「おい、真一よぉ。」
「ん?どうしたあまのじゃくさん。あっ、寝るとこないでお前の家泊めて。」
「名前で呼べや!あと泊めん!結局のところ、お前の吸血鬼人生は何があってこうなったんだ?」
ああそんなことか。
「飛びながら話しすんのなんかあれやで、寝床確保してそこで話すわ。」
さて、どこ泊まろう。正邪を煽るのもいいが、ぬえかこいしに泊めてもらうか。いざとなったら、山で野宿するか。
俺は月に一週間くらい、マミゾウさんと山に籠ってたから慣れている。
ちなみに、身体能力を鍛えていたので、喧嘩の特訓は半年くらい前からしかやってない。
「ぬえ、こいし。お前らの家に泊めさせてくれんか?このままじゃ、危険な幻想郷で野宿せなかん。」
「いや、真一ならそれくらい大丈夫でしょ。まあ、私の家は無理だね、今の真一、半分以上悪にそまってるよね?」
ぬえが突然、変なこと聞いてくる。
「そりゃな。正邪と同じようなもんだろ。それでなんでだめなんだ?」
「私は命蓮寺ってところに住んでるんだけとね、そこの聖って人がそれはもう。真一、正義の心で染まっちゃう。そうでなくても、修行することになるよ。悪の心を捨てる為に。」
なんじゃそら。俺死んでまうかもしれんわ。
「じゃあ!こいしのお家にきなよ!楽しいよ!」
「ちょ、暴れないで。」
ぬえに持たれているこいしは、キラキラした目で、じたばたする。
「おっまじか、そりゃありがてぇ。ところで、そこも曰く付き?」
命蓮寺みたいなとこなら、俺が大変なことになる。
「曰く付きだなぁww」
「おいこら正邪、ぶっ飛ばすぞ。」
「お姉ちゃんもお燐もお空も、皆いい人だよ!」
いいや、とりあえずいこ。
「ありがとな。こいし。」
俺はこいしの頭を撫でる。
「わはははは!」
たく。
「そんなら案内してくれ。」
「分かった!」
こいしはぬえから離れ、山の下のほうへ行った。
ついてくか?ついてこう、
暫くすると、なにやら洞窟のような物がある。
「おい正邪。」
「なんだ真一。」
「なにこれ?」
入ったらヤバそうな雰囲気だ。
「地底ってここからいくのか・・・行きたくねぇ。」
「おい!お前行ったことあるんじゃないんかよ!」
「ねえよ!こいしから話聞くだけだわ!なんで旧地獄なんていかなならんのだ!鬼ばっかだぞ!旧じゃなくて、普通に地獄だぞ!」
「何だよ鬼って!俺らって、幻想郷に下克上しようとしてんだよな!そんなやつが行ったら、真っ先に殺されるぞ!吸血鬼は鬼よりはパワーないんだよ!」
「大丈夫だって、私が居るから。ほら、」
「れっつごー!」
「ちょっまっぬえ引っ張るな!おいおい大丈夫なんだろうな!」
俺はぬえにひっぱられて地底へと進む。
「おい、こいし!引っ張るな!私はもう帰るから、力強!!おいまてまてイタタタタタタ!ちょっまっほんとやめろって、おおおおおおおおおおい!投げるなあああああああ!!!」
正邪は投げられた。
「ふぁぁあ?どこ?ここ?」
フランは目を覚ました!
「おお、起きたかここは地底って、とこで今は」
「えい!」
「ゴホウ!」
「・・・正邪が桶にやられてるところだ。」
フランはどういうことか分からないという顔をしているが、俺も分からん。
「キスメちゃん!久しぶり!」
「あっ、こいしちゃん。久しぶり。も、もしかして、お仲間さん?」
桶から子供がでてきた。
「ご、ごめんなさい。侵入者だとおもって。」
「あっいいよいいよ。正邪だし。ね?真一?あっ、フラン、いろいろ説明してあげるからこっち来て。」
俺はフランをぬえに渡し、キスメとやらの方を見る。
「ま、正邪なら大抵の事はいい。これから気をつけてくれや。」
「う、うん。」
子供にはあんま怒れんわ。わざとやるクソガキどもなら話は別だか。まあ俺もその一人なんやけど。
「おい、私は許したつもりないぞ。特にこいし。」
正邪がゆっくりと立ち上がる。その様子を見て、俺は言う。
「うるせぇゾンビ。」
「だれがゾンビだ!テメェの方がそれっぽいだろうが!」
「寿命に関しちゃ、皆そうだろ。いいからはよ行くぞ。ここから抜けたい。」
「じゃあ付いてきてね!」
こいしが歩きだしそれに続く。
「ん?あいつら誰?」
「あっヤマメちゃん。私も良く分かんない。」
「へー。面白そうなのが来たね。」
ヤマメはニヤリと、四匹の妖怪を見る。
「こいしちゃんもいたよ。」
「えっ?あっほんとだ!」
無意識って凄い。
旧都
「はーでけえなーなんて、気にならないくらい変な力を感じる。」
中の上位のやつがごろごろいる。
「さっさと地霊殿行こうぜ。長居はしたくない。」
正邪は周りを見ながら言う。
「分かった!こっちだよ!」
テンションたけー。
俺達は旧都を進む。
「あら?地上の者が何か用かしら?」
これまた不思議な妖怪に会った。
「教える義理はねぇ。お前ら行くぞ。」
正邪はまったくそいつの方を見づに行く。
「へぇ。ここで、そんなこと言えるなんて、かなりの実力者なのかしら?」
「別に、実力者だからといって、度胸があるとは、言えんがな。あとついてくんな。」
「だって、面白そうじゃない。それにしても、度胸ね。なんか妬ましいわね。」
「ふん。勝手に妬んどけ。私はそういう感情大好きだからよぉ。」
正邪は初めてこいつの顔を見た。舌を出して。
「私じゃなかったら大変な事になってるわね。」
「はっ、原因はお前だからな。私は全く悪くねぇよ。ギャハハ」
おうおう、これは喧嘩なのか?なんなんだ?
「あれ、パルスィじゃないか。何してるんだい?」
俺はすぐに、霊力を化物の周りに張った。