「あ?何処だここ…」
オレは……そうか、麗華を助けられなかったんだな。ん?オレは死んだはずだぞ?なのになんで見たこともねぇ場所でぶっ倒れてんだ?おまけにこっちにケツ向けたまま銃構えてどっか見てる女がいるし…
▶︎揉む
カンチョー
普通に話しかける
「目が覚めたみひゃあ?!」
「ここ何処だよ、答えろオラ」
「じゃあとりあえずお尻揉むのやめてもらえない?!?!」
「じゃあケツなんでこっちに向けてたんだよ。揉んでくれってことじゃねぇの?」
「違うわよっ!アホかっ!」
「うるせぇな」
「あんたのせいだ!」
「わーたよ、しゃーねぇな…今回だけだぞ?」
ため息を吐いて女はこちらに向かいあってこんなことを言った
「ようこそ『死んでたまるか戦線』へ。唐突だけど入隊してくれないかしら?」
「は?入隊?」
どゆうこっちゃ
「ここにいるってことは貴方、死んだのよ」
「みたいだな。」
「あら、驚かないのね。」
「まぁな。何せ万が一にも生きてる可能性があるような死に方じゃなかったはずだからな。確かにオレは死んだ。お前もそうだってことか?」
「理解が早くて助かるわ」
続けてこういった
「ここは死んだ後の世界。何もしなかったら消されるわよ」
「消す?神かなんかにか?」
「鋭いわね、神によ」
「……うそやん」
「嘘じゃないわ。ここまでで質問ある?」
「…その銃で、誰狙ってんだ?」
「アレよ」
そういって指さされた先を見てみるとグラウンドの真ん中に銀髪のロリっ子がキョロキョロしながら立っていた。
「ロリコンか?」
「違うわっ!アレは天使よ」
「んで、アレと戦うのがその『死んでたまるか戦線』ってことか」
「ええ、まぁ、部隊名はよく変わるわよ、最初は『死んだ世界戦線』だったけど、『死んだ世界戦線って死んだこと認めるんじゃね?』 ということで破棄。以後変遷を続けているわ。今は『死んでたまるか世界』その前は生きた心地がしない戦線。まあ完全ネタだったから1日で変わったけど。」
随分とふざけた連中だな。…人のこと言えねぇな
「やっぱり『死んでたまるか戦線』は早く変えたいわ。貴方、何か考えておいて」
「海斗さん親衛隊」
「誰だ海斗さんっ?!」
「オレだ。んで?なんで撃たねぇんだ?」
「一応作戦中なのよ」
「作戦?」
「そこらへん含めてあとでまとめて話すわ」
「お〜〜い、ゆりっぺぇ!新人勧誘の手はずはどうなってんだ?人手の足りねぇ今だどんな汚ねぇ手を使ってでも…」
「「…………」」
「オレ、ちょっとアイツと話してくるわ」
「わぁぁぁぁ!新人勧誘に失敗したぁぁぁ!いい感じだったのにぃ!!」
よくわかんねぇがとりあえずここは学校らしい。死んだってのも分かるし、記憶もある。しかしなんでオレがこんなとこにいんだよ?
「おい、チビ」
「チビって私のこと?」
「お前以外に誰がいんだよ」
「……チビじゃないわ」
「いやチビだろ。オマケに…!」
こ、コイツっ!麗華よりも小さいうえに胸もないだと…?これで同じ高校生かよ……涙が…
「どうして泣いてるの?」
「いや、世界の不条理を嘆いていただけだ」
「よくわからないけれど、元気だして…」
「いや、元気を出すのはお前だ。」
「?」
「ここは死後の世界らしいからな。たとえ天使であっても成長なんかしないだろ?つまりお前はその貧相な体と一生向き合わなくてはならないってことだ…そんなのっ…悲しすぎるっっ!!」
「………」
「その…胸もなければ身長もねぇ。見た目小学生みたいな体と向き合うなんてっ…オレには出来ねぇ!」
「………………」
「しかもお前処女だろ?」
「!!………ガードスキル ハンドソニック」
オレが悲しさで泣いていると、ロリっ子が突如現れたナイフでオレを切りつける。
「どぅりゅあ?!」
変な声出ちゃったじゃねーか!
「いくら死後の世界とはいえ、斬るのはまずいだろっ?!てかことの世界で死んだらどうなるんだよっ!!」
「大丈夫よ。そのうち治るから」
まじかよ、死んでも生き返るのか
…もう死んでるから生き帰るって言っていいのかわかんねぇな
しかしまぁ殺して問題ないなら…
「………手、震えてる」
「………手の準備運動ってやつだ」
「足も震えてる………」
「武者震いってやつだ」
べ、別に天使なんて怖くないんだからねっ!!勘違いしないでよねっ!
男のツンデレって誰得だよ
「でもすごい。隙がない…」
「……そいやお前、まじで天使なの?なんかナイフ生えてきたが」
「私は天使じゃないわ。あの人たちが勝手にいってるだけ」
「あ、そうなん?なんでそんな勘違いされてんだよ」
「多分、私が生徒会長してるからだと思う」
「生徒会長って、なにアイツらは学校で悪さをしているからそれの注意をしていたらいつのまにか天使って言われるようになったってことか?」
「凄い。なんで分かったの?」
「いななんとなく」
「うん。とりあえず…」
そう言ってナイフをこちらに向ける
「分かった!謝るから!!貧乳って言ったこと謝るから!むしろオレは貧乳も好きだぞ!元気出せ!」
「!!!………分かった」
「てかお前、名前は?」
「奏。立華奏。貴方は?」
「オレか?オレは…昆布豆豆太郎だ」
「こ、昆布豆豆太郎くん…?」
「ああそうだ。仕方ねぇからお豆さんって呼んでいいぞ。ありがたく思えよ」
「そ、そう…よろしくお豆さん」
「んで、オレはどうしたらいいんだ?」
「そうね、とりあえず今日は寮に行って。多分名前を言ったら部屋の鍵が貰えるから。そしたら明日から学校に通ってもらうわ」
「学校ってアレか?」
オレは馬鹿でかい校舎を指差す
「ええ、ここにきた瞬間に手続きとかはされてるから問題ないわ」
「まじかよスゲェな」
都合良すぎんだろ
「仕方ねぇから学校はいってやるよ」
「そう。ありがと——」
「気が向いたらな」
「……………………………」
「じゃあな」
「…………………」
五分後
「寮って何処だよ」
超不定期