パーク職員です。(完結)   作:ハヤモ

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駄文更新中。
なんとかENDまで進ませたい……一応、構想は出来ております。
未完放置は回避したい この頃です……。


東へ。

 

東には最後の四神、セイリュウがいる。

アプリ版から考えるに、他の3獣と違って冷たい性格だ。

良くも悪くもクールビューティ。 水を司る関係か。 なんにせよ、協力して貰わねばならない。

そんなセイリュウは、パーク最東方に位置する湿原地帯に居を構える。

例によって道中色々あり、彼女が試しているのか豪雨の中を進んでいくと龍のフレンズと出会う事が出来た。 セイリュウだ。

 

 

「私はジャパリパークの東方を守護する者、四神獣のセイリュウ。 清き水の力と誇りの尾で一切を救済することが私の務め」

 

 

他の四神と異なり、威厳があるようにも感じられる。 見た目は全体的に青く、ツインテール。 太く、長い龍の尻尾。

もちろん女の子の姿なのだが、その力は凄まじい。 畏怖しつつも、しかしお願いしなければ。

 

 

「杏樹と申します。 助けを求めて来ました」

 

「良いわよ。 行きましょうか」

 

「そこを何とか……へ?」

 

 

思わず情け無い声が出た。 女みたいな声……って、今は女だったわ俺。

 

 

「何してるの? 早く行くわよ」

 

「怒ったり拒否ったりしないんで?」

 

「して欲しかったかしら」

 

「滅相も無い」

 

 

覚悟していただけに、拍子抜けだよ。 上手く行く分には良いんだけどね。

でも、何でまた?

 

 

「疑問? 私、地獄耳なの。 何処にいても聞こえるから。 特に貴方の行為は」

 

 

プライバシーって無いんですかね?

今はソレで助かるから良いんですけど。

 

 

「助かりました。 お願いします」

 

「特別よ。 パーク困窮の事態なのだから」

 

 

そう言ってツカツカ歩いて……尻尾を消すと車に乗り込んだ。 消せるんだね、尻尾。

 

 

「消せるんだね、尻尾」

 

 

素直な感想を言うのはワンコなニホンオオカミ。 失礼じゃないとは思うけど、発言に気をつけるように。

 

 

「あら。 貴女達も消せるわよ。 けものプラズムで構成されている子ほど意識すればね」

 

「ぷらずむ?」

 

「研究所で教わらなかった?」

 

「あー、セイリュウさま。 火口へ急ぎましょう」

 

 

話を遮るようにして、運転席へ。

あまり この手の話は、今はしたくない。 カコの件もある。 古傷を抉られるかのようだから。

それを察してか、ふたりとも 何も言わなくなった。 すまない。 そう、心に思いつつ、アクセルを踏む。 車は素直に火口方面へと進んだ。

 

 

「色々、貴方も あると思うけど。 カコ博士とは仲直りしなさいよ」

 

 

お節介、ありがとうございます。 そうしようと思いますよ。 ずっと引きずっていてもツライさんだからね。

自然とアクセルを強く踏む。 それは苛立ちかパークへの想いからか。

たぶん、両方だ。 そう言い訳しておく。

 

 

「…………火口には、既に3獣が いるかと思います。 そうしたら」

 

「現地を見て、結界を予め張る必要があれば 皆でそうするわ。 心配しないで頂戴」

 

「どうも」

 

 

都合良く事が進むのは大好きだよ。

このまま、何もかも上手くいけば良いのだが。 逆に、ここまで上手く言っていることに薄ら寒さを感じるが……考えすぎだろうか?

 

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