荒野の音速の翼たち~蒼空遠く~   作:疾風海軍陸戦隊

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手掛かり探し

俺と菅野は元の世界に戻るべく、このラハマで元の世界へ戻る方法を記された本とか情報とか探し、今俺たちはこの街で一番本を置いてある図書館にいるのだったが一つだけ問題があった。それは・・・・・

 

「字が読めね・・・・・菅野お前は?」

 

「私もです・・・・」

 

そう、字が読めないのだ。この世界にある文字は何だか日本語やら英語やらを混ぜたような字で何が何だかわからなかった

 

「日本語で書かれた本もありますけど、これただの小説ですし」

 

菅野が見せたのは日本語で書かれた本で題名は「風立ちぬ」だった。

 

「風立ちぬか・・・・・俺は宮崎駿の作品しか知らん」

 

「私もです・・・・」

 

そう言い菅野は本を戻すと

 

「私はもう少し奥の方を探してきます」

 

「ああ、頼む三尉」

 

そう言うと菅野は奥の方へ行く。

 

「さて、ほかに何か手掛かりになる本はないかな・・・・・」

 

俺は頭を軽く書き、菅野とは反対の方向へ歩く。

 

「それにしても、なかなか見つからないものだな。元に戻る方法を・・・・・・あぁ…まさかこの歳で異世界に行くとは、中学生時代の俺だったら泣いて喜んでたな」

 

そう呟きながらそう言う。そう俺は中学のガキだったころは異世界トリップとかのラノベが大好きで、よく主人公が異世界に召喚されて使い魔として活躍したり、また、タイムスリップしたと思ったら過去の偉人が女の子だったりなどそういう話なんかが大好きでよく寝て起きたら異世界に転移されたとか事故にあって転生とかそういうのを期待していた時期もあった。今思えば恥ずかしい限りだ。

 

「ん?」

 

本棚の隅に言ったところで俺はあるものを見た。それは

 

「ん~あともうちょい・・・・」

 

松葉杖を持った小柄な女の子が本棚の高いところにある本を取ろうとしているのが見えた。俺はその少女のところに行き

 

「何やってんだ?背伸びなんかして?」

 

「あ・・・・あの本を取ろうとしているんだよ。あともうちょっとなんだけどさ!」

 

「踏み台で昇って取った方が早いんじゃないか?」

 

「踏み台が見つからないの!」

 

「じゃあ、探しにに行けばいいんじゃないか?ここは図書館だぞ。踏み台に一つや二つ置いているだろ?」

 

「取りに行っている間に誰かに取られちゃうかもしれないでしょ!だから今ここでとる!」

 

と、必死になって手を伸ばすが届かない。俺は軽いため息をついて

 

「とってやるよ。この本でいいか?」

 

俺は背伸びをして少女が手を伸ばした本を取る、その本はなんか海の生物みたいなゆるキャラが書かれた本でいわゆる絵本ってやつだ。

 

「はい、どうぞ」

 

「あ…ありがとう」

 

俺が渡すと、少女は本を受け取りお礼を言うその顔はすごく嬉しそうな顔であった

 

「その絵本好きなのか?」

 

「うん。「海のウーミ」。これ、小さい頃、兄ちゃんがよく読んでくれたんだ本なんだ。」

 

「そっか、じゃあ大切に読めよ」

 

「ああ、ありがと。じゃあな~」

 

と、そう言い彼女は松葉杖をつきながら笑顔でその場を飛び出していった。

 

「おい、あいつどう見たって脚怪我しているだろ。あんなにはしゃいで飛び出て大丈夫なのか?」

 

俺は苦笑しながら、しばらく俺は菅野と一緒に建物の中にある本という本を読み漁ったが結果は・・・・・

 

「結果は手掛かりなしか・・・・・・」

 

「はい・・・異世界転移のイの字もありませんでした。それ以前に文字が読めなかったのが致命的です」

 

俺と菅野は街の公園にあるベンチに座りため息をつく

 

「そうか・・・・まあ、簡単に方法があれば苦労はしないんだけどな」

 

「そうですね。それと健さん。もう一つ問題が・・・・」

 

「ああ、金のこととF2の燃料だろ?」

 

「ああ、私も健さんも今持っている金は日本の金でこっちの世界のお金は持っていません。いつまでもトキワギさんたちにおごってもらうわけにもいきませんし」

 

「そうだな・・・・・どこかいい働き口も見つけないと。後、ジェットの燃料の確保もだな」

 

「はい。町長の話によればここの燃料は皆レシプロ用のガソリンですから・・・・・」

 

「そう言えばそうだったな・・・・・・」

 

俺と菅野はため息をつく町長の話によればここにあるガソリンは皆、ただのガソリン。俺たちの使っているのはケロシン燃料だしな・・・・・

 

「その前にお金を稼ぐための働き口を探さないといけませんね」

 

「それもそうだな・・・・・今のお金じゃ使い物にならないし」

 

俺は財布から一万円札を取りため息をつくと

 

「あ~どっか珍しいお金とか集めているお金持ちとかが偶然現れたりしないかな~」

 

「おいおい、菅野それはいくら何でもそんな都合よく・・・・・・・」

 

苦笑して俺がそう言うと

 

「ちょっと君たち!!」

 

「「ん?」」

 

急に声を掛けられ俺たちが振り向くと、見るからに金持ち!という雰囲気を漂わせた男性がいた

 

「その珍しい紙幣はどこで手に入れたのかね!ぜひとも売ってはもらえぬだろうか!金額は弾ませてもらう!」

 

「「・・・・え?」」

 

俺と菅野はその男の言葉に目を丸くした。え?何、この人お金持ちを装ったカツアゲする人か?

 

「いや、実は私、珍しいお金を集めるのが趣味、いわゆるコレクターでね。君たちの持っているお金はイツズ中のお金を見てきた私でも見たことがない!だから、ただでとは言わない!払えるだけの金額を払うからそれを譲ってはくれないか!?」

 

「「・・・・・・・・」」

 

この時、俺と菅野はこう思った

 

「「(なんというご都合主義だ・・・・・)」」

 

その後、俺たちはその男の家に招かれ俺たちの持っているお金とこの世界のお金を交換することができた。交換してもらた金額はかなりの金額であった

 

「じゃあ、また珍しいお金が手に入ったら寄ってきてくれ」

 

「「は、はぁ・・・・・」」

 

その男の家を出た後、俺と菅野は

 

「ま、まあ・・・・とりあえずお金は手に入ったな」

 

「そうですね・・・・・それよりもこんなに都合のいいことがほんとに起きる物なんですね・・・・」

 

「ああ、現実は小説よりも奇なりとはこのことを言うんだな・・・・・後の問題は燃料だがそれは後々考えよう。さて菅野。日も暮れてきたし飯でも食べに行くか」

 

「そうですね。店は昨日トキワギさんと食べに言ったあの店ですか?」

 

「ああ、あそこのカレー美味かったしな。もう一度食べてみたい。菅野は嫌か?」

 

「いえ、実は私もあそこのカレー気に入っていますたので問題ありません」

 

「そっか。じゃあ食べに行くか」

 

「はい」

 

そう言い俺と菅野はカレーの上手いあの店へと向かうのだった。そしてしばらく歩きあの店の前についたんだが、何やら人だかりができていた

 

「なんだろう?あの人だかりは?喧嘩ですかね健さん?」

 

「さぁ?」

 

俺と菅野はとにかくその人だかりに行き、それを見た人に訊いてみると

 

「ああ、なんか自警団の連中とオウニ商会の用心棒をしている飛行機乗りがなんか言い争いをしているんだよ」

 

「オウニ商会というと今朝降りてきたあの飛行船のことだよな?で、用心棒て?

 

「ああ嬢ちゃん、コトブキ飛行隊と言ってな隼を中心とした飛行隊でパイロットは皆女性なんだよ」

 

 「「へ~」」

 

俺と菅野は教えてくれた人にお礼を言い奥へと進むとその中心にトキワギさんと何やら小さい少女が言い争っていた

 

「トキワギさんと言い争っているパイロット若いですね・・・・小学生ぐらいでしょうか?」

 

「ああ・・・・・・ん?あの少女どこかで・・・・?」

 

俺はトキワギさんと言い争いをしている少女に見覚えがあった。だが

 

「はぁ・・・・ちょっと止めに行ってくる」

 

「大丈夫か?私が行くけど?」

 

「菅野の場合すぐに拳が出るだろ?」

 

「そんな。人を喧嘩屋みたいに」

 

「よく言うよ。昔から喧嘩三昧する挙句よく機体を壊してよく始末書を書かされたのはどこの誰かな『菅野デストロイヤー』?」

 

「あれ?そうだったけ?」

 

「まあ、とにかく止めに行くから万が一の場合はお前の拳に頼るよ」

 

「おう、わかったわ」

 

そう言い俺は軽いため息をつき前へと踏み出すのであった。

 

 

 

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