ベースが奏でる2つの音色   作:ジャングル追い詰め太郎

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はいどうも。元号変わりましたね(目逸らし)
いやね?1ヶ月投稿してなかったのには理由があるんですよ。
野球観戦だったり、ゲームしたり、野球観戦だったり…… あれ?遊んでばっかやん…… 遅れて申し訳ない()


球技大会(中編)

「ふっ!」

「おお、ナイススイング」

「そうか?」

「ブランクあるのにそのスイングは出来ねえよ」

 

俺と将平は休日、公園のグラウンドに来ていた。将平が俺のバッティングを見るために。将平はブランクを感じさせないスイングだって言うけど、俺はそう感じていない。スイングはいい、けど問題はそこじゃなくて……

 

「しかし、そのフォームは変えたほうがいいんじゃねえか?」

「ほっとけ」

 

そう、バッティングフォームがおかしいからだ。どんなフォームをしているかというと、元ソフトバンクのトニー・バティスタを思い浮かべればいい。え?知らない?『元ソフトバンク トニー・バティスタ』で調べれば分かるよ。あのフォームで打てるの不思議なんだよなあ……

 

「でも、変えたほうがいいのかな。これ打ちにくいんだよな。」

「じゃあ、なんでそのフォームでバット振ってんたんだ」

「気分かな」

「気分でバッティングフォームをトニー・バティスタにする奴いるか?」

「ここにいる」

「OK、お前に聞いた俺がバカだった」

 

酷いなあ。誰だって気分でバッティングフォーム変える時はあるって。え?そんなのない?OK、喧嘩売ってんだな。表出ろ

ま、そんな事は置いておいて、バッティングフォーム誰のにしようかな。将平と一緒に考えてみよう。

 

「将平、一緒にバッティングフォームを決めてくれないか?」

「了解だ」

 

そこから俺と将平のバッティングフォーム決めは始まった。

 

「これはどうだ?」

「打ちにくそうだな」

「一度打ってみたらどうだ?」

「そうだな」

「どうだ?」

「打ちにくい」

 

将平が提案してきたバッティングフォームを片っ端から試してみる。

1つ目は種田仁さんのガニ股打法。

これは種田さんだからこそ出来た打法だろ…… 俺には無理。

 

「じゃあ、これは?」

「なんで猫背になってんの?」

「振ってみれば?」

「振れねえ。てかボール当たりそうで怖ぇ」

 

次に提案してきたのは竹之内雅史さんの猫背打法。単純にバットが振れない。無理。

あとボールが頭に当たりそうで怖い。よくこのフォームで打てましたね竹之内さん……

 

「うーん、あと何があったかなあ…… あっ」

「どうした?」

「お前が振りやすそうなフォームあったわ。これなんだけどさ」

「……ありだな」

「バット振ってみ」

 

なんだこれ振りやすい。かなり振りやすい。バッティングフォームこれに決めた。

 

「このバッティングフォームでいくわ」

「よし、決まったな。」

「ああ、後は早く球速に慣れないとな。」

 

いいスイング(将平談)してるのに打てないといったら恥さらしだ。球速に早く慣れなくては。

 

将平と一緒に決めたバッティングフォームでバッターボックスに立つ。このフォームに早く慣れないといけない。

 

「ふんっ!」

「わお。飛ばすねえ。」

「飛ぶけどあれはファールだな」

 

捉えたはずの打球は三塁線の左側へ飛んでいく。

 

「圧倒的にミート力が足りん。」

「いや、足りてるだろ」

 

じゃあ、何が足りないんだ。一体何が……

 

「何が足りないんだっていう顔してるな」

「ああ……」

「簡単な事さ、スイングスピードが遅い。」

「スイングスピードが遅い…… ねえ……」

「ブランクがあるからそれはしょうがないけどな」

 

将平から言われたのはスイングスピードが遅い。スイングスピードが遅いからタイミングが合わなくて捉えたはずでもファールになる。

 

「こればっかりは反復練習だな」

「おう、頑張れ」

「将平、お前は練習しなくていいのか?」

「俺?あー、練習しなきゃな」

「お前はどこのポジションだっけ」

「ピッチャー」

「ピッチャー!?」

「そんな驚くことか?」

 

いやいや、お前がピッチャーやるのか……

こいつのピッチングを見たことがあるけど一言で言うと、かなりヤバい。例えるならコントロールの悪すぎる菅野〇之かな。

球種はあるけど、コントロールがかなりヤバい。あ、別に菅野〇之の事を馬鹿にしてる訳じゃないよ?ある一種の例えだからね。

 

「なんかすっげえ失礼な事考えてねえか?」

「考えてないよ」

「嘘つけ。俺知ってんだからな。お前が俺の事『コントロールの悪い菅〇』って思ってんの」

 

心読まれてた。畜生なんか知らないけど負けた気分だ。心読まれやすいのかな。

 

「何故バレたし」

「何年お前の幼馴染やってると思ってんだ」

「幼馴染って凄いなー」

「棒読みじゃねえか」

 

いやー、幼馴染って凄いね!(再確認)

何も言わなくても要件伝わるんだもん。

楽だなー

 

「今お前『何も言わなくても要件伝わるから楽だな』って思ったろ」

「心読むのやめろ」

 

前言撤回。めんどくせえな。

ナチュラルに心読んできやがる。

なんで心読めんだ。

 

「なんで心読めんの?」

「え?うーん、顔に出てるからかな。心読んでくださいって。」

「意味が分からん……」

 

なんなの… 心読んでくださいって顔に出てるって さてはお前、糸〇嘉男並に不思議さんだな? 糸〇嘉男の不思議エピソードで一番好きなのジャンヌダルクって3回唱えてどっか行くやつなんだよね。え?知らない?糸〇嘉男で調べれば出てくるから。()

 

「で、何を手伝えばいいんだ?」

「キャッチボールをしてくれ」

「それだけで練習になるんか?」

「なるなる」

「ほんとかなぁ……」

 

練習になればいいんだけど…… ほんとにキャッチボールだけでいいのかな

そういえば将平って確か野球に関しては天才肌…… そういう事か

 

「そういやお前天才だったな」

「おう、天才だぞ!」

「自分で言うか」

 

自分で天才って言う人は天才じゃないってそれ一番言われてるから。まあ、でもこいつはそんなの関係ないとは思うけど。

 

「で、キャッチボールするんだろ 早く準備してくれ」

「おう!」

 

将平にそう伝えて俺はボールとグローブを用意する。このグローブを出すのはいつ以来だろうか。あの日からずっと出せずにいたグローブを手に取り将平とキャッチボールをする。

 

「お、そのグローブは」

「ああ、あの日以来使ってないやつだ」

「よく出せたな」

「俺でもびっくりしてるよ」

 

苦笑いしながら答える。何故このグローブをすっと出せたのか、野球を嫌いになったはずなのに何故グローブが出せたのか。何故なんだ…… 分からない。

 

「あれ?龍世くんと将平くんじゃん☆」

「あ、リサ先輩」

「リサさんなんでこんな所に?」

「えーっと、散歩かな」

 

まさか学校外でリサさんに会うとは思わなかった。散歩とはいえなんでここまで来たんだろう。

 

「散歩とはいえ、何故ここまで?」

「気分かなー☆」

「気分でここまで来ますか……」

「来るよー☆」

 

気分で…… 気分で!? 気分でここまで来るんですね…… はえー、すっごい……

 

「公園の奥の方まで来ますか……」

「うん、来るよ 自然感じたいし☆」

「そういえばこっちの方、木が多いですもんね」

 

そういやこっちの方やたらと木が多いな。

なんでだ?あっ、公園だからか(自己解決)

キャッチボールをしながらリサ先輩と話す。

 

「リサ先輩もキャッチボールしましょー」

「いいの?」

「いいですよ!龍世もいいよな?」

「えっ、あっ、うん」

 

急に聞かれたから返事が変な感じになってしまった。

 

「リサ先輩ちょっと待っててくださいね。グローブ取ってきます」

「はーい☆」

 

リサ先輩と2人きりになった。何も話すことがない…… うーんどうすれば……

 

「ねえ、龍世くん」

「ひゃい!?」

 

この沈黙を破ったのはリサ先輩だった。

急に話しかけられたから素っ頓狂な声を出してしまった。いや恥ずかしい。

 

「アッハハ、変な声☆」

「し、しょうがないじゃないですか!」

「顔真っ赤だよー?」

「これはリサさんが悪いです」

「えー、アタシのせいー?」

「そうですよ」

「悲しいなー」

「急に話しかけてくるんですから……」

 

女性に話しかけられる事なんてあんまりないから凄いびっくりしたんですよ…… 年上は母親と近所の人とおばあちゃんぐらいだし…… ほぼ同年代と言っても過言ではないリサ先輩に話しかけられるなんて……

ってか、将平おっせえな。

 

「将平くん遅いね」

「ですね」

「おまたせー! いやー探すのに手間取ったわー!」

「遅すぎ」

「まあまあ龍世くん落ち着いて」

「落ち着け龍世」

「誰のせいだと思ってやがる」

「逆に良かったんじゃねえの? 憧れのリサ先輩と2人きりになれて」

「ちょっ、おまっ、なんで本人の前でそれ言うかなぁ!!」

「え、だって本当の事じゃん」

 

こいつ……!なんで本人の前でそれ言うのかな…… はぁ……

リサ先輩を見てみると顔を真っ赤にしていた。何故顔を赤らめているんですかね……

 

「リ、リサさん?」

「なっ、何!?」

「顔真っ赤ですけど……」

「だ、誰のせいかなー!?」

「えっ、もしかして俺のせいですか?」

 

無言で頷くリサ先輩。 うっそぉ、俺のせいかよ……

 

「おっ、龍世〜 見せつけてくれるね〜」

「茶化すな。助けろ」

「いいじゃん、お前とリサ先輩お似合いじゃねえか。付き合っちまえよ」

「つ、つきっ、付き合う!?」

「将平、お前とはいずれ決着をつけなきゃいけないなとは思っていたんだ…… まさかここで決着をつける時がくるとは思わなかったよ……」

「ま、待て、龍世落ち着け!俺が悪かっt」

「問答無用!喰らえ!脳天かち割りチョップ!!」

「あだぁ!!」

 

俺は将平の脳天にチョップを食らわせた。

さぞ痛いだろうなぁ(他人事)

 

「ぐぉぉぉぉぉ…… いってぇ……」

「茶化すお前が悪い」

「龍世くんやりすぎ……」

「茶化す奴にはこれで十分ですよ」

 

茶化す奴には制裁を。なーむー。

 

「ほれ、いつまで寝とんじゃ起きろ」

「お前が脳天にチョップするからこうなってんだろうが……」

「悪かったって」

「まあいいや、やるぞ」

「おう」

「リサ先輩もどうぞ」

「えっ、あっ、うん」

 

リサ先輩と共にキャッチボールをする。

リサ先輩大丈夫なのかな。

 

「リサ先輩キャッチボールって……」

「やったことない……」

「でしょうね。知ってました。」

「俺達が手本見せるのでそれ見て投げてください。」

「りょーかい!☆」

 

リサ先輩の目の前で俺と将平はキャッチボールをする。

 

「しっかし、久しぶりに投げるな」

「そうだな」

「いくぞー」

「おー」

 

まずは近くから投げ合う。そして後ろに下がりながら投げ合う。

 

「っとまあ、こんな感じに投げ合うんですよ。」

「すごいなぁ……」

「すごいのか?これ」

「さあ… ま、普通の人からしたらすごいんだろ」

「言い方に悪意」

「うるせえ」

 

リサ先輩がすごいと言ったがほんとにすごいのか疑問に思った。だって俺ブランクあるし…… あっそうだ。リサ先輩に言いたいことがあるんだった。

 

「リサ先輩。」

「んっ?」

「俺球技大会最初から試合に出ることにします。」

「そっか。でも無理はしないでね?」

「分かってますよ」

 

無理をしない程度に頑張りますよ。と付け足した。

さて、練習頑張るか!

球技大会まであと1週間だからな。

あと1週間しか練習期間がない。とりあえずバッティングと送球練習をしなくては。

 




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