ベースが奏でる2つの音色   作:ジャングル追い詰め太郎

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どうも作者でーす。
読みにくい文章になってるかもしれません。
ま、元から読みにくい文章書いてるんですけどね()
そりではどうぞ〜


球技大会(前編)

次の日。俺は学校を休みたいと思った。

そらそうだ。昨日、日菜先輩にあんな事言ったんだ。謝ったところで許されるわけがない。

 

「龍世〜!学校行こうぜ〜!」

「将平…… 悪いけど俺今日学校行かねえわ」

「……そうはいかねえぞ。お前昨日日菜先輩に酷いこと言ったから休もうとしてるだろ。」

「っ……」

「バレてないとでも思ってたのか?何年お前と一緒にいると思ってんだ。」

バレてたのか…… 将平には隠せると思ったんだけどなぁ……

 

「……誰から聞いたんだ?」

「リサ先輩から聞いたんだよ」

 

リサさんが?なんで?あっ、そういえばリサさんと日菜先輩は友達だって中島先輩言ってたな…… うっわぁ尚更学校行きたくねえ……

 

「リサ先輩からの伝言。『今日放課後2-Aに来るよーに☆』だとよ。」

「学校行かなくてもいいよね。家帰って寝るわ。」

「そうはさせるか!健太!拳士!」

「「おう!」」

「はっ?ちょっと待て、誰だお前らァァァァァァ!!」

 

謎の2人組によって学校に強制連行された。

お前ら何者なんだ。そして将平、そいつらと知り合いなのか。見事な連携プレーだったな!(白目)

 

「はあ……なんでこんな事に」

「お前が学校行きたくねえとか言うからだ」

「で、この2人は誰なんだ。」

「あ、お前には紹介してなかったな。この2人は俺の親友で、同じバンドのメンバーなんだ。」

「牧原健太です。一応君とは同じクラスなんだけどなぁ……」

「俺は熊代拳士!これからよろしくな!!」

「おう、よろしく。」

 

学校に着いてしまった…… 放課後が嫌だなぁ…… ん?なんだあの人だかり。

 

「おっ!侑司のやつまた女子に囲まれてるぜ!」

「あいつは本当に…… 幼馴染として恥ずかしい……」

「ん?お前らあいつと知り合いなのか?」

「知り合いも何もあいつと俺と健太は幼馴染なんだよ」

「名前は西川侑司。この羽丘の女子で知らない人はいないっていうレベルで人気者なんだ。」

「おーい!侑司ー!」

「やあ、拳士。本当に君は朝から元気だね。」

「当たり前だ!元気しか取り柄のない俺だぞ!」

「……自分で言ってて悲しくならんか?」

「ん?君は誰だい?」

「俺は内海龍世だ。」

「ああ、君が内海くんか。将平から話は聞いてるよ。これからよろしく頼むよ龍世。」

 

なんだコイツ。話し方が妙にウザったらしい。なんか後ろで女子がキャーキャー言ってるし。

 

「……横に避けろ。地獄になるぞ。」

「えっ?」

 

地獄?何言ってんの?ここが地獄になるわけ。そんな事思ってると後ろから衝撃が

 

「ぐはぁ!」

「ヤバい!龍世が!」

 

ズルズルと引っ張られて横に出された俺は伸びていた。何あれ。怖い。

 

「瀬田先輩来たらもうダメだ。女子が固まるから。」

「瀬田先輩と侑司が絡むとヤバいんだ。主に女子の心が。」

「見るからにヤバそうだろあれ。」

「ま、大丈夫だろ。」

 

なんか次々に女子が倒れていってるような。本当に大丈夫なんか?あれ。

そんなことを思ってると、将平が誰かと話していた。

 

「何してんあいつ」

「あの惨劇に巻き込まれたんだよ。」

「あー…… ご愁傷様やな。」

「生きてっかー」

「生きてる……」

「そりゃよかった。」

 

この2人は中村文紀と栗山勇人。中学校からの友達らしい。『羽丘のダブルレオ』と呼ばれているとのこと。てか『ダブルレオ』って何。すごくダサく感じるんだけど。

 

ちなみに瀬田先輩と侑司の事は『羽丘のツインスター』って呼んでるらしい。『ダブルレオ』聞いたあとに『ツインスター』聞いたら何故か『ツインスター』の方がかっこよく思えてくる。

 

「そろそろ教室行こうぜ。時間ヤバそうだし。」

「えっマジ?もうそんな時間?」

「マジ」

「侑司どうするー?」

「あいつは知らん。あとで教室に来るやろ。」

「僕の事を呼んだかい?」

「呼んでねえから。早く戻れ。」

「それじゃあ、子猫ちゃん達またね。」

「キャー!侑司くんカッコイイー!またねー!」

「うわぁ……(ドン引き)」

「龍世が引いてんだけど。」

 

そら引くに決まってんだろ。あんなもん聞かされたら。女子達はキャーキャー言いよる。うるせえ(直球)

 

「ふっ、この僕の美しさに妬んでいるんだろう。」

「誰がお前なんか妬むか。労力の無駄だ。」

 

ナルシストを妬むぐらいなら野球を妬んだ方がマシだ。と言いたくなった。ただ、それを俺は言えなかった。言う度胸がなかったからかもしれない。

 

「どうせ教室入ったら侑司囲まれるんだろ?」

「そうだろうね。可愛い子猫ちゃん達が待ってるはずだ。」

「侑司。その表現どうにかなんねえの?」

「この表現を変えるつもりはないよ。」

 

いや変えろよ…… 女子達の事を子猫って言うのは…… さすがに…… 引くわ。てか、現在進行形で引いてる。

 

「あっ、健太くんおはよー」

「皆おはよう。」

「健太くんおはよう」

「おっ、健太おはー」

 

健太が教室に入るとクラスの皆が挨拶してくる。まあ、健太は西川と違って誠実だからな。

 

「龍世。お前の考えている事言ってやろうか?」

「言わんでいい」

「さいでっか」

 

----その頃1-Bでは……----

 

「はっくしゅん!」

「どうしたの侑司くん。風邪?」

「いや、多分誰かが噂しているんだろう。この僕の魅力に取りつかれた可愛い子猫ちゃんが」

「侑司お前ほんとに風邪でも引いてんじゃねえの?」

「そんなことはない。毎日朝4時には起きてるよ」

「ほーん」

 

おかしい。この僕が風邪なんか引くはずなどない。夜10時に寝て、朝4時に起きるのが僕のルーティンなのだから。そのルーティンを崩したことなんてない。だから風邪なんて引いてないはずなんだ。

 

「噂してるとしたら、あいつじゃねえか?」

「あいつって?」

「隣のクラスの内海」

「あー…… 有り得そうではあるね。」

 

----場所は戻って1-A----

 

「ぶぇっくしっ!」

「内海うるさい」

「くしゃみしただけでうるさいとか言われるんか」

「くしゃみする時は口を手で抑えろよ龍世」

 

そんなこと言われても……不意に出てくるんだくしゃみってのは。咄嗟に口抑える事って出来るんか?出来るから言ってんのか(馬鹿)

将平達と話していると授業が始まった。

 

「ふぁ……」

「龍世お前寝てたのか」

「眠かったし……」

 

授業を受けていたらいつの間にか寝ていた。昨日そんなに寝てなかったし……

今は放課後だ。

 

「じゃあ、お前話聞いてなかったろ」

「なんか話してたのか?」

「球技大会出るか出ないのかの確認かな」

「種目は?」

「ソフトボールだと」

「ソフトボールねえ…… 出ないでいいかな」

「やっぱりお前はそう言うと思った」

「出るとでも思ってたのか」

 

出るわけねえだろ。ソフトボールって基本的な所は野球と変わらないし。野球なんか辞めたし。

 

「って言ってますけどどうします?リサ先輩。」

「えっ?」

「そうだねー、龍世くんは球技大会出ないんだー。」

「えっえっ、なんでリサさんここにいるんですか」

「んー、なんとなく☆」

 

なんとなくでここに来るんですね。アレ?伝言だと2-Aに来るようにとか聞いたんだけど… どうなってんの?

 

「俺が呼んだ。」

「なんで?」

「将平くんにね?『龍世を元気付けてほしい』って言われてね」

 

元気付ける?どういうことやねん。

俺はいつでも元気だぞ

 

「何言ってんだ?俺は普段通りで元気だぞ」

「嘘つけ。あん時からお前元気ねえじゃねえか」

「……」

 

その通りだ。今までの元気は空元気っていうやつだ。

 

「ははっ、やっぱ将平には何も隠し事なんざ出来ねえな。」

 

それを言った瞬間に後ろから抱きつかれた。

 

「無理しちゃダメだよ?」

「え?」

 

俺はリサさんに抱きつかれていた。いやあの、当たってます。何がとは言いませんけど。

 

「……無理はしてません。」

「嘘つかないの☆」

「嘘じゃないです。」

「おねーさんには分かるぞ☆ 君が嘘ついてるってこと」

 

リサさんにそう言われて考えてみる。無理なんかしてたかな。嘘なんかついてたかな。あ、リサさんに謝らなきゃいけないことがあるんだった。

 

「リサさん。俺日菜先輩泣かせてしまいました。」

「うん、知ってるよ。日菜から聞いたから。」

「知ってたんですね…… ほんとすみませんでした。」

「まーね。でも謝る相手間違ってない?」

「えっ?」

「日菜ー、龍世が謝りたいって」

 

リサさんがそう呼ぶと教室に日菜先輩が入ってきた。

 

「日菜先輩……」

「りゅーくんごめんね。あたしりゅーくんの事知りたくて……」

「日菜先輩が謝ることないです。俺が謝るべきなんです。本当にごめんなさい。」

「いいよ。」

 

日菜先輩はにっこりと笑いながら許してくれた。許してくれるのか。泣かせたのに。

 

「さて、龍世。タイミング悪いかと思うが、君に悪い知らせがあるんだ。」

「なんだ」

「ソフトボールのメンバーに君が選ばれた。」

「……はっ?」

 

俺がソフトボールのメンバーに選ばれた?なんで?えっ?意味がわからん。

 

「なんで選ばれたんだ。」

「……一部の女子が『龍世くんは確定』って言ってさ」

「それで仕方なく入れたと」

「その通り」

「はぁ…… 出たくないんだけどなあ……」

「なんで出たくないの?」

 

リサさんが理由を聞いてくる。言えねえよ。『野球が嫌いになったからやりたくない』なんて。

 

「色々と言えない理由かあるんです。物凄く深い理由が。」

「ふーん…… ねえ、出たくないって言ってたけどさ、別に無理に試合に出なくてもいいんじゃない?」

「どういうことですか」

「ベンチにいればいいんじゃないかなって思ってさ」

 

なるほどベンチね…… ありかもしれない。でも、代打要員で打席に立たされるかもしれない。

 

「その考えはありませんでした。」

「でっしょー☆」

「けど、ソフトボールと野球には代打というものがあるんですよ。」

「あっ、そうなんだ……」

「……1打席だけなら立ってもいいんじゃねえのか?」

「1打席だけか…… それなら出れるかもな。」

 

将平が提案してきたのはこういうことだ。

試合終盤に代打として1打席だけバッターボックスに立つというものだ。それなら出てもいいかもしれないな。

 

「龍世くん出るの?」

「出ます。決めました。1打席だけですけど。」

「やった☆」

「なんでリサさん喜んでるんですか」

「リサちーはね、りゅーくんが球技大会に出ないことを心配してたんだよ?」

「ちょっと、日菜!」

「心配してくれてたんですか…… こんな野郎心配する必要ないのに……」

「自分を卑下しないの!」

 

こんなに自分を卑下する理由は1つ。

自分で自分がみじめなら人間だと思っているからだ。

 

「卑下したくもなりますよ。自分がみじめな人間なんですから。」

「なんでみじめとか言うのかなぁ。龍世くんはみじめな人間なんかじゃないよ。」

「なんでそう思うんですか?」

「ベースをやってる時の龍世くんの顔楽しそうだからかな」

 

楽しそう……? そんな顔したことあったのか……?そう言われればそうかもしれないな。

 

「だから自分をみじめな人間とか思わないで?」

「……はい」

 

リサさんがそういうなら と納得してしまった。

数日後の球技大会のソフトボールまでバッティング練習を始めておかないとな……

バットどこに置いてたっけなぁ……

この球技大会から俺の止まっていた歴史が動き始めることになる。




今日やっと西武勝ちました!!!!!!(現地観戦)
開幕3連敗は辛いで……
これから西武3連勝じゃぁぁぁぁぁ!!!!
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