ていとくん物語   作:ヒトノミライ

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(とある小説は初めてなので)初投稿です。


目覚め

 

 

 目が覚めると垣根帝督だった。なにをいってるをいってるのかさっぱりわからないが俺も何を言ってるのかわかっていない(混乱)。

 

 だって目の前の禿げたTHE科学者って顔のおっさんが俺のことを垣根帝督君って呼んでたである。小さな手に茶髪、まだ幼いながら将来ホストになれそうな整った顔立ち。

 そして大人たちが叫んでいた『新たなレベル5の誕生だ!!』という言葉。

 

 正直絶望した。あの垣根である。冷蔵庫、工場長、バレーボールなどの異名を持つキャラである。脳を三分割とかされたくないです(断言)。

 まぁまだ子供で、暗部に入ってもいないからまだ間に合う。暗部に入ったことが垣根のあの末路を生んだと思うからそれを全力で回避すれば、おのずと死亡フラグ回避に繋がるはずだ。

 

 方針も決まったところで目の前の興奮したおっさんをなだめるか......。

 

 

 

●○●○●○●○●○●○●○

 

 

 

 

 垣根帝督になって早2ヶ月が過ぎた。

 能力強度は発現当初から5だったので、応用範囲や能力自体の解析が主な開発に当たっている。原作どおり能力を全力で使おうとするとあのメルヘンチックな対になった6枚の羽も生えてくる。

 

 ちなみに順位は2位だった。もう一方通行は能力を発現していることがわかったのは大きい。なにせ奴は垣根の天敵、死亡フラグの一つである。回避方法は単純に会わないことだと思うので、1位との合同実験とか言われた時は全力で拒否した。

 

 そしてどうやら垣根は置き去りであったらしい。だからこの2ヶ月研究所から出たことはなかった。ここの大人たちがっそれを認めなかったし、なによりここの研究所にコンビニと洋服屋とかいろいろあってこの中ですべて完結しているからである。

 はっきりいってくっそ便利。エレベーター使って一階に行けばすべてが揃ってて、何よりレベル5だから奨学金(と称した実験報酬)ががっぽり入ってくるので金にも困ってない。

 

 天国かよここ。

 

 だがそんな自堕落な生活を送っていただけでなく、ちゃんと自身の能力の強化にも着手している。

 なにせ今のままだとまだまだ弱い。話が進んでいくにつれインフレが加速し、あの一方通行ですら敗北するような敵がわんさか出てくるのである。なら能力を強化し、強くなるしかない。

 幸いにも、垣根には原作にて能力が強化したポイントがあった。暗部一方通行戦と脳3分割からの復活(工場長)である。  

 

 この二つの強化内容で、選んだのは後者である。前者はそもそも垣根が一方通行の黒い翼を見て自身の能力『未元物質』の真価に気づいたからである。俺には真価なんて理解できていないので、後者を採用した。

 

 だが後者の、『未元物質を用いて人体細胞を構築する術』には気をつけなければならないことがある。それは生み出した分身を生み出さないということである。というよりも生み出した物体に自律行動を許してはいけないということ。これを許すと原作どおりの分体による乗っ取りがいずれ起こっていしまう。

 だがその危険性をわかっていてもその力は魅力的である。特に不死性。

 

 なので今は前段階として『未元物質』を使って人体細胞以外を構築しようとしている。

 

これに研究所の大人たちは諸手を挙げて賛同し、全力でバックアップをしてくれている。

 なんでもこれが成功すれば、1位と2位の順位が変わるかも知れないらしい。一応順位は能力研究の応用が生み出す権益を基準に評価されているいるから、この実験が成功すれば、それが生み出す権益は莫大なものになるだろうと大人たちは言っていた。

 

 それは人体細胞(動物とかも無理だが)以外すべて、石油や電気、鉄といったものすべて『未元物質』で生み出すことができるのだ。科学の最先端学園都市にとってこれは歓迎すべき事柄だ。

 

 あまりにも盛り上がるものだから成功報酬的なものをいってみたところ、

 

 

「成功したここ出て自由に生活したいっす」

 

「いいとも(満面の笑み)」

 

 

 とあっさり通ってしまった。それでええんか....?

 まぁここにずっと居たら暗部墜ちまっしぐらのような気がしてならないので、有難い。

 

 さて、まずは暗部墜ち回避のために頑張りますかね!

 

 

 

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