少年、幻想郷に行く   作:ダイゼツ

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第八話

「ぬえに勝つとはな。なかなかやるじゃねーか。」

正邪が感想を言う。

なんか俺が勝つことが分かっていた様な雰囲気を出してんな。

「俺も喧嘩とか、いろいろやってたしな。まあ、それだけじゃないんだが。」

「ん?なにかやってたのか?」

「いや別に、大層な事をやってた訳じゃない。」

やってたとしたら筋トレだな。

「やってたといえば修行だな。実を言うと、俺には師匠がいるんだよ。」

「師匠?」

「そう。師匠。」

言っちゃあれだが、変な人だった。そこらの男より、圧倒的に強いし。何より、狸の尻尾があった。・・・うん。おかしい。

今更、こんなこと考える必要ないか。どっちにしろ、師匠は師匠だ。

「その師匠に体術を教えてもらったの?」

次はぬえが聞いてくる。

「まあな。てか、そんなことより、俺はお前達の仲間になっていいのか?」

「全然いいぞ。」

わー軽い。正邪って、多分リーダーだよな?

「おい、フラン、こいし、いいよな?」

「いいよー!」

「よろしくね!」

いいのか。じゃあ、ありがたく仲間になろう。

それじゃ、一番はじめは・・・

「フランの事を教えてもらおうか。」

気になって仕方ない。

「あーそんなこといったなー。まあいいか。早苗はどうする。」

そういや居たな。早苗さん。

「私は、神社の中に戻ります。真一くん、今度、外の世界について話しましょう。では。」

外の世界、ねぇ。まあ、察してはいたが。

「それじゃ、話をしよう。

まず、フランは495年幽閉されていたんだ。理由はフランは狂気で暴れる事がある。そして、フランの能力は、「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」だ。だから、姉である、

レミリア·スカーレットは、地下にフランを幽閉した。危険過ぎるからな。

ここからが本題だ。この幻想郷に、1週間前、紅魔館が幻想入りした。早速、私達3人は侵入した。ぬえとこいしの能力があれば簡単だからな。そして、なにか隠していそうな、地下にいった。そしたら、フランが幽閉されてたんだ。だから私達は、誘拐した。その後、慧音に迷いの竹林で見つかってな、フランの方を見て、匿ってくれたんだ。」

なるほど・・・だいたい分かったな。だがまず、1つ

「誘拐はまずくね?」

普通に犯罪してるだけじゃねえか。

「いいんだよ。もう私は殺される対象なんだからよ。」

殺されるんだったら、何やっても変わらない。ということか・・・納得した。

「それで?これからどうすんの?」

「あっ、それ私も気になってた。」

本人も、

「「さーいしょーはぐー、じゃんけんぼん。」」

おい当事者。

「フラン。」

「ん?どうしたの?」

こんなときリーダーぼいな。正邪。

「これからどうすんだ?」

「私は、お姉様が異変を起こすって聞いたから、その時に倒そうとおもうよ。」

「それじゃ、これからは、戦う、準備だな。」

準備か。金がねぇ。

「とりあえず、今日は解散だ。フラン、帰るぞ。」

「あいあいさーじゃーねー。」

もう暗くなってきたな。俺も帰るか。

「じゃあ、また明日。真一」

ぬえも帰るか。

「おう、また明日。」

「私も帰るよ。じゃあね!真一君!」

「じゃあな。」

こいしも帰った。

それじゃ、俺は博麗神社に。

 

博麗神社

 

「なんか遅い気がするけれど。気のせいかしら。」

「せえーーーーら!」

急停止!そして、着地。

「あっ!真一、おかえりなさい。遅かったはね。」

あっ霊夢。

「ただいま。寺子屋の奴らと仲良くなってな。」

「もう友達ができたの?良かったはね。」

寺子屋の奴らは純粋だからな。

「ご飯出来てるわよ。食べちゃいなさい。」

「はーい。」

俺は、中に入った。

 

食事中

 

うまい、唐揚げうまい。霊夢の料理はうまい。

「そういえば、霊夢。」

「ん?どうしたの?」

「霊夢って、博麗の巫女なんだよな?」

「ええ、異変が起きたら、私は博麗の巫女よ。それがどうしたの?」

「最近の異変てなんだ?」

「あーあの天邪鬼の異変ね。でも、あれって結局強者が悪いのよね。私は解決しか出来ないけど。」

「立場上?」

「立場上。」

「俺が異変起こしたら?」

「解決するわ。博麗の巫女として。」

博麗の巫女として。か。

「それは怖いな。」

それにしても、霊夢はいいやつだ。

「俺は、風呂入って寝る。おやすみ。」

「おやすみ。」

対策、しておくか。


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