少年、幻想郷に行く   作:ダイゼツ

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第十話

「ふぁ~あ。おはよー。」

寺子屋についた俺は教室に入った。

もうみんな来ているみたいで、俺が一番最後だった。

「よう。遅かったじゃねぇか。」

正邪は教室の後ろらへんで、俺に話し掛ける。

三人もそこにいた。

「先生来てねえんだからいいだろ。てか眠い。」

さすがにあんな夢だったら、寝たように感じんわ。

「おはよ。真一。なんかあったの?」

「おはよ。まあ、悪夢ってやつだ。」

フランが話し掛けてくる。

てかまだフランと話せるとは。夢だけど殺されかけたのに。

「悪夢って?どんなの?」

こいしは俺の悪夢に興味あるみたいだ。

他人の悪夢なら気になるのか。よくあることだな。

「フランと戦った。」

「え!私と戦ったの!」

さすがに、フランは驚いた。

会って1日しかたってないのに、夢の中で戦ったって言われたら、そら驚くか。

「そそ。んで、一瞬で殺された。」

「こ、殺しちゃったの?」

まあ、殺されそうになっただけど、あそこで夢が終わらんかったら死んどった。

「ああ、現実でも起きたらやべぇわ。」

「現実で起きることは無いよ!多分!」

元気よく多分って・・・まあ大丈夫か。

「ところで、正邪とぬえは種族知ってるけど、フランとこいしってなんなんだ?」

「わたし?わたしは吸血鬼だよ。」

吸血鬼?吸血鬼って朝とか無理なんじゃないのか?

「吸血鬼って日光大丈夫なん?」

「本当はダメなんだけどね、わたしの能力はさ、ありとあらゆる物を破壊する程度の能力じゃん?

だから、日光のダメージを破壊してるの。」

それって戦闘だったら無敵なんじゃ。

「まあ、正邪に使うなって言われてるから、能力使って戦えないんだよね。」

まじか、良かった。万が一戦ったら死ぬところやった。

「そうだったの?」

「知らんかったのかぁーwさすが大妖怪様ですねぇーw「ほい」いてててて!悪かった悪かったって!」

「初めて聞いたー♪」

ぬえも知らんかったんかい。そしてこいし、ご機嫌やな。正邪?まあ、いい奴だったよ。

「そんじゃこいしは?」

「私は覚妖怪だよ。心は読めないけど。」

心が読めない、覚妖怪か・・・あれ覚妖怪?・・・

「あーーーーーーー!!!」

「なんだなんだどうした!?いきなり叫ぶんじゃねぇ。」

「あっ、すまん。覚妖怪って、俺のいた県の妖怪じゃねぇか。」

実は俺は岐阜県に住んでいた。最近は長野県に引っ越したが。

「あれ?じゃあ出身地一緒なんだ!すごいね!」

「こんな偶然あるとはな。」

「ちなみにお姉ちゃんもいるよ!お姉ちゃんは心も読める覚妖怪だよ!」

覚妖怪は普通、心読めるんだがな。てか、お姉ちゃん・・・二人も覚妖怪いたのか。

「みんな、おはよう。」

「「おはようございまーす!」」

ああ、先生来たのか。

「しばらくしたら授業を始めるからなー。今日は特別講師も来るぞー。」

「とくべつこうしってなんだ?」

「チルノ、別に気にしなくていい。今日だけ来る先生ってことだ。まあたまに来てるんだけどな。」

「そーなのかー。」

特別講師ねぇ。こんな所に。人間、俺しかいねぇぞ。妖怪でも来るんかな。

「よーう。お前ら久しぶりだなぁ。」

あっ、誰か来た。でも変だな。霊力は感じるが、別の力も感じる。よくあることなのか?

「正邪、誰だ?あの人。」

「あ?ああ知らねぇのか。あいつは、藤原妹紅。蓬莱の薬っていうのを飲んで不老不死になった奴だ。」

ふーん、まさかの不老不死。

「妖力も操るらしい。一応人間なんだがな。」

妖力だったのか。分かるはずがなかったな。

「ん?その人間は誰だ?人間はいないはずだろ?」

俺か

「最近寺子屋に来ました、鏡真一です。よろしくお願いします。」

「ああ、よろしく。なんかあったら言うといい。と、それにしても、この中に人間を入れるって、よっぽどのことがあったのか?」

「いや、別になんとなくだ。」

「なんとなくでいいのか?」

「いいんじゃないか?」

「そうか。」

「それじゃ授業を始めるぞー。」

一瞬にして空が紅い霧に覆われた。

「なんだ!なにが起こった!」

「おい、慧音。少し落ち着け。こいつらの安全のために情報を求めるのはいいが、落ち着け。」

フランの姉とやらがやったんかな。

「やってくれたな。吸血鬼。少しは周りのこと考えて動きやがれ。」

正邪は少し怒っている

「準備、早く終わらせておけばよかったね。」

ぬえもいうが、準備なんてできんかったと思う。

「まぁ、異変なんてよくあることだよね。」

こいしは余裕だな。

「お姉さま・・・多分、私をおびき寄せる為に・・・前とは目的が違うんだろうね。」

「大丈夫かフラン。」

「うん。大丈夫だよ。でも、紅魔館に行ったらどうなるか分からないから、私と戦うことになったらごめんね。」

一応、対処法はあるし、大丈夫かな?まあ対処法というよりは、ただのゴリ押しだけど。

「お前たちはここにいろ。私と妹紅で里にやってくるかも知れない妖怪を食い止める。」

そうして、先生と妹紅さんは飛んでいった。

「んじゃ、私たちも紅魔館に行くか。」

「俺にとっては初めての活動かな。」

「まあな、弱者を支配している強者をぶっ潰すのが私たちの活動だ。妹を幽閉する、姉を潰しに行く。

そういえば言ってなかったな。この組織の名前。この組織は・・・

   レジスタンスだ。

 

 

博麗神社

霊夢視点

 

「紅い霧に空が覆われる。面倒な異変を起こしてくれたわね。」

私は神社で魔理沙といたんだけど、こんな異変が起きるなんてね。

「また異変か。まあいいや。さっさと異変解決して、真一と宴会の準備しようぜ!」

「そうね。」

その真一が敵になってるかもしれないけどね。

俺が異変起こしたら、なんて聞いてくるし、絶対、敵じゃないの。

「どうした?霊夢?」

「いや、なんでもいないわ。」

どっちにしろ、博麗の巫女として、退治するだけよ。でも・・・真一と敵対関係になりたくないなぁ。

「それなら、行くぞ!」

「ええ。」

私たちはこの異変の首謀者のところへ向かった。

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