FGO 崩壊危惧学園 聖ビブリア   作:超ローマ人

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リーゼ編はこの話から佳境へと入っていきます
お楽しみに


第十五話

「今回はこの浅見リリスとアリン達が、あらすじを紹介したいと思います。」

「待ってくれよ、リリス先生。今度こそ私が。」

「普通の魔道学園の生徒である、春日アラタと藤丸リツカは…」

「またマーリンの本かよぉ!」

「男なんだろ♪くよくよするなよ♪」

「アキオ、アンタは黙っとれぇ!」

「不動アキオとミラと共に、打倒リーゼの特訓を行うことになりました。しかし、そうしているうちに。リーゼさんは学園内に侵入してしまったのでした。」

「逃げるなぁぁ!リツカァァァ!」

「ダンプカーでこっち来るとか、殺す気満々じゃねぇか!!」

「では、第15話どうぞ。」

「危ないだろおが、てめぇ!」

「あの地点から、ダンプカーの助手席に座るとは。中々やるじゃないですか。」

「ミラぁぁ!後で覚えてろよぉぉ!!?」

 

「ウワァァァ!」

「なんで魔物が!?」

学園の生徒たちが突然現れた魔物を見て、驚きと恐怖の叫びを挙げていた。

魔物たちは、ここにいる生徒から魔力を奪おうとしていた…が。

様々な場所では、藤丸立香が連れてきたサーヴァントが交代で見張りをしていたために。

その半分が魔力を吸えずに、潰されていった。

「大丈夫ですか?」

「は、はい…!」

あるところでは、黄金の剣を持った少女騎士王が。

またあるところでは、右腕が黒い包帯で覆われたのと鬼の血を引く暗殺者が。

別のところでは、電撃魔術を使うホムンクルス『人造人間』とフランスの聖女たちが魔物から生徒を守るべく闘っていた。

一方で、運悪く魔物に襲われて服を破かれた女子生徒たちもいた。

「なっ…服がーひゃんっ」

「んんっ。魔力が奪われていく。」

すると、ひょうきんな男の声がした。

「んー。見ていても楽しそうなんだけど、やっぱり助けておくかな…?」

とすっとんきょうな調子で呟いた男は、先程の女子生徒にまとわりついた魔物を瞬時に片付けたのだ。

「がっ、学園長!」

女子生徒はホッとしたが、学園長の側近から聞いた助けた理由を聞くと、悲鳴を挙げて逃げ出した。学園長が彼女らを助けたのは、「目の保養のお礼」だからだ。

「教職位はほぼ全員、学園内の防備につきました。」

「…ほぼ?」

「リリスが保健室にいますので。」

「あー…なるほどね。残ったトリニティセブンも、魔力があまりない状態。検閲官二人はアラタ君とリツカ君にかかりっきり。…これはアレだね、再び。学園のピンチ!!いやあ、興奮するね。こういう展開!!」

と興奮気味な学園長には、側近は頭を抱えた。

「さーて。アラタ君、リツカ君、ミラちゃん。それにリリスちゃん。早く頑張らないと、おっかなーい悪の魔道士ちゃんが迫ってきちゃうよー?」

すると、多くの魔物を従えて、今回の異変の張本人が現れた。

「あら?それってあたしのこと?あたし的には、学園長センセが相手してくれると嬉しいんだけど?」

噂をすれば影が立つとはこのことだ。リーゼがその姿を現したのだ。

学園長はリーゼの実力を測ったのか、側近には「手を出さないように」とジェスチャーをして

「ハッハッハッ。先生はもう歳なんだから、いたわって欲しいものだねぇー。」

と一見ヘラヘラ笑っているように見えたが。

「でも、生まれて初めての逆ナンパに、ホイホイと乗っかってみちゃおうかなぁ…?」

眼鏡を外した途端、見せた顔は、殺気を秘めた物だった。

「…っ。いいわね学園長センセ。その魔力を学園と、この世界の卒業の証として!もらっちゃうことにするわね!!」

「いやぁー。ボクもまだまだ君には学園にいて欲しいからね。アラタ君らが来るまでの暇潰しはしてあげるよ。」

「それじゃあっ、いただきます。学園長センセ♥️」

リーゼがウィンクするのを、合図と受け止めたと言わんばかりに、多数の魔物が学園長を襲った。

学園長は余裕の表情を浮かべて

「へぇ…。魔物を従えるなんて、本当に魔王みたいだね。」

と言うと、魔物軍団を一瞬でしかも手も足も動かずに一掃したのだ。

そして、問題児に丁寧に社会のルールを教えるかのように。魔道のおさらいを始める。

「レクチャーその1」

「えっ!?」

リーゼよりも速く、学園長は彼女の後ろにワープし、腕を掴んでは囁くように

「自分より高位の魔道士を相手にする時は。魔道書の装備は必須だよ?」

リーゼはその手を振りほどくと、魔力を放出させた。

「流石学園長センセ。やっぱり様子見とか言ってられないか!!」

いつも通りに窓ガラスが割れ散った。

そして、リーゼはタブレット端末のような器具から数秘術の帯を出し、学園長を縛りつけた。

「…ふむ。リガーレ『束縛』の術式…セリナちゃんの術だね。じゃあ、レクチャーその2。

対象の魔道士がよく動くタイプか。じっとしているタイプなのか。あるいは、自分の世界に引き込むタイプなのか。…つまり、僕がどのタイプなのか、きちんと見極めないとね。」

すると、学園長は「リーディング『覚醒』」と呪文を奏でて束縛を破ったのだ。

「ーっ!!その状態で、術が発動できるの!?」

驚くリーゼに追い討ちをかけるように、学園長はレクチャーを続ける。

「レクチャーその3。僕は口さえ動けば、殆どの魔術が使えるタイプだということ。」

三つ目のレクチャーが終わると、リーゼは急に笑いだした。

「…ふ。あははっ!流石、本物の大魔公『パラディン』は素敵だわ!」

「うん、ありがとう。ボクもリーゼちゃんの顔とか脚とか大好きだよ。」

と学園長のセクハラ発言を無視して、彼女は続けて学園長と話す。

「他人の魔力を使っての術の強化って、簡単なものじゃないのね。」

「…魔力で強化出来るのは、あくまで強度だけだよリーゼちゃん。レクチャーその4。魔術の構成、術の式を解析すれば、ちょっとの魔力でほら、この通りさ。」

と魔術の残りカスをリーゼに見せつける学園長。

「うんうんっ。勉強になるわ♥️是非、その膨大な研究結果を奪わせて貰いたいんだけど。」

「いやいや!まだ君には早いんじゃないかなぁ。」

と頬を赤く染めながら学園長は言った。

そして、リーゼはそんな学園長の実力を知り。お化けを視たかのような、余裕の無い顔付きになった。

「ああ、そうか。今のリーゼちゃんには見えるんだね。僕の魔道書・王の門『ソロモンズ・ゲート』が。」

彼の魔道書は、一定以上の魔力が無いと見えない代物である。さらにはかなり高位の魔道士でも、長時間視ると発狂するだとか。

「さーてっ。困ったわねぇ。どう戦っていいか、見当も…あっ、そうだ。」

攻略のヒントを掴んだ彼女は胸に布一枚の服をめくり出した。

「こういうのはどう?」

「わーい。素敵な胸だーっ」

「隙あり」

先ほどまでの威勢が嘘かのように、思いっきり蹴られた学園長は窓を割って外に追い出された。

しかし、リーゼは詰まらなそうにそんな彼を視て、トリニティセブンがいる保健室へ歩きだした。

「せっかくだし。口直しに他のトリニティセブンを探しに行こっと」

一方で。

「いてて…。いやはや、良い感じに成長してきているねぇ…。この調子で他の子たちも、一気に育ってくれるとありがたいんだけどねぇ~。」

とひょうきんに独り言を漏らす学園長。

「リーゼちゃん。古来から、悪の魔道士というのは。強大な力を手に入れてしまうと、負けてしまうものなんだよ。」

校庭で特訓している組も、今回の異変には気付いていた。

「どうやら、学園に来てしまったみたいだな…」

「えぇ。ですから貴方は早く魔力のコントロールを!」

「わかって…うぐっ!」

ミラは容赦無く、立香の右腕にビームを撃つ。

それは掠っただけで、彼の右腕を赤く染めた。

「おいマスター、てめぇ。右腕が!」

「残念ですが、止めです。藤丸リツカ。」

今度は先程よりも、高出力な光線が飛ぶのは目に見えていた。

しかし、藤丸立香は狼狽えない。それどころか、真剣な眼差しでミラを睨んでは気高く叫んだ。

「ミラ!俺は!!アンタの測定の先に行く力を持っていることを!!忘れたか!!!?」

すると、彼は敢えてミラに向かって突撃したのだ!

「無謀なことを!」

と彼女は反論するが、その実、藤丸は足に魔力を溜めて跳躍したのだ。

そして、その左腕には長さは短く、刃の形としては凸凹状と直線状を足したような見た目よ剣が握られていたのだ。

「なっー」

そのまま立香は、ミラを一刀両断するようにビームをかき消した。

「……認めたくはありませんが。合格です。藤丸リツカ。」

「あぁ。ご苦労さんだ。マスター。」

藤丸の右腕は、一瞬のうちに治っていた。彼の剣は、魔力を吸収しては治療などにその魔力を回すことが出来るようだ。

「その剣の名前は?視たことも無いぐらいに、強大な魔力を抱いているようですが。」

ミラの質問に、藤丸は頭を掻きながら答える。

「そうだなぁ。白銀の月『シルバームーン』ってのはどうだ?」

その名を聞いた彼女は凍りついた。

 

「どうした?」

「貴方。白い月を知って…?」

「?逆に聞くけど、白い月ってなんだよ?この間暴走したのは覚えているが、白い月なんざ知らないぞ?」

ミラは、シルバームーンの名を聞いて思い出してしまったのだ。藤丸立香がリーゼの魔力によって、暴走してしまった時。

白い月が現れたのを。幸い、学園内には何事も影響は無かったがそれが危険な代物なのは一目瞭然だった。

「でも。一つ良いか?」

「なんでしょう?」

少し黙ってから、立香は答えた。

「昔から月を見ていると、なんだか危なっかしいような。懐かしいような。なんとも言えないぐらいに複雑で特別な感情が湧き出ることが多いんだ。」

 

一方で、アラタとアキオのほうは。

「崩壊現象…もうリーゼが攻めてきたようだぜ、魔王候補!!」

「マジかっ!?」

アキオの蹴りがアラタの頬に当たる。

「かはっ。早く、お前さんの魔術をパクらねぇと。」

『うん?魔道をパクりなかったのかよ?』』

アラタの魔道書・アスティルがようやく起きたようだ。

そして、さりげなく驚愕的なことを一つの魔道書は公言した。

「どうでもいいが。そこのネーちゃんの真言術なら、もうとっくにプロセスをクリアしてるぜ?」

「そんなっ…いつの間に!?」

と驚きを隠せないでいるミラ。

『でも、今回は魔道書を武器に変換する魔術じゃないからな。仕方ない。使い方を見せてやる。』

 

アスティルの写本に付けられた鎖がほどかれた。

『構成。検索。転換。組織。実行。』

すると、アスティルは一人の幼い女の子に変化した。

髪は雪を連想させる水色で、黒い服にスカートを履いた容姿だ。

「…この姿になるのは、聖に使われていた時以来だな。一応言っておくが。聖は私のことを『ソラ』と呼んでいたぜ?」

アスティルの真名がソラであることが、この場で判明された。

「つーか。リツカはどうした?」

「あぁ。彼なら、急いでリーゼを止めに行きました。」

「早いなぁ、アイツ。俺も出遅れねぇようにしないとな!」

藤丸立香は、悪の魔道士を止めるべく奔走する。

春日アラタは、アキオの魔術をコピーするべく修行の最終段階に入った。

他のトリニティセブンは保健室で、セリナを守るべく、魔物と闘う。

それぞれの闘いは最終段階へ突入したのだ!

 

次回のFate/Grand Orderは!

「もし…アラタさんたちがお姉ちゃんに勝ったら。悪の魔道士なんてやめて。」

「リーゼ。お前は…何よりもセリナを…」

「俺の魔力!回収したぜ!!」

 

 

 




原作リスペクトの精神で行きたいです
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