ、こういうことだったんだ」
私が戦ったことのある中位モンスターは全て物理攻撃が可能な奴等だった。下位モンスターだってそうだ。だから冒険者はチームで行動する。その意味を、私はようやく知った気がする。
先ほども見た巨体が私の目の前に作り出されていく。
いや違う、崩れ落ちた身体を元に戻したんだ。
私が頑張って繰り出した攻撃は、こいつには不可能だった。
やっぱり魔法がないとゴーレムには対処できないんだ。
それはまさしく絶望だった。
倒せない敵がいるというのは本当に恐ろしい。このまま蹂躙が開始されてもおかしくないほどに怖い。
倒せない敵がいると言うことは、ほとんど抵抗できないモンスター相手と対峙する場合は死を覚悟しなきゃいけない。
冒険者にとってそれは常識だ。私はそれを忘れていたんだ。
唯一の抵抗は逃げないといけないこと。
でもあの怒涛の攻撃で拳が血で濡れ、疲れているというのにダンジョンの中でゴーレムと追いかけっこするだなんて無茶も等しいものだ。
ああ、身体が今になって震えるほどに怖いんだ私は。
ゴーレムの目の部分、その瞳らしき場所から緑色の光が浮かんで私をじっと見つめてきた。
それにビクッと肩を震わせる。
「ハーッハッハッハッ!! いやいヤよクヤったゾ小娘! 若いと言うノに強イナお前は!」
「ッ……ぅぅぅっ!!」
このまま兄さんに会えずに死ぬのは嫌だ。死にたくはない。
逃げないと駄目だ。このまま殺されたら兄さんを悲しませる。二度と兄さんの料理が食べれなくなる。それは嫌だ。私はモンスターの料理になんかなりたくない。このまま意味なく死にたくない!!
「やってやる……やってやる!!」
もう一度だ。もう一度だけ攻撃を与える。そして隙が出来たら逃げる。
もういい。一度は勝ったから力を示せたって言えるから逃げても良い。
必要なのは己の命だけ。兄さんの為にも私は生きる。私は私の為に、兄さんに会うために生き延びる。
――――――――刹那、だった。
「そんナとコロで何を騒いデルんダ。お前タちハ……」
「おお、ランルーク。遅かったデはナイか」
「ランルークさン」
「ギィ」
「あぁ……!」
そうだったって思い知った。
そうだ。私は何で忘れていたんだろう。
なんであいつの存在を忘れていたんだろう。
最初に出会ったリザードマンの存在を忘れていただなんて馬鹿だ私は。一番やばいのがゴーレムだなんて誰が決めた。
今目の前で起きている光景だって明らかに異様だ。モンスターが人間のように会話をして、縄張り争いも何もなくただ普通に協力をしている。友人のように、親しくしている。
こんなのおかしい。絶対にありえない。
駄目だ。私の手に余る事態だ。肉が欲しいとかお腹が空いたとか言っていられない。
ああでも、こんなところで死ねない。
身体の体力は限界だけれど、もう少しならいける。
もうちょっとぐらいなら、無理をしてでもスキルを発動することぐらいならできる。
「
モンスターたちに気づかれない範囲で足にスキル効果を集中させる。
―――――――逃げなきゃ。ここから生きて帰らなきゃ。
「おっと、今君に逃げられるのはちょっと困るな」
「ひ――――――――っ!?」
何か別の声が聞こえた気がした。
チクリと身体を指すような痛みが首で感じて……そしてようやく気付く。
黒色の蜘蛛のモンスターが、私の首を噛んだんだ。ひょいっと地面へ降りてゴーレムたちの元へ向かっているのを見て、こいつも仲間なんだって気付く。
下位モンスターのレッドキラーが、他のモンスターとは違って流暢に話していたありえない事実に気づいてしまう。さっきまで気配を何も感じなかった事態の恐ろしさを理解してしまう。
「ぐっ……」
身体が言うことを聞かない。あれだけ力が込められていたスキルが一気に霧散していく。ぐにゃりと視界が歪んで、身体が地面へと倒れていった。
ぼんやりとした意識の中、明滅する視界にて私の事なんてもう興味がないというようにゴーレムたちがレッドキラーの蜘蛛を見つけて友好的に接しているのが見えた。
「あレ、ルクレス?」
「おおルクレス! こんなトコろでドウした!?」
「アルメリアは一緒じゃナいんデすカ?」
「ギギ?」
「村で彼女に関しての騒ぎが起きていてね。それでアルメリアの――――――――」
最後まで聞いていたかったけど限界だった。
目を瞑って、意識が深い眠りに吸い込まれてしまう。
ああ、私はもう二度と兄さんに会えずに死んじゃうのかな。リザードマン達のお肉にされちゃうのかな。
兄さん。兄さん。レオン兄さん。
兄さんに、もう一度会いたかった。
もっともっと話をしたかった。美味しい料理をいっぱい食べたかった。
死にたくないよ、兄さん……。
深く深く、意識が沈んでいく。
このまま私はもう二度と、目覚めることはなく死んで――――――――。
「あの、大丈夫ですか?」
「ぇ……?」
あれ、死んでなかった。
あれ? 私、モンスターにやられて死んだんじゃなかったの? 何で私生きてるの?
それにここは何処だろう。目の前にいる赤毛の幼女が心配そうに顔を窺っているのも意味がよく理解できない。
ここはダンジョンの中じゃないのだろうか。
周りを見て……ああ、気付いた。
「ルナッ! 体調は大丈夫か!? 身体に痛みはないか!?」
「うぁ……に、に゛いさんっ!」
兄さんに会えた。死ぬことなく兄さんに会うことができた。
それだけでも私は凄く嬉しかった。兄さんが私に抱きついて顔を覗き込んでくる。私と同じ栗色の髪がちょっとだけ乱れてるのも、私を心配して駆けつけてくれたんだって分かってるから、凄く嬉しい。
生きていて、すごく良かった。
抱きついて涙と嗚咽を漏らす。
もう二度とあんな目に遭わないように、強く強くならないとって誓う。
顔を上げて周囲を見ると、そこには村の男達が涙を浮かべて私を見つめてホッとしていた。私が知らない人間では幼女ぐらいしかいない。おばさんだって私を抱きしめて、「よかった!」って言ってくれるぐらいだ。
もしかして、ダンジョンの中に入ってくれた冒険者は依頼が完了したからって村から出て行っちゃったのかな? でも景色は森の中だ。移動中に目が覚めたから地面に下ろされて抱きしめられた。それだけみたいだけど……。
「ね、ねえ兄さん……ここは何処? ダンジョンは?」
「ああそうか。まだ分かってなかったんだよな」
どうやらここはダンジョンの出口近くの森の中らしい。冒険者に依頼でも出して攻略してくれたのかな。
話を聞いているうちにレオン兄さんの話がおかしくなる。私がダンジョンに落ちた時から数時間しか経ってないって話だった。
それにもうモンスターに襲われることはないって兄さんたちが力説してるのがおかしい。
どういうことなの。ダンジョンに発生したモンスターに襲われないだなんてあり得ないのに何で?
「に、兄さん。それに皆も……どうしてモンスターに襲われないって思うの?」
「それはな。このアルメリアちゃんがモンスターを操る力を持っていたからなんだ! ほら、この蜘蛛も力を貸してくれてなっ!」
指を指した人物の名前と、その蜘蛛の姿に背筋が凍った。
「大げさですよレオンさん。私はただ……ルクレスさんの指示に従っただけですよ」
「それでも凄いよ。まだ若いのに……皆さんも、そう思いますよね?」
「ああそうだとも!」
「ルクレスさんがアルメリアちゃんを護衛だって言ってた理由が分かったよ! 幼いのに凄い力だよねぇ!」
「この子なら冒険者になれるさ。ゴールド級も夢じゃない!」
皆がアルメリアに対して絶賛する。
彼女の頭を、兄さんが撫でる。
その様子に、彼女に好意的に思っているその恐ろしい状況に鳥肌が立った。
幼女の肩にいるレッドキラーが私をじっと見つめて、嗤ったように見えた。
「あっ……ま、待って! 皆騙されてる!! 私が襲われたのはこの子供のせいだよ!! だってモンスターたちが『アルメリア』ってこの名前を出して、喋ってたもん!!」
「何言ってるんだルナ? モンスターが喋るだなんてあり得ないだろ」
「それがあったの!! ウィスプも、ゴーレムも……そこにいるルクレスってレッドキラーも!!」
「ルナ! ルクレスさんは人間だぞ! お前何言ってんだよ!?」
急に空気が変わった。
というよりも、私を信じてないような空気だ。
何を言ってるんだこいつって言うような感じだ。
それは駄目だよ。私だってこんな話を兄さんから聞かされたら信じ切れないと思うけど、それでも!!
「兄さん! あのダンジョンはおかしい!! モンスターたちの話を聞いたんだ。アルメリアって子のせいで、私は……!!」
「何を言ってるんですか。最初は近くにいないとモンスターを操るのは無理ですよ。それにルクレスさんの客人の妹であるあなたを襲うだなんて……」
「お前は黙れ! 私は今兄さんたちに話して―――――」
「ルナ! いい加減にしろ!!」
急に怒鳴られて肩が震える。
恐る恐る顔を見上げたら、兄さんたちが私を同情するような目で見つめてきた。
まるで、モンスターに襲われて怪我をした人間を憐れんでいるような目で。
ねえ、何でそんな目で私を見るの?
「……ルナ、お前疲れてるんだよ。悪夢でも見て……たぶん、ちょっといろいろと錯乱してるんだ。おんぶしてやるからゆっくり休め」
「っ!?」
ああ、兄さんが信じてくれないのは何でだ。
有り得ない話を私がしたからか。
「ほらルナちゃん。命の恩人であるアルメリアちゃんに対してあまり変なこと言うんじゃないよ。あなたが助かったのはアルメリアちゃんとルクレスさんのおかげなんだから、ね?」
おばさんが私を助けてくれたのはアルメリアだというのは何故だ。操ったと誤魔化しているからか?
あんなに……あんなに恐ろしい事態を見て悪夢だなんて思えない。
あの痛みは本物だ。拳だってまだ痛い。
これはこのままにしていい問題じゃない。
このまま終わらせちゃ駄目だ。放置しちゃ駄目なんだ。
「ほらルナ。おんぶしてやるよ。……それに、美味しい肉料理も作ってやるからな」
「……………………うん」
素直にレオン兄さんの背中におんぶされて、ただ静かに周りを見つめる。
そして前を歩くアルメリアと肩に乗った蜘蛛を睨みつける。
どうせアルメリアって幼女はただの人間じゃないんだろう。モンスターを操れるのはモンスターしかいない。使役をする魔術はあっても、それは高位の魔術師にしか使えない。彼女が魔術師には到底見えない。
人間に化けられるモンスターは知ってる。
だから絶対に、彼女はモンスターだ。
「アルメリアに、ルクレス……」
覚えたよその名前。
私の敵になる名前を。殺さなくちゃいけないモンスターを。