短編集 アインズの召喚   作:にゃんこの助

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ナザリックと空手家

 

ナザリック地下大墳墓第六階層円形闘技場でアインズとフォーサイトのメンバーが対峙していた。

 

リーダーのヘッケランとアインズの交渉は決裂、死を覚悟しフォーサイトは向かっていく、その時何所からともなく道着を着た人間の男二人が現れた。

 

「オイオイオイ」

 

「死ぬわアイツ」

 

ほっそりした男とふっくらした男、どちらも人間にしては鍛えこんでいる様だ。

 

そんな中武技や魔法を使いフォーサイトは果敢に攻めている。

 

「ほう武技ですか… たいしたものですね」

 

何処からともなくまたしても人間の男が現れた、その男は眼鏡をかけており先ほどの男達より年上の様だ。

 

「武技はこの世界の者たちが使うオリジナル技能らしくアインズ・ウール・ゴウン様も研究されるくらいです」

 

そう眼鏡の男が説明している時何所からともなくランナーが三人走って来てそのまま何処かへ走り去ってしまった。

 

「なんでもいいけどよォ」

 

先ほどのほっそりした男が話始める、しかし隣にはふっくらした男ではなく眼鏡をかけた別の男だった。

 

「相手はあのアインズ・ウール・ゴウン様だぜ」

 

そんな二人の話に年上の男が答える様に、しかし先ほどの説明の続きを話始める。

 

「それに隙のない援護攻撃と魔法攻撃、これも即効性の連携攻撃です しかも信仰系魔法詠唱者の魔法もそえて攻撃バランスもいい」

 

そう話していると最初のふっくらした男が戦いを目を細めて見ている、そんな事はお構いなしに年上の男は更に説明を続ける。

 

「それにしても突発的な戦闘だというのにあれだけ連携できるのは超人的なチームワークというほかはない」

 

一連のやり取りが終わった時ヘッケランが自身の武器を見つめ呟く。

 

「よし… と―――」

 

その一連の流れをナザリックの者達は何とも言えない顔で見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アインズとフォーサイトが対峙する前日アインズは帝国のワーカーを招き入れる作戦にまだよくは思っていなかった、この思い出の詰まったナザリックに… と思っていた時ある事をふと思い出す。

 

「仕方ない事だ、うじうじ考えてても仕方ない… 実験だしあのアイテムでも使うか………」

 

そうして取り出したのは召喚用チケット、ある格闘技マンガとのコラボ時に手に入れたガチャアイテムの外れ枠。

 

通常アイテムは使えるのは実験済み、ならばコラボアイテム等の特殊アイテムは使えるのかを試す為、そして召喚された者はその性能を発揮するのかを。

 

使用したアイテムは消え召喚は成功されたのだが一瞬道着を着た男達が現れたと思ったら何処か得消えてしまった、何故だと思っていたアインズは思い出す。

 

「はぁ… その場を説明するためだけの外れモブモンスターだったっけ? 本当にハズレアイテムだな………」

 

 

 

 




グラップラー刃牙の第一話の神心会空手の黒帯の門下生(モブ)達です。

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