ーーやぁ、始めまして。
今回の物語を語る者さ
ああ、因みに"彼等"は居ないよ、今回の語りは"彼女"の過去だからね。
とは言え"彼等"は出てくる…あくまで"今の彼等"が出てこないだけさ。
え?ボクの名前?
そうだね…僕の名前は"メタトロン"
全てを記し、語る者さ。
ーーーさぁ、前座はここまでにしようか。
コレから語るは"彼女"の過去の一端。
神々に呪われた運命を押し付けられた物語。
さぁーー始めよう。
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「はぁ…はぁ…」
私は今、人間の術者に追いかけられている。
(ただ寝てただけなのに…)
だが、それも仕方の無い事だと言える。
大昔ならいざ知らず、現代においては妖怪や神々などはもう殆ど存在しない。
それが原因で妖怪を一掃しようと妖怪退治の者達が活発化してきている。
(前まではそんなに活発化してなかったのに…まるで…)
まるで…何かに"感化"されてるような…
「いたぞっ!!」
「っ!!ともかく逃げなきゃ!!」
〜〜〜〜少女逃走中〜〜〜〜
そして少女が辿り着いたのはーー
(ッ!!そんな!"結界"!?)
運悪く、少女が辿りついてしまったのは結界が貼ってある森だったのだ。
それも最上位、恐らく生半可な攻撃じゃ破れない、逆に探知されて終わりだろう。
(どうすれば…ッ!)
「ーー君、どうしたの?」
「ッ!?」
しまったと思い、振り返るとそこにはーーー
ーー幼い少年が居たーー
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ーーおや?どうやら"神記"が閉じてしまったようですね…
どうやら"彼女"は恥ずかしがりやのようですねぇ…フフッ……
おっと…これ以上からかったら怒られてしましますね
ーーそれでは皆様、今宵の物語はこれで終了でございます。
次にお会い出来る時はいつになるのでしょうね…楽しみにしておりますよ。
そろそろ私もお暇いたします、"彼等"が目覚めそうですしね。
それでは、また会える時をーーーー
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「ーーーッ!ーー如!ーー」
なんだが…随分煩いぞ…
「ーーこの起きんか馬鹿者ッ!!!」
「ぶべらっ!!」
俺を起こしたのは随分と強力な鉄拳制裁だったーーー
「全く…お主が起きぬからもしやお亡くなりになったのかと思ったのじゃぞ!」
「お前が俺を殴ったんじゃねえか!!意識が朦朧としてたがお前の超絶ヤバイパンチの感触が…うっ…頭が…」
「正気を失いかけたお主が悪い」
「面目ない…」
「しかし随分と長く眠っておったぞ、お主」
「あぁ…少し"夢"をみてたんだよ…」
「ふむ…まぁよい、そろそろ博麗神社に戻るとするかの、あの巫女がお主に涙目で食事をおねだりするのが目に浮かぶのぅ…くくく」
「うわ、邪悪な笑だな…まぁ霊夢に限って"もう"無いだろ」
「妾は"また"見たいのぅ」
「アホか…」
しかし…本当にあの"夢"は懐かしいな。
本当にーー
懐かしい夢だ。