修学旅行を終えて   作:ゼロ少佐

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2話 依頼

奉仕部を抜けて3週間程がたった。

最初の1週間は由比ヶ浜や雪ノ下が説得しに来たが

1週間断り続けたら来なくなった。

これでやっと安寧なぼっちライフを送れると思っていた

 

2週間が経った頃戸塚が俺を呼び出した

何があったのか教えて欲しい。

友達として今の俺は見るに堪えなかったようだ。

 

言うまで帰す気がないと言う感じだったので

俺は事の顛末を掻い摘んで説明した

その時は帰ってくれたが次の日から

どうせ放課後ひまなんでしょ?との事で

ほぼ無理やりテニス部と一緒にテニスをさせられた

 

元々ある程度出来ていたので1年の奴らには

すぐ追いつき、それから戸塚と練習するようになった

 

今となっては戸塚と真面にラリーが出来るくらいには上手くなった。だけど戸塚が言うには心ここに在らずみたい…らしい。

 

まぁ、そんな事はどうでもいいのだ

今はこっちの方が大切だ

 

八幡「何の用ですか?雪ノ下さん」

 

そう、今目の前に雪ノ下さんが居る。

雪ノ下雪乃の姉にして大魔王の陽乃様だ

 

陽乃「君なら呼んだ理由位分かるんじゃないかな?」ニコ

 

この笑顔だ。強化外骨格の裏にある禍々しい陽乃さんの本性だ。

 

八幡「雪ノ下ですか?」

 

ある程度予想はつく。この人がなにかしてくる時はいつも雪ノ下に関連しているから

 

陽乃「ピンポーン君にはね雪乃ちゃんの事で依頼したい事があるの」

 

八幡「俺はもう奉仕部を辞めました。だからもう依頼を受ける事はありません」

 

もう俺は奉仕部の部員ではないのだ

こんな面倒な事受ける必要がない

 

陽乃「えぇー静ちゃんに聞いたけど名簿はまだ残ってるよー?」

 

あの先生まだ退部扱いにしてなかったのか

確かに「そうか、お前がそう言うなら認めてやろう。ただしいうでも戻ってこれるように名前だけは残しといてやる」と言われ断ったのだがな…

 

八幡「じゃあそんな名前だけの幽霊部員に何の用ですか?俺は貴方の依頼を受ける義理はありませんよ」

 

陽乃「確かに義理はないね、でもお姉さんに貸しはできるよ」

 

普段ならそれがどうしたと言えるが

この人相手の貸しとなれば訳が変わる

 

雪ノ下さんの人望の厚さに権力

それにこの人の美貌利用しようと思えば色々ある

だけど

 

八幡「俺がそういうのに興味ないの知ってるでしょ?」

 

陽乃「連れないなー 珍しく私が命令じゃなく頼んでいるんだよ?事の重さが君なら分かると思うけどな」

 

確かに言われてみればそうだ

 

八幡「はぁ…分かりましたよ ただしこっちだって条件があります」

 

ここで貸しともう2つだけ条件を付けることができた

 

陽乃さんはぷくぅと頬を膨らませ生意気と言っていたが

まぁいいだろう

 

条件とは

 

①文化祭の時のような嫌がらせを俺や雪ノ下にしない事

 

②人前で抱きついたりしない事

 

その変わりに陽乃さんは1つ要求してきた

本人曰く簡単な事だと言ったが

内容は雪ノ下さんではなく 陽乃さんと呼ぶ事だった

 

まぁそれ位はいいだろう

 

陽乃「それじゃよろしくね♪比企谷君」

 

八幡「うす」

 

そう言って陽乃さんと別れた

 

戸塚「何処に行ってたの?もう始まってるよ」

 

少しご機嫌斜めだった…

 

八幡「すまん、これから奉仕部に行かなきゃならんくなった。今日をもって体験期間を終了する 今までありがとな」

 

そういいテニス部を去った

 

久しぶりに通るこの道 昔の思い出が蘇る

俺が捨てたあの場所の思い出だ

 

奉仕部の部室の前に着いた

少し緊張したがもう大丈夫だ

 

コンコン

 

ドアを2回叩きノックする

 

中からどうぞと雪ノ下の声が聞こえてきた

 

ドアを開け懐かしの部室に入る

 

八幡「よぉお前ら、久しぶりだな」

 

 

結衣「ヒッキー!!」

 

雪乃「比企谷君!?」

 

中に入ると2人が駆け寄ってきた

中を見ると俺のいた席が残ってあった

 

こいつらまだ俺の事待っていたんだな…

そんな事を考えながら部屋に入っていく

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