FGO 崩壊危惧学園 聖ビブリア   作:超ローマ人

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第八話

「てぇんさい魔道士こと藤丸立香は、前回ついに天才的な直感と才能によってメイガスモードを発現。」

「ほとんど俺のおかげだけどな。」

「こんなうるっさい本は置いといて」

「俺もメイガスモードを発現したときの話を」

「うんうん。アレはスケベだったな。今度も可愛い娘ちゃんに」

「貴方たちはぁー!!」

「そんなわけで、第八話。よろしくな。」

あらすじ完

 

「ぷはーっ、生き返りますね~」

聖ビブリア学園に通う生徒の一人・セリナが露天風呂がある屋敷の前で、浴衣姿の状態で歓喜の声を挙げた。

「この一杯のために生きてるッス。」

カルデアからの来訪者・藤丸立香もたまたま会ったこの二人と同行。

そして扉を開けようとすると。

「いけません!絶対に駄目です、アラタ…!」

「そこをなんとか!!な!?一回だけだから!」

と何やら意味深であろう言葉が。

「これは…?」

藤丸は愉悦のあまりに顔が歪んだ。

「ここって確かリリス先生の部屋…でしたよね?」

「そして男の声は間違いなくアラタさんッス。」

藤丸は「うひょー!立香ちゃんもっこりぃ!!」というのを必死に抑えつつ、

セリナ&レヴィのコンビと一緒になって、耳を澄ませる。

「駄目だったら駄目なんですってばっ!!そういうのはちゃんと段階を踏んでからでないと…」

「もしかして…」と呟こうとした私より早くアラタが声を出す

「大丈夫!上手くやるから!な?いいだろ、リリス!?」

「こりゃ、間違いない……」

「もしやっ…!?」

「エロエロッス」

 

妄想タァイム!

「いけませんアラタ…絶対に駄目です…」

リリスはほぼ半裸な浴衣姿で困った顔をする。

「そこをなんとかな…?いいだろ?」

強引だがどこかに優しさを醸し出すアラタ。

そこでは、先生×生徒の…

 

「禁断の…」

「禁断のッ!!!」

「セッッッ!!!」

三人は妄想に夢中で、リリス先生が扉を開けていたのを拳骨されるまで気付くことが出来なかった。

「「「エッチな話かと…」」」

「だぁ!違います!」

「じゃあ、なんの話ですか?」とセリナが聞くと。

「ほらオレもようやくテーマを見つけて魔法使いパワーを発揮したわけだろ?」

「あぁ、あのスッポンポン魔術のことですね。」

アラタは自慢そうにうむ!と唸ると自身が魔道士になったことを確認し、聖を取り戻せると声を挙げて拳を合わせる。

 

 

「なるほど、それがアラタが魔道士になろうとしたきっかけというわけか。」

「おちゃらけた人かと思いましたが、意外と理由がシリアスそのものッスねー。」

「ところで、リツカさんの理由は知られてないですねぇ。」

藤丸は自身がいる世界のことを話すことにした。

藤丸の世界に人類が今まで歩んだ文明や、歴史を否定しようとするクリプターとの争い。それを止めて一緒に闘う仲間を救える力を得るために魔道士になったことそして、地球には藤丸以外の生きていてクリプターと闘える人間がマシュ以外にいないことを話した。

「リツカさんも中々…」

「あぁ、本当に辛い闘いだよ。そして、私はこの世界にあるであろう願望機・聖杯を探しているというわけだ。しかし、アラタ。さっきのアレは」

すると、アリンが息子を叱る母のような口調で言った。

「旦那様ったら、ちょっと魔道書を使いこなせただけで調子に乗って試そうとしたところをリリス先生に怒られてたのね。」

アラタは図星と言わんがばかりに「うっ」と唸る。

藤丸は「なるほど」と苦笑いしながら、納得した。

「やっぱ大変なのか…」

リリスは当たり前ですとだめ押しをした。

「学園長はトリニティセブンに会って…なんだっけ?手籠めにしろとか…?」

藤丸たちはアラタにツッコミを入れた。「何故そこだけしっかり覚えているの?」と。

 

 

「そういうば、トリニティセブンはレヴィ、リリス、アリン、ミラ、アキオの五人しかこっちにいない。あと二人はどこへ?」

そんな疑問をぶつけるアラタにセリナが答えた。

「ユイさん…って方がいるんですがほとんど学園では。」

「ユイなら会ったぜ?」

仕事がハエーイ!と叫びたくなるくらいのスピードだ。しかもユイは特殊で夢の中てましか話せないのだとか。

「アラタ、豪運だなぁ。ところで、最後の一人は?」

「二人が来る前に失踪したまま行方不明です。」

そのとき、いつもニコニコしているセリナの顔が岩のように強ばり、カメラを力強く握っているのを藤丸は見てしまった…。

「おっ。この旅館こんなものがあるのか。皆!夜は混浴風呂っしょー!!」

 

 

そして、急に藤丸の横に現れたのは。

「ううむ、もう我慢出来ぬぅ!マスター!余も混ぜよ!」

「あぁ、ネロか。」

ネロも話し合いに参加し始め、暫くすると風呂に入ることにした。

藤丸たちは、タオルだけを巻いた女たちを期待していた…が。

 

 

「畜生めぇぇ!」

「アラタ閣下…残念な気持ちは分かります…」

どこかの国の軍人らみたいなノリで、温泉の光景に対するコントをした。

タオルだけを巻いた美少女なんていない。…いるのは…水着美少女たちだけだ。

 

 

「フッフッフッ。残念だったな、トリックだ。余の本当の肌はマスターにしか見せぬ故な。」

ネロからの一言に対して

アラタは悔しそうに、「お前ら何もわかってねぇよっ!」と叫んだ。

すると、一つの声が。

「貴方は本当に不浄な男ですよね。」

ミラも風呂に入ろうとしていたのだ。

藤丸からすれば、ミラのような参謀タイプは味方ならまだ良いが一度敵対すると苦手になる。

「げっ、ミラかよ。」

「ははっ!今度私の裸を見た分思いっきり殴らせろよな。」

「って待てよ?それって私も入ってないか?」と藤丸が質問すると「もちろん」とアキオは返した。

「こっちまで標的かよぉ!」

「いやいや冗談じゃないぞ。」

「行きましょう、アキオ。こんな男たちと一緒に風呂なんて子供が出来てしまいます。」

 

こうなってくると、藤丸は女が苦手なよく喋る赤鬼の気持ちが良く分かる気がした。ようやく嵐が去ったのを見て藤丸は安堵した。

「ううむ。マスターもそうであろうが、奴らのことはどうも好かぬ。顔は美しいのがもったいない…ッ!」

「リツカさん、もしかしてネロさんって」

「うん。いつものことだから気にしないで」

少しの会話で、ネロの性癖に気付くセリナの勘は馬鹿に出来ない。

「しかし、性格はおっかねーのに水着は可愛いのな。いずれはあの二人とも何とかしないといけないんだろ?」

「私のメイガスモードなら、ミラの魔術も吸収出来るのだが。」

「あっ、そう言えばそうッスねぇ。」

「そういえばお前、ミラと一緒に平気な顔して俺の魔術を防いだもんなー。」

藤丸もどうにかして、アラタ強化のヒントを考えるが見つからずにいた。

すると、セリナが手を挙げる。

「はいはーい。あのスッポンポン魔術をちゃんとつかいこなしてみる、というのはどうでしょう?」

つまり、今のままでは魔力に散らばりがあるので特定の人や物だけを狙うということを提案したのだ。

 

 

「だとすると、銃だなぁ。そんなわけだ、リリス。あの銃くれよ。」

「あの銃は私の魔術を用いて物質化していますから他の人は使えないんです!」

この男、魔術習得が簡単だと言うのか!?と思ってしまった藤丸だが…約一名、我が儘スキルでなんでもやれちゃう人が近くにいたのを思い出した。

「あと、基本的に書庫とテーマが同じでもない限り他人の魔力のコピーは不可能ッス。」

アラタは「マジか」とため息をつくが…。

「魔術のコピーが出来なくても、トリニティセブンに会うだけでも意義はあるかもです。」

どういうこと?と首を傾げていると

「そこでそれぞれの得意な魔術を見せてもらうんです。」

「なるほど!俺がテーマを見つけたのも、ミラのを見て思いついたものだしなっ!」

「私はアキオの龍がヒント…かな?」

「なんだ?アレはその場で考えたものだったのか?流石だな。」

藤丸はミラとアキオと闘っていたとき、無我夢中だったのでぼんやりだがアキオの龍が自分の魔力と似ていると思ったことだけは覚えていた。

「ってなわけでババーンと見せてくれよ、リリス。」

「待て待て。魔術はそんなに見せびらかすものでは…」

リリスは顔を真っ赤にして「そうです、そう簡単には…」と後ろを振り向いた。

「そこをなんとか!ちょっとで良いんだ!なっ?」

「旦那様の言い方がちょっとエロい。」

このあとも何度かアラタはリリスに頼み…しまいには頭を下げてまで頼んだ。

これには、リリスを始めとした皆が驚いた。

そして、もうこうなったらアラタは折れない。

「聖を救うためならオレは何だってやる!!こうしている間にもアイツがどうにかなるかもしれない…」

鋼の決意を宿した少年は続ける。

「オレにはそれが我慢出来ない!オレに出来ることならなんでもする!!この通りだ!!」

ある探偵事務所の元所長曰く、「男の仕事の8割は決断。残りはおまけ」だそうだ。

まさにこれがそうだとしか言えなかった。

これには、さすがのリリスも折れた。

「まったく。仕方無いですね。貸しにしますから、授業も真面目に受けるんですよ?」

「マジか!恩に着るぜ!!」

アラタは兎のように、リリスの胸に飛び込むように抱き付いたのだ。

もちろん、リリスはいつものように、「きゃああ!」と悲鳴を挙げてはアラタの頬を叩いたのであった。

ネロたちは少し感心気味にこれを見ていた。

 

 

「アラタ。もう少し格好良くしまらなかったのか?」

「うぅ…」

リリスは魔道書を一つの銃に変えて、それをアラタたちに見せた。

「おおー。」

リリスの魔術は錬金術そのものである。つまり、金属の生成を変化させることが出来るのだ。

ある意味最っ高な発明品だ!

「よーし!魔道書よ、錬金術で銃になってみてくれよ。」

リリスはこの一言に怒鳴った。

「ちょっとアラタ!?錬金術式を使いこなすには!」

リリスは、錬金術について講義しようとしたが。

「どれ、ちょいとやってみっかぁ。プロセス1。クリア。2、3ともにクリア。」

皆が見ていると、一瞬にしてアラタの魔道書ことアスティルは銃へ。

リリスが長い修行を経て得たアレを一瞬にしてだ。リリスからは、落ち込みと驚きが混じった感情しか出なかった。

「そんなバカな!?こんな簡単に錬金術式が使えるはずありません!!」

これには藤丸もつい、嫉妬してしまいそうになった。

「まぁ、待てよ。これでも完全ってわけじゃねぇさ。私はリリスの魔術をアラタ用にアレンジして、パクっただけだからな。」

つまり、アラタは他の魔道士の魔術すら使いこなせるかもしれないということだ。

だが、この時のアラタ本人はよく分かってないようだ。

To Be Continued

 

次回予告

「世界が…『寝る』!?」

「ユイを消滅させます!」

「もしかしてレヴィが相手してくれんのか?」

「ユイさんっ!?」

 

 

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