記念パーティー翌日、俺はいつものように特務官としての仕事をこなしている、昔に比べ周りの風当たりも減り嬉しい限りだ
昼になり俺は休憩を取ろうと部屋から出ると竹内特務官と遭遇した
「竹内特務官、こんにちは」
俺が声を掛けると
「おー、島津くんか。ちょうど良かった、今から君に仕事を持ちかけたいんだが時間はいいかね?」
俺としては竹内特務官が俺に仕事をくれるだけで嬉しいのとそこまで食欲があるわけではなかったので会議室について行った
「君に今度の土地獲得の仕事の依頼が入った、依頼主は君が先日の件で担当したアンドロイド会社だ。この前水野 凛を出演させたのが良かったのかな」
なるほど、凛は本来アンドロイドの仕事を受けないからな、、
「自分でよければ喜んでお受けします」
俺がそう決断し答えるとニヤリと竹内特務官が笑いながら
「君も少しは前向きになって行っているようだね」
と言った
確かに昔の俺なら遠慮しただろうな、あいつらの影響だろうか
「君は自由にサポートを特務官の中から選んで頼むといい、ただあまり大人数だと統率をとるのは大変だから気をつけたまえ、では私は時間だから失礼する頑張ってくれたまえ」
そういい竹内特務官は部屋から出て行った
俺は特務官室に戻りながら誰がいいかを考えたがやはり円、磯部、麗華さんだろう。円と磯部は仕事を何度か共にしているしこの前の件で麗華さんの実力はわかっているし交流も多い部類にはいる、やはりこの三人が適任だろう
俺は部屋に戻り三人を呼び事情を説明し協力をお願いした
「へぇ、面白そうじゃない。協力してあげる」
麗華さんは少しだけ俺に対して打ち解けてきたような気はする、昔は今以上に人嫌いだったとか、、怖い
少し考えるそぶりはあったものの円と磯部もOKをだしてくれた
「磯部信じてたぜ、俺たち仲間だからな」
俺がそういうと気持ち悪いと言わんばかりの顔をして
「ふざけるな、なんでお前なんかに仲間呼ばわりされなきゃならない」
やめて、俺だって傷つくんだよ
「島津君も磯部君も戯れてないではやくしなさい」
「「はい、、、」」
俺たちは円に軽く叱られた
分担作業ということであの後各自調査したりしているがこれといって目立つ情報はなかったが同じ土地を狙う業者を調べた時驚きが広がる
「おい、相手の企業に高坂特務官がついているじゃねぇか」
磯部が驚いて怒鳴り声になっているがそれも仕方が無い、高坂特務官は竹内特務官ですら交渉を有利に進められないまだ若いのに優秀な人だ
「これは、、少し苦戦しそうね」
まだ特務官になって日が浅い麗華さんもそう言う
「それにこのつながりをみるに結構な量の融資を受けていそうだ、明日は向こうの融資額のおおよそをメインに調べ対策を立てよう」
俺がそういうと気が引き締まった皆がしっかり頷いてくれた、、、
「おい!俺は頷いてないぞ!」
ガチャッ
大きな門、相変わらずここには何度きてもなれない。それにやっぱ大きな門だと目立つから問題あると思うんだけど俺が気にすることではないか
今俺は麗華さん達の家にやってきている、定期的にここにお邪魔しろと最初は仕事命令だったが楽しく感じる自分がいる。ここはそう言う空気を出している
玄関のベルを鳴らすとツキが庭にいたので反応してくれた
「、、、、、?どちら様でしょうか?」
物凄くにこやかな顔でそういう、、あくどい!計算されている
「あの、、ツキさん?冗談は言わずに開けてもらえませんかね」
思わず下手に出る
「ほーほー、しかたがあるまい」
ジジイくさい喋り方ではあるがそんなことは特に気にならないだろう
ツキがなんだかんだ中へ案内してくれると意外な客人を見つけた
「あー、秀隆君。どうしたの?」
希望はいつも通りの人を惹きつける笑顔を浮かべている
「なんだ、貴様か。麗華お嬢さまかと思っただろう」
一瞬だらしない顔をしていたがゴミを見るような目に変化した尊がいう。こいつ本当に名門育ちなのか
仕事の後用事があると言って麗華さんは一人で何処かへ行ってしまったのだ、行き先は検討もつかない
「あら、秀隆君じゃない。よくきたわね〜ご飯食べてく?この子達も食べて行くんだけど」
話は全く聞いていなかったようで希望も尊も驚いた顔をする
「そんな、悪いですよ。私のようなものがご一緒するなんて」
なるほど、人をみて礼儀を正すか決めているのか、、こすいな、、
「お願いしてもいいですか?」
希望は驚きはしたものの乗り気なようだ
「是非お願いします!」
ボディーガードというより執事がなんかだなあれは
「麗華ちゃんは帰ってくるのすっごく遅くなるって聞いてるからもう食べましょう?」
一瞬尊がとてもかなしそうだったがやはり悲しそうなままだな
久しぶりに彩さんや妙さん、萌さんに出会えて賑やかな晩餐をした
尊達は今日はこちらに泊まるという、道が俺と同じというので共に行っていたがあまりに同じなので不思議に思っていたが普通に家までついてきた
「おい、希望に尊。これはどういうことなんだ」
今更宣言する俺もおかしいがこいつらはもっとおかしい気がする
「何を不思議がっている。希望さまがこちらにお泊まりになられるのにどこぞのホテルなんぞに泊められるか!」
なんだそれは、、まぁこいつらといるのは楽しいし問題ないだろう
「布団はないぞ」
一応俺がそういうが尊は持っているスーツケースを指差して布団だと告げた、、
「ただいまー」
俺が開けて挨拶をすると中からやけに賑やかな声が聞こえる
「あんたはいっつも人を小馬鹿にしてー!許さない!」
「レイレイもかーくんも負けるなーです」
「なんかみていて楽しいですねこの二人」
「そうですね秋さま。なんだか和みます」
「チビなのは本当のことだ。結局学生時代からろくに成長しなかった。お前のマッサージも含め無駄な努力だったようだな」
本当に慌ただしい、、
「あーもう!もう時間が遅いから流石に帰えるけど海斗今度あった時は覚えてなさいよ」
「まぁ麗華はいつまでも見た目社会人に見えないのが魅力なんだよ」
「な!、、どう反応していいかわからないじゃない」
そう言って声の主麗華さんがこちらへとやってきた。
「、、、お邪魔したわ。希望をよろしくね」
さらりと尊のことを無視するスルースキル、、凄いな本当に
、、本当に尊には何も言わず少し希望と話して帰って行った
少しかわいそうに思いみてみると惚けた顔をして凄く、、、悲しい気分になった
「おい、なんで俺の部屋で寝るんだよ」
布団をしいて堂々と俺の部屋で寝るという尊の説得に困っていた
「なんだ、貴様は客人を廊下やリビングで寝かすようなやつなのか?」
まぁ言い方は悪いし勝手に押しかけたが確かに客人だ、仕方がない面もあるだろう、、だが
「おい、秀隆。その目はなんだ?俺がこの部屋で寝るのはそんなにいやか」
海斗もこの部屋で寝ようとしているが狭いだけで本来なら問題ない、しかし
「なんで俺のベットで寝る気なんだよ」
何食わぬ顔で当然のように俺のベットで寝ようとする海斗
「あと電気はつけたままにしといてくれ、寝られない」
本当に図々しい要求が多い、俺は電気がついてると余程疲れ切ってない限り寝られないのだ
「俺はついてると寝られないんだよ!」
俺がそういうと海斗は珍しく折れたようで
「まぁ尊も明るいと寝られないとかいい出すからな、俺はソファーにでも寝転がっている」
そういって本当にリビングの電気をつけたままソファーで寝転がった
少し立ったが何と無く寝られないので尊に話しかけて見る
「おい、尊?少し疑問があったんだが」
すると起きていたようで反応してくれる
「お前ってどんな関係だったんだ?海斗や麗華さん達と、そしてユウキと」
なにがあったかは覚えていなくても関係はしっかり覚えているみたいだし気になっていた
「ふん、なんというかな。なんだかんだあいつとは長く共にいる、僕と海斗、ユウキ、そしてもう一人薫というやつがいたんだがよく一緒にいる学友だったんだ」
少し間を空けて続ける
「俺たちは全く気づいていなかったが海斗は信じられないほど手を抜き試験などをしていて下から5番目だった、最初は僕らが関わるのは少ないと思ったが海斗と僕はよくくだらない言い合いをした、何かと突っかかってくるやつだったからな」
「なるほどね、わかる気はするな」
海斗は確かによくくだらないことに突っ込むからありそうだ
「あれでも随分丸くなったんだ、同じ部屋だった薫と打ち解けるうちに丸くなって行ったのさ」
そんなこんな学生時代の話を続けてもらううちに話は動いて行った
「麗華お嬢様を助け、ボディーガードに採用された時もあいつは何かを求めていた。退屈と言うやつだと後に海斗からは聞いたが、それからの半年ほどで今いらっしゃるお嬢様達と仲良くなった。あいつはそう言う素質があるんだろう、僕もいつの間にかあいつを認めてきていたのかもしれない」
「僕らが覚えているのは学校を卒業して進路をもといたお嬢様たちにつくことを決めたところまでだ」
海斗にかんしてのことは大体いってくれたな、じゃあ
「尊と麗華さんたちはどんな関係なんだ?」
護衛対象が彩さんだった以外に人間関係をどんな風に気づいていたのだろう
「れれれれれ」
あれ壊れたか?まぁそのうち聞くとしよう俺はもう眠くなって、、zzz
「あぁ麗華お嬢様との関係かそれはだな〜〜」
あのあと何かが続いていたようだがまるで覚えていない、ただ寝る直前に思ったのはもう一人の友達である「薫」には会ったことがないなということだったがそれも眠気と共に思い出せなくなっていった
次の日の朝特務官の仕事もあるので早く起きるとやけにリビングが騒がしいので行ってみると海斗、尊、希望、キズナ、アクセラそしてなんと朝が弱い秋まで起きてトランプをしていた
「あら、秀隆さま。起きられたのですか?」
まだ朝飯にしても早い時間とはいえまさかみんなでトランプをやるとは意外だった、特に秋が
「なんです?兄さん。私がこうしているのがそんなに意外ですか?」
相変わらず刺々しいがその隣にいる海斗から助け舟?のようなものが出された
「そうピリピリすんなよ。あんまり怒っているとそのまま成長せず麗華みたいになるぜ?」
いても言うんだろうけどいないのに相当失礼なことをいっている
「皆様、昨日は秀隆さまに襲われませんでしたか?私も部屋にいた方がいいかとも思いましたが流石に狭くなりそうでしたので」
昨日は結局リビングでアクセラと海斗、アクセラの部屋で希望、秋は秋の部屋、俺の部屋で尊と俺だったからな
「アクセラは本当に俺に対して厳しいな」
そういうとなんてこともないように
「安月給で散々家計を苦しめ今度は特務官になって上乗せされるはずの給料以上に治療費などに当てさせられまた苦しめられるこちらの身を考えたら妥当かと」
、、、反論できなかった
そんな話をしているのに俺を省いたまま大富豪が進んで行き結局海斗が一抜けという形で幕を閉じた、ただの暇潰しだったらしい
話を聞くに海斗が皆をあまりに暇だから誘ったらしい、本当に秋まで乗っているのは意外だった、これが海斗の魅力ってやつなんだろうか
「お前は土曜日だってのに仕事とは恐れ入った、俺は休みをきちんと自主的に恋に申請してるぜ」
今までの海斗の態度からとても想像できない
「明日から3日間は護衛にいないからそのつもりでいてくれと一方的に言ってきたからな」
それ間違えなく帰ったら恋さん怒ってるよ
「兄さんははやくでたらどうです?仕事には遅れないようにしないと」
さりげなく俺にいないでくれという秋、まぁ本当に時間があまりないから行くことにしよう
「確かに時間がギリギリだから行くとするよ、尊や希望はもう少しいるのか?」
さっきの海斗の言葉からもう少しいるつもりだろうことはわかったからな
「わたしたちは良かったらもう少しここにいてもいいかな?」
という希望と
「希望さまが頼んでいるんだ問題ないだろう」
と当たり前のようにいう尊、まぁ迷惑でもないから構わないか
「んじゃいってくるな」
俺がそういうとアクセラと希望、キズナだけがきちんと送ってくれた、、嬉しい
特務官室でチームで集まって相談したがやはりお金の用意が足りなさそうだった、困り果てたので竹内特務官に相談してみると
「ならばクイーンのところへ交渉に行くのはどうかな?もっとも彼女は女性には合わないから君か磯部くんかのどちらかしか無理だがね」
俺がリーダーではあるし俺が行こうとは思うのだが
「クイーンというとドリームの裏の権力者ですよね、交渉に行って大丈夫でしょうか?」
そう、こっちでいう倉屋敷と同じような存在なのだ。まぁこちらは無関心だけど
「いや、彼女は中立な立場にいることの方が多いからね。ただ融資してもらうのは厳しいぞ、気をつけたまえ」
そう言って送り出されこの依頼用に権限が与えられたパスでドリームへと向かった
駅をでて目的の方へと歩いているとすごい美人がこちらへ歩いてきた、胸も大きいなぁ、、、
「こんにちは、始めまして。わたくしマリアと申します。竹内特務官から話は伺っております、島津特務官ですね?」
どうやら話を通してもらっているようだ、、ってそれはそうか
「はい、自分は特務官の島津というものです。」
こちらがこう返すと
「ここで話すのもなんですのでついてきてください」
そう言って招かれたのだが屋敷が麗華さん達の家に引けを取らない大きさだ、、でかい
「入る前に携帯の電源をお切りくださいね」
俺が切ると中へと案内され
「ではここで少々お待ちを、クイーンに伝えてまいります」
と大きな部屋へと連れてこられた、しばらくすると戻ってきて
「あなたと同じように今日会う予定だった人物を迎えに行ってまいります」
といいそのまま外へと出て行ってしまった、にしても本当に綺麗だなぁ、、、
で、なんで高坂特務官まで、、、
「こんにちは、高坂特務官。」
俺は自然を装い挨拶をし向こうも
「やぁ島津くんだね、君もやはりクイーンに融資を受けにきたのかな?」
バレバレだがそのまま伝えるわけにはいくまい
「さぁ、どうでしょうか。応答はできかねます」
そんな牽制をしつつもクイーンの部屋へと案内される、、ん?なんか変な匂いが
「うっ」
高坂特務官も臭ったのだろう、なかなかきついしな
「あなた達が融資をして欲しいという方々?」
前にはなんとも大きな様々な意味で大きな女性が横たわっていた
「はい、ドリームタウン特務官の高坂龍也と申します。この度は融資をしてもらうためお時間をいただきました」
慌てて俺も続く
「自分はホープタウンの特務官島津秀隆といいます。融資をお願いしにまいりました」
俺たちがこういうがクイーンはまるで興味がなさそうだった
「そうね、ここで裸になりお願いをするというのなら受けてあげてもいいわ」
そんなことを言われても流石に素直に応じるわけにはいくまい
「帰ろう、島津くん。そんなプライドを捨ててまでするお願いじゃない」
俺も確かにそう思う、、
「では、お出口はこちらです。屋敷の外までご案内致します」
マリアさんは先ほどとはまた違う冷めた目で俺たちを見ていた
俺たちが外へでて高坂特務官とも別れて駅まできたがやはり諦めるわけにはいかない
そう思うと動かずにはいられず俺はもう一度クイーンのところへと向かった
今度は1週間でいけそうです、うーんどういう路線でいけばいいんだろ、意見ある人意見ください!