東方神人録(更新停止)   作:諏訪提督

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紅魔館でアルバイト!な日常
第二十二話 〜不思議な狼〜


 

ーーーロキとの修行から一週間が経った。

 

あの修行の時の俺の暴走……その暴走した時の記憶が全くと言っていい程思い出せないわんだよな…

 

暴走した時の事を凛華に聞いても「アレは妾が悪かったのじゃ、お主は悪く無い」とか言って零世界に戻っちまったし…

 

まぁそんなこんなで俺はいつも通り博麗神社の掃除を霊夢にさせてたんだが……

 

とある一匹のコウモリにより、日常が変化した、色々な意味で。

 

「如月、今すぐに紅魔館に来なさい」

 

そういい終わった瞬時に霧散した、どうやら魔力で作られたコウモリらしい。

 

そしてその声の主は…まぁ当然レミリアだった。

 

という訳で紅魔館に向かっている所なんだがーーー

 

「如月!!あたいと勝負しろ!!」

 

なんとも面倒な奴に絡まれてしまった、しかも名前まで覚えられていたらしい。

 

「すみません!すみません!」

 

大ちゃんは相変わらず謝っている、大変だなぁ…

 

「今だ!氷符!『アイシクルフォール』」

 

そう言い、いきなり氷の弾幕を飛ばしてくるチルノ。

 

「ーーふぅ…炎符!『フレアウォール』」

 

如月の言葉に呼応し、如月の周りに燃え盛る炎の盾が出来上がる。

 

そうしてチルノの放った弾幕は如月の炎の盾に吸い込まれーー

 

ーー蒸発した。

 

「なぁ!!あたいの弾幕が無くなった!!」

 

「ねぇチルノちゃん、もうやめようよぉ…」

 

大ちゃんが少し涙目になりながらチルノに言うが……

 

「えーでもまだあたい勝負したりないよ〜」

 

と却下、大ちゃんは更に涙目になる…。

 

(多分さっきの俺の炎で涙目になったんだろうな…)

 

事実さっき炎の盾を出した時に少し怯えていたし。

 

(ま、悪い子には意地悪な問題を出してあげないとな)

 

もっともチルノにしか効果は無いのだが

 

「チルノ!!」

 

「あたいと勝負する気になったか!!」

 

「そうじゃない…チルノ、お前に問題だ」

 

「ふふーん!天才のあたいにどんな問題をーー」

 

{569×342+46254÷698+sin(tan(4/π))-√5472÷52π∧3+1/123456789×∮(5324→7652)56X∧5dx}×0+1+1=」

 

「え?」

 

「さっき言った問題を解けたら動いていいぞ」

 

 

「え、えーと…」

 

チルノは指をおりながら計算をしている……もっとも全然的外れな数を想像しているのだろうが。

 

そうして俺はゆっくりと大ちゃんの所に行き。

 

「俺はコレで行くからチルノは俺が見えなくなったら恐らく興味を無くすだろうから大丈夫だよ」

 

と言った、大ちゃんは若干涙目だが。

 

「はい…いつもごめんなさい、チルノちゃんが勝手に…」

 

「良いんだよ、それじゃあ俺は紅魔館に行かなきゃだから…」

 

「はい!」

 

そうして手を振りながら大ちゃん(とチルノ)と別れた。

 

 

〜〜〜〜少年移動中〜〜〜〜

 

「ーーやっと着いた…」

 

やっとと言ってもチルノに邪魔をされなければそんなに遠い距離じゃないんだけどな。

 

そして暫く歩いていると門が見えてきた……美鈴は相変わらず寝ているが。

 

「……お〜い、美鈴、起きろ、怒られるぞ」

 

「…咲夜さんお代わり……」

 

「寝ボケてやがるし…しょうがない、少し荒いが…とうっ!!」

 

そして美鈴にチョップを喰らわせた!!

 

美鈴に クリティカルヒット した

 

「あだぁ!!!」

 

そして悶える美鈴、少し強くやり過ぎたかな、神力チョット込めたし…

 

「大丈夫か?少し強くやったが…」

 

「……えぇ、有難うございます、お陰でハッキリ目が覚めました……少し痛いですが」

 

そう言う美鈴の目元には少し涙が

浮かんでいた、アレ、ちょっと美鈴可愛いな。

 

「っといけない、レミリアから呼ばれて来たんだが……」

 

「はい、聞いてますよ、どうぞ〜」

 

そう言い、門を開ける美鈴、なんだか門番らしく仕事をしている美鈴を見るのは初めてな気がする。

 

「…今なにか失礼な事考えてませんでしたか?」

 

「気の所為だ」

 

〜〜〜〜少年移動中〜〜〜〜

 

「ーーおかしいな、なんで咲夜が迎えに来ないんだ?」

 

美鈴と別れてから中に入っているのだが……何時もなら美鈴を叩き起こしているのに……しかも俺が入ったのに全く姿を現さないし……。

 

(もしかしてなにかあったのか…?)

 

そんな考えがよぎり、歩く速度を早めようとした時ーーー

 

「ーーく〜ん」

 

「…ん?」

 

なにやら鳴き声がしたような……。

 

「く〜ん」

 

…やはり鳴き声がする、しかも後ろから。

 

なにかのフラグかと思いつつ後ろを振り返ったらそこにはーーー

 

「ーーワン!」

 

ーー白銀の狼がいた。

 

〜〜〜〜少年混乱中〜〜〜〜

 

「えーっと……」

 

「ワン!」

 

「……なんで狼を私の城に連れてきたの?」

 

「いや、だから元から居たんだって、俺が紅魔館に入った時から…ってあ、ちょ、舐めるなって」

 

「……咲夜、どう思う?」

 

「…にわかには信じがたいですね、如月様が紅魔館に来た時すら"気配"を感じられない……しかも変な狼まで入っている始末…」

 

「……」

 

咲夜は客人が来た時には気配を感じていつも通り門まで迎えに行くか、レミリアから言われて行くのだが…。

 

(まさか如月が紅魔館に来る運命を"見れなかった"なんて…)

 

そう、レミリアもまた如月が紅魔館に来る事を察知出来なかったのだ。

 

(……まさかあの狼が?……いやまさか…)

 

あの狼からは特になんの力も見られないし…。

 

そうしてレミリアが考えていると…。

 

「ーーおい、レミリア、結局なんの為に呼んだんだ?」

 

その言葉で現実に戻った。

 

「あぁ…すまない、…咲夜」

 

「はっ、畏まりました」

 

そう言って咲夜は消えてしまった…恐らく能力を使ったんだろう。

 

「…咲夜は何処に行ったんだ?」

 

「咲夜には服を取りに行かせてるわ」

 

「…服?」

 

レミリアは少しニヤリとしてーーー

 

 

「ーー貴方には執事になってもらうわ」

 

 

 

 

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