「ぬえに勝つとはな。なかなかやるじゃねーか。」
正邪が感想を言う。
なんか俺が勝つことが分かっていた様な雰囲気を出してんな。
「俺も喧嘩とか、いろいろやってたしな。まあ、それだけじゃないんだが。」
「ん?なにかやってたのか?」
「いや別に、大層な事をやってた訳じゃない。」
やってたとしたら筋トレだな。
「やってたといえば修行だな。実を言うと、俺には師匠がいるんだよ。」
「師匠?」
「そう。師匠。」
言っちゃあれだが、変な人だった。そこらの男より、圧倒的に強いし。何より、狸の尻尾があった。・・・うん。おかしい。
今更、こんなこと考える必要ないか。どっちにしろ、師匠は師匠だ。
「その師匠に体術を教えてもらったの?」
次はぬえが聞いてくる。
「まあな。てか、そんなことより、俺はお前達の仲間になっていいのか?」
「全然いいぞ。」
わー軽い。正邪って、多分リーダーだよな?
「おい、フラン、こいし、いいよな?」
「いいよー!」
「よろしくね!」
いいのか。じゃあ、ありがたく仲間になろう。
それじゃ、一番はじめは・・・
「フランの事を教えてもらおうか。」
気になって仕方ない。
「あーそんなこといったなー。まあいいか。早苗はどうする。」
そういや居たな。早苗さん。
「私は、神社の中に戻ります。真一くん、今度、外の世界について話しましょう。では。」
外の世界、ねぇ。まあ、察してはいたが。
「それじゃ、話をしよう。
まず、フランは495年幽閉されていたんだ。理由はフランは狂気で暴れる事がある。そして、フランの能力は、「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」だ。だから、姉である、
レミリア·スカーレットは、地下にフランを幽閉した。危険過ぎるからな。
ここからが本題だ。この幻想郷に、1週間前、紅魔館が幻想入りした。早速、私達3人は侵入した。ぬえとこいしの能力があれば簡単だからな。そして、なにか隠していそうな、地下にいった。そしたら、フランが幽閉されてたんだ。だから私達は、誘拐した。その後、慧音に迷いの竹林で見つかってな、フランの方を見て、匿ってくれたんだ。」
なるほど・・・だいたい分かったな。だがまず、1つ
「誘拐はまずくね?」
普通に犯罪してるだけじゃねえか。
「いいんだよ。もう私は殺される対象なんだからよ。」
殺されるんだったら、何やっても変わらない。ということか・・・納得した。
「それで?これからどうすんの?」
「あっ、それ私も気になってた。」
本人も、
「「さーいしょーはぐー、じゃんけんぼん。」」
おい当事者。
「フラン。」
「ん?どうしたの?」
こんなときリーダーぼいな。正邪。
「これからどうすんだ?」
「私は、お姉様が異変を起こすって聞いたから、その時に倒そうとおもうよ。」
「それじゃ、これからは、戦う、準備だな。」
準備か。金がねぇ。
「とりあえず、今日は解散だ。フラン、帰るぞ。」
「あいあいさーじゃーねー。」
もう暗くなってきたな。俺も帰るか。
「じゃあ、また明日。真一」
ぬえも帰るか。
「おう、また明日。」
「私も帰るよ。じゃあね!真一君!」
「じゃあな。」
こいしも帰った。
それじゃ、俺は博麗神社に。
博麗神社
「なんか遅い気がするけれど。気のせいかしら。」
「せえーーーーら!」
急停止!そして、着地。
「あっ!真一、おかえりなさい。遅かったはね。」
あっ霊夢。
「ただいま。寺子屋の奴らと仲良くなってな。」
「もう友達ができたの?良かったはね。」
寺子屋の奴らは純粋だからな。
「ご飯出来てるわよ。食べちゃいなさい。」
「はーい。」
俺は、中に入った。
食事中
うまい、唐揚げうまい。霊夢の料理はうまい。
「そういえば、霊夢。」
「ん?どうしたの?」
「霊夢って、博麗の巫女なんだよな?」
「ええ、異変が起きたら、私は博麗の巫女よ。それがどうしたの?」
「最近の異変てなんだ?」
「あーあの天邪鬼の異変ね。でも、あれって結局強者が悪いのよね。私は解決しか出来ないけど。」
「立場上?」
「立場上。」
「俺が異変起こしたら?」
「解決するわ。博麗の巫女として。」
博麗の巫女として。か。
「それは怖いな。」
それにしても、霊夢はいいやつだ。
「俺は、風呂入って寝る。おやすみ。」
「おやすみ。」
対策、しておくか。