短編集 アインズの召喚   作:にゃんこの助

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ナザリックと反乱軍

アインズは頭を抱えていた、事はカッツェ平野での大戦の時に遡る。

 

 

 

帝国軍と手を組み王国軍を殲滅する、とても簡単な事だ、しかしアインズ・ウール・ゴウン魔導国として今回は出陣する事に思う事があったのだろうと今は思う。

国として出兵するのであれば軍を率いていた方がいいと思ったのだがナザリックの兵は極力出したくない。

ならばとヴァルキュリアの失墜後3回目のコラボ時に出たガチャのレア枠アイテムを使う事にした。

そのアイテムはスクロールで、書かれている物は赤色で中央に白丸があり中に黒のバッテンが描かれた国旗の様なマークだけである。

「反乱軍のカリスマ元帥」をアインズは使ってしまったのだ。

 

 

 

夕日が沈むアインズ陣営の拠点に軍服で眼帯をした髭の男が召喚された、そこでアインズは嫌な予感がした、本当ならばこの男の他にこの男の兵が現れるはずなのに現れないからだ。

召喚された男は腰に手をやりガハハッと笑う、この場に居たマーレは不敬だと思い握っている杖で攻撃しようかと動いたが直ぐにアインズに止められた。

そして笑ったあと男は右手を前へ突き出しアインズに人差し指を向ける、すると男の背後に大きな、もうそれは大きな黒く禍々しい転移門が開いたのだ。

 

 

 

アインズは焦った、流れるはずがない冷や汗が大量に出るくらいに焦った。

転移門からは召喚した男の兵士と思われる者達が次々と現れる、途切れることなく次々と。

兵だけではなくヘリや戦車に戦闘機に飛行船、バイクに車に船にロケットに宇宙船に宇宙人に未知の乗り物までそれらはこの拠点内では収まりきらず拠点外、帝国陣営の拠点をも飲み込みその数何と100万を超えた。

この数に敵である王国軍だけでなく味方である帝国軍にナザリックの者も驚き混乱を巻き起こした。

 

 

 

その後アインズは帝国の者に詳細を聞かれ適当にごまかしたり皇帝との約束である魔法を使わず召喚した兵で王国軍を蹂躙したりなんやかんやあったが無事この戦を終わらせたのだった。

 

 

 

 

 

 

話は冒頭に戻りアインズは自室で頭を抱えている、この大量に召喚された兵たちをどうすればいいか解らずとりあえず最初に召喚した男にトブの大森林で適当に過ごさせることを言い渡した。

アルベドやデミウルゴス、パンドラズアクターにもこの状況について説明し事態を収拾できそうな案を導き出した。

 

そして数日後その案を実行しに大森林へ向かうとそこには1つの都市が出来ていた、それはもうアインズが、いや鈴木悟が住んでいたリアルの世界と何ら変わりのないとても科学が発展した大きな大きな都市が出来上がっていたのだった。

 

 

 




メタルスラッグのデビルリバース・モーデンとモーデン兵達です。

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