場所は変わり、ここはジャングル。
うっそうとした緑が広がり、
崖が近い所に、とある空中浮遊バイクが走行していた。(ちなみに、荷台には大量のバナナが積まれている)。───その状況に、黙っちゃいられない人物が、一人……………いや、一匹。
「なめやがって……」
そう言って、その人物は近くにいる小さなキノコ───クリボーを思いっきり殴った。クリボーはあ〜〜〜〜れ〜〜〜〜とジャングルの何処かへふっ飛ばされてしまった。
「おらァッ!!」
そして、緑色の甲羅を持つノコノコの事もボコボコにしたその人物は周りの木々を押し退け、その姿を現した。
茶色の毛並みに巨大な体。身につけている赤いネクタイには“DK”と書かれている。
彼の名は───ドンキーコング。このジャングルの王者と呼ばれるゴリラだ。
ドンキーは浮遊バイクを睨みつけると、「あの野郎……オレ様のバナナを…」と、闘志を顕にした。
すると、既にドンキーの気配に気づいたのか、バイクの後ろに備え付けられた大砲からキラーが三弾発射された。ドンキーは腕を前へ出し、ガードの態勢に入った。───が、そうする必要は無いようだ。だって、背後から自分の相棒が近づいて来ているから…。
ジャングルの奥から現れたのは、ドンキーのような猿系の獣のファイターだ。だが、ドンキーよりも小さい為、身軽な動きが可能なようだ。
おしゃれな赤いキャップを被った彼は、ドンキーの背中を利用し、空へ大きくジャンプすると、手に持っている二丁木の
だが、侮るなかれ、そのピーナッツはキラー二体を壊しはしなかったが、見事に撃ち落とした。残った三体目はもう一度ピーナッツ弾を発射し二弾共見事に命中させた。キラーはドンキーの後ろに落下した。すぐに、彼───ディディーコングも華麗に着地を決め、二人はバッと決めポーズを決めた。それと同時に二人の背後に落ちたキラーはドゴーン!と爆発した。
「サンキューな! ディディー! 今日も見事な射撃だったぜ!」
「へっへ〜ん。相棒の為ならこれぐらい当然さ!」
二人はお互いにグータッチを交わした。そして、すぐにバイクに視線を移した。
「ドンキー、オイラ達であのバナナを取り返そう!」
「おう! やってやろうぜ!」
ビシッと同時にバイクを指差すタイミングはバッチリで、流石はパートナー同士だと分かる。
ディディーとドンキーは走りだし、崖から勢いよく飛び降りた。
バイクを追っている途中、谷の地形に入った二匹はある話をしていた。
「そういえばさドンキー。近頃、亜空軍とかいうヤツらがこの世界に来たの知ってる?」
ディディーがいきなりの疑問系で聞いてきた。
「いや、オレは知らねえな」
「なんでも、空中スタジアムに突然現れて、『この世界を貰う』だとかなんとか言ったらしくて、スタジアムを亜空爆弾で爆破したらしいよ」
ディディーはドンキーにこと細かく説明した。「ふーん。そんな不届きなヤツらがいるのか」とドンキーは答えた。
「じゃあ、さっきっからオレ達が倒してるのはその亜空軍とやらの手下なのか?」
今度はドンキーが問いかけた。理由は、道中、変な人形のような敵とたくさん対峙したからだ。
「それはわかんないよ」
しかし、呆気なく答えるディディーであった。
二匹はやがて、谷から出た。そして───
「うおおっ!!よっしゃあ!!バナナゲットだ!!」
ドンキーが喝采の声を上げた。バナナに見事ありつけたようだ。
「やったね! ドンキー!」
「ああ! ディディー!」
二匹は得意のドラミングをした。まさか、後ろに敵がいるとは思わずに。
「はっ、呑気だな? ドンキー?」
「!?」
二匹は慌てて後ろを振り返った。
後ろにいたのは、ドンキーよりも少し大きめな亀に似た姿をしたファイターだ。
「誰だお前!」
ディディーはドンキーの前に躍り出て睨みつけた。
「クッパ…! てめぇ、何しにきやがったんだ?」
亀───クッパが名乗るよりも先にドンキーが名前を呼んだ。
そして、今度はドンキーなクッパに質問を投げかける。
「ふん、愚問だな。まあ、一言で言うのであれば…」
皆まで言わずにクッパはどこからともなくダークキャノンを取り出した。
「どちらかは、