雪ノ下の家へ向かう
電車に乗り 降りてから10分ほど歩いたら雪ノ下が
住むマンションが見えてきた
八幡「ここに来るのも2回目だな」
以前は雪ノ下が倒れた時に由比ヶ浜と一緒に見舞いに来たな
雪乃「そうね」
家の前につき
八幡「お邪魔します」
雪乃「ただいま」
家の中に入っていく
雪乃「そこのソファに腰掛けていて
紅茶入れてくるわ」
八幡「…あぁ、すまんな」
雪乃「いいのよ気にしないで」
優しく微笑み紅茶を注ぎに行く
あの後姿は何度見ても美しいな
彼女の姿に見惚れてしまう
紅茶を淹れ終わったのかこっちに戻ってきた
雪乃「どうぞ比企谷君」
八幡「おぉ…サンキュな」
紅茶を飲み終える頃
雪ノ下が口を開いた
雪乃「私ね、今まで後悔なんて縁のない人生を送っていたの。姉さんの事でコンプレックス抱くことはあるけれど、後悔は無かった」
八幡「そうか」
雪乃「でもね、この前初めて体験したわ。貴方がいなくなった時よ。浅はかな自分に…自惚れていた私に…
そして気がついた事があるの…それは…
私ね…比企谷君貴方の事好きよ」
突然の告白だった
雪乃「失うまで気が付かなかったけど、貴方が居なくなってもの凄く辛かった。前みたいに楽しくお喋りしたかった。そんな気持ちが私を襲ったの。
そこら辺の男…葉山君でも私こんな気持ちにならないわ…貴方のだからなの」
勘違いじゃ無かったんだな…
何度か俺の事好きなのか?と考えていたが
いつも勘違いと言い聞かせ逃げていた
過去のトラウマが俺を邪魔した
いやこれも逃避行だ。裏切られるのが怖かっただけだ
八幡「あっ」ポロポロ
涙が流れていた。人に好きって言われるのって
こんな嬉しいんだ…
八幡「な、何でもっと早く言ってくれ無かったんだ
お、俺もお前の事が好きだったんだ…」
雪乃「なら、今からまた始めましょう」
八幡「無理だ…少なくとも今は誰とも付き合いたくない」
雪乃「どうして?」
八幡「…お前が告白してきてくれたのは、素直に嬉しかったんだ。だけど、あれいらい俺は前以上に人に裏切られるのが怖くなった。お前の事を心のどこかで信じられない自分がいる。そんな俺に付き合う資格なんてない」
雪乃「そう…分かったわ 私も信じて貰うように
頑張るわ」
八幡「すまんな…」
雪乃「謝らないでよ…今は貴方が戻ってきたくれただけで充分嬉しいと言ったじゃない」
彼女は本当に優しくなった
いや、俺に対して素直になれなったのか
本質は変わらないただやり方が変わっただけだ
少し成長したのだろう。これが陽乃さんが言ってた
成長か?
そんな事を考えていたら雪ノ下が俺の膝にアタマを置いてきた
八幡「お、おい…」
雪乃「ごめんなさい、1度やってみたかったの」
八幡「そっか…」ナデナデ
八幡「こんな光景陽乃さんが見たらどう思うだろうな」
雪乃「」ピクッ
あ、やべそういえば雪ノ下には陽乃さんの事名前で呼んでること知らなかったな
雪乃「へぇー姉さんと仲いいのね、比企谷君」
八幡「そ、そんなんじゃないぞ…あれだ前にたまたまあってしつこく名前で呼べって言われたから」
雪乃「じゃあ、私の事も名前で呼んでくれるかしら?」
い、いや流石にぼっちの俺にはハードル高いって
八幡「そ、そういうのは恋人になってからな」
雪乃「あら?その理屈で言うと姉さんと貴方は恋人という事になるわよ」クス
八幡「はぁー 分かったよ1回だけな」
深呼吸する 改めて意識すると恥ずかしい
八幡「……雪乃」ボソッ
雪乃「八幡///」
顔を赤くしながら俺の名前も呼んできた
八幡「やっぱ無理 恥ずかしい」
雪乃「そ、そうね辞めましょう」
雪乃「その、比企谷君に依頼したのって姉さんでしょ?最近あの人よく私の事を心配してくれていたから」
あの人が心配ね…やっぱ列記としたシスコンじゃねえか
雪乃「最初はいつもみたいにからかって来たんだけど…比企谷君の名前が出たら涙が止まらなくなって…そこから姉さんの態度が変わったの」
流石の魔王も妹の涙には弱いと
八幡「クライアントの秘密を明かす訳にはいかない。
お前が陽乃さんが依頼者と思うならそれでいいんじゃないか?」
雪乃「そうね、後比企谷君その答え方姉さんが依頼主って言ってるようなものよ」クス
そうかもな
あの人にも人間らしい所あったんだな
ひざ枕したまま俺と雪ノ下は眠りについてしまった
………ガヤ…ン
なんだ声が聞こえる
…ヒ…ガヤク……
雪乃「比企谷君!」
八幡「んぁ、雪ノ下どうした?」
雪乃「目を覚ましなさい!もう」
そう言われ意識が覚醒してくる
八幡「雪ノ下!今何時だ!?」
起きてすぐに気がついた
窓の方を向けば真っ暗になっていて
夕方にここに来て眠ってしまったのだから…
雪乃「深夜1時よ」
八幡「はぁ…」
大きなため息をつく
八幡「スマホスマホ…うわぁ」
スマホを開くと何十件もの着信とメールが来ていた
そんな時雪ノ下の携帯に電話がかかってきた
雪乃「もしもし」
小町「雪乃さん!大変なんです!お兄ちゃんがまだ帰ってこなくて メールも返信くれません!お兄ちゃんに何かあったら小町…小町…うぇえええええん」
大声で泣いてる小町の声が聞こえてくる
雪乃「落ち着いて、小町のさん比企谷君なら無事よ」
小町「え?」
雪乃「その、ごめんなさい比企谷君私の家に居るの…
わたしが我儘言ってたら眠ってしまって…
連絡するのが遅れたわ」
小町「そ、そうだったんですか…良かったお兄ちゃん事故に巻き込まれてるんじゃないかと…」グスッ
八幡「雪ノ下ちょっと変わってくれ」
雪ノ下に携帯を借り小町に誤る
八幡「すまん、心配掛けたな 俺なら大丈夫だ
さっき言っていたが雪ノ下の家に居るから」
小町「うぅ…良かった本当に心配だったんだからね!
でも何で雪乃さんの家に?」
八幡「そ、それはちょっと用事があって来たら
予想外に話し込んで二人ともそのまま寝ちゃった」
小町「そっか、お兄ちゃん頑張ってね
応援してるから」
おい、頑張るってなんだよ
と言おうとしたが切られてしまった
八幡「雪ノ下すまんな」
雪乃「いいのよ、私にも責任はあるのだし」
雪乃「比企谷君…もう一眠りしましょ…そのベッドで」
なっ!?何を言ってるんだコイツは!
雪乃「ち、違うわよ!ただソファで寝てたら体痛くなるからベッドで寝ましょって言ってるだけなの」
八幡「わ、分かってるから」
というか一緒に寝る前提なのね
もういいや諦めよ
そのままベッドに横になる
流石ダブルだ広いな
充分2人で寝るスペースはある
ギュ
八幡「!?雪ノ下!」
雪乃「ふふ、暖かいわね あなたの背中
ずっとこうしていたいわ」
いやいや、今すぐ離れて!その背中に慎ましやかながらも柔らかいものが当たってるから!
雪乃「好きよ、比企谷君…おやすみ」
ちょ!ちょっと待ってくれ!抱きついたまま眠らないで
離してよ!
スースーと寝息が聞こえる
少し力が弱まったか…
このままいったら間違いを起こしてしまうところだった
雪ノ下の腕をのけ仰向けになる
隣にはこちらを向いて眠ってる雪ノ下が居る
八幡「ははっ、どうしたものか八幡の分身がお目覚めしてる」
苦笑を漏らす
それもそうだ、家なら自慰行為でもすればいいけど
今はそういう訳にはいかない
気を紛らわせるしかないか
体を雪ノ下の方を向け 髪を優しく撫でる
あまりの手触りのよさに
何度も何度も繰り返してしまう
そして雪ノ下の髪をなでたまま眠りにつく