東方神人録(更新停止)   作:諏訪提督

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第二十七話 〜予期せぬ襲来〜

 

「ーーやっと見つけましたよ」

 

「……誰だお前は」

 

俺は穴の空いた所から来る白銀の女に向かって睨みつける。

 

こいつが俺の感じていた"力"だ、そして美鈴が飛んで来た事からこいつが吹き飛ばしたんだろう。

 

だか、白銀の女は俺の方を一瞥すると、何故か白狼に目を向け。

 

「その狼は此方に返してもらいます」

 

と言い張った。

 

だが、狼は白銀の女を睨みつけ、今にも襲いかかる様な体制をとっている。

 

「その前に何故お前は美鈴と戦ってた!!」

 

色々と謎だか、まずは情報を得ようと白銀の女に聞く。

 

だが女は俺の問いを聞こえないように無視をした。

 

だが、代わりに美鈴が答えてくれた。

 

「あの人は、いきなり"入らせろ"、と言ってきたんですよ、それで招待されて無い方はお断りと言ったら…こうなりました」

 

なるほど……じゃあ俺が戦う理由が出来たな。

 

そう話している内に、白銀の女はいつの間にか狼の所に行くが、狼は逃げ、俺の所に向かってくる。

 

「グルル……」

 

「おい、アンタ、この狼が嫌がってるじゃないか、しかも美鈴にまで手を出してタダで済むと思ってるのか?」

 

俺は白銀の女を睨みつけ、言い放つ。

 

だが白銀の女は俺を一瞥すると、こう言った。

 

ーー"貴方には関係ありません"と。

 

その言葉で俺の怒りを呼ぶには十分だった。

 

紅魔館の床を砕かんばかりに踏み込み、相手の懐に入り、その白銀の鎧に一撃を入れる。

 

「ぐは……っ!!」

 

瞬間、苦悶の声を上げ、相手は吹き飛んで行く。

 

元々吹き飛ばすつもりで一撃を入れたのだから、吹き飛んでもらわないと困る。

 

「美鈴、この狼を連れてレミリアの所に行ってくれ、あの女は俺だけじゃ倒せない」

 

「……分かりました、如月さん、どうかご武運を」

 

「ああ」

 

そう言うと、美鈴は狼を持ち上げ、走り去った。

 

「……貴方は女性を吹っ飛ばす趣味でもあるのかしら?」

 

そう言いながら瓦礫を退け、剣を顕現させる女。

 

それに合わせ、俺も天羽々斬を顕現させる。

 

「……邪魔をする者は排除しても構わないと言われていますので……排除させて頂きます」

 

「……その前にお前の名前を聞かせてくれ」

 

「私の名前はヴァルキリーです…貴方の名前は知っています、如月 翔ですよね?」

 

「なんでお前知ってる?俺は一度もお前に名乗ってないが…」

 

そんな俺の疑問を"知らなくて良いです"とか言って一蹴するヴァルキリー。

 

なんだかムカついてきたぞ……

 

「……お前、紅魔館破壊したんだから賠償請求してやるから覚悟しろよな」

 

「貴方が私に勝てればの話ですがねー!!」

 

そして白銀の戦乙女と喰龍の力を宿した人間の戦いが始まったーーー

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

最初に跳んだのはーー如月。

 

天羽々斬を力の限り、相手に向け叩きつける。

 

だが相手もタダでは受けまいと白銀の"盾"を展開し、天羽々斬の一撃を受け止める。

 

「貴方の実力はこの程度ですか?」

 

「ッ!!はぁ!!」

 

そして如月は神力を腕に纏わせ、力を倍増させ、ヴァルキリーの盾を押し切った。

 

その衝撃でヴァルキリーは少し下がるが、特にダメージは受けていない様子だ。

 

「…所詮、この程度ですか…オーディン様が気に掛けておられたから期待してみたら…」

 

「…?オーディン?」

 

「ーもう決めさせてもらいます」

 

瞬間、ヴァルキリーの身体から先程とは比べものにならない程の神力が膨れ上がる。

 

「ッ!!ゴハッ……!!」

 

一瞬だった、全く気付けない程の跳躍で如月を吹き飛ばした。

 

「ーーッハァ!!」

 

如月は瞬時に神力でクッションを作り、衝撃を和らげた

 

 

「グッ……はぁ…はぁ…」

 

くそッ……肋骨数本逝ったぞ…。

 

「ってぇ……どんだけ強いんだよ…」

 

「曲がりなりにも私は神に類するものなので……それではもう終わりにしましょう」

 

瞬間、如月の元にヴァルキリーが飛び込みーーー

 

「!?」

 

直後、紅の槍がヴァルキリーに向かい、襲い掛かる。

 

それをヴァルキリーは盾で凌ぐが、威力が強かったのか、少し吹き飛ばされてしまった。

 

「……まさか吸血鬼が割り込んでくるとは思いませんでしたよ」

 

「ーーあら、此処は私の館よ?……そしてそこにいるのは私の従者、貴女が襲ったのも私の従者…貴方生きて帰れるとでも?」

 

「遅いぞーーレミリア」

 

「あら、貴方が苦戦しているようだから助けに来てあげたのよ?…まぁ私の館を少しとは言え壊した罪は払ってもわらなくちゃね…勿論、命で」

 

「流石に命を奪うのはダメだな……後で色々聞かなくちゃいけないんだからな」

 

「それもそうね……ふふっ…貴方との共闘は楽しみだったわ」

 

「そうか?それは嬉しいな……頼むぜ、レミリア」

 

「ーーたかが一人が助けに来た所で私に勝てるとでも?」

 

「あら…私を誰だと思っているの?」

 

そう言い、一つ間を開け、こう言い放った。

 

「ーー私は紅魔館の主、レミリア・スカーレットよ!」

 

ーー此処に紅の吸血鬼と喰龍の力を宿した人間の共闘が始まるーーー

 




戦闘シーンがちゃんと出来ているのか不安過ぎる…

出来れば指摘などありましたらお願いします。
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