音撃戦隊バングドリーマー   作:作者アアアア

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あらすじにも書きましたが個人的な理由でアンケートを一度消しました。
投票して下さった方にはお手数ですがもう一度してもらえると幸いです。


18thLive ポーカーフェイス

「アンタを敵だと思う事にする!」

 蘭の宣戦布告から始まった、ドリーマーレッド対RASブラック。

 二人が最初に取ったアクションは鍔迫り合い、だがすぐにお互いに得物を押しのけ、距離を取るとDバレットを取り出し装填する。

『コピー!』

 蘭の弓剣が二つに増え二刀流になると、チュチュもDバレットで対抗する。

『スピード、レインフォース! ソニック!』

 音声と同時に蘭の視界からチュチュが消えた。

「うわっ⁉」

 それを理解する間もなく蘭が見えない何かに攻撃されよろめくと今度は背中からダメージを負う。

「このっ!」

 悪あがきに二本の弓剣を振り回すが当然当たらず、吹き飛ばされる。

 壁に叩き付けられると、チュチュが蘭の目の前に現れ、ボディの先の部分を蘭の腹に突き刺す。

「ぐっ⁉」

『ジェット、レインフォース! ロケット!』

「うわあああああああ!」

 チュチュがDバレットを装填すると、刺した部分から超高温の熱が噴出し、蘭は痛みと熱さで悲鳴上げる。

 噴出が止まり、蘭が力なく両膝を付くと追撃にギターアックスをゴルフクラブの様に振って蘭の腹に追い打ちをかける。

「がっはぁ⁉」

 壁を破壊し、雨降る屋外に叩き出された蘭は腹を押さえながら元の姿に戻ってしまった。

「ハッ! crazyだったのはやっぱりアンタだったみたいね!」

 疲れたのか息を切らしながらチュチュが挑発しつつ、蘭が落としたコピーバレットを拾い上げる。

「蘭!」

「蘭ちゃん!」

 そこへ、巴とつぐみが駆け付けてきて、チュチュも一息ついて

「Battleの相手ならいつでも受け付けるわ。ま、アンタはいつまでもLosersだけどね!」

 煽り台詞と共にスチームバレットでチュチュは撤退し、そこへ二人が蘭を心配する。

 強気に挑んでも手も足も出ず、貴重なDバレットを奪われ、唯一残ったサンセットバレットはお情けで見逃され、プライドはボロボロにされ。

「わあああああああああああああ!」

 蘭の慟哭が豪雨の中で響いた。

 

 

 

 RASブラックとの敗北から暫くして、蘭達はモカのお見舞いに来ていた。

「ここ」

 蘭に連れてかれて、病室の前に立つ音撃戦隊の面々。

 部屋に入り、最初に寄ったのは香澄だ。

「モカちゃ~ん! 大丈夫なの⁉」

「えっと……あの、蘭さん。この人も私の知り合いですか?」

「え……? 本当に?」

 普段のモカでは考えられない喋り方、対応に言葉を失う。そんな中でも友希那は淡々と聞き出す。

「青葉さん、貴女の話は美竹さんから聞いたわ。今思い出せることはないかしら?」

「う~ん……それは何とも……ところで、お名前は?」

「ああ忘れていたわ。私は湊友希那、ロゼリアのボーカルをしているの」

「モカちゃん、私は? ポピパの香澄だけど……」

 モカは黙って首を振りそれの返答に香澄は項垂れる。

「あたしは弦巻こころ! ハロハピってバンドをしてるの!」

「く、倉田ましろです。月ノ森の一年でモルフォニカってバンドをしてます」

「まん丸お山に彩を! 丸山彩です。どう? 何か思い出せそう?」

「……皆、聞き覚えが無いです」

 それぞれ自己紹介をするが、結果は全く出ず一同俯く。

「やっぱり私達じゃ意味無いわね……」

「モカの記憶を呼び覚ますには、強いショックを与えるか、一つでも記憶を取り戻して芋ずる方式で記憶を全て引き出すしか無いんだよね……」

 考えていたその時、香澄は思いついたのか手を叩く。

「そうだ! ここでアフグロの曲を弾いたらどうかな⁉」

「戸山さん、ここは院内よ。ギターなんて弾いたら即座に追い出されるわ」

「ギター……」

 しかし、それを聞いた蘭は何かを思いついたのか鞄を漁りだした。

「蘭? もしかしてギターを弾くのかしら⁉」

「いや違う。でもやってみる価値はある」

 蘭はそう言って机の上に楽譜を広げた。

 楽譜にはJamboreeJourneyと書かれている。

「これは?」

「皆で井ノ島行った時に思いついて作った曲」

「曲なんて作っていたんですね」

 蘭から楽譜を受け取り描かれた五線譜を真剣眺めている中、蘭は語った。

「モカが合の手を入れるパートもあるんだけど……あたしはサビの部分が好きかな。それと……」

「あ゛ぁあ⁉」

「モカ⁉」

「モカちゃん⁉」

 突如、モカが楽譜を投げ捨て頭を抱えて悶え始め、彩は即座にナースコールのボタンを押す。

「青葉さん⁉ どうかされましたか⁉」

 ナースが二人ほど入って来て六人はそのまま部屋から追い出されてしまった。

 

 

 

「モカちゃん大丈夫かな……」

「けれど、これで青葉さんを救える可能性は出てきたわね」

 病院の外、六人は横一列で会話をしつつ歩いていた。

「だったら病院でライブをすればいいのよ!」

「だから、院内ではギターは禁止よ」

「あのさ、皆」

 蘭の言葉に一斉に本人に視線を向ける。

「これは、あたし達アフターグロウの問題だから皆は深く入り込まないで欲しいんだけど……」

「……そうね、今の私達に出来る事は無いわ」

「……ありがとうございます」

「蘭ちゃん、行き詰ったらいつでも私達に言ってね! 手伝うよ!」

 香澄の台詞に合わせて四人も頷く。

「ん、ありがと」

 

 

 

 それから更に暫く、月ノ森周辺ではちょっとした噂話が立っていた。

「ギャンブル場?」

 モルフォニカの拠点であるアトリエで五人が問題の話をしていた。

「ええ、この辺りで出来た話を聞いたの。けれど賭場は日本では立派な犯罪、可笑しいと思わないかしら?」

「どうしてるいさんがそれを?」

「桐ヶ谷さんの情報網よ」

 ましろとつくしが透子の方を向くと腕を組んで得意気に頷く。

「透子ちゃん、他に分かる事は無いの?」

 率先して話を聞き出そうとするつくしに透子は答える。

「アタシの知ってる事だと、わざわざ派手な看板を設置して客寄せしてて、噂じゃ入った客の数と出た人の数が合わないって話。皆はどう思う?」

「う~ん、犯罪のにおいがするね」

「それに悪い事をしてるのに目立ってたら警察の人が来るよね? その人達は?」

「……入店したら最後、出てきた人は誰一人いないってさ」

「間違いないよ! エクスードの仕業だよ!」

 透子の回答に確信を得たつくしは叫んだ。

「そう言う事、シロ出番だよ!」

「……行きたくない」

「しろちゃん?」

 だがましろは、俯いてポツリと呟く。

「シロ、アイツらの事まだ記憶に残ってるの?」

「だって、エクスードに会ったらRASの人にも会うって事でしょ?」

 チュチュに言われた悪意に負けてしまい、今のましろは戦意を失っていた。

『結局の所……アンタらをぶっ潰すならこれで十分よ!』

 そんな言葉がいまだに頭にこびりついて離れない。

「それじゃあ、私が代わりに行ってくるよ!」

「つくしちゃん⁉」

「ふーすけが? 大丈夫なのか?」

「エクスードで困っている人が沢山いるんだよ? 私達が動かないでどうするの!」

「私も参加しようかな~?」

「七深ちゃん?」

「つーちゃんだけだと心配だしね~」

「んじゃ、アタシも。RASの奴らに会ったら文句を言ってやりたいしね」

『つくし、七深、透子……相棒! オレらも負けてられないぞ!』

「つくしちゃん、これ」

 燃え上がっているつくしにましろは躊躇いなくDバレットとバックラーを渡してしまった。

「ましろちゃん、これって……!」

『相棒違うだろ! ここは私も行くって場面だろ⁉』

「ま、シロは充電期間って事で! ルイはどうすんの?」

「私は遠慮しておくわ。全員で行って、全員の身に何かあったらどうしようも無いわ」

「つれないなー」

「まぁまぁ、ルイルイの言葉にも一理あるし、今は私達で頑張ろ?」

「うん! それじゃあ、行ってくるね!」

 三人が出て行き、二人きりになったアトリエで瑠唯はスマホでメッセージを送っていた。

「るいさん、何してるの?」

「この事を湊さん達に連絡するの、あの子達が向かって行った事も合わせてね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺の名前はシリョク・ディイラ。しがないギャンブラーさ」

「何がギャンブラーよ。私達がここに来たのは貴方を倒す為よ」

 友希那はブルーローズを出そうとしたその時、紗夜のカードを摘み破ろうとし始める。

「おっとここでは暴力は厳禁。大事なものを手放したいなら歓迎するけど」

「……」

 苦虫を食い潰した顔でブルーローズをしまいディイラを睨む。

「どうすれば紗夜を戻してくれるの?」

「勿論ギャンブル対決さ、因みに彼女の価値はハートのジャック、チップ1100枚分かな」

「分かった、その勝負受けて立つわ」

「友希那先輩⁉」

 相手の土俵に立つと宣誓した友希那に驚く一同だが、友希那はそれをも気にせずディイラの言葉に耳を向ける。

「ルールはうちのオリジナルでいいかな」

「ええ、構わないわ」

「まず、場に二枚の札を用意する、次にお互いに手札を五枚用意する、後はチップをかけるんだ」

「他には?」

「いらない札があるなら交換も出来るよ。ワイルドも有り。それとここが一番大事」

 ディイラは一息置いて、重要点を説明し始めた。

「役に応じて、取れるチップが変わるんだ」

「どういう意味かしら?」

「例えば君が百枚賭けたとする、俺がスリーカードっていう二番目に弱い役で勝つ。そしたら君は賭けた百枚×2のチップを払わなければならない」

「つまり、役にも意識しろという事ね。……参考までに聞くけど、一番強い役は?」

「ファイブカードかな、倍率は何と1000%!」

「大体分かったわ」

 友希那は席に座りディイラを睨み口を開く。

「始めましょうか」

「オーケー、ショウダウン!」

 

 

 

「友希那さーん!」

 友希那はポーカー対決で負けて、その魂をトランプにされてしまった。

「ビギナーズラックが起こる前に勝てて良かったよ」

 ハートのキングにされた友希那を見つめつつ語ると七深が前に出て胸を張って名乗り出る。

「それじゃあ次は、私が相手になりまーす」

「おっ、いいね。次は何のゲームにする?」

「ポーカーだとあれだし……広町的にはルーレットがいいかな~」

「分かった。ルールは僕がボールを入れるから、君はそれがどこに入るか予想するんだ」

「ふんふん」

「色だけ当たれば、掛け金の二倍、数字も同じならば四倍をゲット出来るんだ」

「それじゃあ、手持ちはいくらから?」

「手持ちは百枚から。どうかな?」

「いいよ~」

「準備はいいかい?」

「広町、いけまーす」

 七深の余裕綽々な姿を見たディイラは、回るルーレットに白のボールを放り込んだ。

(放り込んだ角度、玉のスピード、ルーレットの動きから……)

「赤の18番に全部!」

「ええ⁉」

「駄目だよ七深ちゃん! これで負けたら……!」

 玉は何と七深の予想通り、赤の18番に入った。

「何⁉」

「ウソ⁉ やったあ!」

「おおおお! ななみやるじゃん!」

 そこからは七深のワンサイドゲームとなっていた。

 百発百中の予知でメダルは数え切れない程に持ち抱えた七深は聞く。

「これって交換できますか~」

「いいよ。どれにするんだい?」

「それじゃあ一から五までトランプにされた人を戻してください」

「はぁ……」

 ディイラは落ち込みながら二十枚のトランプをバラ撒く。すると、トランプが光だし封印された人たちが復活した。

「あれ、ここは?」

「も、戻れたぞ!」

 それぞれが歓声を上げる中でディイラは七深に目を合わせて呟く。

「君は……はっきり言って普通じゃない。異常だ」

「!」

 普通じゃない、ディイラのその言葉に七深の心が激しく揺さぶれそれを見た者は更に揺さぶりをかける。

「こんな予知紛いのギャンブル力をひけらかして、悪い大人に捕まらないといいけど」

「う……うう……」

 そこへすかさず、ボールを放り込んだ。

「七深ちゃん!」

「あ! えっと黒の……赤の36番!」

 入った先は黒の1番、初めて外した瞬間だった。

 主導権を奪われた後は無残の言葉しか出ない惨状となっていった。

「うう……うあ……」

「七深ちゃーん!」

「ウソでしょ……」

 ついにクローバーの7にされた七深。

「さて、次のお相手は?」

 

ポピパの楽曲と言えば?(採用されたものがフォーム名になります)

  • STAR BEAT!~ホシノコドウ~
  • 二重の虹(ダブル レインボウ)
  • キズナミュージック♪
  • Returns
  • ティアドロップス
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