FGO 崩壊危惧学園 聖ビブリア   作:超ローマ人

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祝え!令和の始まりにして令和の風物詩、その名もゼロワン!まさに、放送開始(生誕)の瞬間である!


21話

「前回までのあらすじ。アストラル・トリニティが復活した。てなわけでね、アラタをガチギレさせたアホは立香お兄さんと…『お話』しよっか。」

「いや…いやぁぁ!助けてぇぇぇ!!」

「マスターにロリコン疑惑がかけられる21話、どうぞ。」

「アークさん、そんなことよりコイツ抑えるの手伝って。」

 

 

「『弟』よ。いつまで、こんなことをしているのだ?」

「チッ。魔王同盟を裏切った兄上がどうして、今更しゃしゃり出る!?」

藤丸の中の邪龍=アワリティアと、アストラル・トリニティが会話を始めた。

『えっ?アワリティアの弟って、アストラル・トリニティなのか?』

藤丸はアワリティアの精神に語りかける。

『あぁ。昔ヤンチャをしていた儂は、弟である奴と一緒になっては崩壊現象を引き起こして人々を恐怖へと落とし入れていた。しかし、儂は一人の人間の女との愛に落ちた。そして、その女と共にアークミネルバを造っていたのは…若き儂から聞いたであろう?』

『うん。それで裏切った後でのアンタは、どうにかして月へ逃げたんだったな。』

『あぁ。そして、今のアストラルはまだ弱いが全盛期は儂のをも凌ぐ。油断はするな?』

 

 

藤丸とアワリティア・トリニティの精神内の会話が終わりを告げると、アストラルトリニティが黒い太陽を出現させた。

「どうした?何かして見せろ!」

「崩壊現象を起こすつもりか!?崩壊現象は止めさせるし、アラタを返して貰う!!」

藤丸は、シルバームーンを左手に握りしめる。

それを見ると、アストラル・トリニティは黒い太陽の意匠が彫られた金色のマグナム銃をとりだした。

「…!」

「これの名はそうだな…『ゴールド・サン』とでも名付けておこうか。」

それを見て、アワリティアが不平の声を挙げた。

『!アストラルめ!厄介な代物を!!』

『あれは、なんなんだ?』

藤丸の疑問に、アークミネルバが答えた。

「いいか?マスター?アレの魔弾は絶対に『喰らう』なよ?もしもがあっても、シルバームーンで塞ぐかかわすのが、最低限お前が出来ることだと思え。」

アークミネルバとアワリティアの親子に、忠告された藤丸は「了解」とだけ返して、

アストラルトリニティのところへ、駆けた。

「血迷ったか!?『カルデア』の魔術師よ!」

「なぜ『カルデア』の名を!?」

「地獄耳という言葉を、聞いたことは無いか?」

アストラルトリニティが引き金に手をかけると、銃口から黒い光線が放たれた。

藤丸は、横に跳躍しこれを回避した。

光線は壁にぶつかると、壁が塵が舞うように消えた。

つまり、この光線は当たったところから崩壊現象を引き起こすのだ。

「なんていう威力だ…。これだと、カスっただけでも致命傷だな。」

『立香よ、儂に考えがある。今はとにかく、時間を稼いでくれ。』

 

 

回りには、激しい闘いの跡が残っていた。地面や壁には斬った跡や、弾で開けられた穴が広がっていた。

「ほう、中々の実力だな。カルデアからやって来たメイガス。」

「アンタの銃と比べれば、俺の剣の『火力』なんてまだまだだ。…だが、まだ本気ではないぞ?」

藤丸は言葉に含みを持たせることで、アストラルトリニティを挑発した。

「ちっ!抜かしやがるっ!!」

アストラルトリニティと黒い太陽の魔力が挙がる。

藤丸はそれを見ても、笑顔を崩さなかった。

何故なら。

『弟よ、卑怯などとは抜かすなよ!?』

急に、溢れていた崩壊の魔力の勢いが減ったのだ。

「何!?まさか!!?」

「あぁ、そのまさかだ。」

ミラたちは、ある変化に気付いた。

「あれは…!」

「日食!?」

もちろん、その日食は自然な物ではない。

「何をした、メイガス!?」

「お前の崩壊現象を、止めてやったのさ。白銀の月が文字通りに、太陽を食べているのさ。」

「なんだとぉぉ!?」

そして、魔王とミラたちが空をよく見ていると。

月が大きな口と体を持った怪物のような形に変化し、黒い太陽をそっくりそのまんま食べているのだ。

「『エクリプス・アブソリューション』!!」

藤丸がそう叫ぶと太陽を呑み込んだ月は、ゲップを鳴らすと太陽と共に消滅。

そしてアストラルトリニティは膝をついた。

「しまった…!俺の魔力も…!!」

「ちょいと眠ってな、魔王!!」

そのチャンスを見計らったソラが魔王の背中に、魔法陣を張り付けたのだ。

そして、アストラルトリニティはアラタへとその姿を戻した。

 

 

「ん…うん…」

「おっ、気付いたかマスター。」

長く眠っていた春日アラタが目を覚ます。

「うぅ、すまねぇな皆。」

「暴走した時のことを覚えているのですか?」

「よく分からねぇが、そうみたいだ。」

「ふぅ、中々に手を焼いた……」

藤丸は煙草とライターを取り出し、リラックスしていた。

「サンキューな、リツカ」

「あぁ。あと、月が出るあの技…一応大技でよ。暫くはこうして休んでないと、駄目なんだ。」

アラタは藤丸に謝ったが、藤丸にとってはそれよりも気になることがあった。

 

「で、アラタ。あのイリアとかいう小娘は…どうする?」

藤丸はイリアを指差した。

すると、イリアは縮こまった。

予想外とは言えど、アラタの暴走=崩壊現象を引き起こした原因として藤丸に睨まれていた彼女は蛇に睨まれた蛙そのものだ。

「おいおい、リツカ。そう殺気をイリアに送るな。」

「別に、殺そうとは思わん。だが、また姑息な手段で何かしでかすかもしれないと…」

藤丸の考えに対して、アラタは反論した。

「確かに、イリアは卑怯な手で俺たちを苦しめた。けどな。コイツには、ここに来る前から色々世話になってもらったからな…」

「えっ?初対面じゃなかったの!?」

「そっか、あの時お前いなかったもんな。」

「てなわけで、イリア。一応、お前を許そう」

イリアはホッとしたのか、身体の強張りが無くなった。

一方で、ソラはストップをかける。

「自分を閉じ込めようって奴相手に、それで良いのかよマスター?」

「俺は自分を殺そうって奴とだって、出来れば仲良くしたいぜ……?」

ミラが少し気まずそうに、顔を赤らめる。

「んもうっ。学園に戻ったら、色々許しませんからね。不浄な……アラタさん。」

「色々ってなん」

「それ以上はタブーだぜ、マスター。」

「うぐっ。」

 

 

暫くして、イリアが脱出のために魔力を使おうとするがアストラルトリニティに受けた魔術の影響か、失敗に終わってしまった。

「アラタとかいう男をマスターにしたは良いが……世話の焼ける魔道書だな、お前さん。」

「すみません。」

そうしているうちに、玄関まで移動したアラタたちはボロボロになってしまったリベル学園を目にする。

すると、遠くから声が。

「アラター!リツカー!」

「よっ、リリス先生。」

「二人とも無事で何よりです。一体何処へ行ってしまったかと。」

「リツカも中々頑張ったんじゃねぇか?」

「まぁ、アストラルトリニティを止めるのが大変だった…と言っておこう。」

藤丸がアキオと話していると、アラタがリリスの胸部へともたれかかってしまった。

「なっ!?」と慌てるリリス。

「そうか、アラタもか……」

「えぇ、魔王化した後に更なる魔力放出。流石のアラタさんも、もう魔力はゼロに近いでしょう。」

「あぁ、今はこうして動けるけど。……ん?」

藤丸とアキオとリリスの三人は、ミラの呼び方に違和感を覚えた。

「「「アラタ…『さん』……?」」」

「ははーん、なるほどな。」

「あらら…」

「くぅだらねえや。」

これには、魔道書たちも気付いたようだ。

 

「なーんだ、いつの間に名前で呼ぶようになったのか?」

「あっ!いやっ、それは…!かっ、彼は仮の次席ですからっ!!」

トマトのように赤くなっているので、ミラのアラタに対する視線の向けかたが変わったのは一目瞭然だ。

そして、ほっこりしていたところでリリスは何者かの気配を察した。

そしてその方角を見たが、誰もいなかった。

「リリス先生…?」

「いぇ…何者かの気配を感じたのですが…。」

「気になるけど、今は休むことを優先にしないと…ですね。」

藤丸とリリスはアラタ、アキオそしてミラと共にその場を離れることにした。

 

 

一方で、リリスの勘は正しかった。違う方角からだが、アラタたちを見つめる三つの影があった。

「……アラタさん。どうやら私達…敵同士になっちゃうみたいですね。」

To Be continued

 

 

次回のFate/Grand Orderは!

「よし、皆この鈴を持て。」

「聖……聖……」

「私に届くのを、待ってますからね。」

「今のは…俺だけじゃ防ぎ切れなかった……」

運命が動き出す…!

 

 




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