少年、幻想郷に行く   作:ダイゼツ

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第十九話

 夢の世界

 

「えーと、お昼寝?」

「なんかその、すみません。」

「まあ、いいんだけどね。じゃあ、今度はなにがあったのか、話してみなさい。」

かくかくしかじか

「ははははは!いやー可愛いわね!君って!」

ドレミーさんは大笑いする。そんな笑わんくても。

「俺にとってはトラウマもんっすよ。あんま笑わんでください。」

「あはは、ごめんごめん。それにしても覚り妖怪に一目惚れか!これは面倒な奴に惚れちゃたわね!」

「あーやっぱ一目惚れっすよねー。なんで俺がそんなことに。」

「初恋?」

初恋か、そうだな。山籠ってたり、家でずっとゲームしてたり、学校で、ずっと本読んでたり。

「相手がいませんでした。」

世界最強の陰キャである。

「あー確かに、友達とか居なさそうだもんね。」

「ひど!」

「ははは。まあ、頑張ってよ若者。時間はいっぱいあるんだし、頑張って覚り妖怪堕としてきなさい。」

「度胸が無いです。」

俺は意識を取り戻す。

 

地霊殿

 

「あ~あ。あ?」

ここは部屋?

横を見ると正邪がいた。

「起きろー。」

とりあえず起こしてみる。

「あー?どこだここ?って真一!テメェなにしやがんだ!道ずれにすんな!」

「ハハハごめんっごめん!」

「ふざけてんじゃねぇぞゴラー!」

「ふざけているのは、お前を仲間と認めているからだよ。」

「きめぇ。」

「だとこら!」

「「アア?」」

「あっそういえばーなんであんなことになってたんだ?ああもしかして、一目b「だーらっしゃ!」どわぁ!」

たくこいつ。変なところで勘が鋭い。したくて惚れたわけじゃねえよ畜生。

「あの~」

「「あ?」」

そこには、不覚にも惚れてしまった、古明地さとりがいた。

「うわぁぁぁぁぁ!!」

「うるせぇ!」

「ゴフ。ててて、小槌で殴んな!」

「んなことよりあいつらは?」

「おい無視すんな!」

「こいしの部屋にいますよ。案内しますね。」

「すまんな。」

ああ、そういやあいつらいねぇや。

「おい、真一。」

「あ?」

「話す準備しとけよ。」

ああ、話するだったな。まあ、大丈夫か。

「ほお。珍しい妖怪たちが、こいしの仲間なんですね。」

「天邪鬼に鵺、覚り妖怪に吸血鬼に半吸血鬼。こんだけ集まりゃ下克上なんて簡単じゃねえか?」

「ふむ、真一さんは半吸血鬼なんですね。なんで半?」

「ん?ああいろいろあってな。吸血鬼の子供なんだ。」

「人間と吸血鬼の?よく人間を食べませんでしたね。」

「食べるっていうか吸うだけどな。」

俺は二人分吸って、それからは吸ってないが。

「苦労してるんですね。ここがこいしの部屋です。ごゆっくりどうぞ。」

そして、さとりは来た道を戻っていった。

「真一、準備できたか。」

「できてないっていったら?」

「よお!お前ら!」

「やっぱり。」

「遅いよ。何してたの。」

ぬえが寝転がりながらいう。くつろぎすぎだわ。

「それで?どうするの?」

こいしがこっちをみて聞く。

「ねえ、真一。私は真一が吸血鬼ってことには、あんまり関係ないけどこれからどうするかは教えてよ。」

「わかってる。」

ちゃんと全部考えてるから余裕でいられる。

「そんじゃ、なにがどうなって、半吸血鬼になったのかとか話すぜ。」

といってもたいしたことじゃない。血をみたら覚醒しちゃったってだけだ。

小学校入学する一月前、家に強盗がやってきた。

親父が後ろがら刺された後の様子を見てしまい、大量の血をみたら、フランの時みたいな、まあ、狂気モード的な物になった。

まずは、生きのいい強盗の血を吸った。くそ不味かった。だから満足できなかった俺は、親父の血を吸うことにしてしまった。

あのときの親父は笑っていた。なんでかは分からん。なんで笑ってるんだろう。俺の本能は、そう思いながら、血を吸っていた。

満足した俺は理性を取り戻し、どうしようもない俺は泣きながら、家をでた。

そうして、一ヶ月ほど、街をさ迷っていたら、母であるレミリアにあった。

レミリアは、俺の方を暫くみて、財布を俺に渡し、去っていった。

その時に俺は思った。

なんで、知らん奴に頼らないかん。

そう遠くなかったので、レミリアに財布をぶつけて、山に籠ることにした。

山菜を取りながら生活していると、狸のような女がやってきて、聞いてきた。

「お主、妖怪か?」

俺は逃げた。これ以上めんどうごとに巻き込まれたくなかったから。

まいたと思い、座って上を見たら、狸がいた。そして、

「こっち、妖怪がいるのは、わしとしては好ましくない。なので、少し来て貰うぞ。」

そうして、無理やり連れていかれ、着いたのは、守矢神社だった。

そこで、吸血鬼の力を封印してもらい、限りなく人間に近くなった。

それからは、また、山で暮らそうかと思ったら、無理やり連れていかれ、強制的にマミゾウさんと暮らすことになった。

「まっ、こんな感じだ。そこまで凄くもないだろ。」

「まー縁があるね。としか言えない。」

「妖怪じゃよくある事だからな。」

ぬえならそれも、よく分かっているだろう。

「まっ、とりあえずは分かった。そんで、次はこれからどうするかだが。」

「あっ正邪。その事なんだがな、紅魔館に襲撃したいんだが。」

「紅魔館か、結局、なんにも解決しなかったからな。策は?」

「俺、マミゾウさんとかと握手してただろ?」

「そういやそうだな。」

「その時に少し、俺の特殊な霊力をながしこんで、相手の動きとか場所とか完全に分かるようにしといた。」

「なるほど、霊夢対策なら十分だな。」

「そういうこった、フラン。」

「なに?」

「他はやるから、レミリアのことだけ考えとけ。」

「分かった。ありがとう。」

「おう。」

「そんじゃ、明日道具を集める。明後日くらいから、我らレジスタンスによる異変を起こす!紅魔館だけでなく。幻想郷をひっくり返すぞ!!」

・・・

「いや、」

「それって、」

「正邪だけの目的、」

「だよねー!」

「お前らもっと頑張れよ!」

こうして、異変を起こすことが決まった。

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