フェバル〜惑星改造を始めよう〜   作:カエルム

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・植物関係の知識は私には全くないので結構適当です。


第八話 草花を植える

これって解析出来ないのかな・・・〈高等解析―種族〉っと。

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種族:『卵』

異界から漂流してきた卵。何が産まれるかは未知数である。『種族:卵』には、母親から産卵された卵と進化の過程で卵化した卵の二種類存在する。前者の場合は産卵後最大500時間程度、後者の場合は卵化後最大100時間程度で孵化するが、<孵卵器>を使用すると孵化するまでの時間を短縮出来る。

 

種族:『卵』→『特殊な神竜の卵』

異界から漂流してきた、本体が虹色の球体である種族『竜人族』の卵。本来からば『低位体』の『聖龍』の卵になるはずだったのだが、既に進化条件を満たしていた為『高位体』の『神竜』の卵になっている。孵化する為には温度を60.0±0.5℃に保った状態で500時間経過する必要がある。

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『聖竜』の卵に『神竜』の卵ね。これは、聖霊種としてはレベルがカンストしているからなのかね。異界から漂流ってことは、私達が産卵されたのはこことは別の世界ってことなのかな・・・〈高等解析―検索〉『進化』『聖竜』『神竜』っと。

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『進化』

『進化』には、『階級進化』と『階位進化』の二種類存在する。『階級進化』は基本的には身体的な変化は無く、レベル上限を上昇するものである。『階位進化』は大なり小なり身体的な変化があり、種族名が変わる場合もある。

 

『聖竜』

卵生動物であるが、通常の人類種と同じ様に成長する。本体は額に嵌め込まれた虹色の球体『竜眼』なので、肉体自体に生殖機能は無く、種族技能[肉体格納]によって、肉体を『竜眼』に格納した状態になると、身体の至る所から無数の触手を生やすことが可能な種族技能[触手生成]と生やした触手を無くす為の種族技能[触手崩壊]が使用可能になる。また、『竜眼』のみの状態では種族技能[竜化]によって一時的に『竜』と呼ばれる姿になることが出来る。そして、『竜』である時だけ使用出来る種族技能[眷属契約]によって十二支獣を眷属にすることが可能。眷属になった十二支獣の種類が増えるごとに、背中から翼を一枚生やせる様になる。翼の数が合計十二枚のうちの半数である六枚を超えることが『神竜』への進化条件の一つだと言われている。

 

『神竜』

神竜になることによって、[竜化]の時間制限が無くなった。また、聖竜と同じく人型の姿をしているが、種族技能[竜眼格納]によって『竜眼』を肉体を格納すると、性別が『無性』から『両性』になる。普段は中性的な姿なのだが、種族技能[変化]によって肉体が完全に『男性』にったり、肉体が完全に『女性』になったり、眷属となった十二支獣と同じ『種族』になったりすることが可能。また、種族技能[眷属通話]によって眷属と話すことが出来る。

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それにしても、触手ですか。触手は私の趣味じゃないけど、十二支獣の姿になれるってのはちょっと面白そうかな。孵化したら、幼体からなのか成体からなのかは少し気になるな。そういえば、〝天魔〟って元々は竜人を模した姿って昔で読んだ本に書いてあった様な気がする。読んだのが昔過ぎてあんまり憶えてないんだよね。まぁ、類似点は少しあるみたいだけど、見覚えがない技能もあるから、参考にした程度なのかもね。えっと、条件の一つである十二支獣・・・つまり子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥のうち六体以上の眷属っていたっけ?あっ、でも従者の分も含まれているのなら丁度六体になるね。あの子が特別十二支獣好きだったってのもあるんだろうけど。じゃあ、リスの方はどうなんだろう・・・〈高等解析―種族〉。・・・内容的には同じみたいだね。うーん、考えられるとしたら、[恋人]の効果でリスと何かしらの繋がりが出来たから、数が共有されたとかかな。まぁ、あんまり深く考えることでもないでしょう。

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そういえば、一番早く食べ終わったみたいだから、先に食器を洗っておこうかな。まぁ、私が洗う物なんて、箸と茶碗と皿の三つしかないんだけどね。えっと、魚の骨を流しに入れてっと・・・〈クリーン〉〈クリーン〉〈クリーン〉。よし、これで終わりっと。

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全員食べ終わったみたいだね。まぁ、個別によそっていたのが<ご飯>と<鮭の塩焼き>だけだったから、その二つしか食べなかったのもあって私が一番早く食べ終わったってだけなんだけさ。

 

「あと片付けってどうしますか?」

 

「キッチンは広いんだし、いつも通り全員でやればいいんじゃないの?」

 

「いえ、一応お客さんもいますから」

 

「私も手伝うよ」

 

「ほら、この子もこう言っているんだし、全員でやるわよ」

 

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ふー、終わった。まぁ、魔法も使っているからそこまで時間は掛かっていないんだけどね。

 

「そういえば、聞くの忘れていたけど昨日植えた木って何の木だったの?」

 

「えっと、松の木だよ。ただ、木に関する知識は前前世の時にうちで育てていた果物系の木が殆どだから、育て方なんかは分からないけど」

 

「じゃあ、何で松の木にしたの?」

 

「ほら、果物系の木って寿命が短いのが多いじゃん。だから、ボク達がいつまで生きられるか分からないし、この世界から離れた後に再び訪れる機会があるかもしれないから、世界樹以外にも長い間残せる物があるとしたら松の木くらいかなって。何か松の木の寿命は結構長いらしいし」

 

「リスってそういう所は色々と考えているんだね」

 

「失礼な。ボクはいつもちゃんと考えて行動しているよ」

 

「いつも?小学生くらいの頃は結構考えてなかった様な気がするけど」

 

「若気の至りなんです。それに、当時はリアだって似たような感じだったじゃん」

 

「リスよりかはましだと思うよ」

 

「うー、そうかもしれないけど」

 

私は、考えても実際に行動に移すことは殆どないけど、そういった迷いが少ないのは本当に尊敬しているんだよね。真さんみたいな迷ってもしょうがないから行動する、みたいな脳筋思考じゃない所とか。まぁ、絶対に口には出さないけどね。そういえば、さっき見た解析内容をリスにも見せた方がいいかな・・・〈情報公開〉っと。

 

「・・・これどう思う?」

 

「うーん、どういう風に孵化するのかは気になるけど」

 

「けど?」

 

「まず、<孵卵器>ってあったっけ?」

 

「確認してみないと分からないと思うけど、確か朱雀と玄武に使った<孵卵器>が残っていたと思うよ」

 

「確か四獣計画だっけ?昔、リアと真と琴音が面白がって始めたやつだよな」

 

「そうそう。正確には私は手伝っただけなんだけどね。琴音さんも本当は十二支を全部揃えたかったらしいけど、管理が行き届かなくなる可能性が高いから、龍と虎と鶏と蛇の四体だけを眷属にしたんだよね。まぁ、蛇単体で玄武と言えるかは微妙だけね」

 

「あくまでも契約出来るのは十二支の獣だだから、亀がいないのは仕方ないだろ。それに、いくら琴音が契約出来る眷属の上限が増える能力を持っていたとしても、眷属全てを管理出来なければ意味無いからな」

 

確か<孵卵器>は、私が趣味で買った物だけど、実際に使うのは琴音さんだからあげても良かったんだけどね。値段が値段だから受け取れないって言われちゃったし。そのおかげて、今残っているんだけどね。

 

「そうなんだよね。えっと、話が脱線してきたから戻るけど、朱雀と玄武が使った<孵卵器>でもいい?」

 

「普通の<孵卵器>なら汚いと思うかもしれないけど、あの値段が高い<孵卵器>なら色々と機能が付いていたから別に大丈夫だよ」

 

「分かった。でも、いつ頃孵卵器に入る?」

 

「今日はボクが選んだ草花の種とリアが複製した木の苗を植える予定だから、それが全部終わってからでいいんじゃない?」

 

「まぁ、それが無難かな。ちなみに、種ってどれ位なの?」

 

私は1000個作っちゃったから量が多いと結構大変そうなんだよね。

 

「まず、昔惑星改造について調べたら確か藻類の種を空中に撒けばいいって書いてあったから、いくつかあった藻類の種を100個適当に撒いて、五穀の種が100個ずつに10種類の属性草の種が20個ずつに、百合と薔薇の種が100個ずつだよ。つまり、合計1000個かな」

 

「五穀って麻、麦、米、黍、豆の五種類のことだっけ?確か錬成における植物系の基本だよね。というか、育てるのが難しそうなのが多くない?」

 

「そんなことないって。まぁ、育つ季節の関係もあるから、しばらくはビニールハウスで育てる必要があるけど」

 

「こっちも苗が1000個あるから合計2000個だね。凄く多いけど、一日で終わるかね?」

 

「って何でそんなに複製したのさ。まぁ、皆で手分けしたら終わるんじゃない」

 

「1000個も種を用意した人に言われたくないよ」

 

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「あっ、ユウさん言い忘れていたんですけど、その指輪って着けてから12時間は外せないんですよ」

 

「は?」

 

やっぱりそういう反応になるか。

 

「正確には外そうと思わなくなりやすいですし、外しても効果が持続します。余程のことがない限り壊れませんけど、変身中に壊れたら戻れなくなりますので気を付けてください」

 

「なんで、そんな物渡すんだよ」

 

「その、私は知らない人と話すのが苦手なので、作ったはいいものの知人は用心深いので効果を効果を知るなり付けずに返してくるんです。なので、今回は張り切って押してみました」

 

「てか、それ絶対ちょっとした呪いの道具だろ」

 

「リスが作った一度性転換すると永久的に戻ることが出来ない薬<永久薬>よりかはましです」

 

「比べるものがおかしいと思うからな」

 

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何とか一日で終われたよ。実際まったく疲れてないんだけど、作業ゲーは以外ときついのです。

 

「翠君とノアさんはいないけど、四人で一緒にお風呂に入るのは懐かしいね」

 

「そうだな。ユウも一緒に入れば良かったのに」

 

「流石に普通の性自認も性趣向を持った男の子にそれをさせるのは酷だと思うわよ」

 

「アタシはちょっと、ユウっちの女の子ボディを見てみたかったんすけどね」

 

「時間が来たら男に戻っちゃいましたしね。指輪も返してきそうでしたし」

 

「まぁ、ボクも慣れたから普通に入っているけど、昔のままだったら似たような反応をしていただろうしな」

 

「そうかね」

 




・一応、内宇宙の中なので外宇宙から来た主人公達は異界から漂流して来た、ということになっています。

・多分ユウ君なら一緒にお風呂には入らないだろうな、と思ったので先に男に戻ってもらいました。ちなみに、四人がお風呂に入っている間にユウ君は夕食を作っています。

・『竜』
元々のイメージとしてはカーバンクル。次話で登場予定なのであまり詳しくは書かないが、少し大きめの猫に翼が生えた様な見た目をしている。そして、額には『竜眼』が埋まっている。殆ど没にした初期案がクトゥルフ神話の『ヨグ・ソトース』の様な見た目だったので、触手を生成出来るという謎設定が残っている。

・属性草
異世界産の植物。正確には別の名前だか主人公達は属性草と呼んでいる。

・ノアさん
未来の日本から異世界に転生した人で、前前世の主人公達の召喚を手伝った人。主人公達が死にそうだった時に、自爆攻撃で敵を倒して死んだ。〘方舟〙の元リーダーで、純は副リーダーだったので、ノアの後を継いでリーダーになった形になる。
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