少年、幻想郷に行く   作:ダイゼツ

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第十七話

「おい、真一よぉ。」

「ん?どうしたあまのじゃくさん。あっ、寝るとこないでお前の家泊めて。」

「名前で呼べや!あと泊めん!結局のところ、お前の吸血鬼人生は何があってこうなったんだ?」

ああそんなことか。

「飛びながら話しすんのなんかあれやで、寝床確保してそこで話すわ。」

さて、どこ泊まろう。正邪を煽るのもいいが、ぬえかこいしに泊めてもらうか。いざとなったら、山で野宿するか。

俺は月に一週間くらい、マミゾウさんと山に籠ってたから慣れている。

ちなみに、身体能力を鍛えていたので、喧嘩の特訓は半年くらい前からしかやってない。

「ぬえ、こいし。お前らの家に泊めさせてくれんか?このままじゃ、危険な幻想郷で野宿せなかん。」

「いや、真一ならそれくらい大丈夫でしょ。まあ、私の家は無理だね、今の真一、半分以上悪にそまってるよね?」

ぬえが突然、変なこと聞いてくる。

「そりゃな。正邪と同じようなもんだろ。それでなんでだめなんだ?」

「私は命蓮寺ってところに住んでるんだけとね、そこの聖って人がそれはもう。真一、正義の心で染まっちゃう。そうでなくても、修行することになるよ。悪の心を捨てる為に。」

なんじゃそら。俺死んでまうかもしれんわ。

「じゃあ!こいしのお家にきなよ!楽しいよ!」

「ちょ、暴れないで。」

ぬえに持たれているこいしは、キラキラした目で、じたばたする。

「おっまじか、そりゃありがてぇ。ところで、そこも曰く付き?」

命蓮寺みたいなとこなら、俺が大変なことになる。

「曰く付きだなぁww」

「おいこら正邪、ぶっ飛ばすぞ。」

「お姉ちゃんもお燐もお空も、皆いい人だよ!」

いいや、とりあえずいこ。

「ありがとな。こいし。」

俺はこいしの頭を撫でる。

「わはははは!」

たく。

「そんなら案内してくれ。」

「分かった!」

こいしはぬえから離れ、山の下のほうへ行った。

ついてくか?ついてこう、

暫くすると、なにやら洞窟のような物がある。

「おい正邪。」

「なんだ真一。」

「なにこれ?」

入ったらヤバそうな雰囲気だ。

「地底ってここからいくのか・・・行きたくねぇ。」

「おい!お前行ったことあるんじゃないんかよ!」

「ねえよ!こいしから話聞くだけだわ!なんで旧地獄なんていかなならんのだ!鬼ばっかだぞ!旧じゃなくて、普通に地獄だぞ!」

「何だよ鬼って!俺らって、幻想郷に下克上しようとしてんだよな!そんなやつが行ったら、真っ先に殺されるぞ!吸血鬼は鬼よりはパワーないんだよ!」

「大丈夫だって、私が居るから。ほら、」

「れっつごー!」

「ちょっまっぬえ引っ張るな!おいおい大丈夫なんだろうな!」

俺はぬえにひっぱられて地底へと進む。

「おい、こいし!引っ張るな!私はもう帰るから、力強!!おいまてまてイタタタタタタ!ちょっまっほんとやめろって、おおおおおおおおおおい!投げるなあああああああ!!!」

正邪は投げられた。

「ふぁぁあ?どこ?ここ?」

フランは目を覚ました!

「おお、起きたかここは地底って、とこで今は」

「えい!」

「ゴホウ!」

「・・・正邪が桶にやられてるところだ。」

フランはどういうことか分からないという顔をしているが、俺も分からん。

「キスメちゃん!久しぶり!」

「あっ、こいしちゃん。久しぶり。も、もしかして、お仲間さん?」

桶から子供がでてきた。

「ご、ごめんなさい。侵入者だとおもって。」

「あっいいよいいよ。正邪だし。ね?真一?あっ、フラン、いろいろ説明してあげるからこっち来て。」

俺はフランをぬえに渡し、キスメとやらの方を見る。

「ま、正邪なら大抵の事はいい。これから気をつけてくれや。」

「う、うん。」

子供にはあんま怒れんわ。わざとやるクソガキどもなら話は別だか。まあ俺もその一人なんやけど。

「おい、私は許したつもりないぞ。特にこいし。」

正邪がゆっくりと立ち上がる。その様子を見て、俺は言う。

「うるせぇゾンビ。」

「だれがゾンビだ!テメェの方がそれっぽいだろうが!」

「寿命に関しちゃ、皆そうだろ。いいからはよ行くぞ。ここから抜けたい。」

「じゃあ付いてきてね!」

こいしが歩きだしそれに続く。

「ん?あいつら誰?」

「あっヤマメちゃん。私も良く分かんない。」

「へー。面白そうなのが来たね。」

ヤマメはニヤリと、四匹の妖怪を見る。

「こいしちゃんもいたよ。」

「えっ?あっほんとだ!」

無意識って凄い。

 

 

旧都

 

「はーでけえなーなんて、気にならないくらい変な力を感じる。」

中の上位のやつがごろごろいる。

「さっさと地霊殿行こうぜ。長居はしたくない。」

正邪は周りを見ながら言う。

「分かった!こっちだよ!」

テンションたけー。

俺達は旧都を進む。

「あら?地上の者が何か用かしら?」

これまた不思議な妖怪に会った。

「教える義理はねぇ。お前ら行くぞ。」

正邪はまったくそいつの方を見づに行く。

「へぇ。ここで、そんなこと言えるなんて、かなりの実力者なのかしら?」

「別に、実力者だからといって、度胸があるとは、言えんがな。あとついてくんな。」

「だって、面白そうじゃない。それにしても、度胸ね。なんか妬ましいわね。」

「ふん。勝手に妬んどけ。私はそういう感情大好きだからよぉ。」

正邪は初めてこいつの顔を見た。舌を出して。

「私じゃなかったら大変な事になってるわね。」

「はっ、原因はお前だからな。私は全く悪くねぇよ。ギャハハ」

おうおう、これは喧嘩なのか?なんなんだ?

「あれ、パルスィじゃないか。何してるんだい?」

俺はすぐに、霊力を化物の周りに張った。

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