鷹月夕矢は想い続ける   作:こうが

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オリ主・物語解説&番外編
鷹月夕矢・設定資料集(新キャラ紹介更新完了)


 鷹月夕矢 

 

『お前は1人じゃない。ここには防人の皆もいるし、何より……俺がいる』

 

 今作の主人公。楠芽吹の幼馴染、『基本的』には冷静であり落ち着いた物腰をもった少年。33人いる防人の中で、唯一の男性であり、メンバーの一人。隊長である芽吹と共に防人隊をまとめる防人番号2番、副隊長。

 

身長・161㎝

学年・中学2年

誕生日・9月7日

血液型・B型

趣味・特になし

特技・槍術、弓術、体術など様々

好きな食べ物・わかめうどん

大切であり好きな人・芽吹

 

 鷹月夕矢

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

〜人物像〜

 

 一人称は「俺」。上記のように、『基本的』には冷静であり落ち着いて物事を捉えるクール寄りな人物。多少口が荒くなる時はあれど、根は優しく細かな気遣いも出来る所から、人間的にも、副隊長としても、他の防人面子達からは好印象を受けている模様。

 

 彼は小学生の頃から、幼馴染である芽吹に対し恋心を抱いており、彼女がいなくなった2年間の間もその気持ちを途切れさせる事はなく、現在でもその想いは消えていない。寧ろ、想いが大きくなり過ぎて歯止めが効かなくなっている事が問題である。

 

 口を開けば、芽吹本人に「傍にいたい」や「好きだ」など、他人から見たら恥ずかしくなってしまう様な言葉を人前でも一切気にせずに口にする。本人はその事を周りに指摘されても大概首を傾げる為、周りからはある意味で尊敬されると共に呆れられている。時には都合のいい解釈を勝手にしたり、芽吹から怒られて喜んだり、芽吹から好意的な行動を取られたら失神しそうになるなど、割と『アレ』な部分が目立つ。

 

 また、大好きな芽吹を貶されたりすると秒でプッツンするらしく、こうなったら止める術はないとされている。実際、小学生時代では芽吹を貶したいじめっ子達と大喧嘩を起こしたり、防人になってからでは、シズクが芽吹に対し暴言を吐いた際にも喧嘩腰で彼女に挑んだ。

 

 この事から、雀、夕海子、しずく、亜耶ちゃんのいつメンだけでなく、他の防人メンバーなどからも『芽吹依存症』として認知されてしまっている。実際に行き過ぎた行動も多く、周りを困惑させたりすることも多い。

 

 とは言ったものの、彼の芽吹に対する気持ちは本物であり、何度も彼女を助け、そして誰よりも傍で支えている。上記の行動も、真に芽吹を想って(想いすぎて)いるからこその行動であると思われる。

 

 上記の内容だけ見ると芽吹しか大事に思っていないように聞こえるが、そんな事はなく……しずくの親について聞いてしまった時には、すぐに謝って空気を変えようと新たな話題を振ろうとしたり、訓練中に怪我をした雀を見て世話を焼くなど、仲間を大事にする様子が伺える為、決して芽吹以外はどうでもいいという訳ではない。

 

 戦闘においては、「部隊の誰も殺させない」という芽吹の方針の通りに動く。副隊長としての指揮力は中々のもので、かなり頼られている。また、機転の効いた戦術を取る時も有れば場合によってはゴリ押し戦法を取るなど、状況判断能力に長けている所も垣間見える為、やはり冷静よりの人物である(気がする)

 

 そんな彼の実家は、かつて神世紀72年に四国全土で発生した大規模テロ事件を、赤嶺家、そして弥勒家と共に鎮圧させた鷹月家でもある。最もそれを誇りに思っている夕美子とは対照的に、夕矢はこの事を一切誇りなどとは思っておらず、彼自身どうでもいいと考えている。彼のその考えは、大赦に勤めていた父親が鷹月家再興という願いを持ちながら、ある事故によって亡くなった事が原因である。

 

 

〜変身後と彼自身の能力について〜

 

 通常ならば防人になった場合、銃剣と盾のどちらか適正がある方になる筈だが、夕矢に至っては男性ということもあり、戦衣は変わらないものの装備が一新されたものとなっている。これを提案したのは夕矢とも面識があり、彼の父を先輩に持つ三好春信である。ちなみに、この力の最終的な調整を行なったのは晴信ではなく、別の人物であるとされている。

 

 変身後の武装

 

・リカーブボウ

 

 夕矢が扱っている主力武装。折りたたみ式でシングルアクションの展開ができ、弦は普段は収納されているが展開と同時に貼られる仕様となっている。起爆スイッチなども用意されており、トリックアローとの連動した扱いが可能になっている。接近戦の際には打撃武器として扱えるだけでなく、折りたたむ事で接近専用ロッドとして扱う事もできる。

 

・トリックアロー

 

 背負っている矢筒に装備されている様々な効果を持った多数の矢。普通の物から、小型リモコン弾、スタン弾、分裂弾、ワイヤー弾、衝撃弾などなど、これ以外にも様々な場面で役立つ矢がある。

 

 夕矢自身の能力

 

 並外れた身体能力を有しており、立派な山育ち。父親との特訓や鍛錬により身についた体術や槍術などの影響もあり、アクロバットな技を華麗な身のこなしで繰り出す事が可能。また、目の良さもあってか、卓越した射撃技術、反射神経を駆使し、弓で放った矢を百発百中で相手に命中させる、または外したかに見せかけて何かしらの効果を必ず加えるなど、弓使いとしての実力は常人を凌駕する。実際、防人内に於いても射撃技術に関しては彼の右に出るものはいない。生身の格闘戦や白兵戦においても申し分なく、隊長である芽吹、しずくのもう一人の人格であるシズクとも互角以上に渡り合っている(シズクには勝利している)

 

〜人間関係〜

 

・楠芽吹

 

想い人であり、幼馴染。二年間離れ離れだった反動もあり、防人になった今では大体共に行動している(夕矢が勝手に付いていっている)

場所を選ばずに直球で想いを伝えてくる彼をあしらいつつも、芽吹自身も満更ではないようで割と関係は良好。なんだかんだで信頼し合えており、戦闘の際にも息の合ったコンビプレイをする。思う所があるようで、現在では積極的……といったほどではないが、彼女も夕矢に対し好意的な態度を取る場面がよく見られる。もしかしたら、夕矢の想いが届く日もそう遠くないかもしれない。

 

・加賀城雀

 

守ってくれとせがんでくる同年代の少女。

芽吹とは対照的に彼女を割と積極的に守ろうとする、理由としては芽吹と加賀城のスキンシップ回数を減らす為だとか。多少、目の敵にしている部分はあれど、夕矢自身は彼女の能力、そして人柄を認めている。割と会話する機会も多いらしく、いつメンの中では2番目くらいに仲が良い。

 

・弥勒夕海子

 

落ちているとはいえ、名家の血筋を持つもの同士。上級生である為、もちろん敬語は使うが、ツッコミを入れる際にはタメ口になる。彼女からすれば、副隊長になった夕矢もターゲットらしく、度々勝負を挑まれてはコテンパンに負かせているそうな。しつこいとは思っておらず、寧ろ面白く感じているらしく、どんなに負けても挫けないタフさと不屈の精神、猪突猛進ぶりを夕矢は「尊敬する」と評している。ただし、弥勒家の為という部分にはあまりいい印象を持っていない。

 

・山伏しずく

 

『しずく』からは、芽吹以上に懐かれている様子。夕矢自身の性格上、しずくとも積極的に会話したり、関わったりする為、落ち着ける相手として認識されているらしい。多少、好意に似たようなものも見られなくはないが真相はしずくのみぞ知る。作戦能力に関しても、判断力、作戦をやり遂げる力においては防人内でもトップと感じている。

 

・シズク

 

芽吹を馬鹿にした許せない奴であったが、戦闘終了後良きライバルとして認め合う。当初は芽吹の想いを侮辱したものの、夕矢の真っ向からの反論に気圧されかつ決闘にも敗北した。従わされる側になっても、決闘後は意気投合し、割と『いい感じ』の関係性を築く。

 

・国土亜耶

 

良き後輩、自分達防人と共に歩んでくれる仲間として認識している。どこか面倒を見てあげたくなるタイプの子らしく、頭を撫でたり、励ましてあげる反面、その分、こちらの苦労や頑張りを理解してくれるいい子と評している。また、自分の芽吹への想いの伝え方を素晴らしいと評価してくれた事から、好感度はかなり高い。

 

・三好春信

 

実の兄のような存在。父の後輩である事から、関わる機会も多かった。現在においても印象は変わっておらず、防人としての力を授けてくれた事には本当に感謝しているとのこと。しかし、度々妹の話を聞かされるのは流石にうんざりしているそうな。

 

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〜オリキャラ紹介〜

 

夕矢の母 鷹月朝緋

 

「あ、言い忘れてたけど……私、結構強いのよ?」

 

身長・164㎝

年齢・秘密

誕生日・9月19日

血液型・A型

趣味・お昼寝と鍛錬

特技・武術、料理、お裁縫

気になっていること・芽吹と夕矢はいつ結婚するの?早く結婚して?

 

 鷹月朝緋(通常時)

 

 

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 鷹月朝緋(戦闘モード)

 

 

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人物像

 

 一人称は「私」。青い長髪が特徴的な美人。お淑やかな雰囲気を醸し出しており、根も優しく非常にまとも。どこにでもいそうな普通のお母さん……という、見た目と性格をしているが言ってしまえば、それはあくまで仮の姿。

 

 実は夕矢に「俺が知っている人の中で最強」と言わしめるほどの実力を持ったやべー人。事の発端としては、夫である刀夜から武術を興味本位で習い始めた結果、思っていた以上に武術と自分の相性が良かったらしく、鍛錬を続けていたら手が付けられないくらい強くなっていた事が原因。その強さもあってか、地元の不良達からは姐さんと呼ばれている(過去に痛い目に遭わせたらしい)この作品におけるバランスブレイカーと呼ぶべき存在で、その実力は圧倒的。

 

 彼女の特性として、普段は長髪にしているが戦闘を行う必要があると判断した際、髪型をポニーテールにすると普段のお淑やかさは抑えられ、砕けた口調や態度をとるようになる。所謂『戦闘モード』というやつらしい。

 

 誰よりも家族の事を大事に思っており、夫が亡くなった際は悲しみに暮れ、立ち直るまでに時間が掛かったらしい。夕矢の事も軽く溺愛しており、ベタベタしようとする事が多い(多いだけで実際は出来てない)

 

 姉がいるらしく、現在では連絡を取り合う程度に留めているとか。理由としては、「目を合わせれば大乱闘になりかねないから」との事。朝緋曰く、「私が肉弾戦で最強なら、姉さんは頭脳戦最強」らしい。

 

 芽吹の事を夕矢のお嫁さんにしようとあの手この手で2人をくっつけようとする。しかし、一番重要な二人が軽く両想いである事を看破できてないため、だいぶポンコツ。

 

 〜武術、彼女の実力について〜

 

 武術を学んだ事で対人戦に於いては夫を上回る程の戦闘センスを有する。その影響か、武術とは全く関係のない格闘技の技なども取り入れるようになり、武道家というよりもチンピラのような喧嘩殺法を好みとしている。また、技的にもかかと落としなど少々危ない技を好んでいるとか。ぶっちゃけると武術と格闘技を混ぜ合わせた我流格闘術を有している。怖い。

 

 しかし、肉弾戦は大得意なのに反して得物を使った動きはからっきしで、剣道、弓道などそっちに関しては本人曰く「ぼっこぼこ」とのこと。

 

 後、着痩せするタイプの為非常に分かりにくいのだが……何がとは言わないがデカい。とりあえずデカい。

 

 

 黒衣の男(ローニン)

 

『じゃあな、昔の鷹月夕矢。せいぜい足掻いて、■■を失わないようにする事だ』

 

身長・171㎝

年齢・20歳(くらい?)

誕生日・忘れた

血液型・B型

趣味・特になし

特技・対象を始末する事

好きな食べ物・味のしないもの

嫌いな食べ物・わかめうどん

 

 幕間において、初登場。見た目は真っ黒の着物のようなものに身を包んでおり、忍者を思わせる風貌をしている。唯一、目のみが露出されている。

 

 夕矢の■の中で出会い、謎の殺意を彼に向ける。戦闘の端々で夕矢と通ずる部分があったりと、何かと夕矢に因縁がありそうな言動が多い。

 

 

〜戦闘能力〜

 

 戦闘スタイルは刀や手裏剣などの武具と、自身がかつて教わった格闘術を合わせたもの。

 その技術と力は夕矢すら凌ぐ。遠距離戦、中距離戦、近距離戦、どの間合いでも比類なき強さを見せた。また、矢を素手で受け止めるほどの目の良さと、瞬発力も有している。




物語を進めていく内にこの欄にも人物の名前や概要を増やしていきます!たまに確認する程度でも、また見てくださいね!

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