※修正しました。
ーーレミリアにアルバイト(強制)の命令を受けてから咲夜に衣服室へ案内され、着替えている。
最初は断ろうとしたのたがーーー
「この給料でどう?」
「やってやろうじゃないか」
ーーーと言う感じで執事をやる事となった…お金にがめつくなるのは仕方の無い事だと思う、特に最近は凛華のお陰で俺の財布がドンドンとやせ細っていっている現状だ。
今までは外でアルバイトをしていた時の金で賄えたが…それも尽きる。
なので只今執事服を着ているのだがーーー
「ワンッ!」
ーーこの狼はどうしようか…。
レミリアには一応一緒にいて良い許可は取ったが…。
「ワンッ!ワンッ!」
「こらこら、舐めるな、落ち着け」
「ワンッ!」
少し窘めたらお座りをしたぞ、よっぽど飼い主がいい人なんだろうな。
「よしよし…お前、飼い主の所に戻らなくて良いのか?」
と俺が質問すると。
「ワフ?」
と、首を傾げるばかり、でも首輪が付いているから飼い主はーーーって。
(なんだかこの首輪…変だな…)
なんと言って良いのか分からないが…兎に角変だ、首輪の形が変と言う訳でじゃないんだが…。
「んー…まぁ良いか」
最終的にこの結論に至ってしまう。
……良い感じに幻想郷に馴染んで来てしまったのかもしれない。
「しかし…執事服なんて沙月達に着させられて以来だな……やめよう、アレは思い出してはいけない」
相当黒歴史だったのは言うまでもない。
「さてと…着替え終わったしそろそろ行くか…お前も行くか?」
「ワンッ!」
〜〜〜〜少年移動中〜〜〜〜
「ーーおや、よく似合っているじゃないか」
「…どーも」
着替えたら来いと言われたから来たのに…これである、しかも何故かドヤ顔された、解せぬ。
「まぁ良い…咲夜、後は頼んだぞ?」
「承りました…それでは如月様、一通り職場をご案内します」
「了解だ」
〜〜〜〜少年移動中〜〜〜〜
「此処が厨房です」
「……あれって妖精か?沢山いるけど…」
「はい、妖精メイドです」
「あんなに居るのに俺が必要なのか?」
「…彼女達は自分の事で精一杯ですから」
「……なんだかすまない」
〜〜〜〜少年移動中〜〜〜〜
「パチュリーの図書館も対象なのか?」
「そうですね、パチュリー様には紅茶を持っていったりなどします…失礼します、パチュリー様」
「入りなさい…ってあら、如月じゃない…その格好はどうしたの?」
「レミリアにバイトしろって命令されてな…まぁ体験しても損は無いしな、受けたんだよ」
「成る程ね……所で、なんで狼が居るのかしら?」
「ああ…実はだな」
〜〜〜〜少年説明中〜〜〜〜
「ーーと言う事だ」
「ふーん…貴方って動物に好かれやすい体質なのかしら?」
「さあな……それじゃあ職場案内に戻るかな…」
「ええ、それじゃあね」
〜〜〜〜少年移動中〜〜〜〜
「ーー所で咲夜」
「はい、なんでしょうか?」
「咲夜、お前もしかしてずっと一人で掃除とかやってたのか…?」
俺がこう質問するのも無理は無い。
何せ紅魔館は守矢神社の倍の倍の倍の(以下略)もあるのだ。
更にレミリア達の世話もあるし食事も作らなければいけない…。
……日本より酷い扱いじゃないか?コレ。
「そうですよ、私一人でやっておりました…」
涼しい顔で返事をする咲夜、ヤバイ…どんだけだよ…。
「ーーですから如月様がこうして来てくれたのはとても嬉しいです、勿論お嬢様の勝手な都合で呼ばれたのはとても嫌なのでしょうがーー」
「ーーいや、コレを見て来て良かったと思うよ」
「ーー」
少し驚いた、という表情を浮かべた後。
「ー有難う御座います」
とても嬉しそうな表情でお礼をいった。
「しかし本当に広いな、紅魔館は…」
「そうですね、ですがコレで一通りの案内はーー」
「お兄ちゃーーーん!!」
「え?…ってぐはっ!!」
何者かに押し倒されてしまった…って。
「イタタ……フランか?」
「うん!久し振りだね!お兄ちゃん!」
フランは凄く嬉しそうな笑顔で抱きついてきた。
…何故かフランにお兄ちゃんと言われるようになったかと言えば。
ある日パチュリーに本を借りようと紅魔館に行った時にフランに出会い、暫く遊んでたら突然フランが。
「お兄ちゃんって呼んでいい?」
上目遣いでそう言ってきたフランに勝てる者がいるなら是非呼んで欲しい。
そんな感じで俺が了承したためこのような呼び方になった。
…俺末っ子なのにお兄ちゃんって呼ばれる回数多い気がする…。
「お兄ちゃん!フランと遊ぼ!」
「待て待て、今は咲夜に案内をしてもらってるんだ今はーー」
「いえ、先程言いそびれましたが、一通り終わりました」
「ーー遊んで良いのか?」
「ええ、構いませんが…妹様、お嬢様はなんと?」
「えーっとね、紅魔館を壊さない程度なら遊んでいいわよって!」
…ん?ちょっと待て今何か不穏な言葉が…。
「成る程、では如月様、初仕事は妹様と遊んでくださいね」
「ちょっと待て、何故壊すとか物騒な言葉がーー」
「ーーそれじゃあお兄ちゃん!"遊ぼ"?」
そう言ってフランはスペカを取り出す…ってもしかして…。
「ーまさか弾幕ごっこかよ!?」
そうして俺とフランの弾幕ごっこが始まったーーー
フランちゃんの上目遣いには誰も勝てないと思う(確信)