ヌカワールド召喚   作:ALEX4

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なんか勢いに乗って書いた駄文です。


物資補給作戦

総支配人・・・111のアイツは腕組みをしながら机の上の地図を見る。

斥候のレイダー部隊が略奪してきた物資の中にあった地図にパーパルディア人から手に入れた情報を書き込んだ物だ。

このヌカワールドが出現した場所は第三文明圏の文明国であるパーパルディア皇国と言う国の中に出現したと言うこととこの世界は魔法と言うものが存在するが文明レベルは旧世界の中世レベルという事だ。

だが他に第二文明圏のムー国と言う国があり、その国は機械動力による飛行機械が存在するという。

そして第一文明圏の神聖ミリシアル帝国は魔法が主な国家と言う。

総支配人はPip-Boyを操作し現在の状況を整理する。

かつての世界でマサチューセッツ・・・最終戦争後に連邦と名を変えた土地のキャップというキャップを巻き上げ、ヌカワールドに集めた。

敵対したミニッツメンを壊滅させた後は連邦においてヌカワールドに逆らう愚か者は居なくなった。

勢力を広げようかと思い連邦のレイダーの大半を招集していたため戦力に事欠かないが・・・問題は食料だ。

備蓄分では三ヶ月持てばいい方だろう。

タンッとテーブルの上に置いてあったVault-Boyボブルヘッドをそこに置いた。

小気味良い音を立ててVault-Boyの頭部が揺れる。

ならばレイダーの流儀で補給すればいい、略奪だ。

小さな村をチマチマ襲っても効率的でない。

ある程度の大きさが必要だ。

Vault-Boyボブルヘッドの下に書かれている地名は工業都市デュロ。

食料と同時に資源も奪い取れる、実に合理的だ。

 

 

ヌカワールドのレイダー達は総支配人からの襲撃実行の連絡に沸き立ち、戦闘準備を始める。

武器庫から襲撃用に用意されていた武器が出され襲撃班のレイダー達が雄叫びを上げながら受け取って行く。

アサルトライフルを受け取る者、ドラムマガジンマシンガンを受け取る者、スナイパーライフルを受け取る者、インスティチュートピストルを受け取る者・・・様々だ。

それ以外にも移動に使う原子力自動車が襲撃班ではないインテリなレイダー達に整備される。

総支配人の命令下、連邦中から集められた比較的状態の良い車両が掻き集められたパーツで整備される。

バスやトラックの数が多い。

一部ではバイクも整備されている。

こんな所でも連邦外への勢力拡大計画の準備が役に立つことになった。

 

 

工業都市デュロ。

パーパルディア皇国における軍用兵器を生産している一帯であり、工場だけでなくその工場で働く労働者やその家族が住む場所もあり、当然その者達が必要とする食料が用意されている。

その場所に向かう集団がいた。

車両に乗り込んだヌカワールドのレイダー達だ。

数十台もの大型原子力自動車とそれを上回る数の原子力自動車が土煙を上げ爆走している。

 

 

 

最初にその土煙に気付いたのは夜間警備がもうすぐ終わり交代を待つだけのパーパルディア皇国兵だった。

夜勤明けに何を食べようか、早く交代が来ないかなと呑気に考えていた彼の視界にその土煙が見えた。

「なんだありゃ?」

まだ薄暗い中、無数の明かりを放つ何かが真っ直ぐこっちに向かって来る。

デュロのメインストリート脇に建てられた詰め所から出て様子を見る。

生産された武器を運び出しに来た輸送隊かと思ったがこんな時間に来るのは変だし第一移動している速度が異常に速い。

目を凝らす彼の前で前方の明かりが左右に散らばり一層眩い明かりを放つそれが前に出て来た。

 

 

レイダー達が総支配人からの合図に従い左右に広がる。

総支配人の乗りこんでいる車両・・・戦前の軍用輸送車が運転手のレイダーがアクセルを踏み込み先頭に躍り出る。

ガシャン。

総支配人が装着したパワーアーマーが爆走する輸送車の屋根に登って来た。

パワーアーマーのHUD越しに襲撃目標の工業都市デュロを眺める。

ガシャンと音を立て総支配人がそれを構えた。

それを見たレイダー達は更に興奮し雄叫びを上げる。

 

 

ヌカランチャー。

携行可能な小型核弾頭発射装置。

しかもただのヌカランチャーではない。

ビッグボーイと名付けられたヌカランチャーだ。

そして襲撃の狼煙・・・いや、キノコ雲を上げる時が来た。

Vault-tec Assisted Targetig System・・・V.A.T.Sを作動させる。

体感時間が超スローモーションになる。

そのV.A.T.Sが前方に人間の姿を捉えた。

一人のパーパルディア兵だ。

距離があり、V.A.T.Sに表示される命中率は一桁。

だが問題はない。

カチッ。

引き金を引き、ミニニュークが射出される。

放射線を書いて飛ぶミニニューク弾。

そのミニニューク弾が突如として二つに姿を増やした。

ビッグボーイのレジェンダリー能力、ツーショット。

原理も理屈も無視したウェイストランド七不思議の一つ、レジェンダリー能力である。

着弾と同時に超小型の核爆発を起こし超高温と爆音と衝撃波と放射線を周囲に撒き散らす。

哀れな夜勤明け待ちのパーパルディア皇国兵は核爆発の超高熱によりチリも残らず消滅した。

 

夜明け前のデュロに凄まじい爆音が響き渡る。

デュロの住民にとって地獄の幕開けの号砲であった。




レイダープレイしてたらやっぱり支配前の居留地にミニニュークの雨降らせるよね。
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