「ふぁ~あ。おはよー。」
寺子屋についた俺は教室に入った。
もうみんな来ているみたいで、俺が一番最後だった。
「よう。遅かったじゃねぇか。」
正邪は教室の後ろらへんで、俺に話し掛ける。
三人もそこにいた。
「先生来てねえんだからいいだろ。てか眠い。」
さすがにあんな夢だったら、寝たように感じんわ。
「おはよ。真一。なんかあったの?」
「おはよ。まあ、悪夢ってやつだ。」
フランが話し掛けてくる。
てかまだフランと話せるとは。夢だけど殺されかけたのに。
「悪夢って?どんなの?」
こいしは俺の悪夢に興味あるみたいだ。
他人の悪夢なら気になるのか。よくあることだな。
「フランと戦った。」
「え!私と戦ったの!」
さすがに、フランは驚いた。
会って1日しかたってないのに、夢の中で戦ったって言われたら、そら驚くか。
「そそ。んで、一瞬で殺された。」
「こ、殺しちゃったの?」
まあ、殺されそうになっただけど、あそこで夢が終わらんかったら死んどった。
「ああ、現実でも起きたらやべぇわ。」
「現実で起きることは無いよ!多分!」
元気よく多分って・・・まあ大丈夫か。
「ところで、正邪とぬえは種族知ってるけど、フランとこいしってなんなんだ?」
「わたし?わたしは吸血鬼だよ。」
吸血鬼?吸血鬼って朝とか無理なんじゃないのか?
「吸血鬼って日光大丈夫なん?」
「本当はダメなんだけどね、わたしの能力はさ、ありとあらゆる物を破壊する程度の能力じゃん?
だから、日光のダメージを破壊してるの。」
それって戦闘だったら無敵なんじゃ。
「まあ、正邪に使うなって言われてるから、能力使って戦えないんだよね。」
まじか、良かった。万が一戦ったら死ぬところやった。
「そうだったの?」
「知らんかったのかぁーwさすが大妖怪様ですねぇーw「ほい」いてててて!悪かった悪かったって!」
「初めて聞いたー♪」
ぬえも知らんかったんかい。そしてこいし、ご機嫌やな。正邪?まあ、いい奴だったよ。
「そんじゃこいしは?」
「私は覚妖怪だよ。心は読めないけど。」
心が読めない、覚妖怪か・・・あれ覚妖怪?・・・
「あーーーーーーー!!!」
「なんだなんだどうした!?いきなり叫ぶんじゃねぇ。」
「あっ、すまん。覚妖怪って、俺のいた県の妖怪じゃねぇか。」
実は俺は岐阜県に住んでいた。最近は長野県に引っ越したが。
「あれ?じゃあ出身地一緒なんだ!すごいね!」
「こんな偶然あるとはな。」
「ちなみにお姉ちゃんもいるよ!お姉ちゃんは心も読める覚妖怪だよ!」
覚妖怪は普通、心読めるんだがな。てか、お姉ちゃん・・・二人も覚妖怪いたのか。
「みんな、おはよう。」
「「おはようございまーす!」」
ああ、先生来たのか。
「しばらくしたら授業を始めるからなー。今日は特別講師も来るぞー。」
「とくべつこうしってなんだ?」
「チルノ、別に気にしなくていい。今日だけ来る先生ってことだ。まあたまに来てるんだけどな。」
「そーなのかー。」
特別講師ねぇ。こんな所に。人間、俺しかいねぇぞ。妖怪でも来るんかな。
「よーう。お前ら久しぶりだなぁ。」
あっ、誰か来た。でも変だな。霊力は感じるが、別の力も感じる。よくあることなのか?
「正邪、誰だ?あの人。」
「あ?ああ知らねぇのか。あいつは、藤原妹紅。蓬莱の薬っていうのを飲んで不老不死になった奴だ。」
ふーん、まさかの不老不死。
「妖力も操るらしい。一応人間なんだがな。」
妖力だったのか。分かるはずがなかったな。
「ん?その人間は誰だ?人間はいないはずだろ?」
俺か
「最近寺子屋に来ました、鏡真一です。よろしくお願いします。」
「ああ、よろしく。なんかあったら言うといい。と、それにしても、この中に人間を入れるって、よっぽどのことがあったのか?」
「いや、別になんとなくだ。」
「なんとなくでいいのか?」
「いいんじゃないか?」
「そうか。」
「それじゃ授業を始めるぞー。」
一瞬にして空が紅い霧に覆われた。
「なんだ!なにが起こった!」
「おい、慧音。少し落ち着け。こいつらの安全のために情報を求めるのはいいが、落ち着け。」
フランの姉とやらがやったんかな。
「やってくれたな。吸血鬼。少しは周りのこと考えて動きやがれ。」
正邪は少し怒っている
「準備、早く終わらせておけばよかったね。」
ぬえもいうが、準備なんてできんかったと思う。
「まぁ、異変なんてよくあることだよね。」
こいしは余裕だな。
「お姉さま・・・多分、私をおびき寄せる為に・・・前とは目的が違うんだろうね。」
「大丈夫かフラン。」
「うん。大丈夫だよ。でも、紅魔館に行ったらどうなるか分からないから、私と戦うことになったらごめんね。」
一応、対処法はあるし、大丈夫かな?まあ対処法というよりは、ただのゴリ押しだけど。
「お前たちはここにいろ。私と妹紅で里にやってくるかも知れない妖怪を食い止める。」
そうして、先生と妹紅さんは飛んでいった。
「んじゃ、私たちも紅魔館に行くか。」
「俺にとっては初めての活動かな。」
「まあな、弱者を支配している強者をぶっ潰すのが私たちの活動だ。妹を幽閉する、姉を潰しに行く。
そういえば言ってなかったな。この組織の名前。この組織は・・・
レジスタンスだ。
博麗神社
霊夢視点
「紅い霧に空が覆われる。面倒な異変を起こしてくれたわね。」
私は神社で魔理沙といたんだけど、こんな異変が起きるなんてね。
「また異変か。まあいいや。さっさと異変解決して、真一と宴会の準備しようぜ!」
「そうね。」
その真一が敵になってるかもしれないけどね。
俺が異変起こしたら、なんて聞いてくるし、絶対、敵じゃないの。
「どうした?霊夢?」
「いや、なんでもいないわ。」
どっちにしろ、博麗の巫女として、退治するだけよ。でも・・・真一と敵対関係になりたくないなぁ。
「それなら、行くぞ!」
「ええ。」
私たちはこの異変の首謀者のところへ向かった。