鷹月夕矢は想い続ける   作:こうが

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うーん、今回こそ夕矢くんのカッコいい所が見れるんでしょうか?(´ω`)


6話 かっけぇじゃねえかよ

場所は、タワーではなく訓練施設にある道場へと移されていた。あの食堂のイザコザを終わらせる為、俺と山伏は勝負する事となった。

 

俺が勝てば、以降山伏は俺、そして隊長である芽吹の言うことを聞く。逆に山伏が勝てば、一切の指示も受けずに自由に行動する。それを条件として俺達は対戦する事になった。

 

「別に、No.2用の戦衣でもいいんだぜ?」

「いいや、てめぇに言い訳のネタをやるつもりはない」

 

目の前にいる奴を睨みつけながら、アプリを起動させる。こいつとの決闘の為に銃剣型の戦衣を使う。理由は単純、性能に差が出ないようにだ。

 

「ユウぅぅ!大丈夫なの!?あいつめっちゃくちゃ強いよ!?」

「雀さんの言う通りですわよ、夕矢さん。今の彼女、私と同等レベルの強さでしてよ」

「いや、弥勒さんの方が絶対弱いと思います」

「め、芽吹さん!?わ、わわわたくしはまだ本気を出していないだけですわ!」

 

準備運動をしている山伏の方を見つつ、横にいる三人の会話を聞いている。芽吹は分からなくはないが、何故か加賀城と弥勒さん、亜耶ちゃんも道場へ来ていた。

 

「他の防人の皆さんから話を聞いて急いできましたが……どうしてこんなことに…」

「単純な話だよ、あの野郎が芽吹を侮辱したからだ」

「はぁ……ごめんね、亜耶ちゃん。無駄な心配させて」

「い、いえ、私は大丈夫ですが……と、ともかく!夕矢先輩、怪我だけはしないでくださいね」

「ああ、亜耶ちゃん、ありがとな」

 

亜耶ちゃんにお礼を言いつつ、準備体操を終わらせ山伏の方へと近づこうとする。すると、後ろから肩を芽吹に掴まれた。

 

「どうした、芽吹?」

「あんたは……なんで、私の事になるとすぐムキになるのよ?私が馬鹿にされた所で、あんたには何の関係もないじゃない」

 

芽吹が小声で、俺にそう言う。芽吹はそう思うのかもしれない、だけど俺はそうは思わなかった。芽吹の顔を真っ直ぐ見て、言葉を掛ける。

 

「芽吹……自分の、好きな女の子が馬鹿にされたんだぞ?それで、ムキにならない男の方が俺はおかしいと思うぜ」

「っ!い、今そう言う冗談はいらな」

「冗談な訳あるか、本気だ」

「っ〜!!!わかったわよ!!なら、さっさと行ってきなさい………この、バカ」

「おう、ちょっと行ってくる」

 

芽吹に背中を向けて軽く手を振りつつ、ゆっくりと銃剣を持ち変えた。山伏はもう準備万端のようだ。

 

「んじゃ、始めるとするか。副隊長さんよぉ」

「御託はいい、これに勝っててめぇに芽吹の素晴らしさを叩き込んでやる」

 

道場内の空気が一変し、俺と山伏は銃剣を構え、対峙する。

 

「おらぁ!!!」

「っ!へぇ、やるじゃねぇか」

「どーした!?速すぎて見えなかったかぁ!?」

「ちっ、もっとしっかりストレッチしてくるんだった」

「へっ!いきなり、言い訳かぁ?」

 

先手は、山伏に直突を放たれた。それを寸前で銃剣を使い押さえ込む。思ったよりも、重たくそしてスピードのある一撃と挑発の言葉を食らい口の端が吊り上がる。

 

「ほざけ、ただの独り言だっつの。とりあえず、覚悟しろや」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「や、やばぁ……あの二人強すぎ」

「えぇ、素晴らしい身のこなしですわ。お二人とも、隙という隙が一切ありませんもの」

 

目の前で、銃剣を振るいぶつかり合っているしずくと夕矢の姿を見て雀と弥勒さんは感嘆の声をあげている。私も、今まで銃剣を使う防人達と模擬戦をして来た、しかし二人の戦う姿は明らかに他とは別格だった。

 

「芽吹先輩、夕矢先輩は大丈夫でしょうか?」

「心配しなくても大丈夫。あいつはいつもあんな感じだから」

 

確かに、しずくは強い。でも、不思議と夕矢が負けるとは思わなかった。寧ろ、勝つのではないかと…私は心のどこかで思っていた。

 

「ふふ」

「どうしたの、亜耶ちゃん?」

「いえ、芽吹先輩はなんだかんだで夕矢先輩の事を信頼してるんだなと」

「べ、別にそういう訳じゃ…」

「それでも、心配はいらないと即答出来るのは凄いと思います!」

「……」

 

亜耶ちゃんに笑顔でそんな事を言われて、どうしてか何も言えなかった。そうして、目線を夕矢の方へと向けた私の中にはある疑問が浮かんできていた。

 

(私は…夕矢の事をどう思って)

 

「芽ー吹ーは可愛いー!!!!」

「てめぇ、ちっとは静かに戦闘できねぇのか!?」

 

いつも通りの発言と共に、夕矢が銃剣を振るっている。それにしずくがキレていた。そんな光景を見て溜め息を漏らす。

 

「はぁぁ…あのバカ」

「うわぁ…どんなにすごい動きしててもユウはユウだなぁ(白目)」

「まぁ、あれも鷹月さんの強さの秘訣……なのでしょうか…?」

「夕矢先輩の愛情表現、私は素晴らしいと思います!」

「なんであれ…あんまり人前ではやって欲しくないわね…」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

山伏が振るってきた横薙ぎの一撃を受け止める。ここまで撃ち合って分かったこと、それは動きに関して山伏は素人ということだ。

 

(恐ろしいのは…スピード、そして重さか。関節と重心の動かし方が、天才的……才能だな、こりゃ)

 

だからといって負けるつもりはない、微塵もな。こちとら、芽吹を弱い呼ばわりされてイライラしてるんだ。振るわれた刃が二度三度交差し、ぶつかり合い、今度は鍔迫り合いへと発展する。

 

同時に、俺と山伏の視線が間近で交わった。

 

「へっ、うぜぇくらいに気合入ってるじゃねぇかよ!」

「たりめぇだ!!好きな女の子馬鹿にされて、キレねぇ男がどこにいるってんだ!?」

「そこまで、楠が馬鹿にされたのが気に食わねぇか!つーことはあれか!?てめぇが、男なのにこんな御役目やってんのは楠の影響か!馬鹿じゃねぇのか!?てめぇ!!」

「バカだぁ?俺はなぁ……」

 

山伏の銃剣を弾き飛ばして、真正面から突きを放つ。俺は叫びながら、言葉を紡ぐ。

 

「俺は、あの日から芽吹の側にいると決めた!!正直な話、神樹様とか世界の滅びとか、知ったこっちゃねえんだ!!ただ、そこに芽吹がいて、守りたいと好きな人の助けになりてぇって思ったからここにいる!!だから、芽吹を馬鹿にするだけじゃなく、あいつの道の障害になろうとするお前は、俺が粛清する!!」

「へぇ……てめぇは、そういう考えか」

 

山伏が力任せに銃剣を振り払うと、俺と距離を取った。すると、同時に山伏は銃剣を肩に担いだ。

 

「おい……なんのつもりだ?」

「副隊長の馬鹿みてぇな考えはわかった。ついでに、お前が溺愛してる隊長殿の理由も聞いとこうと思ってな」

「決闘はどうすんだ」

「なぁに、隊長様の聞いたら仕切り直しだ。しっかり負けさせてやるから安心しろや」

「……一旦中止だ」

 

提案にいったん乗ってやる。理由としては一つで、俺も興味があった、芽吹がこの部隊で隊長をやっている理由。聞いたこともなかったし、聞かされることもなかったから。

 

「楠!」

「……何?」

「お前は何のために、戦ってんだ?」

「急に何よ?あなた達、決闘中じゃないの?そもそも、そんな事聞いて何になるの?」

「俺が純粋に気になってんだよ、それと副隊長さんからの許可も取ってある。戦闘はお前の理由ってのを聞いたらまた始めるさ」

「夕矢…あんたまで?」

「すまん…だが、俺も気になるんだ。芽吹の戦う理由ってのがさ」

「……」

 

さっきまでとは違う重い沈黙がその場にいる全員にのしかかった。聞かれた本人である芽吹は目の前にいる山伏を睨みつけている。やがて、芽吹が諦めたかのように口を開いた。

 

「私が、ここにいるのは勇者になるため」

 

その第一声を発した瞬間に、芽吹の雰囲気が変わる。そして、それは表情にも現れたそれは時折、防人の任務中に見せた思い詰め焦っているかのような表情だ。

 

「その資格があると大赦と神樹様に認めさせてやるのよ。その為に、防人のお役目も、隊長としての仕事も完璧にこなす。それもこれも全ては勇者になるために」

「芽吹…」

「勇者…勇者、ねぇ。俺の知っている勇者って奴らは、お前みたいに勇者になりたいなりたいって駄々をこねてなかった。学校行って、授業受けて、飯を食って、友達と遊んで……。どこにでもいる子供と変わらなかった」

「っ……だったら、だったら何!?」

 

山伏の発言が、芽吹の何かに触れてしまったのか。芽吹の表情には怒りの感情が見て取れた。

 

「普通に生きることが、勇者になるための条件だって言うの!?」

 

芽吹が山伏に問う……その場にいた全員が固まっていた。加賀城なんか何故か弥勒さんに引っ付いて震えている。

 

「知らねえよ!でもな、勇者って奴らはカッコよかった、尊かった!だけど、楠!お前は他人の芝生を見てヨダレを垂らしてるガキだ!!そんなカッコ悪い奴が、勇者になれるわけねぇだろ!」

「っ、それでもね!私は、勇者になるの!例え、他人にどう思われようと!」

「はぁ、ああそうかよ……おい、副隊長!てめぇは、どう思うんだ?お前も知らなかったんだろ?溺愛してる楠がこんなかっこ悪い理由で戦ってたなんてよ」

 

山伏が俺にそんなことを投げ掛けてくる。山伏の正面に立っていた芽吹は拳を、強く握り締めながら俯いている。

 

まぁ、確かに俺は芽吹が防人の隊長になった理由を知らなかった。そして、今、やっと俺は彼女がこの防人という危険極まりない御役目とやらを何故、必死にやっているかがわかった。その理由を聞いて俺が思った事はたった一つだった。

 

 

 

 

 

 

「かっけぇじゃねぇかよ」

 

 

 

 

 

 

「はっ?」

「だから、かっけぇじゃねぇかって言ったんだよ。何がカッコ悪いってんだ?」

 

山伏が俺の発言に対して、面を食らった表情をしている。そこに俺は自身が素直に思った事を捲し立てた。

 

「こんなに真っ直ぐ一つの目標に向かって、何もかもを全力に取り組んでる奴のどこがカッコ悪いんだよ?寧ろ、最高だね、またより一層芽吹の事が好きになった」

「なっ!?夕矢!?」

「また、でたぁ!ユウのメブ依存!」

「最近では、慣れつつありますわ…」

「夕矢先輩、流石です(キラキラした目)」

 

俺の発言に対し、芽吹や加賀城、弥勒さんと亜耶ちゃん、それぞれが反応を見せる。

 

「……それはてめぇが、こいつの事を溺愛してるから補正でそう感じてるだけじゃねぇのか?」

「いいや、山伏…お前となんら変わらねぇさ。お前がその先代の勇者達を見て、かっこいい尊いと感じたのと同じように。俺は芽吹のそんな真っ直ぐな所をかっこいい、そして、尊いと感じたのさ」

 

横目で芽吹に視線を向けながら、山伏にそう言う。こいつの言葉の語っていた時の表情を見れば分かる。きっと、その先代の勇者って奴らもすごい奴なんだろう…。でも、だからって芽吹を馬鹿にしていい理由にはならない。

 

「さぁ、用は済んだろ?続き…始めようぜ?」

「ちっ…」

 

色々済んだ事だし、本題である決闘に決着をつける為に芽吹達見学者から離れ、俺と山伏はもう一度銃剣を構えた。

 

「おらぁ!!!!」

 

山伏が踏み込み、こちらの間合いは一瞬で入ってくる。同時に俺に対して鋭い刺突を繰り出した。中々、避けられるタイミングではなく、避けるのは至難の技だ。

 

(賭けるか)

 

避けられないのであればと、銃剣を持ち変えて盾として扱う。正直、賭けである。角度や力の入れ方を少しでもずらしてしまえば、山伏の剣先が俺の体に命中していただろう。

 

「どうしたぁ!?防ぐので精一杯か!?」

「…っ!」

 

山伏が放った刺突と威力は予想以上に高く、俺は体勢を崩す。

 

「取った!!!」

 

そのチャンスを逃すまいと、間髪いれずに山伏は刺突を繰り出してきた。

 

「確かに…てめぇは強い。でもな……」

 

言葉を紡ぎながら、仰け反った体を後ろに引かずに 床を強く蹴り飛ばし前へと踏み込む。多少、山伏の銃剣の刃が自身の横っ腹辺りを切り裂く。だが、同時に、俺は山伏の銃剣を脇に挟み込む。

 

「芽吹の、前では俺は誰にも負けるつもりはないんだよ!!」

「っ!?てめっ!?」

 

山伏が咄嗟に後ろへ下がろうと動く。しかし、俺の銃剣の刃が山伏の首筋へと突きつける方が速かった。

 

「俺の勝ち、だな……へへ、最後の動き、早すぎて見えなかったか?」

「……」

 

剣先を突きつけられたまま、山伏は俺の事を睨む。やがて、諦めたかのようなため息とともに両手を上げた。

 

「わーったよ、俺の負けだ負け」

「これで、俺はお前さんを手に入れた。これからは約束通り、俺や芽吹の指示を聞いてもらうぞ」

「言われなくてもわかってるっつの、そういう約束だしな。たくっ、あー!負けちまったか…」

 

山伏が戦衣を消して、床に座り込む。俺も戦衣を解いて近づいていく。

 

「にしたって、あんなところで普通突っ込むか?どういう神経してんだよ、お前」

「ま、芽吹を馬鹿にされたのもあって頭に血が上ってたからな。あんな賭け技もスッと出せたのさ。実際はまぐれだよ」

「いいや、純粋にてめぇが強かった。ただ、それだけだ」

「お前もな、芽吹程じゃないが大したもんだったぜ。まぁ、芽吹を馬鹿にした事は許さんが」

「また、それかよ、面白いくらいに変な奴だな」

「うっせぇわ、お前も大概だろうが」

 

山伏と顔を見合わせる。何故か、お互いに満足気な笑みを浮かべていた。

 

すると、突然、何の前触れもなく頭痛がした。同時に意識が遠のいていく。俺の変化に気づいたのか、目の前にいる山伏が俺に何かを言っている。しかし何を言っているかは聞き取れず、体の自由が効かなくなる感覚に襲われ、力が抜けていく。

 

(んだよ、突然……なんで、急に……)

 

考える暇もなく、ぷつんと意識が途絶えた。その寸前くらいでこっちに走り寄ってくる芽吹が見えた気がする。

 

(嬉……しい……ぜ、芽吹…)

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

「間に合ってよかった…」

 

勝負に決着がつき、安堵した瞬間、遠巻きに見ていたら、急にぐらつき倒れ始めた夕矢を寸前のところで受け止めることに成功する。

 

「……しずく、なんで夕矢は倒れたの?」

「知らん、さっきまで普通に話してたんだが…、いきなり倒れ出したぜ?」

「そう…と、とりあえず、少し、手伝ってもらってもいいかしら?」

 

しずくに呼びかけて、急に倒れ出した夕矢を横にする。ただ頭は私の膝の上へのっけさせておいた。別に、深い意味はない。

 

「なんで、急に倒れたのよ…このバカは」

「さぁなぁ〜てか、楠。お前、鷹月が倒れたのを見てからこっちくるの早すぎねぇか?俺の方が近いのに、俺より先に支えてるって……もしかして、なんだかんだでお前、鷹月の事が」

「ち、違うわよ!!こ、これは、隊長として副官の助けになることは当然で!」

「……膝枕してるのにか?」

「えぇ!こ、これも隊長の務めよ!」

 

ニヤニヤ笑いながら、しずくがこっちを見ている。その表情には食堂で振りまいていた凶暴さなど微塵もなかった。そんな彼女を見て、私は唯一の疑問を、投げ掛けた。

 

「……ていうか、いいの?私とは戦わなくて?」

「なんだよ、急に」

「あなたは、強い者にしか従わないんでしょ?けど、あなたは夕矢にしか、負けてない。まだ、私を強者とは見極められてないじゃない」

「そりゃ、そうだけどよ。そこに転がってる俺に勝った馬鹿が認めてる奴が弱いなんて、多分ねぇと思ったからな」

「……あんたも、大概変な奴ね」

「けっ、言うことも同じかよ。本当に面白いなぁ、お前ら」

 

しずくは呆れつつも、どこか楽しそうに笑った。そこに亜耶ちゃんがやってくる。

 

「め、芽吹先輩!夕矢先輩は大丈夫ですか!?」

「亜耶ちゃん、ありがとう。ええ、ちょっと気絶してるだけみたい、特に怪我とかはしてないから大丈夫、安心して」

「そ、そうですか…よかったですぅ」

 

亜耶ちゃんが夕矢の顔と私の顔を交互に見ながら、安堵している。そのまま、亜耶ちゃんはしずくに視線を向ける。

 

「しずく先輩が、みなさんと仲良くなってくれてよかったです」

「んぁ?おい、お前、今俺は楠と話してんだ、邪魔すんなよ」

「お二人のやりとりを見ていたら、混ざりたくなってしまって」

 

しずくに威圧的な態度を取られても、亜耶ちゃんは怖気付かず話を掛けていった。少し、周囲を見渡すといつの間にか雀と弥勒さんがいないことに気がつく。

 

「あれ?亜耶ちゃん、二人は?」

「ああ、二人ともお帰りになられました。雀先輩は「巻き添えくらいそうだから」と夕矢先輩としずく先輩が決着をつける前に。弥勒先輩は何も言わずに」

「そう…」

「何はともあれ、一件落着ですね!これで皆さん、友達ですね。仲良しです!」

 

亜耶ちゃんが私、夕矢、しずくと順番に視線を移しながらそんな事を言った。

 

「ふん……本当、変な奴しかいねぇな」

 

しずくは照れくさそうにそっぽを向きながら、少し嬉しそうにそんな事を呟く。そんなしずくを、見て笑ってしまった。

 

(全く、退屈しないわね、あんたと一緒にいると)

 

膝の上で寝ている幼馴染をみながら、心の中でそう呟く。

 

 

「ん、んん…あれ?芽吹?俺は……なんで横に……って!!こ、これは!!芽吹のひ、ひひひひひひ、膝枕ぁぁぁぁ!?!?!?」

「い、いきなり、目覚ましやがった」

「ゆ、夕矢先輩!?だ、大丈夫ですか!?」

「ぁぁぁぁぁぁ!!ご、ご褒美すぎるだろぁぁぁぁ!?!?」

「はぁぁぁ……本当に退屈しないわね」




「ちっ、もっとしっかりストレッチしてくるんだった」

上の台詞は、「シビル・ウォー・キャプテン・アメリカ」にてクリント・バートン/ホークアイがヴィジョンとの掛け合いの時に、言った台詞のオマージュ。

「速すぎて見えなかったか?」

ちょーかっこいい台詞!!……おっと、失礼、取り乱しました。この台詞は、「アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン」にてクリント・バートン/ホークアイとピエトロ・マキシモフ/クイックシルバーが言った台詞です!!是非聞いてみて!!


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ふいぃ〜疲れたぁぁ、まあ今回は結構大事な伏線もはれたから良きかな〜(`・ω・´)
さて、それでは皆さま、次はお待ちかね!(誰も待ってねえよ)番外編ですぜ!!!メブと夕矢くんのイチャイチャ書いちゃいますぜ!!
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