GOD EATER The SAMURAI 作:umiusi
前回の小ネタ
がとう○
ガトー×
気づいた人いるかな?ちなみに今回はA様の家臣が憑依するよー
ガンダム知ってる人はわかるはず。
「………」
「おい」
「……なんだよ?」
「何か文句があるなら言え」
「別に?」
「……はぁ…」
いきなりの険悪なムードを作り出しているのは……まあ言わなくてもわかるだろうが、ギルバートとロミオだ。
一応会話する程度には進展しているが、二人が同じ任務に出るのは少し早かったようだ。
「こんな時シュウがいてくれたらなー」
「同感だな。あいつならこの二人の仲を取り繕ってくれるんだが……」
今回の任務にはシュウジはいなかった。理由は……
回想
「はい、包帯巻き終わりましたよ。それにしても、あなたがここに来るのは適合試験の身体検査依頼ですね」
「ン、そうですね。戦闘中の怪我はこれが初めてですし」
「あー、それはなんか惜しいですねぇ。あ、痛み止めを出しておきます」
「どうも。さて、行くか」
「ちょいとお待ちを……どこに行く気ですか?」
「え?任務で「認めません」いや、でも……」
「いいから黙って安静にしていなさい」
「は、はいっ!」
こんな感じで医者にイイ笑顔で言われたからである。ちなみに、こっそり抜け出そうとしていたが、あえなく捕まってしまった。
「やあ、君たちがブラッドかい?」
「「「「ん?」」」」
聞いたことない声が響き、四人がその方向を向くと、見知らぬ青年が立っていた。
「フフ、緊張するのも無理はない。だが、安心したまえ!」
金髪で西洋風の服を着ているのはいいとして、どこか痛々しい雰囲気だ。
「僕が来たからには、心配は完全に無用だ!」
何を根拠に言えるのだろう。
「おっと失礼、自己紹介がまだだったね。僕はエミール……極東支部「第一部隊」所属、エミール・フォン・シュトラスブルクだッ!」
ああ、はいそうですか。で?
「……そうか、よろしくな」
「ああ、よろしく頼むよ。ところで、月刀シュウジという男を知らないかい?ここに配属されたと聞いているのだg「警戒が甘い」む!その声は!」
エミールは後ろからかけられた声に反応し、振り向く。だが、そのかけられた声の内容は聞いていなかったようだ。
「おお!やっぱりシュウ…ジ…君。………えっとこれは?」
エミールはホールドアップされた!木刀で!
「まったく、今回は足音を消さずに近づいたというのに……本当に俺を超える気があるのか?」
「も、もちろんだとも!あの時誓ったじゃないか!」
「それでこれか?」
「い、いやその……今回はたまたまで……」
「おい、シュウジ」
今まで置いてけぼりだったジュリウスがようやく復活して、話しかけてきた。
「知り合いか?」
「まあな……さっき言っていた通り、極東での縁だ。少しお調子者だが、よくしてやってくれ」
「そうだな。俺はブラッド隊隊長、ジュリウスだ」
「私はナナ!よろしくね!で、こっちがー」
「俺はロミオ!よろしくな!」
「ギルバート・マクレイン。ギルでいい」
「ああ、改めて宜しく頼む!」
ギルバートの時とは違い、あっさりと打ち解け合ったようだ。ギルバートもこんな感じで済めば二人の苦労も少なかっただろうに。
「「まったくだ」」
「ああ?」
ヒイッ!?
「あれ、どうしたんだお前ら?」
「「「なんか電波が……」」」
いやいや~そんなものあるわけないじゃないですか。ほら、気のせいですよ気のせい。え?なんですかシュウ?「黙ってろ」はい、分かりました。
「ところでだがシュウジ、久しぶりに手合わせと行こうじゃないか」
「ほう?じゃあ、俺も見せてもらおうか。どの程度上達したのか楽しみだ」
「さあ、行こう!」
高らかに宣言し、歩き出す。が、突然止まり、こちらを振り向いた。
「あ、訓練室の類は何処にあるんだい?」
ガタン!
その場にいた全員が息を合わせていたかのようにズッコケた。
「ふん……今回はこれでいいか」
「え?日本刀じゃないのか?てか、なにそれ、十手?」
「いや、釵(さい)だ。決定的な攻撃はできないが、素早い攻撃ができる」
シュウジはそう言って、手元でクルクルと回してみせた。
「ねえねえ、これもムラサマみたいに名前があるの?」
「ん?ああ、そうだな。実戦用にはあったがたしか……ディストピアだ。おっと、もう来たみたいだな」
エミールの準備が出来たことを確認すると、扉をくぐり、目的の場所に出る。そこは、適合試験後チュートリアルを行ったあの場所だ。
「む……今日も太刀を使わないか…」
「ああ。いつも通りのハンデだ」
「ならば、今日こそ君に、僕は太刀を使うに値する相手だと思い知らせてやる!行くぞ!」
「オーケー。さあ……来い!」
それを合図に二人は同時に飛び出した。そして、シュウジは釵を、エミールはハンマーを振るった(※殺傷能力は極限まで下げてあるのであしからず)。
「でやあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「思い切りはいいが、甘い……」
渾身の縦ぶり。しかし、上半身をそらされたことによって空振りに終わった。
「今度は俺の番だ。……ドララララララララララララ!」
どこかで聞いたことのあるような雄叫びをあげ、怒涛の突きを繰り出す。
「くっ……うわあっ!」
ついに、体勢を崩されてしまい、大きな隙ができる。
「怯えろ!竦め!神機の性能を活かせぬまま、死んでゆけ!」
突き、横降り、縦振り、カチ上げ、足払い、そして蹴り飛ばされた。
「どうした、その程度か?つまらんな」
釵を回しながら両手を広げ、そう挑発した。
「いいや、まだだ。僕にこんな無様な負け方は赦されない。騎士道精神にかけて!」
それを聞いたシュウジは、嬉しそうに笑った。そして、小さく口を動かした。
「そうだ、それでいい。お前はもっと、高みを目指せ……」
それはただの呟きとも取れる小さなものだったが、エミールには確かにそう聴こえた。
「フ……ならば、そうさせてもらう!」
再び接近し、ハンマーを振るう。だが今回は先程とは違い柄を短く持っていた。
「ふん!せいや!」
「っ……!なるほど、考えたな」
その効果は顕著に現れた。短く持つことによりコンパクトな振りが行えるようになり、ある程度はシュウジの攻撃に耐え切れるようになった。
そうなると、今度はシュウジが不利になった。
「くそ、手が痺れて……チィ!」
「一気に押し込む!」
ハンマーと釵ではどうしても質量が違う。無論、ハンマーの方が上だ。そのため、シュウジはどうしても力負けをしてしまうのだ。
「確かにお前の判断は正しい。だが、半歩近づきすぎだ」
次の瞬間、エミールはありえないものを目にする。
「え?」
いつの間にかシュウジの顔が間近に迫り、首に釵が突きつけられていた。
「な、何をしたんだい?」
「簡単なことだ。こいつをよく見てみろ、三股に別れているだろ?ここに、お前のヤツの柄をはめて勢いを殺し、一息に近づいた。それだけだ」
それが言い終わると、構えを解いた。
「また僕の負けか……ええい!次こそは勝ってみせる!」
「そうか。じゃあ俺は、今日俺を手こずらせた褒美に太刀を使ってやる」
「本当かい!?あ、いやでも、やっぱり……まだハンデで構いません。いえ、してください」
それを切っ掛けに苦笑が起こるが、不快なものではなかった。
「はは、そう本気にするな。冗談だよ」
騎士道と武士道、進む道こそ違うが、確かな友情がそこにはあった。
釵が”さい”で出なかった。とおもったら”かんざし”出でた。みんな知ってた?私は初めて知った。
他の面子の武器隙さえあれば出します。あの人のは鋏にならないけど。