「雨、少しだけ弱くなったね」
しばらく二人きりの聖堂の中で語り合っていたアゲハと燐子だったが、長居しすぎるわけにもいかず扉を開けて雲の下へと出て行く。幸いにも滝のように地面を打ち付けていた雨は僅かに弱まり、ある程度先の景色が見通せるまでには回復していた。
「じゃあ帰ろっか」
「はい」
二人して傘を差し、教会の屋根から雨の下へと足を踏み出す。雨で跳ね上がる水滴が纏わりつくのは気分が良くないものだが、それも家に着くまでの辛抱だと互いに言い合って晴れやかな気分で帰っていた。
しかし、降り注ぐ雨の中で同じ道を歩く足音は、彼女たち二人のものだけではなかった。
「──っ……」
「アゲハさん……?」
突然アゲハがその歩みを止め、燐子は振り返って何があったのか訊ねていた。今のアゲハは先ほどまでと変わらない笑顔を燐子に向けていたが、燐子は不安そうな顔をアゲハに返していた。
そう、燐子は見ていたのだ。
アゲハがほんの一瞬だけ、恐ろしいまでに全ての感情が抜けたような、能面みたいな表情を浮かべていたのを。
見間違いではないのか、と燐子は自分に問いただす。可愛らしく小動物のように笑うあの少女が、どうしてそんな恐ろしい顔が出来るのかと。疲れていたのだろうかと自分に言い聞かせ、アゲハへと再び声をかけようとした時だった。
「ごめん、燐子。私、ちょっと戻ってすること思い出した。だから先に帰ってて」
「え……それなら私も……」
「いいって別に。ちょっと時間かかるかもしれないし、また雨が強くなってきても困るでしょ。だから、ね」
笑顔ではあるが、アゲハの有無を言わせない雰囲気を感じ取った燐子は強く言い返すことも出来ず、気を遣ってくれたアゲハに申し訳なく思いながらも一人帰路を急ぐことにした。
「バイバイっ、燐子。またねっ」
「はい……さようならアゲハさん。また今度……」
互いに短い別れを告げ、燐子はアゲハの元から離れていった。アゲハはそんな燐子の背中をいつまでも見守り続け、そして雨の先に燐子の姿が見えなくなった時、振り返ったアゲハは冷たく呟いた。
「何……お前?」
「……」
アゲハの視線の先には、雨の中でゆらりと力なく歩いてくる一人のファンガイアの姿があった。人間の姿を取ることなく、全身をステンドグラスのように煌びやかに輝かせる異形の姿のまま、白昼堂々と活動する様子をアゲハは怪訝そうに睨みつけていた。気配は明らかにファンガイアのものであるが、どういうわけかそれだけではない何かを感じ取っていた彼女は、対峙するファンガイアの動きに気を払っていた。顔面に、瞼と口を縫い合わされた奇妙な仮面を付けたファンガイアなど今まで聞いたことがなかったからだ。
「答えなさい。貴方は何者で、何が目的なのか。私? それとも……」
「……」
アゲハは異形へと問いを投げかけるも、異形はまるで聞こえていないと言わんばかりの無反応であり、以前雨に打たれながら虚ろにアゲハへと近づいていく。アゲハもまた自身の中で考えを張り巡らせていた。当初は目の前の存在の目的が自分か、そうでなければ燐子の命かと思っていた。わざわざ戦闘体制をとって私たちの元までやってくるなら、それが妥当だと……もしそうなら、燐子の命を脅かす目の前の存在を瞬間的に塵に還すつもりでもあった。
しかし、どういうわけか相手に明確な意思が感じられないのだ。こちらの声に全く反応がなく、ゆらりと揺れながら、しかし機械的にその歩みを止めない様が、アゲハの目には異常に映っていた。こうなれば考えられる選択肢としては限られてくる。自我が崩壊したか、または何者かに操られているのか……。前者なら救いようがないが、後者ならばその背後にいる存在も突き止めなければならない。何か……この雨の中で恐ろしい事が起きている……アゲハは身体中を走る嫌な予感を拭えずにいた。
「ようアゲハ。助太刀は必要か?」
「次狼……」
迫り来る異様な同族を迎え撃とうとした瞬間、雨とともに次狼が空からアゲハの隣に降ってきた。雨の中で見かけた異様なファンガイアを追っていた次狼だが、偶然にもその行き先がアゲハの元であったため合流する事ができたのだ。しかし……。
「いや、手出し無用。それより次狼、燐子の後をつけて。彼女が無事に帰れるよう見張っといてよ」
敵の目的がはっきりしない以上、先ほどまで自分と共にいた燐子の命の保証はできない。故に次狼がこの場に来てくれたのは彼女にとっては僥倖であった。アゲハにとって燐子は友達であり、先の人生を応援したいと思える尊い存在であった。そんな彼女が傷つけられることなど、アゲハは決して許す事が出来なかったのだ。そんな彼女の心境など知らず、次狼は軽口を残していた。
「ほぅ……えらくご執心だな」
「うっさい、早く行けバカ狼」
「はいはい」
アゲハに冷たくあしらわれつつ、次狼は燐子が消えていった方角向けて足を急がせた。そして次狼の姿も同様に視界から消え去った瞬間、アゲハの表情から一切の感情が無くなった。
「事情は知らないけど……覚悟してもらおうか」
冷たく地の底から響くその言葉と共に、アゲハの左手の甲に紋章が浮かび上がった。
薔薇から生まれ、荊が纏わりつくチェスのビショップの駒。
それは太古から受け継がれし栄光の証。
選ばれしファンガイアに刻まれし、チェックメイトフォーの刻印。
その中でも一族の在り方を管理する、キングの参謀として使命を帯びた存在──
──ビショップ。
「私は麗牙ほど……キングのように優しくはない」
やがてアゲハの顔に色鮮やかなステンドグラス状の模様が浮かび上がり、その小さな身体が変貌を遂げた。
ローブを纏い、全身を緑を基調に彩られたステンドグラスのような身体。
右腕は美しい花々の模様が刻まれ、左腕はまるで蛹のように深くマントで包まれている。
左肩の聖母の彫刻、そして番いの白鳥によって作られたハープのような頭部は、彼女自身が芸術作品であるかのような見事な造形美を見せていた。
雨の中でさえも煌びやかに輝きを放ち、今にも羽ばたかんとするその姿は宛ら
己が使命──ファンガイアの秩序を保つため、スワローテイルファンガイア、否、ビショップはその姿を顕現させたのだった。
「……グゥォ!」
ビショップが正体を現したその時、仮面を付けたアリジゴクのような姿の異形の動きが変化した。ゆらゆらと力なく前進するだけであったその身体は目の前の敵を認識した途端、全身に電流が走ったように背筋が伸び、そして短く吠えてビショップへと駆け出したのだ。突如として変貌したその動きに僅かに驚くビショップを他所に、異形──アントライオンはその凶器となる腕をビショップに向けて振りかぶった。
「フッ、ハァアアッ!」
「グゥァァァァ!?」
しかし、異形の拳が自身に襲い掛かる直前にビショップは自身の細胞から煌めく剣を生成し、それを振り上げるようにしてアントライオンの腕を振り払い、上段からの鋭い一閃をアントライオンに浴びせた。激しく体表が斬り裂かれ後ろへとのけ反っていく異形だが、ビショップはその後を追うように距離を詰め寄り、隙無く剣撃を浴びせ続けた。
「ダァァァァァアッ!!」
我武者羅に振るわれる乱打ではなく、正確に同じ場所へ向けて放たれる斬撃が容赦なくアントライオンに襲い掛かる。最後に思い切り突きを入れることで重い悲鳴と共に地を転がるアントライオン。しかし、まるで何とでもないようにふらりと身体を起こしたアントライオンは、そのまま立ち上がることはなく地に膝を付けたまま次の行動へと移った。
「グググ……フンヌッ!」
鋏のような形状をした自身の頭部を地面に叩きつけると、なんと固いアスファルトの道路を一瞬で掘り起こしてしまったのだ。大きな音と泥が雨と共に降り注ぐ中、アントライオンは自身が掘り起こした大穴へと潜りこんで姿を眩ませてしまった。
しかし逃げたのかと、一瞬たりともビショップは考えることはなかった。深い地中に姿を隠そうとも、彼女にはすべてを見渡すことができたからだ。一族の在り方を監視する者として、彼女はその気配を逃すことはしない。ファンガイアの血を感じる能力としてはキングすら上回る可能性すらあるビショップ。生きとし生ける全てのファンガイアは、ビショップの前から逃げることは不可能に近いのだ。故に地中へと潜ったアントライオンの姿も、ビショップにはその動向が全て把握できていた。今も自分の真下で、自慢の剛力を誇る鋏でこちらを狙っているのだと彼女には手に取るように感じていた。
「シャアァ!!」
「フンッ!」
ビショップの足元が揺れるのと同時に、アスファルトを割ってアントライオンが勢いよく飛び出してきた。再びその姿を地上に見せた彼の目標は、無論自身と対峙するビショップの首元ただ一つ。自慢の鋏をその首に突き立て切り落とす、或いはへし折る等して、彼女の命を絶とうとしていた。しかしアントライオンの奇襲は既にビショップの手の内で完全に読まれていた。異形が地面から飛び出す寸前に一歩後方へと下がったビショップの身体にアントライオンの鋏が届くことはなく、攻撃が空を切ったアントライオンは逆にその首をビショップによって掴まれてしまった。
「ギャッ!?」
「デヤァアアァァッ!」
掴んだ首を離さないまま、ビショップはアントライオンの身体を地面に叩きつけた。アスファルトにひびが入るほど強く叩きつけられ、しかし未だアントライオンは抵抗する意思を見せていた。だが反撃の隙を与えないよう、ビショップは透かさず二度三度と、異形の首元に掴んだ手を離さないまま敵を地面に叩きつける。しかしいくら叩きつけようともアントライオンの動きは鈍ることはない。明らかに身体が許容するダメージの限界は迎えているにも関わらず、それが無かったかのように彼は幾度とビショップへと手を伸ばそうとしていた。
「ッ、しつこい!!」
最後に一度、アスファルトに大きくクレーターが出来るほど強く叩きつけ、ビショップは異形の首から手を離した。ただしそれは敵を開放するためではなく、次の攻撃へと移るため。ビショップは自身の口元へと手を翳し、それを放した瞬間、ビショップの口元から金色に輝く鱗粉のような細やかな無数の煌めきが放たれた。それは燐の如く、一つ一つは弱々しい輝きを放つも、無数に集まるそれらは眩しく放つ巨大な光となっていた。
「ッ!? グルォァァァ!?」
光の群れがアントライオンの身体に着弾した瞬間、異形の体表が弾けるように爆発を起こした。ステンドグラス上の細胞を輝かせる体表から火花を上げながら大きく吹き飛ばされる異形を、ビショップは静かに見つめていた。
「グ……ガガ……」
再び立ち上がろうとするアントライオンだが、その震える腕ではまともに身体を支えられず、即座に立ち上がるには不可能だと彼女は判断した。何度斬ろうが何度叩きつけようが、傷が無いかのように平然立ち上がってきたアントライオンであったが、ビショップの放った激しい燐によって遂に限界を迎えていたのである。
「ふんッ!」
「ガッ……」
仰向けに倒れたままのアントライオンの身体を、ビショップは力強く踏みつけた。決して逃げ出さないように左脚に力を込めつつ、ビショップは見下ろしながら異形の様子を観察し始めていた。
「(目と口を縫い付けられたマスク……こんなの見たことがない。少なくとも現代の書物ではこんなことに触れているものはなかった。キャッスルドランの図書室に眠る古文書なら何か分かるかも……)」
異形の身体の中で唯一の異物である仮面に注目するも、ビショップ──アゲハの現在持ちうる知識ではその正体は判別出来なかった。そして彼女の予想通り、キャッスルドラン内にある図書館の奥、埃をかぶったままになっている古い書物であるならばその正体を掴むことは出来ただろう。勤勉なアゲハならば、その知識を得るのも時間の問題であったはずだ。しかし歴代のビショップと比べても、今のアゲハはその称号を継承してから日が浅すぎた。本来その立場であるならば知っていて然るべき知識でも、それを知らない彼女はその答えに即座に辿り着くことは出来なかった。
「……ん? こいつ……」
だが、仮面の正体を掴めなくとも彼女には気付けることがあった。それは今も自分が踏みつけているファンガイアのことであった。
「まさかこんな形で押さえられるとは……」
顔こそ見えないが身体の細かい特徴や、その身に僅かに残る人間のライフエナジーの香りがビショップの予想を確信へと変えた。自分が丁度捕えている異形は、元々キングに反する者として候補に挙げていたファンガイアの一人であり、その証拠を掴み次第始末することを既にキングに報告されていた者であった。体内からほのかに感じる人間のライフエナジーの気配こそが、ここに来る寸前にアントライオンが人間を襲ったことの証明であり、それ以上の証拠はビショップにとっては必要なかった。
たった今この瞬間から、目の前の異形は調査対象から処刑対象へと変わったのだ。
目の前の存在について未だ謎が残ることはある。
しかしそれを差し引いても、目の前に反逆者が──キングに楯突く存在がいるという事実が、ビショップは許すことが出来なかった。
アゲハは踏みつけた左脚に更に力を込め、必死に頭を動かそうとする異形へ向けてゆっくりと右手をかざした。
そして──
「消えろ……キングのために……」
──冷たい言葉と共に、ビショップの掌から深い混沌の闇を孕んだ翡翠色の衝撃波が放たれた。
「ガァァァァ──」
衝撃波に飲み込まれた異形の身体は忽ちガラスのように硬直し、ビショップが左脚を踏み抜いた瞬間、異形の身体は粉々となって砕け散った。雨と共にステンドグラスのような色彩豊かな破片が舞い落ちる。その様はまるで雨の雫に彩りが加えられたようであった。
「……」
色鮮やかな雨の中、ビショップは一人歩き始める。そこに後悔も悲哀もない。彼女はキング──麗牙とは違い、同胞に手をかけることに一切の躊躇も感傷も抱くことはない。ファンガイアの秩序を守るため、キングに逆らう者、キングを悲しませる者を始末する。それがビショップとしての運命を受け入れた自分の使命であり、それこそが自分がこの世で最も敬愛する主人──キング──麗牙のためになると信じていたからだ。
彼女は、キングの命ならば例えどんな無茶な行為であろうと実行するだろう。己が大事にする
「ふぅ……(燐子……大丈夫かな……)」
とりあえずは目の前の仕事を片付けた。そう肩を下ろしたビショップは、先ほど次狼に後を追わせた燐子のことを気にかけながら、その姿を小さな少女のものへと変えた。口では辛く当たっていたが、アゲハは次狼のことは信用している。だが、このような事態であるために何が起きるか分からないため、念のためを思って燐子の元へと急ごうとした。
……その時だった。
「きゃっ!? な、何ッ!?」
アゲハの小さな身体に、突然長い布のようなものが巻き付いた。薄く、鈍い白銀のようなそれは包帯のようにも見え、がっちりとアゲハを拘束したまま彼女から剥がれることはなかった。それどころかアゲハを縛り上げたそれはみるみると引き締まり、彼女の華奢な身体を強く締め上げていた。
「っぐ!? ァああァァァッ!!?(何なの……これっ)」
身体に襲い掛かる激痛に悲鳴を上げ、苦悶の表情を浮かべながらもアゲハは思考を途切れさせなかった。襲われる直前まで、自分は一切気配を感じ取れなかった。例え不意打ちであったとしても、相手がファンガイアである以上それはほぼ不可能であるはずだ。ならばこの奇襲はファンガイア以外によるもの。そこまでは彼女も推測できた。
「(だけど……一体どの種族……っ)ぎッ!? ィヤァァァッ!? ……っぐ」
しかしどの種族の攻撃手段とも該当しないこの事態に、アゲハの頭は混乱を招く一方であった。継続する痛みによって思考が定まらず、ファンガイアの姿にも変われない。万力のように自分の細い身体を締め付け続ける布を前に、激痛から思考すらまともに働くことが出来なくなり始めていた。
せめて敵の姿かたちさえ分かれば……アゲハのその思いが通じたのか分からないが、一つの影が雨の中から歩いてくるのが彼女の視界に映った。痛みに耐えつつ必死になってその正体を認めようと、アゲハは目を凝らして自身に巻き付く布の発生源たる影を見据えた。
そして、ミイラのような風貌をした見たことのない怪物の姿を確認し、アゲハは目を大きく見開いて叫んだ。
「お、お前は……誰だっ!!」
今まで見たことのない特徴を持った存在を前に、アゲハの身体を戦慄が包む。
地球上に現存する十二の魔族には当てはまらない、未知の存在。
否、確かに未体験ではあるが、未知ではなかった。
今生きる十二の魔族に当てはまらないのならば、過去に存在した一つの魔族に目を向けるしかない。
それはあり得ない……と彼女は言えなかった。
今でも自分の身に起きている未曾有の事態が、その仮説に現実味を持たせていたからだ。
そしてアゲハは、震える口でその名を告げた。
「ま、まさか……レジェンドルガ……」
レジェンドルガ……太古の昔に滅んだとされる伝説の存在をの名前を、アゲハは恐る恐る口にした。古い伝説の中で、ファンガイアやその他の魔族を絶滅寸前まで追い込んだと記される恐怖の存在。到底信じられないが、アゲハには現状それ以外の答えが出すことが出来なかった。身を引き裂くような痛みなど、驚愕によって全てがかき消されていた。
その名を呟く彼女に対して、雨の向こう側から声が返ってきた。
「ははは……そのまさか。俺の下僕になれ……ファンガイア、チェックメイトフォーのビショップ」
「っ!?」
あっさりと質問に肯定で答えたと思った瞬間、影の身体から何かが飛び出してきたのをアゲハは見た。
先ほど始末したファンガイアが付けていたのと全く同じ、瞼と口が縫い合わされた悍ましい仮面を。
そしてアゲハは全てを察した。あのファンガイアはこのミイラに──マミーレジェンドルガによって使役されていたのだと。あの仮面に囚われたものは全てヤツに操られてしまうのだと、アゲハは一瞬のうちに理解した。
「っ! ぐぅぅッ! (ダメッ! 動かな……っ!)」
しかし身動きを一切取れないアゲハはその仮面に対して何もできなかった。ファンガイアの姿に変わって撃ち落とすことも、自分を縛り上げる布を切り落として逃げることもかなわなかった。
「く……っ」
放たれたマミーの仮面は無情にもアゲハへと迫っていた。
そして──。
今回の話に登場したファンガイア
・アントライオンレジェンドルガ/元アントライオンファンガイア
真名『色彩の祝祭』
・スワローテイルファンガイア/羽畑アゲハ(ビショップ)
真名『?』
次回、アゲハの運命は……?