「ーーやっと見つけましたよ」
「……誰だお前は」
俺は穴の空いた所から来る白銀の女に向かって睨みつける。
こいつが俺の感じていた"力"だ、そして美鈴が飛んで来た事からこいつが吹き飛ばしたんだろう。
だか、白銀の女は俺の方を一瞥すると、何故か白狼に目を向け。
「その狼は此方に返してもらいます」
と言い張った。
だが、狼は白銀の女を睨みつけ、今にも襲いかかる様な体制をとっている。
「その前に何故お前は美鈴と戦ってた!!」
色々と謎だか、まずは情報を得ようと白銀の女に聞く。
だが女は俺の問いを聞こえないように無視をした。
だが、代わりに美鈴が答えてくれた。
「あの人は、いきなり"入らせろ"、と言ってきたんですよ、それで招待されて無い方はお断りと言ったら…こうなりました」
なるほど……じゃあ俺が戦う理由が出来たな。
そう話している内に、白銀の女はいつの間にか狼の所に行くが、狼は逃げ、俺の所に向かってくる。
「グルル……」
「おい、アンタ、この狼が嫌がってるじゃないか、しかも美鈴にまで手を出してタダで済むと思ってるのか?」
俺は白銀の女を睨みつけ、言い放つ。
だが白銀の女は俺を一瞥すると、こう言った。
ーー"貴方には関係ありません"と。
その言葉で俺の怒りを呼ぶには十分だった。
紅魔館の床を砕かんばかりに踏み込み、相手の懐に入り、その白銀の鎧に一撃を入れる。
「ぐは……っ!!」
瞬間、苦悶の声を上げ、相手は吹き飛んで行く。
元々吹き飛ばすつもりで一撃を入れたのだから、吹き飛んでもらわないと困る。
「美鈴、この狼を連れてレミリアの所に行ってくれ、あの女は俺だけじゃ倒せない」
「……分かりました、如月さん、どうかご武運を」
「ああ」
そう言うと、美鈴は狼を持ち上げ、走り去った。
「……貴方は女性を吹っ飛ばす趣味でもあるのかしら?」
そう言いながら瓦礫を退け、剣を顕現させる女。
それに合わせ、俺も天羽々斬を顕現させる。
「……邪魔をする者は排除しても構わないと言われていますので……排除させて頂きます」
「……その前にお前の名前を聞かせてくれ」
「私の名前はヴァルキリーです…貴方の名前は知っています、如月 翔ですよね?」
「なんでお前知ってる?俺は一度もお前に名乗ってないが…」
そんな俺の疑問を"知らなくて良いです"とか言って一蹴するヴァルキリー。
なんだかムカついてきたぞ……
「……お前、紅魔館破壊したんだから賠償請求してやるから覚悟しろよな」
「貴方が私に勝てればの話ですがねー!!」
そして白銀の戦乙女と喰龍の力を宿した人間の戦いが始まったーーー
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最初に跳んだのはーー如月。
天羽々斬を力の限り、相手に向け叩きつける。
だが相手もタダでは受けまいと白銀の"盾"を展開し、天羽々斬の一撃を受け止める。
「貴方の実力はこの程度ですか?」
「ッ!!はぁ!!」
そして如月は神力を腕に纏わせ、力を倍増させ、ヴァルキリーの盾を押し切った。
その衝撃でヴァルキリーは少し下がるが、特にダメージは受けていない様子だ。
「…所詮、この程度ですか…オーディン様が気に掛けておられたから期待してみたら…」
「…?オーディン?」
「ーもう決めさせてもらいます」
瞬間、ヴァルキリーの身体から先程とは比べものにならない程の神力が膨れ上がる。
「ッ!!ゴハッ……!!」
一瞬だった、全く気付けない程の跳躍で如月を吹き飛ばした。
「ーーッハァ!!」
如月は瞬時に神力でクッションを作り、衝撃を和らげた
「グッ……はぁ…はぁ…」
くそッ……肋骨数本逝ったぞ…。
「ってぇ……どんだけ強いんだよ…」
「曲がりなりにも私は神に類するものなので……それではもう終わりにしましょう」
瞬間、如月の元にヴァルキリーが飛び込みーーー
「!?」
直後、紅の槍がヴァルキリーに向かい、襲い掛かる。
それをヴァルキリーは盾で凌ぐが、威力が強かったのか、少し吹き飛ばされてしまった。
「……まさか吸血鬼が割り込んでくるとは思いませんでしたよ」
「ーーあら、此処は私の館よ?……そしてそこにいるのは私の従者、貴女が襲ったのも私の従者…貴方生きて帰れるとでも?」
「遅いぞーーレミリア」
「あら、貴方が苦戦しているようだから助けに来てあげたのよ?…まぁ私の館を少しとは言え壊した罪は払ってもわらなくちゃね…勿論、命で」
「流石に命を奪うのはダメだな……後で色々聞かなくちゃいけないんだからな」
「それもそうね……ふふっ…貴方との共闘は楽しみだったわ」
「そうか?それは嬉しいな……頼むぜ、レミリア」
「ーーたかが一人が助けに来た所で私に勝てるとでも?」
「あら…私を誰だと思っているの?」
そう言い、一つ間を開け、こう言い放った。
「ーー私は紅魔館の主、レミリア・スカーレットよ!」
ーー此処に紅の吸血鬼と喰龍の力を宿した人間の共闘が始まるーーー
戦闘シーンがちゃんと出来ているのか不安過ぎる…
出来れば指摘などありましたらお願いします。