GOD EATER The SAMURAI   作:umiusi

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 今回からサブタイ入れていきます。なかったときは忘れていたか思いつかなかったのどちらかです。


あ、そうそう。MGR DLミッション、プレイしました。サムが半端じゃねぇや。あと、限定カスタムテーマ、背景のパターンが複数あると知らなかったんですよね。そんな時にいきなり二次元少女に変わったからびっくりしたー。


第五話 NINJA

 廃墟の街を進む影が三つ。一人は大剣を持ち、二人目はハンマー、そして三人目は太刀を持っている。ロミオ達だ。しかし、その間には剣呑な雰囲気が漂っている。

 

「で?なんでユノさんはお前の部屋から出てきたんだよ」

 

「またそれか……だから、俺の部屋で寝ちまったからだって。それに、俺は何もしていない。廊下で寝ていたのを見ただろ?」

 

「まあ、そうだけどさ……」

 

 原因は、今日の朝シュウジの部屋からユノが出てきた所を、ロミオに見られてしまったことだ。

 逆に言えば、ロミオだけで済んだのは幸運だ。ちなみに、彼女はもう出発してフライヤにはいない。

 

「まあまあ、いいじゃんそんなことはさー」

 

「だとさ。いい加減にしようか?」

 

「分かったよ。忘れる」

 

 と、そこでシュウジが手を出して二人を制止させた。二人には分からなかったが、彼は何か感じたらしい。

 

「とまれ。たぶん、そこの角を曲がったところにいる」

 

 その言葉で彼らは、静かに行動開始し、壁の向こうを覗き込んだ。

 そこには、オウガテイルが数匹、たむろしていた。

 

「まだ気付いてないみたいだね。どうする?」

 

「俺が行く。ドクが言っていたことを試してみたいしな」

 

 そう言うとシュウジは、敵が背中を見せていることを確認し、飛び出した。

 

「…もらった…」

 

 まず、一番近くにいた個体に音もなく近づき、腹部にムラサマを突き立て、串刺しにする。それを引き抜くと、弧を描くように移動し、二体目の真横に付き側頭部に突き立てる。そして、残った一体が何かに気付き後ろを振り返る。そこで見たのは、眼前に迫る紅い刀だった。

 

「ドク、あんたの言っていた『ニンジャキル』はこんな感じか?」

 

『ああ、私が知っているのは今のような暗殺だ。面白いものが見れた、感謝する』

 

「いやいや、感謝するのはこっちだ。この技はなかなか使えるからな」

 

「「あんなの絶対出来ない……」」

 

 それはそうだろう。そもそもがバスターとハンマー、いや、通常の神機では不可能だろう。

 

「あ、ねえシュウ、いつも思うんだけどなんでそんなに動きが凄いの?」

 

「ん?ああ、そうだな……」

 

 シュウジは少し間を取ると、やがてこう言った。

 

「俺はスポーツマンだ。その辺のやつらとは鍛え方が違う」

 

 一瞬空気が白け、辺りが静かになる。

 

「つまり元から高かったのがゴッドイーターになることで、更に高くなったと?」

 

「……まあ、そういうことだな?」

 

「そこ疑問系で返す?」

 

「ねえねえ、今日のターゲットって、シユウだったよね。あ、シュウじゃないよ」

 

「いや、分かってるから。で、それが?」

 

「えーっと、……降ってきてる…よ?」

 

「「は?」」

 

 シユウは飛行ができるため、「飛んできた」と言った方が正しい。しかし、ナナは「降ってきている」と言った。そのわけは簡単だ。なぜなら、

 

―――――ズズゥゥゥゥゥン……!

 

 すでにその生命活動を停止していたからだ。

 

「警戒!」

 

「「っ!?」」

 

 シュウジはすぐさま檄を飛ばし、ロミオとナナはそれに追従する。

 彼にはわかる、とんでもないのが来ると……

 

(どこだ……どこから来る?)

 

 次第に増してくる圧倒的な気配。それは、その場にいるだけで押しつぶされそうだと思うほど強烈なものだ。

 

――――フッ……

 

「何?」

 

 しかしそれは唐突に消え去った。まるで、それまでのことが嘘のように……。

 

「も、もういいのか?シュウ」

 

「ああ、何も感じないから、もしまだこの場にいるとしても襲って来ることはないと思う」

(まるでジジイを相手にしてるみたいだった……相手してみたいな)

 

 しかしこれでは終わらない。三人が安心したのも束の間、フランから通信が入った。

 

『接近中のアラガミを確認、中型種です。エリア侵入まであと30秒』

 

「そいつ一体だけか?」

 

『はい、周囲にはほかに確認できません』

 

「だ、そうだ。コイツで最後だが、気を抜くなよ」

 

「ああ!」「もちろん!」

 

 三人のもとに影が差す。見上げると、廃屋の上にシユウ堕天種が立っていた。

 

「いい面構えだ……さあ、来い!」

 

 ※推奨BGM モンスーン戦

 

 シユウは翼を広げ、滑空しながらこちらに向かってくる。ロミオ、ナナは左右に展開して回避、シュウジはスライディングで真下をくぐり避けた。

 シュウジは立ち上がると、着地したばかりで体勢を整えていないシユウに駆け寄り、斬り付けた。

 

「ちっ……!やっぱり一撃での切断は無理か。!……ロミオ、頼む!」

 

「任せろ!」

 

 振り向きざまに殴りつけてきたのでバックステップで回避。その隙に後ろに回り込んでいたロミオがバスターを叩きつけた。

 

 

「ガ!?」

 

 直撃。だが、そこは上半身ではなく下半身のため攻撃は通らず、弾かれた。

 

「グルルルゥ……ガァァァァァァァ!!」

 

 後ろに跳び、雷球を放ってきた。それが向かう先にいるのはナナだ。

 

「くっ!?」

 

 間一髪、盾を展開して防ぐ。しかし、攻撃が止み顔を上げるともうそこにシユウはいなかった。

 

 ガキィィィィン!!

 

 辺りに金属音が鳴り響く。

 

「盾がないから防ぎようがないと思ったか?残念ながらそれは見当違いだ」

 

 音の発生源にいたのはシュウジだ。あの時、シユウは雷球をカモフラージュにし、近くに接近していたシュウジの後ろに回り込み殴りつけていたのだ。しかし、そんなものは通用しない。彼は振り返ると同時にムラサマで受け止め、凌いでいた。

 

―――シュウジとシユウ、ややこし by umiusi

 

「ハァァァァァァアアアアア!」

 

 全身の筋肉を使い押し返す。その勢いに負け、シユウはよろめき体勢を崩す。そして……

 

「やあああああああ!!」

 

 ブーストを使用したナナのハンマーの餌食となった。

 連続して強烈な攻撃を浴び、翼腕が破壊される。

 

「ガギャアアアアアアアアア!!」

 

 いいようにあしらわれているからか、翼腕を破壊されたからか、もしくはその両方か。理由は分からないが、怒らせたようだ。

 

「え?うっ!?」

 

 シユウは一足飛びにロミオへと向かい、その勢いが死ぬ前に拳を振るった。あまりに急なことであったためロミオは受身を取れずまともに食らってしまった。そして、真上に飛び、シュウジに向かってくる。

 

「ギャアアアアアアアア!!」

 

 シュウジを押しつぶしてしまおうと、拳が迫る。だが、すでにシュウジは後ろに下がっていた。

 

 そして、シユウが音を立てて地面にぶつかる。

 

「……!」

 

 動きどころはここだった。未だ地面から離れていない翼腕を駆け上がり、頭部に一撃を加える。その一撃でシユウは膝をつく。

 

「もらった!」

 

 時間遅く過ぎていくような感覚。自然と斬るべき場所がわかってくる感覚。シュウジは、斬撃モードを発動させた。

 

 無数の斬撃を浴びせ、あらゆる部位を切り刻んでゆく。そしてそれは、コアが見えた瞬間に終わりを迎えた。

 左手からプレデターフォームを発振させコアがある場所へと突っ込み、空中で身を捻りながら着地して、コアを砕く――――砕くように見えてちゃんと回収されているから不思議だ――――。その後ろから3、4回何かが落ちるような音が聞こえた。

 

『アラガミ反応の消失を確認しました、帰投してください。あ、シユウの残骸に関するもので写真や映像は持ってこないでください。頼みますから』

 

 普段落ち着いているはずのフランの声がやや震えていた。まあ、そうだろう。誰も見たくないだろう。この『見せられないよ!』というタグがつきそうなものは。

 

(こんなの俺だって見たくないよ。ああ……次から斬る場所考えないと)

 

「ま、まあまあ。終わったことだし早く帰ろうよ」

 

「ねえ、先輩。さっきの大丈夫?」

 

「え?ああ、へーきへーき!なんともないよ!」

 

「そっかー、えへへ、よかったー」

 

 一瞬砂糖を吐きそうな空間になりかけたのは気のせいだろうか。

 

「ン、ンン!それじゃ、帰ろうか」

 

「おう」

 

「はーい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それは高いビルの上から眺めていた。一度気に入った人間がいたから相手をしようと思ったが、他に二人いたのでやめた。

 

 それは眺めていた人間達が帰っていくのを見届けると、ビルから飛び降りた。

 

 それは《自らが倒した》シユウとバラバラになった堕天種のもとへ降り立つと、拾い上げ、喰らった。

 

〈面白いやつがいるものだ……〉

 それは、静かにそうつぶやいた。

 

 それは目の前に転がるシユウとよく似ていた。違うところといえば、大きさが一回り小さいことと、目が赤く輝いていること。なにより、全身がカラスという鳥のように、深い闇で染められていることだった。

 

〈次に会うときは一対一で勝負したいものだな〉

 

 それは飛び立ち、何処かへ行ってしまった。




アカン。ロミオのキャラ忘れてしもうた。
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