少年、幻想郷に行く   作:ダイゼツ

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第十三話

「オラ!」

俺は霊夢の懐に潜り込み、正面突きをくらわせるが、

「ふん。これくらい簡単に受け止めれるわ。」

霊夢は普通に俺の腕を掴んだ。

「それくらい誰だってできる。」

俺は笑いながら言う。

「へー、じゃあ分かっててやったって事はこれからどうするか決まってるんでしょうね。蹴る?それとも頭突き?。」

「もちろん」

短剣を落とし、俺は手の平を霊夢の方へ向け、弾幕を数十発放つ。

「さすがにこれはどうしようも・・・はあ?」

霊夢は無傷でそこに居た。

「チッ、どういう事だ?」

「教える義理は無いわ。まあ?一つだけ教えてあげるとしたら、あんたが教えてくれたってこと。」

俺が教えた・・・魔理沙と戦ったとき、霊力で自分を守っていたから、それを霊夢も使っているのか。まあいい。

「それじゃこれならどうだ?」

俺はもう一度弾幕を放つ。

「威力をあげたんでしょうが、当たらなきゃ意味ないわ。」

確かにそうだ。どんだけ強くても、当たらなければ意味は無い。だがそれでいい。

霊夢の後ろにある弾幕が変化する。いや、入れ替わる。

正邪と弾幕の居る場所がひっくり返る。

「そらよ!」

正邪は後ろから霊夢の頭を狙って、ハンマーらしき物で殴る。

だがそれも。

霊夢は振り返り、お祓い棒で受け止める。

「これだって予想通り。あんたと戦うんだから、これくらい分かる。」

また受け止められる。

「それにしてもおもいわね。さすが、あの小槌のレプリカなだけはあるわね。」

小槌だったらしい。あのってなにか知らんけど。

「そういいつつ余裕だな。私たち二人くらい簡単に倒せるってか?」

正邪はニヤニヤしながら言う。

「そんなこと無いわよ。どうせ、これからなにかするんでしょ。」

「さあ?どうなのかな?」

俺はそこから少し離れる。

「そい。」

「なっ!?」

正邪はいきなり足払いをかけると見せかけて、霊夢の腹を膝で蹴る。

「そーい。」

俺とは反対の方へ行き、技を出す。その時霊夢は正邪を警戒した、だが

欺符「逆針撃」

正邪ではなく、俺が技をだす。

「なっ!?」

それを霊夢はもろにくらう。

「まだ終んねえぞ!」

逆符「リバースヒエラルキー」

「がぁ!」

霊夢は後ろと横からもくらう。

まだだ

「「リバースヒエラルキー!」」

俺の弾幕も向きが変わる。

「くっ、ハアア!」

霊夢は当たりに弾幕を散らす。

「「んな!?」」

俺と正邪、どっちも当たる。

「はあ、はあ。流石に予想外。またやってくるかも・・・は!」

正邪は霊夢に殴りかかり、受け止められる。

そして、俺と正邪の位置をひっくり返す。

「ハア!オラ!」

俺は霊夢の腹を殴り、ひるんだところを床に叩きつける。

「がは!」

霊夢から鈍い音がなる。

「かは、かは」

「オーラー!」

そこで追い討ちをかけるように上から殴るが、

「くっ!」

霊夢は横に転がり、立ち上がり、壁に向かって走った。

俺は追いかけて、壁まで追い詰めた。ここで霊夢はジャンプして壁を蹴る。俺の頭上を飛ぶのかと思ったら違った。

霊夢は横に飛び、俺の横腹を殴る。

「うわっ!あっあっ」

横腹はキツイ。かなりキツイ。

俺はよろめいてしまい、そこに追い討ちをかけるように、弾幕を放つ。

「ガァァァ!」

これは普通の弾幕じゃない、威力が違い過ぎる。

「不可能弾幕。あんたには使いたくなかったけど、あのお尋ね者といる以上、覚悟しておきなさい。」

「うおおおおお!」

正邪は小槌で殴るが、

「何でだよ、何できかない」

小槌は霊夢には当たらなかった。

ブン!

霊夢は振り返り、お祓い棒で正邪を切るが、なにやら、身代わり人形を使って攻撃をくらわなかった。

「ちくしょう、どうする?どうする?」

焦っている。一度負けたからか、かなり。

「おっ落ち着きやがれ。うんなんじゃ倒せん。」

なんとか落ち着かせようとするが、

「倒せないわよ。だって、本気であんたたちを・・・

                         殺すから。」

 

「「はっ?」」

正邪は吹っ飛び、霊夢も飛ぶ。

「はあーーーーまじ勘弁。」

霊符「夢想封印」

「くっ、あああああああああああ!!!」

小槌で受け止めるが長くはもたない。

氷符「カースドクリスタルプリズン」

俺は霊夢を凍らそうとするが

「博霊結界」

「なん・・だと・・」

クソ!凍らせれないしあの結界だって壊せん。壊せても攻撃が当たらん。どうする?どうやったら勝てる!クソ!クソ!何とかして戦況をひっくり返さんと・・・ん?

戦況を・・・「ひっくり返す?」

「くっはは・・・ははははは!!正邪、ひっくり返せるぞ!」

「なにいってやがる・・・」

「この戦況を状況を!」

そう、最悪という状況をひっくり返す。立場をひっくり返す。

「くっ、はは、くはははははは!!最高だ!流石真一!私の相棒だけはある!いや、お前が相手だ!私自身とでも言うか?なぁ!私たちは

「「一心同体!」」

正邪は戦況をひっくり返し、倒れた。当然だそんなでかい物をひっくり返したんだからな。

「なんで!?なんで夢想封印も夢想転生も消えてるの!?」

俺はそんなの構わず、撃つ。

「ハアアアア!」

「くっ、負ける訳にはいかない!たとえ相手が真一だとしても!くらいなさい!イレギュラー!!」

神霊「夢想封印」

強すぎる。普通にやったら勝てん。しかたないここは、

速符「疾風迅雷」

俺は一瞬で霊夢の横に行く。

「う・・そ・・」

「ハァァ!」

俺は霊夢を床に叩きつける。

「ハアアアアアアアアア!!!」

空を飛ぶ時に必要な霊力以外をすべて、右腕に込め、真っ直ぐ霊夢の方へ進み、右腕を降り下ろす。

それを霊夢はお祓い棒で防ぐ。

「「アアアアアアアアーーーーーー!!」」

そうして吹っ飛んだ。

もちろん吹っ飛んだのは、

 

 

 

 

俺だった。

 

「ガァァァアッ・・・ア」

「はあはあはあはあはーーーーーー」

「悪いわね、真一・・・私も嫌だけど、博麗の巫女として、やらなくてはならない。」

霊夢は俺に近づいて、お祓い棒を構える。

「じゃあね!」

俺が覚悟した瞬間、

「「うわーーーー!!」」

「今の声・・・」

ぬえと魔理沙だな。フラン、暴走したか。

「くっ、ううう」

「ちょっと!流石にまずいわよ!」

「別に構わん。」

俺は正邪を担ぎ上げ、歩く。だが転んでしまう。

「もういいから、正邪は私が持つわよ。」

霊夢は正邪を担ぎ、歩く。

「くそ。」

俺は霊夢についていくしかなかった。

 

 

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