コンパスの世界に迷い込んだけど、折角だからエンジョイしてみる 作:コンパスの柑奈
Voidollの案内に従って廊下を歩いていると「カード管理室」と書かれた扉に辿り着いた。
Voidoll
「ココハカード管理室デス。アナタガガチャデ手ニ入レタカードハコノ部屋ニ集約サレ、管理サレテイマス」
柑奈
「うわあ、凄い…ん?」
僕は部屋の奥の方に人の気配を感じたので、視線をやる。
???
「いやー、いつ来ても飽きないよなこの部屋は!」
???
『そうだね』
首に付けたヘッドホンが特徴的な少年と、身体がドットで出来た勇者がいた。
柑奈
「(あっ、あれは十文字アタリとかけだし勇者か!)」
Voidollも二人の存在に気付き、声をかける。
Voidoll
「オヤ、アタリサンニカケダシ勇者サン、コンニチハ」
アタリ
「おっ、Voidoll!……と隣にいるのは誰だ?見た事ねー奴だけど」
かけだし勇者
『はじめましてだね』
Voidoll
「アア、彼ハ…」
〜説明中につき省略〜
アタリ
「へえ、異世界から!?凄えな!レトロゲーム並みにワクワクするじゃん!!」
かけだし勇者
『すごいすごい!』
柑奈
「僕もワクワクしてるよ。壁を隔てた遠い存在だと思ってたのに、こうやって目の前で会話してるんだから!」
アタリ
「ヘヘっ、俺はいつでも準備オッケーだぜ!バトルの時はよろしく頼むぜ!」
かけだし勇者
『ぼくもぼくも!』
柑奈
「もちろん、二人ともよろしく頼むよ!…とりあえず他のみんなとも話をしたいから、また今度ね」
アタリ
「おう、じゃあな!」
かけだし勇者
『ばいばい!』
僕とVoidollはカード管理室を後にする。
柑奈
「いやあ、やっぱりアタリ君は元気があっていいね。にしても、かけだし勇者と一緒にいるとは思わなかったけど」
Voidoll
「カケダシ勇者サンハレトロゲームノキャララシイ外見デスカラネ、ナニカ通ジルモノガアルノデショウ」
柑奈
「ふむ。そういえば気になってたんだけど……」
Voidoll
「…?ナンデショウ?」
柑奈
「最初に会った時に、僕の事疑う事なく信じてくれたよね。それはなんで?」
Voidoll
「アア、ソノコトデスカ。私ハコノ世界ノ管理者ナノデ、他ノヒーローヨリモプレイヤーヲヨリ詳シク識別スルコトガデキルノデス。トハイエ、最初ハ気付クノニ時間ガカカリマシタガ…」
柑奈
「成る程、そういうものか」
Voidollの発言に僕は頷く。
Voidoll
「サア、次ノ場所ニ行キマショウ。施設ハコレダケデハアリマセンカラネ」
柑奈
「はいよ、再び案内よろしくね!」
僕とVoidollは廊下を進んでいく。次はどんな出会いが待っているのだろうか…