朝起きました。もうね、夢の中まで狩人侵食してきてたよ。あの高濃度砂糖空間を見せられた身としては、納得せざるを得ない。
一言にするなら主人公くん、DT卒業がアレなら勿論他の人考えられなくなるよね。わかるわかる。
わかんね…。
だって経験ないし、目だけ肥える。この身が辛い。童貞にこの仕事つらすぎん?
あー、目覚め最悪だけど今日もお仕事頑張るぞい!
さて、どこから手をつけたものか。女と絡ませると即結婚して定職ついちゃう系男子だからな。ハーレム作るって夢はどこに消えたよ、人としては正しいけどよ…主人公くんは真面目かよ!
仕方ねぇ、男の娘にしてみるか。見た目はロリッロリッでもうたまんないくらい可愛いし、従順素直で甘えてくる系な。だが、師匠で男だ。
レツゴー、ロリ師匠^ ^
【悲報】主人公くん、両刀のけがある【1ヶ月で抱いた】
いや、流石にスペック高すぎたな。反省反省。
もうちょいグレード下げよ、グレード。
【驚愕】抱くまでの時間早くなる【三週間】
えぇっ…なんでよ、女の子にしか見えないってよりも、ショタっぽいやん。50%男の子でダメならもっと割合あげてみるか。
【完全にアウト】バイです【なお、一週間】
主人公くんの知りたくない一面を把握してしまったわ…。ショタ好き判明。こういうハーレム作りたいのか。ついでに女も行けますみたいな。へー…
あああああああああ!!もう!!無理!!誰かと二人で狩人ムーブはダメだ!やめよ、やめやめ!
ギルド登録手前までやり直ししまーす。
で、戻ってきましたギルド入り口。
偉そうな両開きの扉で無駄にでかいけど、これ耐震強度偽装されてるし築30年で限界きてるからな。はよ建て替えろこの建物…ギルマス無能。
ま、それはさておきどうするかね。誰にも師事しないで冒険者なれるのか主人公くん。グロ多いぞ?楽じゃないぞ?老後も保障されてないぞ?それでもやるのか?
やるみたいです。
でも、お金が一銭もないので土方の仕事斡旋してもらったみたい。変なパジャマなのに優しい人たちで良かったね。(ヤベェやつだから体良く追い出された)
初期装備配置するかはこの出来次第だ。頑張れ主人公くん。
意外とやるやん。…って、違う違う、才能与えてたわ。それは五臓六腑の大活躍するよな。ぜひ明日もきてくれって言われてまんざらでもない顔してる。
次の日も
その次の日も
1年後も、10年後も、50年後、そして…
首都〇〇は洗練された街並みを高く評価をされている。この街は柔らかくも温かみのある木造建築が立ち並ぶ。人工建築材に一切頼らず、自然本来の形と素材にこだわることで独特の風情ある景観をつくりだしている。
美的、 歴史的文化財産として不可侵の条約が数多くの王国、帝国、連合国などと結ばれている。
力を用いず、平和を作り出した異彩の存在『オリヌシ』。この人がなくなってもなおこの街を守り続けることは可能なのか、不安視する冒険者たちの声は多い。
オリヌシ没後1年。ギルドは今その力を問われている。
-ギルド新聞一面、オリヌシを悼むより抜粋-
偉大なる村人END
想像以上に影響でかい。しかも、普通に偉人クラスの仕事ぶり。下手に俺TUEEEEしないでこのままのが世界の為になるのでは?
悔しい!俺TUEEEEをサポートしなきゃ行けないからリセットしなきゃいけないだなんて。ビクンビクンっ!
斡旋先変えるか。じゃあ、パン屋で。
することといえば、売り子ぐらいなもんよな。流石にパジャマはまずいって事で制服貸してもらえるみたい。良かったね、現地に馴染めるよ主人公くん!
可も不可もなく1日目の仕事は終了。ギルドの人も気を利かせたのか、住み込みで1ヶ月で契約していたようだ。身元も分かんない怪しい人間をよう雇いますわ(クソデカため息)
2日、3日と何も起きずに経過。流石にバイト経験もあるし現代で高卒クラスの学力あるから邪魔にはならんか。お金をある程度貯めたら冒険を始めるんだぞ。食事も出してもらってるんだからお金貯めれるでしょ。
一週間後、勤め先のパン屋のおばさんが気を利かせてお小遣いを渡す。人情味溢れます、源泉掛け流しかよ(褒め言葉)
あんたみたいな子が1人で頑張ってるのを見たら応援したくなったとの談。好きなもの食べてきなとランチ一食分くらいの金額。
それを持って何買ってくるかと思ったら、主人公くんお世話になってるからって花束買ってきたよ。偉い。
おばさんちょっと感動して涙目。言葉では子供が何気を遣ったんだよ、馬鹿だねぇなんて言ってる。でも笑顔です。 その日の夕飯は初日に主人公くんが美味しいって言っていたお肉料理が出てたそうな。
主人公くん、翌週もお小遣い貰う。今度はおばさんも何処かで食べてくるように釘さした。オススメは街の小さな食堂。行かなかったら食堂の奥さんとは仲良しだからバレるよですって。まるで家族のようだ、ホームドラマかな?
その食堂に着くと、主人公くんがボーイミーツガールしてます。給仕してるのは食堂やってる奥さんの娘、年代も主人公くんに近い17歳。初友達、仲良くしてあげてな。
…あれ?なんかこれルート入って…
1ヶ月後。
僕は冒険者になろうと思っていた。せっかくの異世界ファンタジーなんだ。神様から貰ったこの才能があれば大抵のことはできるだろう。どんなものになることだってできるかもしれない。
でも、もう必要ない。
僕みたいな根無し草の不審者を、おばさんは本当の息子のように受け入れてくれた。おじさんは無口で教え方は厳しいけれど、パン屋をお前になら任せてもいいとお墨付きをくれた。その言葉が、本当に、本当に嬉しかったんだ。
それに、食堂のおばさんがふと漏らした一言が僕に決断を促した。
「パン屋の奥さん、君が働き出してから明るくなって昔みたいに生き生きしているんだよ。口では常識知らずでほっとけない大馬鹿息子が増えたなんていってるけどね」
おばさんは初めて僕にあったとき、驚いた顔をしていた。その理由が今なら分かる。昔、亡くなった2人の息子さんと顔が似ていたのだろう。だからこそ、こんな怪しい僕ですら受け入れてくれた。
言わなきゃいけない。優しさに甘えてばかりではいけない。このままずっとここに居たいと願う気持ちは僕の甘えなのだから。
「1ヶ月間、お世話になりました」
「そうかい、寂しくなるね」
それでも、僕は…
「あっ、あっ…あの!!」
「どうしたのかい?」
「お願いがあります!」
ここにいたい。
「僕を雇ってください!お仕事もっと覚えて、お二人の邪魔にはなりません。お給料も無くてもいいです。だから…ここにいさせてください」
「……本当に?」
「お願いします!」
「ふっ、どうしようもない馬鹿だねぇ。頼み方とかタイミングとかあるだろうに」
「でっ、でも」
「雇うとなったら容赦しないからね。覚悟しなよ馬鹿息子」
「ありがとうごさいます!!頑張ります!!」
きっとこれから、僕は異世界で生きて行くのだろう。この先には冒険もハーレムもお宝もないかもしれない。でも、あったかくて素敵で平凡な日常が待っている。
平凡な村人END
小さな幸せをコツコツ積み重ねるって素敵だよな。権力やお金じゃ買えない幸せがそこにはある。
その後、食堂は美味しいパンの出る食堂ってので人気も出て繁盛しました。もちろん給仕ちゃんとくっついて3人の子供が生まれた後、孫も生まれて家族に見守られて他界しました。
ちなみに1番の見所は給仕ちゃんにプロポーズするシーンな。付き合って3年、真面目に溜めたお金で指輪買って渡すんだが、ベタなのに良いんだよ。純粋とか素直さが出てるから心地いい。
しかーし、残念だけど異世界ハーレム俺TUEEEEじゃないんだよ。人生的には勝ち組なんだが、趣旨にあってないからリセット。見ていて安心感あるホームドラマ感ぱなかった。
今はいい気分で寝られそうだからここまでにしておくか、ここからまた汚い主人公くんは見たくない。冒険しない問題点が死ぬほどやばいから棚に上げているわけではないからな。決して!!