デミウルゴスは悩んでいた、アインズから軍事強化の為POPモンスターであるスケルトンやらゾンビやらの雑魚モンスターを指揮し使えるようにせよと。
これだけならデミウルゴスは悩まない、しかしいざ雑魚モンスター達を集め隊列を組ませると見た事のないモンスターが混じっていたからだ。
そのモンスターは一見ただのスケルトンなのだが何かがおかしい、そう四角いのだ、そういう者だと思えばいいのだが30体に1体という割合で紛れ込んでいる。
そして同じようにゾンビにも四角い者が混じっている、今までこの様な者を見た事が無かったデミウルゴスは少し悩んだがそのモンスター達は他のモンスター同様命令には忠実だったのでそのまま使う事にした。
ここまでは良かった、隊列を組ませ各モンスター別で装備を見て行くときに異物を発見した。
列の最奥に一匹ぽつんと緑色の何とも言えない四角いモンスターが居た、手はなく足らしきものは4つで長方形の体に四角い頭、観察しようと近づくと「シュー…」っと唸るような何かが燃えているような何とも言えない声を出したのだ。
一瞬足を止めたがレベルが低いモンスター、そして命令に忠実に隊列に参加している事から大丈夫だろうとそのまま更に近づき手で触れれる距離まで来たときデミウルゴスは光に包まれた。
デミウルゴスは目を開けた、見えた光景は自室の天井だ。
「デミウルゴス様、体調はどうですか?………あっ、わん」
自分はいつの間にか寝ていたのか?などと考えたが声の主ペストーニャを見て考えが纏まってきた、たぶんではあるがあの緑色の四角いモンスターが攻撃をしたのだ。
ペストーニャに今までに何があったか聞くといきなり目の前に黒く長方形で手足の長い者が現れたかと思うとペストーニャを抱きかかえこの場所にワープしたのだそうだ、そしてベッドで横になっている私を見て驚いたそうだ、服は所々焼け焦げ眼鏡にはひびが入り身体中に土埃が付いているのだから、急いで治療をし今に至る。
ペストーニャの話を聞いて周りを見渡したが先ほど言っていた者は居ない、この場所に居るのはデミウルゴスとペストーニャだけだ。
とりあえずペストーニャには通常業務に戻ってもらった、そして自分は自身の考えが合っているのかを確認するために再びあの雑魚モンスター達の元へ向かったのだった。
「何でありんしょうこの緑色のモンスターは」
戻ってきたらそこには先ほどの緑色のモンスターに近づくシャルティアが居た、近づくのをやめさせようと声を出す寸前、緑色のモンスターは爆発した。
急いで近づくとそこにはデミウルゴスと同じような状態のシャルティアが気絶していたのだった。
マインクラフトのモンスター達です。