FGO 崩壊危惧学園 聖ビブリア   作:超ローマ人

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1日遅れました。


17話

「ついに、リーゼがラストテクノロジーを使って…えっと。」

「ラストテクニカだ。ここ、テストに出るから覚えとけよマスター?」

「ラストテクニカだか、ラストクレストだか知らねーが。リーゼを俺たちで止めるぞ!!第17話をどうぞ!」

 

 

「時空裂界(バアル・ペオル)。かつて数秘術『ロゴスアート』の始祖である、ピュータゴラースが編み出した魔道極法『ラスト・クレスト』。万物の事象を完全計測し…。あたし以外の時間を極端に遅くする術。簡単に言えば。時間停止の真似事よ。」

髪をなびかせながらのリーゼの台詞に、既聴感を感じた藤丸。

 

「つまり、これは魔法ではなく。魔法に近い大魔術…言い換えれば時間停止(偽)の魔術…というわけか。」

「時間停止…だと。そりゃあ、思春期な男の子の夢じゃねぇか!」

「うーむ、惜しい。リーゼが停止していれば…。って言わすなよ!」

「エロい事もしまくれるもんな。」

「うむ!」

「よし。待ってろ、ネロ。今すぐにヤr」

「いい加減にしやがれ!馬鹿野郎ッ!!なぁにしれっと、服を脱ごうとしてるんだよ!!?」

 

藤丸の魔道書=アークミネルバが怒声を挙げては人間の幼い女の子のような姿へ変化しては、大きなハンマーで藤丸とアラタを殴った。

「「何故だ…」」

「妙な妄想にもっこりしとる場合かぁぁ!!?」

某ドイツ軍の兵士みたいにアークミネルバは叫んで、リーゼのほうを指差した。

「な…!?」

「ホワイト・チェーン!白蛇縛『パィシゥーバインド』!!」

間一髪のところで、藤丸はリリスの首に触れるところであった、リーゼの手刀を止めた。

「さっきよりも速いのね。」

「殺気を感じたのでな。このモードになると、そういう類いの物を察することがいつもよりも出来る。」

「ったく。スイッチのオンオフが激しい、困ったマスターだぜ。」

「そこは互い様だな、ミネルバさんよ。」

 

と珍しくもソラと会話をするミネルバ。しかし、状況は手詰まりのままだ。

「この状況下…マスターならどうすんだ?オラ。」

「お前はギャングのボスか何かか?…うーん。時間の操作の権利はリーゼが持っている。」

「そうね。こうしている間にも、魔王候補クンの唇を奪いまくることもできたわ。」

「それは光栄だが。こうして話をしていられるのは?」

「あたしが貴方たちに干渉出来るよう、時間を動かしてからよ♥️あと、リツカくんのメイガスの能力も歯が立つわけ無いんだから。」

「癪だが、リーゼの解析通りだ。流石に、大魔術の作用を跳ね返すのは…お手上げだ。」

藤丸は手を挙げ、「リーゼのバアル・ペオルを完全に防ぐことが不可能」であることをアピールした。

すると、アラタは。

 

「やれるもんなら、やってみなっ。美少女はいつでも、大歓迎だぜ。」と言い、リーゼを挑発した。

「おっ。勝ち方でも浮かんだのか、マスター?」

「さっぱりわからん。」

と、ソラの問答にあっさり答えるアラタ。

「……ほう。」

「あぁ。こいつは…!」

と、藤丸とミネルバのコンビは息を揃える。

「今さらようやく。コイツに込める『意志』ってもんが掴めたような気がするぜ。」

アラタの手に光る、アキオの真言術を見た途端に。

アラタと他の三人は。目をそれぞれに配った。

「何を言ってるのか分からないけど…貴方たちの魔力を吸ったら。…時空の果てに封じてあげるわっ!!」

それが合図かのように、皆動いた!

「よし!行くぞ!!」

「永劫の時を我が手にー時空計測『クロノ・カリキュレーション』!」

リーゼの一声で、全てが絶対零度の中かのようになってしまった。

 

「魔力の使いすぎ…ね…。」

息を荒げながら、リーゼはアラタの元へ歩み寄る。そして。

「さよなら。魔王候補クン。」

アラタの唇を奪い、魔力を吸った。

「ふふふっ。ご希望通り、あっついのをしてあげたわよ♥️あははっ!これで再び、私は魔王の力を得たのも当然!FGO、これにて完!」

と、勝ち誇るリーゼに。とてつもない衝撃が走った。

「っっっ!?あぐっ!?ん…!?」

まるで、神経毒を貰ったマウスのように軽い痙攣を起こして動けなくなったのだ。

「…で?何が終わるって…?」

「!?」

「『FGO、完!』だとよ、リツカ。」と言いながら真言術の印が押された舌を出すアラタ。

「残念だったな。腕のはトリックだよ。マスターはリーゼと喋っている時から、舌にアレを仕組んでいたのさ。」

「まぁ、失敗したらしたで。私がホワイトチェーンで縛り上げた上で弱らせて、尋問していたところだがね。さて。答えて貰おうか。」

 

とうとう観念したのか。リーゼは項垂れて、学園を狙う奴等のことについて話した。

「『悪の魔道士サイド』ってのは…リツカくんが追っているクリプターと手を組んでいる…。

福音探求会『イシュ・カリオテ』のことよ。」

「…やはりそうか。奴らめ。大人しいと思ったらこれだ…!」

藤丸はそう言いながら、険しい顔をしてここにはいないクリプターを睨んだ。

「けど、『イシュ・カリオテ』ってのはなんだ?」

「……私には時間が無いから手短に言うと…そこに聖ちゃんもいるわ…」

「「!!?」」

アラタの質問への返答に、藤丸も共に驚いた。

「つまり、春日聖は…!」

「生きている…ってのか…!」

「これはアラタにとって喜ばしいことだ。しかし、『時間が無い』ってのは…?」

リーゼの状況が理解できていない、藤丸にソラが答える。

「ラスト・クレストのリスクってやつさ。」

「……っ!」

藤丸の顔が鬼のように、赤くなった。

「リーゼ。お前…!妹を大事に思うなら!なんで!そんな技を使った!?もっと…!自分を大事にしろよ!!これじゃあ、セリナとの約束も果たせねぇ!!」

「ごめんなさい。魔道士ってのは…研究のためならなんだってしてしまうのよ。」

 

「そして、それは。アラタくんの従姉妹も同じこと―。」

「聖が…?」

藤丸もアラタも彼女が嘘を付いているようには、見えなかった。

そして、塩をかけられた青菜のようになったアラタの腕をリーゼは引っ張ると二つの花弁を合わせた。

リーゼは言い残すことは無いと見切ったのか、アラタと藤丸らを囲むように数秘術を使った。

「おい!ふざけんなっ!リツカの言ったように!セリナを一人にするつもりか!?」

「……!!」

藤丸は苦い顔をしては、項垂れた。

「俺は認めねーからな…!必ずお前をここから引きずりだして揉みしだいてやるからなぁぁ!!」

 

アラタがやけくそに腕を振るうと。柔らかい物に当たったような感触が。

「む……?」

「…は?」

辛気臭い空気から一転して、アラタの目の前には胸を揉まれて眉に皺を寄せるリリスの姿が。

「これってもしかして……私を巻き込んでのお仕置きレッスンじゃない?」

「ア…アラタぁぁ…」

「…いつもありがとう、リリス。そしてすまん、リツカ。」

 

「…そうですか。お姉ちゃんはもう…」

残念な顔をしたセリナに、藤丸は約束を守れなかったことを彼女の姉に代わって謝罪した。

「ごめん。こんな結果になってしまって…」

「アイツめ…自分とこの始祖と同じことしやがって…」

「申し訳ないが。少しの間一人にしてほしい。」

藤丸はリーゼの行動に釘を刺したアキオを含めた全員にそう言うと、姿を消した。

「リツカさん…」

「ところで、アイツの魔王因子は全部食いつくしたんだよな?」

「あぁ。それは間違いない。今は私が預かってるぜ。」

「しょうがないなぁ、お姉ちゃんは。また学園をサボる気満々なのですね。」

セリナはカメラを抱き締めながらそう言った。

「コホンっ。ソラさん。その不浄な男は、どれくらい数秘術『ロゴス・アート』のプロセスをクリアしていますか?」

「あー。もう一声ってところだなっ」

「やはり」

ミラとソラの会話に付いていけていない、アラタとセリナが首を傾げる。

それに答えるようにミラは、首席検閲官としてセリナにアラタの強化ーつまりは、アラタに数秘術『ロゴス・アート』をマスターさせるように命令した。

「わお!ミラちゃん、優しいねぇ~」

「ツンデレね」

「違います!!私には、早く彼女を罰する必要があるだけですっ!!」

と顔を赤くしたミラは一目散に、保健室から去った。

 

一方で。そんな彼らの様子を伺う者が。

「なるほど…アラタ君は順調に成長中。他のトリニティセブンも、順調に影響を受けている……と。問題なのはリツカ君の…」

「学園長…『西』の学園が。」

「あぁ。消滅したよね。ってことは、ついに『彼ら』が動き出したみたいだね。」

To be continued

 

次回Fate/Grand Order 特別編

「待ってくれよ…置いていかないでくれ…頼む…」

「俺がその苦しみを断ち切ってやる…だからよぉ。この世界で生きろよ。

アークミネルバ。」

アークミネルバの隠された真実とは?

藤丸がアークミネルバの過去と触れた時現れた、アワリティリアトリニティとは?

そして、目覚める。新たな力!!

「祝え!全魔術師を凌駕し!人類史を守る勇者!その名も…!!」

Fate/Grand Order The Birth of Minerva

 

 




特別編は三部構成となります。
ここで解かれるのは、アークミネルバの過去。
そして、藤丸の中にいる人類悪こと魔王の正体です。
お楽しみに
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