とある男子の高校生活〜音を添えて〜   作:わたやん

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お待たせしました。千聖さん回です。
楽しんでいただけたら何よりです。


白色の美しさ

今日も屋上でいつもの5人組と昼飯を食べていた。

 

 

「なあ、俺ってモデルになれると思うか?」

 

 

「…どしたの急に?」

 

 

「いや、実はパスパレのバンドを教えにいったらスカウトされてな」

 

 

「ええっ⁉︎す、すごいじゃん!オーディションとかあるのかな?ね、ね、受けるの?」

 

 

「…ひまり、興奮しすぎだぞ」

 

 

「あはは…でも、すごいねモデルって」

 

 

「…やっくんはどうするの〜?」

 

 

「いや、受けないって言った」

 

 

「ええっ⁉︎絶対に受けた方がいいのに…な、なんで?」

 

 

「俺は今こうしてみんなでご飯食べて、話して、音楽をする時間が好きだからだよ。…それに、もしもモデルになったら、みんなと会う時間がすくなるかもしれないからな」

 

 

「「「「「………」」」」」

 

 

「ん?どうした?」

 

 

「別に。大和らしいなって」

 

 

「そうだな」

 

 

「うん!大和くんらしい」

 

 

「さすがやっくんだよ〜」

 

 

「…ごめんね、大和。なるべきって押し付けちゃって…」

 

 

「いやいや、確かに普通はなるべきだからな。ひまりの優しい気持ちは伝わったからいいよ。ありがとな」

 

 

「…うん!」

 

 

「それに、あの事務所にいるアイドルよりもここにいるみんなの方が可愛いから、ここにいるのは楽しいし、美少女もいるし一石二鳥だな」

 

 

(((((また、この鈍感は…///)))))

 

 

「あ、でもパスパレは美少女の集まりだなー。それに、最近彩先輩とも仲良くなってたまに一緒に帰ってるんだぜ」

 

 

「…女たらし」

 

 

「女たらしだな」

 

 

「これは…うん…」

 

 

「むむむ〜…」

 

 

「たらしだね」

 

 

「え?なんでだよ、一緒に帰ってるだけで女たらしになるわけないだろ」

 

 

「無自覚なのが余計にタチ悪いな」

 

 

「…やっくん〜」

 

 

「ん?どした、モカ?」

 

 

「今度の休み遊びに行こ〜」

 

 

「ど、どしたんだ?急に」

 

 

「別に〜なんとなくだよ〜」

 

 

「…あ、もしかして、俺と彩先輩が仲良くしてるのにヤキモチでも焼いたのか?」

 

 

「えっ……べ、別に〜…やっくんと遊びたいと思っただけだよ〜」

(彩先輩も多分やっくんのことが好きなんだろうな〜…負けてられない)

 

 

「まあ、別にいいけど…あ、すまん。次の休みはパスパレのバンド見に行かなきゃダメだったわ。また今度でもいいか?」

 

 

「なっ…(彩先輩…先に手を打っていたのか…)…うん、わかったよ…」

 

 

「ありがとな…まあ、代わりといってだが帰りに山吹ベーカリーでパン奢ってやるから」

 

 

「…いっぱい買うよ?」

 

 

「いいよ、モカのためだからな」

 

 

「…ありがと〜やっくん///」

 

 

((((モカ[ちゃん]ちょろい!))))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜休日〜

 

 

今日はパスパレのバンドを見に行きます!

毎度毎度、成長してるのでとても楽しみです!

さあ、この扉を越えて彼女らの元へ!

 

…誰にいってんだろ、俺

 

 

 

ガチャ

 

「こんにちはー」

 

 

部屋に入ると白鷲さんを除いたパスパレのメンバーがいた。

 

 

「あ、大和くん!」ギュッ

 

 

「ちょ、日菜ちゃん⁉︎」

 

 

部屋に入った瞬間日菜先輩が抱きついてきた

……これまたいい感触で

 

 

「うぅ〜…え、えいっ!」ギュッ

 

 

彩先輩も抱きついてきた

これもまた……はっ!じゃ、邪念は捨てねば…

 

 

「え、えっと…これは一体?」

 

 

「ふぇー神崎さん、モテモテですね」

 

 

「さすが神崎さんです!」

 

 

若宮さん?なにがさすがなのか、わからないんだけど?

 

 

「…2人ともなにがしたいの?」

 

 

「んー?大和くんが来たからだよ!」

(彩ちゃんもとうとう大和くんに惚れちゃったんだー)

 

 

「そ、そうそう!大和くんが来たからだよ!」

(日菜ちゃんには負けないんだから!)

 

 

「…2人とも可愛いんだからそんな簡単に抱きついちゃダメだよ?男ってのは狼なんだから、襲っちゃうかもしれないんだぞ?」

 

 

「べ、別に私は襲われても…///」ボソボソ

 

 

「大和くんなら…///」ボソボソ

 

 

「…本当にわかってる?まあ、いいや。それより白鷲さんは?」

 

 

「千聖さんならもうすぐ来るって(ガチャ)あ、噂をすればってやつですね」

 

 

「こめんなさい、遅れてしまって。…彩ちゃんと日菜ちゃんはなにしてるの?」

 

 

「こ、これは別に///」パッ

 

 

「何にもないよ!///」パッ

 

 

と言ってすぐに2人は離れた。

…もう少しあの感触を…はっ!

 

 

「さっそく始めましょう。時間も少ししかないからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱりどんどん成長していってるなー。…でも何だろ?この違和感は…。これは…白鷲さんかな?最初聴いた時は全然気づかなかったけど、何回も聴いたら分かりだした。白鷲さんは…ベースを弾くときにどう思ってるんだろ?

 

 

「どうだった、大和くん!」

 

 

「え?あ、すごかったよ。やればやるほど伸びていくね」

 

 

「へへーん!さっすが私!」

 

 

「よかったー…」

 

 

「自分もどんどん上手くなってる感じがします!」

 

 

「私も音が響き始めました!」

 

 

「そうね、よくなっていると思うわ」

 

 

…やっぱり、白鷲さん…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、今日はここまでにしますか?」

 

 

「うん、そうだね。みんなお疲れ様!」

 

 

「「「「「お疲れ様」」」」」

 

 

「あれ?千聖ちゃんは帰らないの?」

 

 

「…ええ、私はまだ別の仕事があるから」

 

 

「そっかー…頑張ってね!大和くん一緒に帰らない?」

(日菜ちゃんは別の仕事がある。なら今がチャンス!)

 

 

「あーすまん。俺も少し用事があってな…一緒には帰れない」

 

 

「えっ……う、うん。じゃあ、帰るね…」ショボーン

(なんて運が悪い…神さま…どうしてこんなときに限って…

 

バタン

 

 

「…白鷲さん」

 

 

「何かしら?」

 

 

「何か心配事でも抱えてるんですか?」

 

 

「え?どうしたの急に」

 

 

「最初出会った時は何も感じませんでしたけど、白鷲さんの音を聴くにつれて、おかしいなって思って…」

 

 

「…別に何もないわよ。勝手に首を突っ込まないで」

 

 

「そういうわけにも行きません。目の前に困っている人がいたら助けるのは当然ですから」

 

 

「……実は[白鷲さん、いますかー?次の仕事の時間ですー]…ごめんなさい…また今度…」

 

 

ガチャ

 

 

…さて、どうしようかな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜コンビニのバイトにて〜

 

「うーん…どうしようかな…」

 

 

「どうしたの?大和くん」

 

 

「あ、リサ先輩…いや、ちょっと…」

 

 

「んー?なになにー?お姉さんに話してごらん☆」

 

 

「んー…じゃあ、リサ先輩は助けを求めてるけどそれを言い出せないツンデレ系な女の子がいたらどうしますか?」

 

 

「…え?えっと…(なんか、無性に友希那を思い出してしまった…)自分で聞きにいっちゃうなー。うん、おせっかいかもしれないけど、放って置けないしさ」

 

 

「まあ、そうですよね。…はぁー…どうしよう…」

 

 

「…どうするか考える前に行動してみたら?」

 

 

「え?」

 

 

「私も何だかんだ考えちゃうけど、結局考えてもそんな簡単に答えは出ないから、行動しながら考えるの」

 

 

「…なるほど」

 

 

「…って、あんま参考ならないよね?」

 

 

「いえ、相談してよかったです。さすがリサ先輩です」

 

 

「いやいやー」

 

 

「ちょっと頑張ってみます」

 

 

「うん、頑張って☆」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜千聖side〜

 

 

今日は珍しく仕事が早く終わった。ラッキーな日もあるものだ。

 

 

たまにはゆっくり休もうかしら…

 

ピロリロリロリン

 

ん?電話?マネージャーさんかしら?

 

 

この番号は…誰かしら?…とりあえずでましょう

 

 

「もしもし」

 

 

[白鷲さんですか?神崎です]

 

 

「えっ…な、なんで番号を?」

 

 

[日菜先輩から聞きました。それで今から時間ありますか?]

 

 

「え、ええ。あるけど。」

 

 

[このあいだの話の続き…しませんか?]

 

 

「っ!…そうね……いつもの事務所でいいかしら?」

 

 

[わかりました。では後ほど]

 

 

…彼ならもしかして…

 

 

…ダメよ、他の人に頼っちゃ。自分でなんとかしないと。

 

 

この前バレそうになったからもっとちゃんと色に染まらないと。

 

 

"いつも"の白鷲千聖に

 

 

 

 

〜千聖side end〜

 

 

 

 

 

 

さあ、事務者に着きました。ここからが勝負だな。

 

 

コンコン

 

「白鷲さんいますか?」

 

 

「ええ、入っていいわよ」

 

ガチャ

 

「…どうも」

 

 

「ええ」

 

 

「…白鷲さんって、なんで女優になろうと思ったんですか?」

 

 

「え?…突然な質問ね…」

 

 

「はい、こういうのは単刀直入に言ったほうがいいですから」

 

 

「……最初は両親に言われて、ちょっとした番組に出たの。その頃は何も知らなくてとりあえず、精一杯のことをやったの。そうしたら、みんなが褒めてくれた。両親も関係者の人たちも友達も…。私は嬉しかったのよ。それが」

 

 

「……」

 

 

「…でも、成長していくにつれてもっと高度なことを求められる。自分で言うのもなんだけど、私は結構期待されてたと思う。両親の影響もあってね。あの子は素晴らしいとか、さすが白鷲さんの娘だって……。だからその期待を裏切りたくなくて必死に頑張ったの。自分を殺して、完璧になるために」

 

 

「表情を作る練習も何回もした。台本も時間があるときはずっと読んでた。…多分これが女優にとっては当たり前。でも、その当たり前を完璧にこなすために。そして、これからも女優として前に進んでいくために。世界に白鷲千聖を知ってもらうために…」

 

 

「こんなところかしら?」

 

 

「話してくれてありがとうございます。……それで、白鷲さんは何を得られたんですか?」

 

 

「え?何って…」

 

 

「俺はそう言う仕事は一回もやったことないし、白鷲さんのつらさはわかるって言っても説得力はないと思いますが、それって…楽しいですか?」

 

 

「たの…しい…」

 

 

「俺は今が1番楽しいです。学校行ったり、友達と遊んだり、ピアノ弾いたり……もちろん、白鷲さんたちとバンドの練習をしてるときも」

 

 

「っ!…私は今の生活は十分に満足してる。そして、それはこれからも続くはずよ」

 

 

「…なら、何で悲しそうな顔をしてるんですか?」

 

 

「えっ!わ、私は悲しそうな顔なんてしてないわ!」

 

 

「真顔に見えましたけど、よく見たら悲しさが出てましたよ」

 

 

「そ、そんな…なんで?ちゃんと仮面をつけたのに…」

 

 

「確かにこの前、テレビで見たときの白鷲さんの演技力はすごいと思います。まるで、何色にでも染まれるような。でも、自分の気持ちは絶対に隠さない。上辺だけ隠してても何の意味もありません!もっと自分を出してもいいんじゃないんですか?」

 

 

「自分に……自信…」

 

 

「そうです!それで例え白鷲さんが否定されても、俺は認めます!そして、白鷲さんはこんなにもすごいって言って周りに認めさせます!」

 

 

「だから…少し肩の力抜いて、ばかになって楽しんでみたらいいんじゃないんですか?」

 

 

「…な、なんでそこまで?まだ会って少ししか経ってないのに…」

 

 

「会ってる時間が短かったら人を助けちゃダメなんですか?」ニコッ

 

 

「っ!……少しだけ胸を借りてもいいかしら」

 

 

「え?いや、あの(ダキッ)あ、はい」

 

 

「……あったかい……」

 

 

「…(これはやばい状況なのでは?あ、でも…

 

 

(大和くん!)

 

 

(何ですか?)

 

 

(女の子って抱きしめ返されたら嬉しいんだって!)

 

 

(え?いや、何の話ですか?)

 

 

(私もるんっ♪ってなりたいから、今から大和くんをギュッってするから!)

 

 

(え?いや、え?)

 

 

(どーん!)

 

 

 

みたいなことが日菜先輩とあったな…

白鷲さんに笑顔になってほしいし……ここでやらずにいつやるのか

 

 

ギュッ

 

 

「っ!…………///」ギュー

 

抱きしめが強くなったってことは…嬉しい…のか?

てか、有名な女優さんとこんなことして大丈夫なのか…?(手遅れ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜千聖 side〜

 

 

 

やっぱり、彼は本当の私を認めてくれる…

そうね…彼の言う通り、少し肩の力を抜くのもいいのかもね…

仮面をつけない生活なんて…どうだったかしら?

まあ、それを探すのもまたいいのかしらね

 

 

…そんなこと考えてるとなんか泣きそう…

 

…ちょっとぐらい、いいわよね?

 

ギュッ

あったかい…演技でハグするシーンをやったりもすることあるけど…なんか、とても安心する…

 

ギュッ

 

え!だ、抱きしめてきたの///⁉︎…だめ、顔が赤くなってるのがわかる。バレないようにしなくては…

そ、そうよ。これは顔が赤いのはバレないようにするためなんだから…だから、もう少し抱きついてもいいわよね///?

 

 

 

 

 

 

そう考えている千聖の表情は、年相応な女の子らしく

 

 

 

真っ白で誰もが見惚れるような綺麗な笑顔をしていた

 

 

 

そして、千聖の下には

 

 

 

たくさんの割れた仮面が落ちていた

 

〜千聖 side end〜




久しぶりに長めのやつ書くとなんかダメダメですね。
駄文でしたがここまで読んでくれてありがとうございます!
次はもっと頑張らねば…
千聖ファンの皆様すみません…
あ、あと原作とか話の進み方とかは結構無視してますのでご了承ください

千聖さんも堕ちましたね。
さて、次はどの子を堕とそうかな…?

まあ、次堕とすのは赤メッシュちゃんです。
ネタバレしちゃうと。ちなみに、蘭ちゃんも僕は好きです。


…最近、R18を書きたいと思う自分がいる。
モカちゃんとイチャイチャしたい!
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