東方神人録(更新停止)   作:諏訪提督

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相変わらずのタイトルが思い浮かばない…orz




第二十八話 ー汝、黒キ者に滅ぼされし者ー

 

ーーーお互いに睨み合い……初手を取ったのは如月

 

天羽々斬を構え、ヴァルキリーに突撃する!

 

(レミリアが幾ら強くても、相手との相性は最悪、なるべくヴァルキリーには近づけさせない!!)

 

そう、レミリアが如月に先手を許したのは自身の相性を分かっている為である。

 

ただ強い妖怪ならばレミリアが先手を取る、だが今回は相手が相手なのだ。

 

"悪魔"と"半神"、この関係は神話体系が全てを示している。

 

"悪魔"は古来より、"神々"に倒されてきた

 

つまり"半神"でも"神"の系統である限りこの関係は変わらない。

 

(さっきのレミリアが投げた槍も普通なら盾を貫通してる……だけど、それを出来なかった、つまり…)

 

この戦いではレミリアは支援のみということになる

 

(なるべく俺が接近戦をしてヴァルキリーの注意を引く!)

 

「ハァ!!」

 

そして天羽々斬を相手に振り下ろす。

 

ヴァルキリーに向け、一撃、ニ撃を加える

だがヴァルキリーは全てを盾で弾き、剣で如月を切り裂こうとする、が如月は即座に後ろに退避する。

 

「レミリア!!」

 

「分かっているわ…食らいなさい!半神!!必殺ーーハートブレイク!!!」

 

そしてレミリアの手から紅の槍がヴァルキリーに向かう

 

その轟々たる槍を放たれてもヴァルキリーは少しの笑みを浮かべーー

 

ーー紅の槍を"砕いた"

比喩もなく、"掴み"そして"砕いた"

 

「おいおい……メチャクチャ過ぎるだろ……」

 

流石にこうなるとは思っていなかったのか、如月は少し焦る。

 

(流石にココまでとは思わなかった……兎も角ヴァルキリーに攻撃するしかない!!)

 

「ハァァァ!!」

 

喝を入れ、如月はまたヴァルキリーに肉薄し、剣戟を繰り返す

 

しかしそれを軽く躱すヴァルキリー

 

そして数回剣戟を繰り返しーーーヴァルキリーが溜息を着く

 

「人間、いつ迄この"つまらない遊びしているつもりだ"」

 

ーーそう、如月にとっては"戦い"に写っているかもしれないが……ヴァルキリーには"遊び"しかならない、いや、元からヴァルキリーには"勝負"にすらなっていないのだ。

 

辛うじて一方的になっていないのはレミリアの手助けあってこそ、そのレミリアも神話大系のルールによって全力で戦えない。

 

だが如月は諦めない、繰り返し剣戟を放つ

 

そんな様子にヴァルキリーは退屈そうに溜息を吐き……如月の剣戟の隙を見て、如月を吹き飛ばす

 

「ガハッ……!」

 

少し苦しそうにするが、すぐに立て直す……が、誰が見ても明らかな程ボロボロである

 

そして、未だに戦おうとする如月に対してヴァルキリーの表情に、少しばかりの"憤怒"が浮かぶ

 

「……何故、貴様なんだ…」

 

「なに…?」

 

「何故…貴様の様な!!脆弱な人間がッ!!"選ばれた"のだ!!我が主ではなくッ!!」

 

そう叫び、ヴァルキリーは如月に即座に肉薄し、吹き飛ばす

 

如月が剣を構えていたのが幸いに、防御の機能を果たしたが、相当の威力だった為、苦悶の表情を浮かべる

 

ーーそして、同時に困惑していた、先程のヴァルキリーの叫びに対してだ

 

(さっきの"選ばれた"…どういうことだ…?)

 

だが、そんな思考の間を与えんと、ヴァルキリーは素早く追撃をかける!

 

「ッ!くるわよ!如月!!」

 

「あ、ああ!」

 

レミリアの呼び掛けで天羽々斬を構えようとして……その瞬間、天羽々斬が光の粒子となり、"消えた"

 

「神力を使い過ぎたか……ッ!!」

 

「食らえッ!!」

 

瞬間、白銀の剣が如月に振り下ろされるーーーーーーーが

 

 

ーーーーーその瞬間、時が止まったーーーーー

 

なんの比喩も無く、そしてーーーーーーーーー

 

「逃げるのじゃ!!!如月!!!!」

 

遥か上空から隕石の如く突撃してくる"凛華"が拳を握って狙いを定めているのはヴァルキリーの振り下ろす"剣の場所"

 

ーーーー瞬間、如月とヴァルキリーは何かに突き動かされるように吹き飛ばされた

 

その、ヴァルキリーが振り下ろす場所だった所には、"黒くて丸い何か"が浮かんでいた

 

ーーーそれは紫が使う『スキマ』の様な、だがしかしそれとは違う"何か"だった

 

"それには沢山の悲しみがあって"

 

"それには沢山の絶望があって"

 

"それには沢山の憎悪があった"

 

ーーーーーーそして凛華がその"黒くて丸い何か"に向け拳を振り下ろした瞬間ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

爆発が起きた

 

いや、"爆発に似た現象だった"

 

"何か"が爆発に似た現象を起こし、そして黒い…とてもドス黒い"感情"を巻き散らかした

 

その間、僅か1秒

 

そしてその"黒くて丸い何か"は集まり、"人間の形"を作り出していく

 

そうして、出来上がった"何か"は、如月が良く知る、だが圧倒的に違うーーーーーー

 

 

ーーーー霊夢だった

 

 

「……な…にが……」

 

と、呟いた瞬間、"霊夢の様な何か"はコッチを見る

 

そして如月と目が合った瞬間ーーー如月は何かを感じた

 

それは"恐怖"だ、現に、如月は霊夢の様な何かに見られているだけで、足が釘に刺されたかの様な錯覚に陥っている

 

そして……霊夢の様な何かはニンマリという、とても、とても、とても恐ろしい表情を浮かべた

 

相手にとってはただ表情を変化させただけなのだろう、だが、此方にとってはその一つ一つの挙動に恐怖してしまう

 

そして、霊夢の様な何かは此方に足を向けーーーー瞬間如月の"目の前"に来ていた

 

そしてーーーー如月の腹に"腕を刺した"

 

「…………な…………」

 

未だに現状を把握し切れていない如月は間抜けとも言える声を出し……そして、霊夢の様な何かはその腕を横に動かし如月の腹を切り裂いた

 

「………ゴハッ……!!!」

 

そうしてやっと痛みを理解した如月は、切り裂かれた腹と口から大量の血を出しながら、倒れた

 

そうして霊夢の様な何かはトドメを刺そうと如月に狙いを定めーーーーー

 

「貴様ァァァァァァ!!!!」

 

ーーーー周りの全てを破壊するような雄叫びをあげた凛華に吹き飛ばされたーーーーー

 

 

 

 

 

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