フェバル〜惑星改造を始めよう〜   作:カエルム

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・ユウ君が結構空気になってます。二次創作だから、そんなものだよね。
・2019/7/30に一部修正しました。


第三話 温泉に入ろう

 で、何処に施設を出そうかね。あっ、クレちゃんを紹介しないとね。

 

「ユウさん、改めまして僕は望月アオイです。でっ、この人はクレちゃんです」

 

「あ〜、望月クレアです。よろしく」

 

「ああ、よろしく。俺は星海ユウだ」

 

「ユウさんさっきの話をもう一度お願いします」

 

「俺は・・・」

 ――――――――――――――――――

 えっと、確か第四収納世界に入っていたはず。〈ブックオープン〉っと、あったこれだね・・・〈隔離結界〉展開からの〈大型放出〉っと。うん、こんな感じかな。

 

「えっと、ユウさんちょっと気をつけて下さい」

 

 〈大型設置〉っと。

 

「えっ、何?って大きい建物だな。あれ、何で衝撃がないんだろ」

 

「えっと、空間を隔離しているからですよ。見ることは出来ますが結界内で起こったことは結界外に影響しませんし、その逆もしかりです。基本は僕の許可なしには、この空間に入れないようになっていますしね」

 

 まぁ、大きさ的には高校の体育館位ある建物が突然出てきたら普通驚くよね。うん、私は常識人の筈なのにどっからどう見てもやっていることは非常識な人なんだよね。今度から自制したほうがいいかな。まぁ、日本の法に触れるようなことは極力しないようにしているから大丈夫でしょう。

 

「ここが入り口ですね。ここから結界内に入ります。どうぞお入りください」

 

「ああ、分かったよ」

 

 躊躇わずに入ってくれるのは意外と嬉しいね。 ――――――――――――――――――

 うん、そういえば自動的に主電源がつくようにしていたんだった。まぁ、日本なら自動的に電灯が着くのも珍しくなかったし、別にいいよね。ユウさんも特に驚いてないし。えっと、主電源が着いたってことは、温泉の湯も循環するよね。

 

「見たら分かると思いますが、ここがトイレです」

 

 そういえば、ここは二階にあったんだよね。

 

「・・・で周りには色々とありますが、左が男湯で右が女湯です。まぁ、内装に違いはないですがね」

 ――――――――――――――――――

 

「ロッカーは多いですが何処を使っても構いませんよ」

 

 元々、大きな温泉施設をコピーしただけだからロッカーが多いんだよね。

 

「折角だから、ボク達がいつも使っている所辺りでいいんじゃない?」

 

「ああ、確かにそっちのほうが良いかもね。じゃあ、すいませんがこの辺りを使ってください」

 

 うん、何度見ても自販機が無いと違和感があるね。賞味期限的な問題があるから仕方が無いんだけど、そのままの方が良かったかな。タオルはいつもの所にあるね。一応、3人分取りますかね。

 

「クレちゃん、ユウさんタオルです」

 

「ありがと」

 

「ああ、ありがとう」

 

 よっし、脱ぎますかね。前前世では和服はあんまり着てなかったから結構脱ぐのに時間が掛かるように感じてたけど、巫女服限定でだけど、今は洋服の時とあんまり変わらない様になったのかな。まぁ、巫女服が三枚しかないからってのもあるだろうけど。さっさと、脱ぎますかね。クレちゃんも脱ぎ終わったみたいだね。ユウさんをまたしちゃったかな。バスタオルはいつも通り出た後に出せば良いよね。

 

「ユウさん、待ってくれていたんですか」

 

「一人で先に入るのもな」

 

 ありがとうございます・・・口には出しませんけどね。それにしても、ユウさんは地味に筋肉がありますね。私達の場合筋肉なんて有るか無いか分からないからな〜。

 

「どうかしたのか」

 

「それでは入りましょうか」

 ――――――――――――――――――

 まずは、体を洗わないとね。この体で洗う必要はあんまりないかもだけど、気分的にね。前世では女性体が普通だったから下半身に違和感を感じるな。まぁ、そもそも天魔(ルシフェル)になると欲望とかは殆ど無くなるからなんとも思わないけど。よし、これで良いでしょう。さっそく、露天風呂に入りますかね。二人は、まだ洗っているみたいだね。待った方がいいかな。うん、ユウさんは待っていてくれたんだし待ちましょうかね。

 ――――――――――――――――――

 あっ、二人とも洗い終わったみたいだね。とりあえず露天風呂に行きましょうかね。あっ、かけ湯をしないとね。

 ちょうど小さい桶が三つあって良かったよ。よしっ、とこれで良いかな。二人共大丈夫かな。そっそく、入ろう。うん、二人共着いてきてくれているみたいだね。うわ〜、何か久しぶりだな。

 

「ユウさん、どうですか?」

 

「ああ、心地が良いよ」

 

 そうですか。はぁ、いい湯だね〜。クレちゃんは・・・瞑想しているみたいだね。うん、よくよく考えるとこの中で私が一番身長が低いんだよね。う〜ん、元々テレビがあったから、無くすと変な感じがしなくもないな。まぁ、別に気にする程でもないけとね。

 

「ユウさんは、好きな人はいるんですか?」

 

「いるよ。リルナって名前の恋人がね。一緒にいたのはほんの少しだけだったけどな」

 

「何か、凄いですね」

 

「フェバルなのに恋人を作っていることがか?」

 

「はい。僕は結構そういったものを諦めているんですよ。性別的な問題もありますがね。まぁ、愛とか恋とかがよく分からないだけなんですけどね。なので諦めているというより分からないが適切なんですかね。で、クレちゃんはどうなの?」

 

「え〜、ここでふるのか。ボクの場合は、前前世で恋の一つや二つはなかった訳では無いけど今はこんなんだしな。まぁ、前世ではそういったものもなかったけどな」

 

 あっれ〜、前世で恋バナになった時は、初恋もまだって言っていたような。

 

「え〜、初耳なんだけど」

 

「そりゃ〜、言ってなかったから」

 

「前世で初恋もまだだって言っていたのは嘘だったのかい」

 

「うん、嘘だよ」

 

「は〜。まぁ、いいや」

 

「二人は本当に仲が良いんだな、何か羨ましいよ」

 

 いや、私の場合翠君とクレちゃん位しか、仲が良い人がいないけどね。

 

「まぁ、腐れ縁ですよ。クレちゃんは結構適当な所が多いのでこっちは大変ですがね」

 

「ボクは君ほど真面目にはなれないだけだよ。10分前行動とか言って、20分から準備してるとかボクには無理だから」

 

 そんなの普通じゃないか・・・普通だよね。

 

「いや、ほら一時間前行動とかしてる人もいたしね。普通のことでしょ」

 

「それは、中学の頃の話でしょ。君の場合ほぼずっとじゃないか」

 

「早いことは悪いことじゃないから別にいいじゃないか」

 

「は〜、この話は終わりにしよ」

 

「そうだね」

 

 ユウさん、うるさくてすいません、

 

「極楽極楽」

 

「「ふ〜」」

 

 もうそろそろ10分位たったかな。

 

「次は、あの一人風呂に入りましょうか。二人は良いですか」

 

「それで良いよ」「別に良いぞ」

 

 承諾も貰えたことだし入りますか。えっと、私はいつもの場所である。三つのうちの左側の場所にしようかな。

 

「僕はここに入ります」

 

「ボクはこっちに入るよ」

 

「俺は真ん中しかないな」

 

「はは、すいません」

 

「いや、別にいいよ。そういえば二人は前前世からの仲らしいけど、いつ頃からなんだ」

 

「あ〜、僕は喉が疲れたから、クレちゃんよろしく」

 

「いや、この体ならそんなこと起きないでしょ。えっと、確か小学校三年生の頃かな。当時は今程仲が良くなかったような気がするけど、ボクの母さんとアオイの父さんが中学か高校の同級生らしくて、まあまあ仲が良かったんだよ。まぁ、その繋がりだな」

 

 確かそんな感じだったね。うん、だいたいあってるかな。

 

「そういえば、僕はボッチだったけどクレちゃんには、結構友達がいたよね。今でも忘れられないことが結構あるんだけどな〜」

 

 例えば、家に来るように誘われて行ったら、四人通信のゲームをしていたこととか。私だけ一人プレイしか出来なかったんだよね。

 

「それは、忘れような。ほら若気の至りってやつだよ。それに、アオイだってそういうのはあるだろ」

 

「ボッチの僕にあるのなんてね。君ほど多くないと思うよ」

 

「ぐふ、まあそんな感じですよ」

 

「親同士の仲か。俺の場合両親は交通事故で亡くなったからな〜。そういう話を聞いちゃうと羨ましく思うよ」

 

「まぁ、前前世は良かったですが、前世は酷かったんですよね。反乱が起きたり、邪神が出てきたりして。僕の場合王女だったので色々と」

 

「あの時は、まさか前世の記憶を思い出した次の年に反乱が起きるとは思わなかったな。一応勝てたのは勝てたけど、彼方達が来なかったらもっと酷かっただろうけど。 ちなみに、ボクは大公令嬢だったんだよ。あっ、大公ってのは大雑把に言うと王族の分家のことだな」

 

 うん、クレちゃんの敬語は慣れなかったな。まぁ、前前世で一度も敬語を使った所を聞いた事がなかったからだろうけどね。

 

「本当かは知らないけど精神は肉体に引っ張られるって言うしね。そんなこと言ったら僕の性格で王女なんて似合ってなかったけどね」

 

「いや、意外と会っていたと思うよ。謙虚で真面目なんだし。それに、友達が少ないのも王女って感じがしたじゃん」

 

「そうかね。僕として、クレちゃんが不登校になったりしないか心配だったけどね」

 

「前にも言ったけど流石にもうそんなことはしないよ。高校ではあんまり休まなかったじゃないか」

 

「いや、君が仮病で休んだのは何回だったかな?」

 

「えっと、三回かな」

 

 いや、もっとしてたでしょ。

 

「そこは嘘でも零回と言って欲しかったね」

 

「ばればれな嘘を【識神(しきしん)】の君につく訳ないじゃんか」

 

「えっと、式神(しきしん)って何なんだ?」

 

「えっと、僕がいた世界は職業制でして、まぁだいたいの職業は技能に補正が掛かる位ですけどね。で、認識の識に神様の神と書いて【識神(しきしん)】と読むのですが、この職業は主に識るための技能等に補正が掛かります。僕が持ってる技能は、相手の心を読む技能だったり、相手が嘘をついているか分かる技能だったり、相手の記憶を見ることが出来る技能だったりしますけどね。だからこそ【識神(しきしん)】に転職出来たとも言えますがね。一応先程使っていた〈暗視〉も含みますがあんまり使うことはないですがね」

 

「何でだ?結構便利な能力だと思うけど」

 

「特に意味はないんですが、その人が秘密にしていることを一方的に知ってしまうのは嫌なんですよね。なので余程知りたい時位しか使わないようにしているんですよ」

 

「そっか。俺も似たような能力を持っているから気持ちは分かるよ」

 

 ユウさんも似たような能力を持っているんだね。

 

「その定型文はいつも通りだけど、本音は」

 

 ぐっ、やっぱり言ってくるよね。

 

「使うと地味に疲れるから面倒い。というか他人のことなんて知ったこっちゃない」

 

「うわ〜、さっきのが台無しだな」

 

「やっぱり、そう思うよな」

 

 二人共酷いな。別に良いじゃないか。

 

「アオイは【識神(しきしん)】なのは分かったけど、えっとクレアは何の職業何だ」

 

「ボクは、【巧神(こうしん)】だよ」

 

「どういった字なんだ」

 

「えっと、巧みの巧に神様の神と書いて【巧神(こうしん)】と書く。主に生産系のスキルに補正が掛かる感じだな」

 

「意外と凄いよね。種一つから幾つもの作物を生み出した時は生産チートやばって思ったね」

 

「それは、ボクが植物系に重点を置いているからだろう。鉱物系が得意なアオイに言われたくないな。それも生産チートの定番である銃を無視して最初に作ったのが、トイレットペーパーだったのは笑えたけど」

 

「トイレットペーパーは何よりも優先する物でしょ。それに異世界のトイレットペーパーは思ったよりも質が悪かったがいけないんだよ」

 

「そりゃ、異世界なんだし仕方ないもんだろ」

 

 そうかも知れないけど。

 

「うん、二人共愉快だな」

 

 そんなことないですって。

 

「そうなことないです」「そんなことないからな」

 

「よっし、あそこに行って見たいんだけどいいか」

 

「「異議なし」」

 




・補足
身長(現時点)
望月 アオイ:158㎝
望月 クレア:161㎝
星海 ユウ:170㎝
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