「遂に、最終決戦の火蓋が切って降ろされましたね」
「えぇ。敵を炎で焼き尽くしたいです。」
「余は強敵と闘わなければならぬがな」
「もきゅもきゅ」
「バーガー食べてる場合じゃないでしょ!?」
「まぁまぁ。とにかく、26話スタンバイと行こうか。」
「出ませい!」
「ラァッ!」
「神じゃねぇてめぇが、でしゃばるなぁ!!」
ニトクリスとアキオの両者が放った魔術攻撃を難なく防ぐカイニス。
これだけでも、彼女の強さが二人とも分かってしまった。
だが、ここで引き下がる訳には行かなかった。
「アキオさん。貴女は信仰心は熱いタイプですか?」
「それは、私の『テーマ』だな。……何故だろうな、お前はミラじゃねえってのにお前の考えていること……分かる気がするぜ。」
「そうですか。なら、次に私のやることは分かりますね?」
「あぁ、行くぜ!」
「なんだか知らねぇが!てめぇらは!ここで倒す!!」
カイニスは、落雷を起こした!
しかし、二人はこれを避けカイニスの懐へ突っ込む。
「死にに来たか、馬鹿め!」
カイニスは素早い横凪ぎで、二人を蹴散らそうとしたが凪いだのは風のみだった。
「なんだと!?」
「これが、天空神の恵みです!」
そして、アキオは踵に魔力を溜めそれを放った。
これには、神性の力が宿っている。
「「ホルス・ハンマー!!」」
「クソッ!!!」
屋上では、アリンのゲイボルグと藤乃の歪曲の力がワルキューレの軍団を次々と打ち倒していた。
「旦那様が心配ですか?」
「貴女にはバレバレのようだから。『そうね』とだけ答えておくわ。」
「きっと大丈夫です。なんせ、私たちのマスターが付いているんですから。」
「ならば、貴様らを屠る!」
スルトはそう言うと、赤い数本のナイフを宙に浮かばせた。
宝具を撃つつもりのようだ。
「やらせません…っ!」
藤乃は赤と緑の螺旋をスルト目掛けて走らせる。
そして、それに合わせるようにアリンがゲイボルグを投げた。
すると、曲げられたことによって回転力を持った銀の槍が!
音速を超えたスピードで飛んだ。
「チッ!」
「戦士を守れぇ!」
ワルキューレ軍団は大将であるスルトを守るべく集まったが、歪曲の魔眼の力が加わった槍の前には紙同然だった。
そして、最後には。
「くらー!何!?」
スルトの左胸に風穴が空いた。だが、それだけで怯む彼では無かった。
「愛する者の為にも!ここで倒れるわけには!!」
スルトは最後の力をふり絞って盛大に叫ぶ。
だが。
「可哀想な人ね。これは飽くまでも私の勘だけど、その人は貴方のことを好んではいないわ。」
「えぇ。それに、今は『私たち』の方がー」
「「強い」」
「オフェリアぁぁぁぁ!!!」
スルトは最後に、後頭部から額にかけた大きな穴を開けて絶命した。
「「ディストーボルグ」」
「この個体は強力ですね!!」
「なら、私たちで眠らせましょう!」
「あっ、この流れは僕がサポートしないと駄目なパターンだねっ!?」
マーリンは渋々と魔力を湖の聖剣にため、複数のキメラを凪ぎ払った。
「これを持てと?」
「えぇ!どんどん大きくしていきます!!」
早い速度で大きくなる、透明の玉を持った巴はその玉を打ち挙げる。
そして、それを排球のようにしてキメラ軍に撃った。
すると、その球は炎に包まれた獏の形となって敵の軍団を飲み込んだ!
「「夢炎獏(むえんばく)!!」」
キメラ軍団は永遠に鬼に追いかけられ、その身を燃やされるという悪夢を見せられた。
そして、夢でも現実でもただの粉塵となって消滅したのだ。
「素早いな!」
セイバーオルタは仮面セイバーの素早さに翻弄されていた。
この戦闘で彼女が出来たのは、敵の攻撃を防ぐことのみであった。
リーゼが居なければ。
「捕らえた!」
「何!?」
仮面セイバーの足に、アナグラム数字の縄が蛇のように絡み付いた。そして、アナグラムの蛇は敵の動きを停滞させた。
「今よ!」
「あぁ!」
黒い騎士王はその黒い聖なる剣に、光をも呑み込む暗黒の力を溜める。
そして、放った!
「「スタグナ・モルガンーー!!!」」
暗黒が仮面を飲み込んだ。
「暗殺部隊を呼ぶなんて、面倒な!」
「これ、マスターには禁止にされてるけどやるしかないわねっ!」
ジャンヌオルタは、黒い旗を上に掲げた。
すると、何処からともなく複数のワイバーンがアナスタシア直属の黒い暗殺部隊=オプリチニキを爪や炎で攻撃していた。
「ガアアア!」
「!」
しかし、オプリチニキも統制力でワイバーン軍の押しに抵抗する。
「まだよ!出でよ!巨竜『ドラゴン』!!」
すると、ワイバーンを援護するかのように黒く巨大なドラゴンが火炎弾を吐く。
それは氷の城にも命中し、中に入っていたビブリア学園の生徒たちは氷の檻から出されたのだ。
「さぁ、今のうちに!」
「ありがとうございます、ミラ先輩!」
「くっ!!」
だが、それを見逃すアナスタシアでは無かった。
アナスタシアは、氷の魔術で再び生徒たちを凍り漬けにしようと試みる。
「ホワイト・ユニバース!!」
ミラはこれを白い魔術で防いだ。
「今がチャンスね!炎の魔力は使える!?」
「えぇ!」
ジャンヌオルタとミラの二人は手を前に突き出し、アナスタシアを挟むように炎を放った。
聖なる炎と邪悪な炎。本来混ざるはずが無い二つの魔力は、奇跡的に合わさって巨大な火球を作った。
「「カオス・プロミネンス!!」」
その巨大な球は、アナスタシアを包んでその復讐心諸ともその体を溶かしたのだ。
そして、学園の屋上では。
「っ!流石、聖。強ぇぇ。」
「あぁ、文字通りにこっちの骨が折れそうだ」
藤丸、アラタ、リリスそしてネロは魔王候補となってトリニティを極めた聖を相手に大苦戦を強いられていた。
「ここで止めないと!」
「よし!マスター!リリス!アラタ!フォーメーション攻撃を仕掛けよう無いか!!」
ネロの号令に従うような形で、本当の最後の戦いの第2ラウンドのゴングが鳴り響いた。
To be continued
Fate/Grand Order 聖ビブリア編 最終回!
「皆、これからも手伝ってくれ。」
「済まないが、我々カルデアには。ここに残る時間が無いみたいだ。ありがとうな皆。」
Twitterにも書いた通りに、今後の構成はもう出来ています。
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@SERAPHBeast