FGO 崩壊危惧学園 聖ビブリア   作:超ローマ人

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第九話

「前回メイガスモードの力の使い方を復習した春日アラタは、リリスの錬金術をコピーしてしまったのでした。」

「ところで、春日アラタよ。貴様もしや。星の戦士じゃあるまいな?」

「それ以上は止すんだ!」

「そのうち、敵を吸い込むぞ。」

「テキトーなこと言うなよ!」

「主役よりも忍者の活躍が見れる第9話どうぞッス」

あらすじ完

 

「うーむ、まさかオレに魔術のコピー能力があったとは。もしや、このままいけば全ての魔術が使えるグランドメイガスに!?」

「なれません!」

アラタとリリスはいつもの漫才を行いながら、廊下を歩く。

アラタは前回、確かにコピーは出来ていた。しかし、それは「器」のみをコピー出来るに過ぎず未だに謎多き能力であった。

アラタは何気なく教室のドアを開けると。

そこには、皆が寝ているところをただ一人起こす男がいた。藤丸立香だ。

「おい、セリナ。起きろぉ。ってこれ何回目だ?」

「おっ、どうした?」

「それがさ、見た通り。皆急に寝ちまったんだよ。。」

藤丸はダヴィンチちゃんを始めとした、サーヴァントたちにも呼び掛けたが返事は得られなかったのだ。

「ふむ。リリスの授業の集団ボイコット…?」

「えぇ!?そんなっ!!」

アラタのボケに、リリスが本気で突っ込まずに便乗してしまうのは珍しい。

なお、ようやく突っ込んだのは忍者ことレヴィだ。

「これは、ユイさんが引き起こした崩壊現象ッスね。」

「また崩壊現象?この学園は、何回崩壊のピンチに見舞われれば気が済むんだ?」 

そして、藤丸たちは学園長室に呼ばれダンジョンに向かうように言われる。

目的はもちろん、崩壊現象の阻止だ。

「さて、協力プレイと言うわけなのですかね?」

「そう!というわけで…だ」

まさか学園長も協力を…と思いきや学園長が扉を開いて言ったのは。

「早速、眠ってるカワイコちゃんたちにイタズラしに行こうっ!」

「夜は焼き肉っしょーっ!ハハハ!」

 

こんなノリになりつい、藤丸も「スケベ案件ですか。私も動向しましょう」と返事をしたのがいけなかった。

彼を含めた、変態魔道師三人衆の頬にリリスの掌が飛んできたのだ。

 

「ふざけるのもいい加減にしてください!」

「「「申し訳ございません」」」  

こんな漫才を、馬鹿馬鹿しいと冷めた視線を向ける者がいた。

「行きましょう、アキオ。これ以上の話は時間の『無駄』です。」

彼女は『無駄』だと、わざわざ強調して言ってきたのだ。

ミラ達は崩壊現象を止めに行くが。藤丸は声でそれを止めた。

「待ってよ。協力はしないの?」

「私たち以外は必要ありませんから。足手まといです。それでは。」

そこには、一切の感情も込もっていなかった。鉄はそう易々と、熱せられるわけではない…ということだろうか。

そして、ミラはアラタをチラっと睨んでから学園長室をアキオとともに後にした。

「なんだ、惚れられたか?」

「多分違う。」

「旦那様ったら、とっても自意識過剰ね。」

アリンの言う通りだ。と藤丸が頷いていると。

「アリン、もっと自分を見せていいんだぜ?」

「自分…つまり裸を見せるとか?」

「それはダメですっ!」

先ほど、アラタについて色々言ったが。アリンのマイペースもマイペースであった。

「そう言えば、学園長。先ほど、レヴィからこの崩壊現象がユイって娘の仕業だって聞いたのですが…マジですか?」

学園長は椅子によりかかると。「本当だ」と単刀直入に申し上げてしまった。

学園長によると、魔力は学園の地下から溢れてそれも凄い量なのだとか。

すると、レヴィが声を荒くした。

「やはりユイさんっスか!?」

「俺が夢の中で出会った、リリスの次にスタイルの良いあの娘か?」

「スタイルってお前…」

「スタイルで覚えないでください」

つまり、今回はユイの魔力が暴走してしまっている。という訳である。

しかも地下のダンジョンに行かなければならないのだとか。

そして、我々は地下のダンジョンに行きユイの暴走の歯止めと救出を目的に行動を開始した。

 

地下で待ち構えていたのは思った以上に、不思議な空間であった。

「普段はごく普通の、巨大な迷宮なのですが」

「巨大迷宮か。ここにあるのとは別のを、サーヴァントたちと一緒に突破した思い出があるな。」

「リツカ、お前。さらっと凄いこと言ったな。」

藤丸は巨大迷宮と聞いて、過去に行った極寒の異聞帯のサーヴァントが生み出した物を、思い出しそれについてざっくりと話した。

「…とまあ、本当はもう少し話していたいがそうも行かない。ユイのことについて話して頂けると助かる。」

するとレヴィが話す。

「ユイさんは世界の裏側。つまり、夢の世界で過ごす魔道士ッス。そして、それこそが彼女のテーマと言っても、過言ではないってことッスよ。因みにそれが原因でユイさんは封印されてるッス。」

「それがユイのテーマか…。しかし、『封印』というのが気になるな。」

「彼女は、枢機卿(カルディナリス)クラスの魔力を持つッスよ。」

「それって、どのくらい凄いんだ??」

「学園だと学園長の次のレベルッス。」

藤丸とアラタは「ダニィ!?」っと、驚いた声を挙げてしまった。

そして、そんな魔力が暴走しているということは「世界」に危険が訪れたということだ。

「世界が寝たら…」

「消滅ッスね。」

まさに、「世界を破壊するアンコトロールスイッチ」としか言いようがない。

「どうやらアラタに出会ったのが…魔王の力の影響を受けてしまったのが、原因である可能性が高いでしょうね。」

「」

アラタは責任を感じたのか、黙って自身の掌を眺めた。

すると、いつもより気合いが入った表情でレヴィが急かした。

「ミラさんとアキオさんは見つけ次第、ユイさんを消し飛ばすに間違いないッスから、急ぐッス!」

「あの鉄女コンビめ…!」

藤丸は思わず叫んでしまった。

「リツカさん、落ち着いてください。崩壊現象の完全除去が、彼女たちグリモワールセキュリティの任務の一つですから。」

「すべての不浄を消し去るための…魔道団体。」

「アラタさんとリツカさんはこの先危険なので、メイガスモードでお願いするッスよ。」

「お、おう。。」

「あぁ、感じるぜ……魔の気配をな!」

すると、魔物の大軍が現れた。構成としては数体のスケルトン、シャドウサーヴァント、コブリンの計18体だ。

「この間の銃が役立つ時だ!」っと、アラタは声を挙げたが……何も起こらない。

「」

「一体…どうしたと言うのだ?」

「早く銃を出すっスよ。」

すると、餅を喉でつっかえてしまったような表情を浮かべたアラタは言った。

「リリスよ…どうすりゃいいんだっけ?」

テヘペロしながら「忘れた」と言ったのだ。

「だらしねぇなぁ…」

「取り敢えず近寄れないようにバリア張っておく?」

「ええ、よろしくッス」

アリンは魔物が嫌がるバリアを張った。すると敵の団体は動きを止めてしまった。

すると、アラタが「出来た」と言って相手にビームガンのようなものを向けたが…。

「あれ!?なんも起きねーぞ!?動け!動けって!!」

「さては戦闘経験薄いな、オメー。」

「畜生めぇ!」

自棄になった彼は地面にそのビームガンを叩きつけた。すると、、

ビームが出て来てリリスとアリンの服が破けたのだ。

咄嗟の出来事で藤丸も驚いた顔をした。

「これはコイツが何も反応しなくてだな!!」

「役立たず」

「って、コントしてる場合かぁー!」

魔物たちが彼らを囲んできた。

万事休すか…と思われたその時!

「危ないから伏せててくださいッス。」

レヴィがクールな口調でそう言ったと同時に、伏せた皆が見たのは。瞬時に切り刻まれてる魔物たちであった。

「先を急ぐッスよ。」

「なんか、スゲー。」

「レヴィさんの実力は世界的に見てもトップクラスてすからね。」

 

藤丸たちはレヴィに続いて進むと、広いところに出た。

「ここから先は至るところに罠が。」

「よし、急ぐか。」と藤丸が足を踏み入れると。「ガコッ」

「……遅かったッスね。」

「やっちゃったぜ☆」

「やっちゃったぜ☆じゃねぇよ、バカ野郎!」と言わんばかりに巨大な鉄球がこちらに転がってきた。

「取り敢えず。……ごめんなさぁぁい!」

藤丸は皆と走りながら、皆に謝った。

逃げたは良いが先は…行き止まりになってしまった。

「アリンさん!」

「ルイーナの名の元に破壊するわ。」

「こうなったのは私が原因だ。私もアレを壊すとしよう。」

「分かったわ。」

すると、アリンは魔道書『ラグナ・ユグドラシル』を取り出した。

「テイワズ『勝利』」

藤丸も負けないと言わんばかりに、巨大な暴食『グラ』のドラゴンから放たれた炎の塊をを鉄球にぶつけた。すると、鉄球は欠片どころか灰になって消えた。

藤丸とアリンはお互いにハイタッチした。

リリスたちは取り敢えず進みながら、まだ未熟なアラタにレクチャーした。

先ほどのアラタの不発魔術の原因は、術式と詠唱の二つを覚えていないことだ。

そんなこんなで、最深部までようやくたどり着いた。

「結構歩いたなぁ。敵は楽なのだが」

「!来るわ」

すると、目の前で壁が割れた!

「この魔力は…!」

藤丸たちの他にここを目指す者たちとは…勿論、あのコンビしかあり得ない。

「あん?真っ直ぐ来たのに、なんで先を越されてたんだ?」

「レヴィさんが、この迷宮に何度も、足を踏み入れてるからでしょう。」

「まっ、まっすぐ…」

青い顔をしたアラタの反応に、アキオはニッコリしながら。

「ああ…まずは床を破壊してだな。後は一直線に壁を破壊だ!」

これをケラケラ笑いながら言うのだ。

藤丸はこの間の攻撃に耐えたが、やはり威力は侮れない。

「さていきますよ、アキオ。レヴィさんがここにいることが、この先にユイさんがいる何よりの証明…!ユイを消滅させます!」

 

やはり、彼女たちと藤丸たちではユイに対する構えが異なるようだ。

「させるか!」

藤丸は思わず、二人の目の前に立ちはだかった。

そんな彼をミラは睨む。

「また貴方ですか。」

「皆。ここは俺に任せて先に行ってくれ。彼女たちは……俺の逆鱗に触れた。」

すると、レヴィが手を挙げながら。こちらに近づく。

「ここは自分に任せるッス、リツカさん。」

「レヴィ!?」

アキオはその光景に血を滾らせたような表情を浮かべた。

「もしかして、レヴィが相手してくれんのかい?」

レヴィも応える。

「こういう熱い展開も、ちょっと面白いッスよ。」

「確かに!私もレヴィと一度本気でやってみたかったんだよー!」

アキオは足に魔力を纏わせて、準備万端の状態だ。いくら速いレヴィでも当たったら…!と藤丸は考えたが。レヴィの横目は「本気」そのものだ。

「わかった。皆行こう。あと、レヴィ。死ぬなよ?」

「勿論ッスよ!」

レヴィの身を纏う魔力が膨れ上がるのを背に、藤丸たちはユイの部屋に向かった!

「インウィディア『嫉妬』のアーカイブに接続。テーマを実行するッス!」

レヴィの口に咥えられた巻物が風と共に展開される。そして、魔力から生成された強い風がアキオたちを襲った。

「なんつー風だ!」

すると、アラタの目の前にミラのスカートの中に隠れていた兎柄のパンツが。

「ウサギ…パンツ…?」

すると、ミラは顔を赤くしてアキオに助けを求めた。

「アアアアキオっっ!は、早く終わらせてこの不浄な男の眼球をとっとと潰してください!」

アラタは慌てるミラを見たことがないので、ある意味新鮮な物を見させてもらったことになってしまった。

「大将は純情だなぁ。」

「いいから早く!」

「ささっ、今のうちにジライヤ♪ジライヤ♪」

我々はレヴィを残して、ユイの部屋に走った。そして。

「先ほどは少しふざけたが、ここはそうも行かないか。」

ユイの部屋にたどり着いた時。私は凄まじい魔力を感じた。

「開けます。」

大きな扉を開けた先で我々が見た光景は…一人の少女が裸のまま、ドラゴンに守られているというものであった。

「ユイさんっ!?」

「え…!?ユイ!?姿が違うんだが!?」

「!?」

To Be Continued

 

次回のFate/Grand Orderは

「コードD…幻想が実体化した存在―やはり、顕現してましたか」

「不味い!あのドラゴンの魔力が、アラタのに干渉してやがる!」

「ニンジャ…銃を使う。俺に戦うための方法を教えてくれ。」

 

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