GOD EATER The SAMURAI   作:umiusi

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ブレードウルフ、出したいんだけど、出したいんだけれども!どこから持ってくればいいんだ……!


シュウジがコアを回収するところは、MGRの雷電による斬奪をご想像ください。


第二話

「今日が実地試験だったね?月刀の神機の調整はなんとか終わったよ」

 

 昨日シュウジと整備員は遅くまで話し合い、仲が良くなっていた。その過程で、整備員の名前を聞くことができた。というか、お互い名前を知らないまま話し合っていたのを別の整備員が「いい加減名前聞け」と突っ込んだからである。

 ヴィルヘレム・フォークト、それが彼の名前で、フライヤの面々からは『ドク』と呼ばれている。

 

「助かった。恩に着るよ、ドク」

 

「ふむ。まあ、頑張りたまえ」

 

「ああ、言われずともそうするさ」

 

 昨日何があったのだろうか?たった一日で距離が近づきすぎだ。

 

『月刀シュウジ、香月ナナの両名はヘリポートに集合してください。実地試験を始めます』

 

「時間か。じゃあな」

 

「おっと、待て待て。一応こちらでモニタリングをしている。何かあったら聞いてくれ。まあ、その時はこちらから行くからな」

 

「分かった。頼む」

 

 出撃ゲートをから上がっていき、ヘリポートへ向かう。そこにはすでにジュリウスが待っており、シュウジが到着した数分後にナナも到着した。

 

「それではこれより、実地訓練に向かう。場所は黎明の亡都。目標はオウガテイルとコクーンメイデンだ。何か質問はあるか?」

 

「ううん、その二匹のことはちゃんと調べてきたからね~。大丈夫!」

 

「右に同じ」

 

「そうか、分かった。出発するぞ」

 

 三人はヘリに乗り込んだ。ヘリはシュウジが乗ったと同時に離陸した。

 初めて乗る上に、まだ座っていないのに飛んだのだ。それにより、シュウジは危うく転落する羽目になったがそのことについては触れないでおこう。

 

 

 

「此処か…ん?この気配は……いるな…訓練は訓練でも実戦で、というわけか」

 

「え!?これ、実戦なの?あの、隊長、聞いてないんですけど……」

 

「少し待ってくれ。…ああ、すまない。どこまで話した?」

 

 ナナが不満を言うが、ジュリウスはオペレーターのフランと話しているようだ。 

 

『ですから…に…このよ…ことは…』

 

「分かった。次はそうさせてもらう。……ナナ、これはお前が言った通り実戦だ。だが、お前たちが実力を発揮できれば問題ない」

 

 三人がいる崖の下では、二匹のオウガテイルがヴァジュラを捕喰している。ジュリウスはそれを指してこう言った。

 

「見ろ。あれが人類の敵、アラガミだ。手段は問はない、完膚なきまでに叩きのめせ。いいな」

 

「いや……いきなりそう言われても「了解」え!?シュウ!?」

 

「フッ。古来から人間は強大な敵な敵と対峙し、それを退けてきた。人と人とが協力し合い、「意思の力」を発揮することによって……だから大丈夫だ」

 

「…!」ピクッ

 

 ジュリウスが話し終えると同時に、シュウジは何かを感じ、前に飛び出していた。シュウジが二歩進んだところで、崖の下からオウガテイルが一体、飛び上がってきた。

 

「しまった、気付かれていたか!シュウジ、ナナ、さがr―――ブオンッ!―――え?」

 

 ジュリウスが思わず間抜けな声を出したことには誰も気付かなかった。目の前でとんでもないことが起きていたからだ。

 

「せいっやあ!」

 

 シュウジがオウガテイルを投げ飛ばしていた。二人には分からなかったが、これは合気道と呼ばれるもので、相手の力を利用する技だ。

 この時のシュウジの場合、ゴッドイーターの力も利用し、真上に投げた。そして自身も追うように跳んだ。

 

「ふぅー……」

 

 集中し、感覚が研ぎ澄まされる。これはシュウジが、相手に止めを刺す時のもので、極限まで集中し、必殺の一撃を放つ前触れだ。しかし、これにも変化があった。

 オラクル細胞は進化する。今回の場合は、シュウジの神機から銃身が外されたのが原因だ。

 銃身が外されたため、オラクルを弾丸として発射することはできない。故に、ムラサマのOPは自然消滅すると思われた。だが、それは起こらなかった。ムラサマが、”敵に撃ちだせないなら、持ち主に送り込めばいい”という発想に至ったからだ。

 この進化により、シュウジがこの斬撃を行う時、シュウジの身体能力が極限まで高められることとなった。

 

(敵が遅くなった?いや、そう見えているだけか?とりあえず、今は目の前にいるやつを斬ることだけに集中しよう)

「ハアッ!」

 

ザシュッ!

 

 オウガテイルが真ん中から両断される。もちろん、コアを回収することも忘れない。

 

「もらった!」

 

 すぐさま左手からプレデターフォームを出現させ、手をオウガテイルの中に突っ込む。これでコアの回収は完了だ。

 シュウジが地面に降りると、ドクから通信が来た。

 

『今面白いことが起こったようだが、どんな感じだったかね?』

 

「ああ、相手がスローモーションで見えた。何が起こってたんだ?」

 

『ふむ、やはりそうか。今のは君の神機、ムラサマがオラクルを君に送り込むことで一時的に身体能力を高めるものだ。どうやら、君の集中力が高まると起こるらしい。『斬撃モード』とでも名付けようか』

 

「なるほど、分かった」

 

 シュウジが納得したように頷くが、後ろの二人はぽかんとした様子でいる。

 

「あの、隊長。アラガミってあんなふうに斬ることができるんですか?」

 

「いや、あんなのは俺も初めて見た……」

 

「どうした?二人とも。早く行きたいんだけど」

 

 しかし割と鈍感なシュウジはそれに気付かない。いつも通りのマイペースだ。

 

「あ、ああ。それでは、ナナは俺に着いてこい。シュウジは一人でも大丈夫だろう。…行くぞ」

 

「「了解!」」

 

 三人は崖から飛び降り、二手に分かれる。シュウジが走っていく先には、オウガテイルが二体いる。二体とも威嚇を始めるが、一瞬で距離を詰められ、斬撃を浴び、反撃できないままその場に崩れ落ちた。

 

「なんだ、こんなものか。あっけないものだな……」

 

ボコ

 

「ん?ああ、コクーンか。そうだ、あれを試してみるとするか。ま、念のため二人が来るまで待っておくか」

 

 

 

 

 

 

 

「やああ!」

 

ドグオ!!メメタア!

 

「そいつで最後だな。ナナ、筋は悪くないが、問題は射撃だな。練習しておけよ」

 

「えっと、射撃はにg「いいな?」はい…」

 

 こちらは終わったようだ。しかし、シュウジから通信は来ない。だが、腕輪の反応に異常はないので、やられたということはなさそうだ。

 

「シュウジと合流するぞ」

 

「了解!」

 

 二人はシュウジにも下へ走っていくと、またもや、あり得ないものを目にした。

 

バシュン!スパァ!

 

 シュウジが、コクーンメイデンから撃ちだされるオラクル弾を、”斬り落として”いた。

 

「ハッハー!無駄無駄無駄無駄無駄ぁ!!」

 

「「いやアンタそれあり!?」」

 

 この際天の声(ナレーター)もツッコムのはやめておこう。なんかもう面倒だ。

 

「あ、二人ともやっと来たか。一応だけど、もしもの時のサポートよろしく」

 

「構わないが、何をするつもりだ?」

 

「こうするんだ…よっ!!」

 

 シュウジはムラマサを鞘ごと地面に刺すと、コクーンメイデンに近づき、思い切り殴った。

 

「キエア!?!?!?」

 

 しかも質の悪いことに、『鎧貫掌(がいかんしょう)』だ。これは、月刀家が編み出した技で、相手を攻撃する際、衝撃を分散させず、一点にのみ集中されるものだ。もし属性があるとしたら、破砕と貫通だろう。ともかく、シュウジが試したかったのはこのことで、『素手でアラガミは討伐可能か?』ということだ。

 

「いーち!にー!……さぁぁぁぁん!!」

 

 二回殴ると、止めと言わんばかりにアッパーを繰り出した。

 

 スポンッ

 

「「抜けた!?」」




   報告書

 がとうしゅうじはとくむとかまかせてもだいじょうぶだとおもいます。なぜなら、かれはとてもつよいからです。

                           ジュリウス・ヴィスコンティ

グレム「作文!?」
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