亜空の使者〜結ばれし絆〜   作:平世ふゆめ

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ステージ5「追跡、エインシャント」

エリア1 亜空軍の謎

 マリオとピットは湖畔にて、一休みをしていた。いくら大変だとはいえ、休めるときに休まなければ後ですぐにやられてしまう。

 

「へえ〜。そんな事があったんですね」

「まあな。これでも結構大変なんだぜ?」

 

 休んでいる間はこんな感じのほのぼのとした内容の話をしていた。

 

「ピットもすごくないか? 冥府軍…だっけ?それを退けたんだろ?」

「いや〜、マリオさんの大冒険に比べたらボクなんてまだまだですよ〜」

 

 とは言うものの、嬉しそうなピット。

 

「そう言えば、ここで休んでいても亜空軍は襲って来ませんね。ここならいくらでもボク達を潰すことぐらいできるのに…」

 

 ピットは冗談半分で言った。が、マリオの顔から陽気な笑顔が消えていく。異変に気づいたピットは「あ、ご、ごめんなさい!わざとじゃないんです!」と謝った。「いや、大丈夫だけどさ…」と何やら考えながら言うマリオ。

 

「なあピット。おかしいと思わないか?」

「え? 何がですか?」

「ピットの話聞いてて思ったんだけどさ、亜空軍の事だよ」

「は、はあ…?」

 

 もう、訳がわからないピット。そんなピットを無視してマリオは続けた。

 

「この場所は隠れ場が無い。なら、いつでも俺達を襲える…ピットはそう言ったよな?」

「はい」

「だが、ヤツらは来ない。あのロボットのヤローも来ないし、戦艦も来ない。なんか、考えてる事が読めないよな」

「あ、それに、もうひとつありますよ」

 

 ピットはマリオの意見に付け足しをした。

 

「あの人形みたいなヤツらです。アイツらもあの戦艦が来ないと現れないんです」

「ああ、確かにな。それに、アイツらには意思ってものが無さそうだ。なんか…こう、すぐ作られてすぐ動かされてる感じ…?」

 

 マリオは左手で土台を作り、右手の指でヒトが歩く様子を作った。

 

「う〜ん。それも、やっぱり亜空軍の最新技術なのでしょうか?」

 

 ピットが問いかけた。

 

「どうだろうな。だって、すぐにあいつらを作って動かすなんて……」

「できない訳ではないぞ」

 

  そこへ、エインシャントがやってきた。

 

「うお!? なんだよ、エインシャントかよ…驚かすなよ…」

 

 マリオとピットは体の芯から震え上がった。

 

「できない訳ではないってどういう事なんだ!?」

 

 ピットは興味津々で尋ねた。

 

「戦艦、ハルバードの中から影虫……プリムが出て来るのは知っているだろう?あれは亜空軍の優秀な団員が影虫を増殖させているからだ」

「へえ〜……………え?」

 

 一瞬の沈黙。

 次の瞬間。

 

「え!? エインシャント!?」

「あっ!? よく見たら、お前らは!?」

 

……………なぜだお前ら。なぜ、気付かなかった…………。

 エインシャントはそそくさと逃げ出した。(しかも、すごい速度で)

 

「あ、ま、待てっ!」

 

 なんで気が付かなかったんだろう、と自分を責めていたマリオだが、すぐに我に帰り、ピットをどついてから───気を確かにさせるため───エインシャントを追跡すべく、走り出した。

 こうして、またエインシャント追跡劇が始まったのであった。

 

 

エリア2 またも逃亡

 

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